【短い】五行歌スレッド【簡単】at POEM
【短い】五行歌スレッド【簡単】 - 暇つぶし2ch2:木野 実
03/10/02 20:06 MZ5zVTzW
つらつらと日は過ぎ急ぐのに
何も変わらぬ今日がある
君への想いは、確かに、ここに
そちらへ持参しとうございます
この丸木を渡ればすむのでしょう

3:木野 実
03/10/02 20:13 MZ5zVTzW
ただ、ただ広がる蒼き海

碇をおろすのはまだ早い

帆を張れば、確かに感じる

希望という確かな風を受け入れて

航路は未来へ


4:木野 実
03/10/02 20:16 MZ5zVTzW
五行詩むずかしい・・・。

5:木野 実
03/10/02 20:24 MZ5zVTzW
静かな湖畔で君の名を
大きな声で叫んでみる

少し悲しくなった

君も呼べば良かったよ
少しの勇気が足りなかった

6:木野 実
03/10/02 20:31 MZ5zVTzW
君と触れ合う時間は、
日常以上に、
ふにゃけているから
非日常的に、
硬い硬い実に成り申した

7:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/02 20:33 24+NI0uv
時間をめくっても

また時間があるだけ

過去も現在も未来もなかった

君との思い出なんて

見つかるはずもない

8:木野 実
03/10/02 20:35 MZ5zVTzW
あの一瞬で、恋に落ち

あの一瞬に、涙を流し

あの一瞬が、足を止め

あの一瞬を想うがため

前に進みたく想うのです。

9:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/02 20:37 24+NI0uv
月の足音が後ろから

月の冷たさが後ろから

振り向いても

地平線に沈む

三日月

10:木野 実
03/10/02 20:40 MZ5zVTzW
一行目には、僕を
二行目には、君を
三行目には、僕らを
四行目には、未来を
五行目には、笑みを

11:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/02 20:43 24+NI0uv
ほこりの落ちる音が

耳から離れない

ほこりの生み出す光が

いつまでも残っている

白い線 一筋

12:木野 実
03/10/03 02:21 BWg4Ik5i

淡い光に照らされて
落ち揺る粉雪
手のひらにふらり
綿毛の様にふわり
新地を求めひらり

13:木野 実
03/10/03 02:25 BWg4Ik5i
心ここにあらずで
心どこそこ
心はここよと
手をひく
こころ

14:木野 実
03/10/03 02:47 BWg4Ik5i
もともと
生まれはひとつじゃないか
そんなことこんなこと
考え尽きず、過程ばかり
頭悩ます。

15:木野 実
03/10/03 02:51 BWg4Ik5i
ゴム飛びが苦手だった
みんなが上手く飛んでるなか
なかなか飛び込めない

「ゆーびんやさん、お入りなさい。さぁ、どうぞ」
「ありがとう」


16:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/03 08:21 //sTWTwP
空気を

つかもうとして

つかめず

仙人に

なりたい

17:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/03 08:24 //sTWTwP
パンの焼けたにおいと

コーヒーの湯気が混ざって

朝の空気を作り出す

あくび一つに

おはよう二つ

18:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/03 09:18 //sTWTwP
轟音と激震と

強烈な光の中

一瞬だけ咲く花

恐ろしく綺麗な

雲に咲く花

19:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/03 09:26 //sTWTwP
涙の落ちる音が

誰かの笑い声が

空の囁きと海のざわめきが

大地の沈黙と神の言葉が

私を死から引き戻す 引きずり込む

20:仮ナンバー1.04 ◆sUlPr3C7Wk
03/10/03 20:11 F3IfAN/x
時は流れ 色々なものが変わり
色々なものを失い 忘れていく
それでも残るかすかな記憶を
あなたは どう料理して今宵の歌を歌う
私は ただ安らかに眠るだけ・・・

