08/02/11 23:19:30 XopfPRZC
渡部昇は外に出て家の前に駐車してあったライトエースの荷台から箱に入ったままの新品の電気ごたつ(あるいはタイム・マシーン)を出し、それを僕の部屋に運び入れ、かわりにナショナルの『ほかほか』(あるいはタイム・マシーン)を抱えて持っていった。
「いつもすみませんね」と言って運転席から手を振った。僕も手を振った。それから僕は部屋に戻り、みかんの続きを食べた。
あるいはドーナッツ的な何かかもしれないが、それは僕にはわからないことだ。
114:名前はいらない
08/03/01 10:58:09 pO5ar3p/
ポエム
115:名前はいらない
08/03/30 17:05:57 /DBH3KLL
さ
116:名前はいらない
08/03/31 13:45:07 kgjXs8r6
ばかうけばかうめくりやまべいか
117:名前はいらない
08/04/04 01:32:28 bU2pYn1s
age
118:名前はいらない
08/04/04 02:04:58 YUeYxMR+
「だからね、ときどき俺は2chを見回して本当にうんざりするんだ。どうしてこいつらはうpというものをしないんだろう、うpもせずに不平ばかり言うんだろうってね」
僕はあきれてギコさんの顔を眺めた。
「僕の目から見れば2chの中の人々はずいぶんあくせくと身を粉にしてうpしているような印象を受けるんですが僕の見方は間違っているんでしょうか?」
「あれはうpじゃなくてだだの拾いだ」
119:しん ◆s6nhzTeSbw
08/08/12 23:08:48 Z7oT7lML
僕も鼠の手紙好きだよ。
120:ローカルルール変更議論中@自治スレ
08/08/20 13:04:51 XxhCf9oH
「オナニー」
ジャンプしながらオナニー
隣の奥さんをおかずに
強く握って激しくこすって
うんこをもらしながら昇天
確認するように大声で
イッたよ、イッたよ
って言う
床に撒き散らした
ザーメンを体に塗りつけて
えびぞりながら
もらしたうんこを拾って食べる
そう
素敵な村上春樹を読みながら
121:まちぼうけ
08/11/07 00:50:24 wdWUdQ7b
皆さん、もっとインテリ口調で
122:名前はいらない
09/01/24 04:17:46 qJbsiLyC
村上春樹でポエム…
どっちかっつうと「ヤクルト・スワローズ詩集」を連想してしまつた。
123:名前はいらない
09/06/30 15:59:05 708Mrw86
ポエム!
124:名前はいらない
09/06/30 16:52:01 iZBo/Zl5
ポエム!
と言ってもここ(詩板)には春樹好きはいないみたいだね。
やれやれ。
125:限りなく透明に近い冷麺
09/08/01 17:09:37 +6UXl9rL
そのとき僕はゲティーセンターの芝生で昼寝をしていた。
7月のはじめにしては気持ちのいいくらいに晴れた日の午後だ。
夢の中で僕は、形のいい乳房の女の子がやみくろに襲われるのところを救っていた
「あなたはなにもわかっていないわ。」僕が彼女を救うと、彼女は言った。
あるいは僕が僕自身にそういったのを聞き間違えただけなのかもしれない。
そうして僕は夢から目覚めた。
家を出る時に持った来たビールをスバルのトランクにあるクーラーから取り出すと
よく手入れされた芝生の向こうに見える双子の女の子を眺めながら
冬眠から目覚めたばかりの熊が泉の水を飲むように ごくごくと飲みこんだ。
126:名前のある陶器 ◆HB.VSWWb7w
09/08/21 22:28:08 o68CdAJ3
やれやれ。
ヘッドフォンの中のトム・ヨークの声に耳を傾けながら、鼠が掌を繰り返し翻すのを眺めていたら
太陽は残らず自身を暑苦しい口で平らげてしまったらしい。
僕がトム・ヨークの冷たい悲愴と喜びを、親指で強制終了するみたいに。
ところでこのバーの近くで、青いブラウスの双子が「おやすみ」と笑って走り去り、沢山の人の脳裏に4文字の時限爆弾を仕掛けていったらしい。
君、そして鼠と僕にも、それは確かに設置されていた。
僕は壁に向かっておやすみの歌(これは斎藤機械人が夏の終わりにぼやいていた歌だ)を呟き
今日は彼のようにSexについて考察するのを辞め、泥のような眠りに自身を沈ませようとした。
鼠は井戸の中で掌を翻すのを辞めただろうか。
緯度の向こうでトム・ヨークが嘆いていることに気付いただろうか。
パスタの予備は切れていなかっただろうか。
それは爆弾を投げ散らかしてSexを語る斎藤機械人ですら、知らないと思う。
僕は時限爆弾を枕元におき、Sexも鼠もその隣に横たえた。
おやすみ。
やれやれに準えた、Sex嫌いの鼠たち。
鼠がちら、とだけギネスビールに塗れた、僕の泥を見ていた。
127:名前はいらない
09/08/23 04:28:22 sqcnXYTM
「ストッキングはね、親指の爪がのびたままだとすぐに伝線してしまうのよ。」
彼女はそう言って、少し冷めたコーヒーに口をつけた。
もう冬が近づいている。
128:名前はいらない
09/11/26 12:20:48 Wg3aTLem
あ
129:ボー ◆9E9rclwVwE
09/11/26 13:15:54 CnSv5TCV
ダンキン・ドーナツ、これいくら?