21:仮ナンバー1.04 ◆sUlPr3C7Wk
03/10/03 20:12 F3IfAN/x
導かれて

あなたの体が ここにあり

私は月の光の中で

ただ 猛獣が肉をむさぼっているのを 眺めていた

ただ それだけの夢・・・

22:仮ナンバー1.04 ◆sUlPr3C7Wk
03/10/03 20:15 F3IfAN/x

微かな声が聞こえて 微かに風が吹いた

穏やかなその暗闇の高原で

あなたがそっと私に ささやいた気がした

あなたには もう 二度と会えないと解っても ただ怖かった

23:通行人
03/10/03 20:19 B81jsplG
店先で

金魚売りと

格闘した

パナマの

午後



24:仮ナンバー1.04 ◆sUlPr3C7Wk
03/10/03 20:31 F3IfAN/x

孫悟空という サルが 昔いたそうな

サルは 金色の雲に乗って空を飛んだそうな

その先の 話は 想像におまかせ

なぜなら 私は その先を知らない

孫悟空という サルが 昔いたそうな

25:仮ナンバー1.04 ◆sUlPr3C7Wk
03/10/03 20:32 F3IfAN/x

白い飯と 白い水

赤い羽根と 赤い魚

黒いゴキブリと 黒い枝豆

青い空と 青い顔

緑の栗と 緑のお尻

26:仮ナンバー1.04 ◆sUlPr3C7Wk
03/10/03 20:34 F3IfAN/x

歩いていて サンダルが脱げた少女

彼女は しばらく裸足で歩いた

しかし 砂埃のスゴイその道で

豪雨に打たれて木の陰で休んでからは

サンダルを履いて再び歩き始めたんだ

27:仮ナンバー1.04 ◆sUlPr3C7Wk
03/10/03 20:35 F3IfAN/x

約束を 今まで いくつしてきただろう

そして 今まで 一体どのくらいの人と接してきただろう

そして 今まで 何を得ることができただろう

私たちは 失ったものも多かったはず

これ以上 生きて 何か 意味を見出すことができるのだろうか

28:春日部焔太
03/10/04 10:37 jKO4PXZr
まさかこのスレッドがこんなに伸びるとは・・・。

29:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/04 13:26 uKmtSW2S
伸びてるだろうか

28で、伸びたと言えるだろうか

予想では10ぐらいだったのか

せめて100まで逝ってから言わないか

1よ、あんたがガンバリャ1000までいけるさ

30:春日部焔太
03/10/04 22:30 vob4cK/9
草壁焔太先生には

大学受験でお世話になった

彼の指南書のおかげで

志望校に入ることができた

このスレッドはせめてものお返し

31:名前はいらない
03/10/04 22:50 xrYqDmRP
喉の痛み

たまらない

扇風機を付けて

寝るのはよくない

それに気付いたのは今日

32:カスプ
03/10/04 23:30 /U+WjzRG

闇夜に忍び

忍ぶは想いが

重い面持ち

香(か)の酔にたむろう

いわゆる幻影


33:カスプ
03/10/04 23:33 /U+WjzRG

未知なる言葉

まだ耳に届かぬ

届かぬは言葉だか

見慣れたもの

そう、ありふれた



34:カスプ
03/10/04 23:39 /U+WjzRG

変化を求むは

心などではなく

煙草の先に火をともす

爪先に力を込めた

そんなひとひら

35:ペーパーナイフ
03/10/05 01:05 s91mQIlA
すべて
詰まった
墓の下の
わが


36:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/05 14:10 DWQa+Ma8
ペットボトルに入った水が

揺れている

君が話す度に揺れる

ふらふらと

揺れている

37:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/05 21:52 DWQa+Ma8
沈黙の中

聞こえるノイズ

次第に大きくなる

破れたのは鼓膜ではなく

感情、と呼ばれたもの

38:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/05 21:55 DWQa+Ma8
柱の木目

床に、地に突き刺さり

地中に根を張る

その根から木が生え

また柱となる

39:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/05 21:59 DWQa+Ma8
薄い紙

そこに穴一つ

誰かが開けた穴一つ

覗いてみると

穴がなくなった

40:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/05 22:04 DWQa+Ma8
ため息を紙の上に吐きかけても

文字が浮かぶはずもない

けど

誰かの前でため息吐けば

その人の心に文字が浮かぶだろう

41:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/05 22:10 DWQa+Ma8
秋風が

腐った落ち葉を

生き物のように躍らせる

風が過ぎても

落ち葉は踊っていた

42:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/06 23:01 tIIqaus3
しゃぼん玉

青い空ではじけて

欠片が飛び散った

黒い夜空に

欠片が引っかかっている

43:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/07 00:10 VQM3u5IT










44:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/07 11:53 VQM3u5IT
お前は凍える天の奇跡

雪よ、小さな雪よ

この心を白に染め上げておくれ

ああ、溶けてくれるな

小さな花よ、六花よ

45:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/07 16:33 VQM3u5IT
なんか

考えていたけれど

忘れてしまった

なんだったけなぁ…

まあ、いいか

46:名前はいらない
03/10/07 17:59 RTey4Zdw
じっとりと暗く湿ったその涙は

次の太陽が昇るまでずっと

あたしを枯らし責めつづける


雨が洗い流すまで




ずっと。

47:名前はいらない
03/10/07 18:02 RTey4Zdw
叩きつけられ、振り回され、
愛された記憶も失い
討ち捨てられた


惨めな玩具のように


今ここにいる僕は贋者

48:名前はいらない
03/10/07 18:03 RTey4Zdw
失望と感心が繰り返され
私は私の境界を壊すため

広がる


懐中時計が2度目の旋回を終え
さぁ、今日も夜が始まる

49:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/08 20:03 bccR9gwM
窓のない部屋の中

黒いお盆の上に

パン粉をパラパラ

天の川が

さびしく流れる

50:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/08 21:32 bccR9gwM
明るい夜に

野犬の遠吠え

声が空気を固めて

私たちを見つめる

こんばんは

51:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/09 20:58 6eL12IB6
燦然と輝く銀の剛毛 

月を堕落させんばかりの瞳 

世界の全てを飲み込まんと顎 

希望も切り裂くほど牙 

その威容その妖恐…其が名はフェンリル

52:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/09 22:48 6eL12IB6
水に浮かぶ華は揺れる

さざ波一つで壊れそうに揺れる

水から離れられない華はもう限界

それでも咲き続ける

風が水が命を運ぶまで

53:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/09 22:51 6eL12IB6
深海

その破壊的な水圧に

押し潰されたカップ麺の空箱 

それをじつと感じる深海魚 

一体何を思う?

54:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/10 18:42 oQgqrfNB
白の世界 

1m先も見えない吹雪の世界 

風は止み雪も止み動くものはなくなった銀の世界 

微かに動くもの雪の中から銀のきつね 

その瞳は朱の世界

55:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/10 18:45 oQgqrfNB
ダダをこねる子供 

困惑する親 

横を通り過ぎる通行人 

突然理由もなく湧き上がる 

…殺意

56:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/10 20:13 oQgqrfNB

突然車の前に飛び出したい
そう思うことがある

突然血を吐いて倒れたい
そう考えることがある

そうやって生を健康を実感する

57:名前はいらない
03/10/11 02:33 O6OwQBA2
全てが美しく完結した粗末な物語

永遠の強者たりうる為の片想い
理解するという逃亡、否定という怠惰
広さという不自由、あさましい自由

名前もなく、ただ、冷たく沈殿していく

58:名前はいらない
03/10/11 02:36 O6OwQBA2
癒しも傷も現実感がないので
全ての嘘と協定を結んだ

私の魂は輪廻転生するかもしれないが
私は何者にも生まれ変わる事はできない
私が私を私と確信している限りは

59:名前はいらない
03/10/11 02:39 O6OwQBA2
世界がいかに沈殿していくのか
僕がどんなに冷たい気持ちでここにいるのか

高い頂を見た君の姿が僕に長い影を作る
深く沈殿し、自ら傷つき、
何者かたろうとしても何者にもなりえない不安を抱えて


60:名前はいらない
03/10/11 02:41 O6OwQBA2
汚泥だけ

体にまとわりつくのは、ただそれだけ


私の心はあなたを責め続け、責め続け、責め続け、

許しを求めている。



同じ言葉が繰り返し、執拗に叫ばれ続ける。

61:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/11 12:48 N8Y8dsJX
朝ご飯は舞い降りた 

小さなテーブルの舞台に 

綺麗に並んで 

芳しき香りで誘惑する 

朝の澄んだ空気の下 軽やかに

62:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/11 12:48 N8Y8dsJX
昼の気だるい一時 

子供たちは眠りにつき 

しばしの静けさ 

再び

子供たちが騒ぎ出すまで

63:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/11 12:51 N8Y8dsJX
野犬は吠える 

声を振り絞って 

のどが潰れるのもかまわずに 

恐怖を打ち消すために

夜をふるわせる

64:名前はいらない
03/10/12 22:04 zamUHqRr
自分にだけは気を使って欲しくないなんて
最高の贅沢だってわかってる?
あなたになんて、剥き出しの心は晒せない。
信用なんてできない。
どんなにいい人でも。どんなにやさしくても。

65:名前はいらない
03/10/12 22:12 zamUHqRr
思い出作りなんていう虚言は捨てて。
今だけ、今この瞬間だけ。
着色料のおかしじゃ、力なんてでないよ。

魂から目をそらさないで。
半笑いの集合写真には想いは移せないよ。

66:名前はいらない
03/10/12 22:15 zamUHqRr
好きじゃないってゆうと、
ほんとは好きみたく聞こえるね。
なんであなたのことばかり考えるんだろう。

でもほんとに好きじゃない。
きらいでもないけど。

67:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/12 22:33 nq3HHAVl
座りにくい椅子 

座ってると腰がお尻が背中が痛くなる 

どうしよう? 

なら僕が変わろうか、君に合わせて 

君を削るのは心苦しいから

68:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/12 22:38 nq3HHAVl
憎いニクイにくい…殺したい 

この気持ちが膨れ上がり 

自分を押し潰す 

その時まで心地よく

憎悪に浸ろうか

69:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/12 22:51 nq3HHAVl
アルカリに溶けた自我は 

肉体から解放された喜びに震えている 

しかし所詮灰の中でもがくに過ぎず 

空に掻き消えた儚き

その者

70:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/12 22:53 nq3HHAVl
ギ~コギコギコ 

森中に響くノコギリの音よ 

お前は命を知ってるか? 

何をしているか分かっているか? 

お前の牙は鋭いが、その身はあまりにも細いな

71:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/13 18:41 drkvDZaC
衝撃もなく意識は吹き飛んだ 

ブラックホールまで吹き飛んだ 

意識不明になったことを意識したかどうかは不明 

人生に幕を下ろしてブラックアウト 

さよなら

72:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/13 18:53 drkvDZaC
かたに食い込む重荷 

捨てたくて捨てられなくて 

それだけが心の拠り所だから 

かたを突き破って心臓にも食い込んでも 

痛みに涙して生きていく

73:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/13 22:06 drkvDZaC
とち狂ったか! お前はまだやり直せるはずだ! 