ダンキン・ドーナツ、ねえあなた
ダンキン・ドーナツ、口や手で
ダンキン・ドーナツ、してあげる
*
ダンスダンス、踊りたい
ダンスダンス、世界が終わろうとも
ダンスダンス、そのステップ
ダンスダンス、止めないで
*
彼女のことを想ってマスターベーションをした。
消えていく景色を僕たちはつなぎとめることができない。
それでも手を伸ばす。その先に、ユミヨシさんがいる。
*
ダンスダンスダンス、踊り続けることさ
決してやめちゃあいけない
羊はそう言った。
「だけどムニエルさんは死んでしまった。つまり、われわれは頼るべきものを無くしてしまったんだ」
羊は一瞬困った顔をしたが、すぐにいつもの羊らしい、感情の抑制された顔に戻った。
「彼はあんなに注意深い人だったのにね、キンと冷えたビールを飲んだ時、一瞬気がゆるんでしまったんだ」
やれやれ。
われわれはピナコラーダを飲み干してから、突然、眠気に襲われ、深海魚の見る夢のような深い眠りの底へ落ちていった。
130:ボルカ ◆6kB1JyG4Xo
09/11/26 20:56:29 I0y6m+xR
正しいやりかたで
ワイシャツにアイロンをかけるってことは、
君が思っているよりずっと大事なことだよ。
いつか繊細なフェミニストが
それについて語るとしたら、
歴史ははたして変わるだろうか。
サンドイッチにも作り方はあるし、
絶望にもやりかたがある。
壁をすり抜けたら、ロジンの描いた群集がいたなんて、
そんな話は
もうやめてほしいな。
そんなことより
風の歌を聞け!
131:名前はいらない
09/12/20 16:49:50 ITmnS4T0
まったく、良いスレだ。
132:名前はいらない
09/12/28 14:42:23 fOg5YvEn
ただいま、ジェイ。
ここのカキコを見てると、暗い井戸の底を覗きこんでいるような不思議な気分になるよ。
1Q84が出版されるずっと以前に、私は小説を書き始めた。猫の物語だった。
小説を書いていた当時、私は父に会いに行って子供の頃から思っていた不満をぶちまけた。そして夜には月を見て祈っていた。
小説の主人公の女性は最後に自殺する予定だったんだけど、自殺の終わりっていうのは救いがない気がして悩んでいた。
ぼんやりテレビを見ていると飯島愛が死んだニュースが流れてきた。私は小説を書くのを止めた。
しばらくして、1Q84が出版され、それを読んだ私は自分の住んでる世界が村上春樹の物語みたいでギョッとした。でも私は橋を焼きたくないんだ。壁を壊して橋をかけたい。例え現実は、壁に塞がれ干からびた井戸であったとしても。
私は猫の町から戻ってこれないかもしれない。2つの月に住む私は夜空を見上げた。
緑の月をそっと指先で摘まみ掌にのせる。しわしわのグリンピースみたいな小さな月は、暖かく柔らかな光りを放っている。
私はそれを口に放り込みゆっくりと噛み砕いた。
133:名前はいらない
09/12/29 23:17:57 ZY9xQAf/
例えば
正しいやり方以前に
アイロンがないのが今のところの世界かもしれない
もしくは
じゃがいもを正しいやり方で調理すると発癌性物質が大量に発生するんだ
そんな正しさなんだ
分かるかい?