そんな言葉は虚しく穴に落ちていった、穴に捨てていった 

いつか拾いたいと思っても 

二度と拾えない 

オレの方が堕ちているのだから

74:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/14 18:36 T2CJsKfY
心の陰に透明な卵 

気持ちの裏に這っている青虫 

言の葉から飛び立ったきれいな蝶 

そして、

小さく笑顔

75:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/14 18:40 T2CJsKfY
言葉は壁に突き刺さる 

それでも勢いは衰えず 

音速を超えて衝撃波を出すに至る 

周りを巻き込み、破壊し尽す荒々しき言葉 

…それが罵声

76:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/14 19:38 T2CJsKfY
奥の細道ここは故郷  

足跡に喜びを埋めて 

詩情を草葉に書き連ね 

零れる日差しに目を細める 

まだまだ道は続いていく

77:名前はいらない
03/10/15 03:27 u6HdbYkL
いつか
この薄暗い思いの全てをリセットして

“幸せになりましたとさ”

という物語の中の登場人物になるの

きっとそうなの

78:名前はいらない
03/10/15 03:31 u6HdbYkL
私の目は自分を疑った分だけ、
自分が見えなくなっている

その引き換えに

自分が見えなくなっている人が少しわかる

何かの代償が繰り返されていくように

79:名前はいらない
03/10/15 03:32 u6HdbYkL
なぜ誰もが
偽善と同情を混同するの?

あなたの同情がなければ
この世は

こんな寂しいところもないでしょうに

80:名前はいらない
03/10/15 03:34 u6HdbYkL
思いこまされた“真実”も見つからないまま

ただその心だけが知っている
特別になりたい

ただその光だけ見続けることのできる
特別になりたい

81:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/18 20:13 V1W88oJd
身震い一つ

千の炎が上がり

万の命が消え

億の悲しみ

星の寝返り

82:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/18 20:21 V1W88oJd
海に泡

小さな泡

中には螺旋

誰が望んだ?

生命の歴史

83:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/18 20:25 V1W88oJd
緩やかな発展は許されず

異常な速さに思考はずたずたに切り裂かれた

その加速にそのGに良心は踏み潰され

恐怖と快感の入り混じる場所で

死と生は同時に意味をなくした

84:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/19 09:03 FCUugxWe
縄張りに入ったものは追い出す

そこが自分の世界

自分と子供たちのための世界

この小さな世界がなければ生きていけない

大きな世界

85:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/19 12:16 FCUugxWe
闇から伸びるつるは 

足を伝い身体を昇り神経に取って代わる 

感覚は喰われ 

思考は閉ざされ 

朽木と成り果てた

86:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/23 21:36 wmTJrDl+
足音は消えていった

遠く遠く

己の影に呑まれていった

静かに静かに

雨は降り続ける

87:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/25 00:33 DlBzn4O/
炎は燃やしていた

そのビルを

オレの目を

しかし風は冷えきっていた

オレの心も冷たく固まっていった

88:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/25 10:45 DlBzn4O/
蝶の通る道

空にある道

ふらふらと飛んでいる蝶

だけどそこに道が見える

風が道を乱す

89:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/25 21:13 DlBzn4O/
何かに導かれ行く

渡り鳥

其が瞳一点を見据え

迷うことなく翼は空気を掴む

今、この小さな沼で一休み

90:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/26 20:03 iTPG3Cdf
驚いた

椅子が倒れて

彼が勢いよく立ち上がったので

呼び声がして

逆さの世界

91:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/26 21:38 iTPG3Cdf
座ろうと

椅子を見たら

蛙が先に

しょうがないから

草の椅子に座った

92:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/10/30 23:43 PDERM141
置いてけぼりをくらった子供が泣いている

戻ることはできない

できるのは立ち止まることだけ

彼が涙で歪んだ世界を直視して

性格が歪むまで

93:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/11/02 22:56 1Fz/dDnJ
うつろう栄光の前に

人々はひざまづく

膝がぼろぼろになってまで拝むのか

憐れとは言うまい
憐れとは言うまい

94:名前はいらない
03/11/12 09:27 Y+9VvDIc
孤独 道を踏む人よ
冷たき頬は透くがごとく
降る雪に
吐く息の音は掻き消されても
雪原の痕に轍は残った


95:名前はいらない
03/11/13 01:57 FGzZGx4Q
すごい
まさか
信じられない
誰が
2ちゃんに五行歌スレを


96:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/11/15 22:30 wl9/p2Xi
直線は遠く…点

いつか追い抜く風は

背を押し道をふさぐ

決して追いつけない光は

いつも傍にあったはず

97:名前はいらない
03/11/16 13:04 ThQlE1Eb
自分の中の
偶像化された君と恋に落ち
ただ自分を満たすために
夢を見つづける

それを恋とは言うまい、言うまいに

98:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/11/17 20:04 Jx4NAPSF
赤から青へ

青から黄へ

黄から赤へ

事故は起これど

赤から青へ

99:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/11/19 16:32 MEUV3+1C
トンボが太陽を切り裂いて

ススキの穂を垂れさせる

月の光に羽は溶けていき

複眼に百の月が映る

眠りはまた妨げられた


100:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/11/20 21:53 WmWP2Dxo
百足は踊る

毒々しい体で

百の踊りを華々しく

おもちゃのようにくるくると

百の日を踊りつくす

101:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/11/23 10:48 Me09lJtt
すっかり溶けた氷枕

体温は気温と一体になり

いつしか凍りついた身体

風邪は死が見せた

ひとときの夢であった

102:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/11/23 22:16 Me09lJtt

待  握  そ  だ  腐
っ   り  の  ら  敗
て  返  手  り   臭
い  さ   を  と   の
る  れ  強  垂  中
    る  く   れ
    時  握  下
    を  り   が
    待      っ
    っ      た
    て      手
    い
    る

103:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/11/23 23:36 Me09lJtt
神を信じた理由は

救いが欲しかったからではない

畏れを抱いたからでもない

ただ

信じなければいけない気がしたから

104:ギリシャ ◆E64Eywywh.
03/11/24 22:46 1hNJvc4n
張り詰めた月の光が

カマキリの卵の上に降り積もる

虫よ虫達よ

お前達はこの世界を知らない

月と雪が眠る世界を

105:名前はいらない
03/11/25 04:16 8VzIUKts
この目が盲いていくことに気づいていなかったよ
自分の心さえ見つめていればと

君の声が明るかったから気づいていなかったよ
自分の笑顔さえ絶やさなければと

世界は色鮮やかだ、君の嘆きさえも

106:名前はいらない
03/11/25 04:20 8VzIUKts
怖がることをやめたら、手枷が外れた
恐れることをやめたら、足枷が外れた

ああ、怠ける心が足萎のようだね
死の渕まで行けるのに
夢の端まで行けるのに

107:名前はいらない
03/11/25 04:24 8VzIUKts
君の翼を封じこめた宝箱の鍵
言えないよ
一人占めしたい

でも飛んで、飛んで、
僕の思惑など叶わぬ空へ

108:ギリシャ ◆Greek82/Ig
03/11/25 21:05 HKBrbkEP
さあ、踊りましょう

水の上で 雲の上で 虹の上で

落ちないように気をつけて

波の 風の 光の生むリズムを感じて

想像のステージの上で踊りましょう

109:ギリシャ ◆Greek82/Ig
03/11/25 21:09 HKBrbkEP
時は崩れた!

空間は止まった!

やっとアナタに会えるのだ!

遂に殺せるのだ!アナタを!アナタを!殺せる!

なのに……何故?アナタは最初からいなかった

110:ギリシャ ◆Greek82/Ig
03/11/26 21:29 bDcu9A1T
小川を鳥の死骸が流れる

大きな葉っぱで拾い上げ

庭先に埋めてあげた少年

その庭は小さな墓地

少年だけが知っている死

111:ギリシャ ◆Greek82/Ig
03/11/27 21:26 1ElHJq17
知らない歌が流れる

これまで聞いたこともない歌

この先も聞かないだろう歌

世界中に溢れているのに

聴くことができるのは今だけ

112:ギリシャ ◆Greek82/Ig
03/11/28 22:05 AY3QFqYv
青い尻尾を引きずって

草むらを駆け抜ける音

三日月が安堵を切り裂く

呼び起こされた命令に

残されたのはトカゲの尻尾

113:ギリシャ ◆Greek82/Ig
03/11/28 22:13 AY3QFqYv
舞い上がることも忘れた埃

優しい月の光も寂しさを引き立てるばかり

蜘蛛の巣だけが増えていく中

一枚の紙切れが

残された命の時間を物語る

114:ギリシャ ◆Greek82/Ig
03/11/29 13:24 ZfUEAJ3B
空気があまりに冷たくて

水は芯から凍ってしまった

氷は耳障りな音を立てながら

地面に落ちて砕け散った

空の中にもう水はない

115:ギリシャ ◆Greek82/Ig
03/12/02 11:56 y5WiVr+O
己を此処に縫い付けて

此処を己に縛り付けて

痛くはないのか

縫い付けた糸と縛りつけた縄が

叫び続けているというのに

116:ギリシャ ◆Greek82/Ig
03/12/05 17:16 6DZviZOq
紙で切った指先からは血
血で藁半紙に不細工な染み
紙の中に小さな血溜まり

おい、こっちを見るな
血走った目で飢えた顔で

117:名前はいらない
03/12/05 22:27 XLXy6SCK
瞬きもせず

胸をピンと張って

あなたの赤い目は

何を見つめているの

だれか帰ってくるの

118:ギリシャ ◆Greek82/Ig
03/12/09 10:04 Uw88XNwI
剃刀一枚分だけ開いた扉

そこから容赦なく突き刺さる光に

そんな小さなものにお前は怯える

いっそのこと

扉を全開にして消え去ってしまえ…光よ

119:ギリシャ ◆Greek82/Ig
03/12/09 10:17 Uw88XNwI
白に浮かぶ松の緑

荒々しく幹に風を絡ませ

凍てつく寒さに其はあまりに鮮やか

葉の琴を鳴らして雪が落ち

温もりの音を街に響かせた

120:ギリシャ ◆Greek82/Ig
03/12/16 12:13 yfQyYZAM
夜空を見ると無数の星の一つが消えていた

数えたわけでもないのに

月のクレーターは二つ減った

五つなくなったのは世界の色

ふと手を見ると十本の指が見えな…

121:ギリシャ ◆Greek82/Ig
03/12/19 19:16 VI/NALS6
トンビの鳴き声が渦をつくって

排水溝に水を流した

次の朝日が火を点けて

鍋の水を沸かす

人のいない厨房の一日

122:名前はいらない
03/12/20 01:30 vS+ZY/U4
グラマラスな孤独に
灰色の涙が火を点ける
明日なんてない
明日なんてない
右足と左足の間だけが世界の全て

123:ギリシャ ◆Greek82/Ig
03/12/21 12:46 yBAczeO8
パンの焼ける匂いにスズメが降りてきて

窓ガラスをせわしなく小突く

こげた臭いがススと一緒にただよって

黒いカラスがうるさく騒ぐ

ニワトリの鳴かない朝が欲しい

124:ギリシャ ◆Greek82/Ig
03/12/27 20:50 uzmuh8fC
虹を少し失敬して

砂糖を混ぜて飴を作った

これをあげるから

もう泣かないで

天よ

125:ギリシャ ◆Greek82/Ig
03/12/28 09:12 i3U7dCXg
酸性雨に身体を溶かされて

森が流れる

はて?

木を枯らしたのは

私なのか酸性雨なのか

126:名前はいらない
03/12/30 01:28 ethoNP0M
全ての耀きを時間が奪っていく
全ての予感が怠惰に埋もれる

でもやめないで
私の為に
あなたの輪郭を美しいと思う私の為に

127:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/01/01 00:00 P1viMdrU
小さな鐘を打つ幼子

飽きることなく

笑うこともなく

いつかはこの児も

鐘の音に埋まってしまうのか

128:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/01/06 22:47 xIzmhLhW
なんだか非常に眠い……んで、こんな歌
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ため息でやる気を吐き出して

欠伸と一緒に眠気を吸い込んで

周りの笑い声が遠くなる

目が覚めれば

笑い声もなくなっているだろう

129:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/01/08 09:27 j8keuyIa
焦りを引きずり

明日がこの身を圧する

地面は容赦なく身体を押し上げて

天井を突き抜けていく

…空は遠すぎた

130:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/01/10 01:16 tQMbQI3j
(いまさらだが>122「グラマラスな孤独」って表現いいな)

食って食われて

食物連鎖

その底辺

手からあふれ出た

プランクトンの命

131:名前はいらない
04/01/11 12:43 gz3nfcXy
幽霊が群れ集い
自分の境界を確認するため
己の血にも気付かずに
可哀相にとも思えずに

氏ねと言う。イ㌔という。

132:名前はいらない
04/01/11 12:46 gz3nfcXy
頭の中に見える
大きな山
それだけを見つめて積み上げる

賽の河原
ここは地獄ではない

133:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/01/13 23:46 E/G7FPv8
夢に落ちる前

その一瞬の映像

いばらの中で羊が歌を歌い

虫は銃弾と共に洗い流された

どうか意味など求めないで

134:名前はいらない
04/01/15 02:47 L9hFUY7j
ひとりで歩いていく人よ
たくさんの煩わしい手を引いた
あなたのやさしい手が懐かしい

少し湿った、あなたの手と
隣を歩いた乾いた夏の道


135:名前はいらない
04/01/15 02:56 L9hFUY7j
架空の上でいくら頭良くなった気がしても
ほんとはなんにもできない

口さがない僕の頭の悪さに
にこにこつきあってくれるのは嫌味?

自己嫌悪、今日も。

136:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/01/18 20:06 jWtqaRKO
崖の上から落ちてくる

ゆでたまご

足元に白と黄をぶちまけた

あの崖の上には戻れない

ゆでたまごは飛べない

137:名前はいらない
04/01/20 00:48 3gr/84+K
勝手にしろよ、と言い渡され
勝手にするよ、と叩きつけ

二人の矢印は明後日へ伸び

噛み締めた唇と握りしめた掌から
滴る血を点々と残して縁(えにし)が切れる

138:名前はいらない
04/01/20 02:33 r3+G1mjd
このレール以外の人生を
想像したこともなくて
小さな窓から見える景色以外
興味もない

君の“全て”を見なくてもかまわないなんて

139:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/01/21 20:45 XO+cVndU
分厚い本

そこに書かれた文字の一つ一つ

指でなぞって

黒くなった指先

少し舐めて渋い顔をした

140:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/01/21 20:51 XO+cVndU
ノートに

教科書に

机と椅子に

落書きを描いていく

いつか空にも

141:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/01/21 20:54 XO+cVndU
無機質なビルの群れ
摩天楼
地面も空も見えない
閉じた世界


銃声だけが響く

142:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/01/23 09:13 +qnL05Px
母は死んだ
父も死んだ

兄 弟 姉 妹 
皆死んでいった

ただ私だけが生まれてこなかった

143:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/01/26 09:47 bLUT28VU
二又の矛に貫かれ
高温の物体に入れられようと
お前は悲鳴も上げない

身動きのとれないまま
冷めたチーズの中で固まっていく

144:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/01/26 09:51 bLUT28VU
音の奔流に流される感覚

意識は旋律に飲み込まれ消えた

眠りから覚めたとき

音のない世界で

崩れ落ちるのだろう

145:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/01/27 13:35 e9GxNdws
海の中の水泡を

丁寧に壊していくお前は

とても楽しそうだ

とても悲しそうだ

もうすぐ嵐が来る

146:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/02/03 00:08 JZv2OtYq
トランプをきる音
サイを振る音

神が運命を決める音

耳障りだ
耳障りだ

147:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/02/03 00:32 JZv2OtYq
汚い爪が抜け落ちて

血とともに醜いウジが湧く

ウジは指を腕をつたって全身へ

ひどい臭いのまゆに包まれて

その中で産まれたものは また人

148:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/02/06 02:40 6iBeYS1D
無数の針の上に足を置く

肉が切れ押し分けられる感触

重力が静かに血を奪っていく

痛みすらわからなくなった頃

浮遊感

149:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/02/06 21:22 6iBeYS1D
起きれない朝

布団をかぶって闇に尋ねているんだ

「オシリス 貴方は寂しくないのか」

人々の心臓, 羽根, 天秤 

死だけがずっと待っている

150:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/02/07 20:35 57yv2ewa
道端で木を叩いている女の人がいた

木は道端で女の人を叩いているんだという

ああそうか

女の人は木で道端を叩いているのか

僕は納得した

151:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/02/08 10:49 oP4AFQSn


………

……………

…………………

………………………。

152:名前はいらない
04/02/08 12:39 6KmYrEY6
見ることもかなわず
聞くこともできぬ

暗闇の中の主

俺はその下僕
俺はその牢獄

153:名前はいらない
04/02/08 12:46 6KmYrEY6
あなたがここまで降りてきてくれるのを待ってる

あなたがここまで照らしてくれるのを夢見る

あなたがわたしを連れ出し

全ての無知から救われるように


ただ物語を刻み続けながら

154:名前はいらない
04/02/08 12:50 6KmYrEY6
気が向けば世話を焼き
求められればそれをかわし
約束から逃げ、果たすことも出来ず


ならば口をつぐみ
聞くことに気を配ろう、誰も裏切らぬために

155:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/02/08 23:22 oP4AFQSn
長年の夢であった不老不死になれました

目的が、夢がなくなりました

することがないので寝ることにします

たぶん死ぬまで起きません

それではおやすみなさい

156:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/02/10 03:45 Afyuf5Rp
歯の間に詰まっている

占いの結果

その不快感だけが

存在の証

二度と手放せない

157:名前はいらない
04/02/28 03:09 f1vuE3lr
暗い角から出てきたと思ったら

見覚えのある道ばかり

僕の旅はいつもそう

怖がり、言い訳、へそ曲がり

新しい道を選べない

158:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/03/01 12:52 Fxv3My30
壊れたキーボード

AとHとOの文字が出ない

僕を悩ませる

君を悩ませる

アホ

159:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/03/02 04:14 ShKsLJOI
冬に燃え上がる火の端を
少しちぎって
木の根にそっと入れた
秋には実がこぼれ落ちよう

落ちる実を毛布で包んで

160:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/03/03 12:52 T6TWb/yO
ずるずる…
           _ _
     _   ./;;,,,, '。\
    ノ爻`、ノ爻/  `ー''~
\_ノメ `、爻ノ

161:名前はいらない
04/03/03 15:56 8JjLPYUI
両手両足かわいい顔には
見えないほどの生糸があって

かわいく踊れと自由になると
ここから一歩も動けない

神様、どうかこの糸を切らないでいて

162:名前はいらない
04/03/05 18:41 wMWwneOF
姿をうつさぬ鏡ごしに
僕の手ずからの餌をついばみ
あたりを見まわして
僕を警戒しているの?
ああ、争いのない世界なら……

163:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/03/06 01:30 GX6rV+VC
獣道

袋小路の

迷い道

ここは帰途無き

死出の山道

164:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/03/10 22:30 hJLc6Y1Z
ワインを飲み干して

グラスを逆さにしたとき

零れ落ちる一滴

それこそが

私の血、知、値

165:名前はいらない
04/03/12 23:02 FcHskM6k
喉に詰まった言葉の数々
口で温んだ苦味のしこり

出なければ存在しない
出なければ後悔しない

唇の外には、残骸の山

166:名前はいらない
04/03/12 23:08 FcHskM6k
想いすら凍りつく冷たい雪
夏ですら熔かせぬギクシャクした塊

僕らの通い合う視線を塞ぐ
悲しい雪、雪、雪よ

ありがとう

167:名前はいらない
04/03/12 23:17 FcHskM6k
ゆれる和毛が
ふわり
風を含む
それで知るのだ
空は晴れている。風が吹いている。

168:名前はいらない
04/03/19 18:56 5kDHMZlu
ちいさな手
触れたところから
幸福と魂は
息もできぬほどひそやかに
僕をつかんで離さない

169:名前はいらない
04/03/19 19:00 5kDHMZlu
おいてけぼりの
レール道
しんとした道
とぼとぼで歩く

ほんとはほっとしている。

170:名前はいらない
04/03/19 19:03 5kDHMZlu
高いところから
降り注ぐように
歌声
心の
日向ぼっこ

171:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/03/20 13:58 ke9xZvsU
関節がゴキゴキと血を吹き

脳漿の海に骨を突きたてる



おじいさんの寝ているその横で

君は十階から飛び降りた

172:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/03/20 14:06 ke9xZvsU
私の右手にすっかりなじんだ石があります

右手にくっついた石があります

捨てたくなったので右手を切り落としました

ふと気付いたのですが

左手にも右足にも左足にも頭にも石がくっついていました

173:ギリシャ ◆Greek82/Ig
04/03/20 14:14 ke9xZvsU
ホッテコタピキャララ

タカカッテニョップホ

ゥオーメンノットコ

ワッスロピャッテラァ

タカカッタカカッダダダ♪

174:名前はいらない
04/03/29 02:21 q1QmcAW9
なんにもいらない
なんでもほしい
空間に魂を固定して
万物と重なり合ったら
気持ちいいのにな

175:名前はいらない
04/03/29 02:25 q1QmcAW9
届かない
もどかしいこの指先
昇っていく星屑
私を置いて
どこに行くの

176:名前はいらない
04/03/29 02:29 q1QmcAW9
ねえロミオ
なぜ私は私なの
物語なら許せるのに
他人なら許せるのに
私は私を許せない

177:名前はいらない
04/04/04 08:12 zJ909vBp
消えたいほどの羞恥心
篭った空気にかき消され

振り下ろされた絶望も
怠惰な態度に敵いはしない

死ぬことすら無意味な部屋の中

178:名前はいらない
04/04/04 09:05 +oHkqgiK
こわい

怖い

恐い

強い

誰もみな怯えているのだろう

179:名前はいらない
04/04/04 15:47 zJ909vBp
隠された庭
降り積もる花びらに埋もれ
けぶる光をまとう

うつむく菫

うつむき眺め入る

180:名前はいらない
04/04/04 15:50 zJ909vBp
一人きりの人々が駆け抜ける道を
私達は話しながら歩いたね
その先に行きつけなくても
木立の香りを
またたく光を、覚えている

181:名前はいらない
04/04/04 15:54 zJ909vBp
声高に
憐れを求め
叫ぶうたごえ
哀々と響く

詞などなくても

182:名前はいらない
04/04/08 14:41 XvF1LDkC
消して沈まない太陽
それがなくなればいいと
狂おしいほど祈った
実際
いくらか壊れていた

183:名前はいらない
04/04/08 14:43 XvF1LDkC
どれだけ恨み言を言ったろう
えこひいきするくせに
すべてが無意味になるほどの絶望にも
まるで無関心
気まぐれな娼婦め

184:名前はいらない
04/04/08 14:45 XvF1LDkC
夜を切り裂いて

わたしが眠るまで
あなたがここにいる。

それ以外に
何を望めばいいのかわからない。

185:名前はいらない
04/04/09 20:51 dVq8gVfC
そもそもの前提が違う事を
認めない
心の狭さを
棚にあげ たキモヲタ
即ち>>183

186:183
04/04/09 21:47 DNJo8KEA
救われぬ
信じ得ず
空に唾吐き
祈る純真な瞳に
はじめて神をみる

187:名前はいらない
04/04/09 21:58 DNJo8KEA
草深く茂り
流れに身を任す水鳥

その上流に虹色の汚水
鼻をさすのは
悲しみか毒か

188:名前はいらない
04/04/16 01:29 rjwh6uHA
炉辺に立ちつくし
温もりに怖れる
笑い声に引き攣り
手招きに疑う

信じる者無き朝

189:名前はいらない
04/04/16 01:32 rjwh6uHA
ほしゅ

190:名前はいらない
04/04/16 01:34 rjwh6uHA
誤爆した
また誤爆した
どうかしてる
こないだはここに書こうとした詩を
別スレに誤爆した

191:名前はいらない
04/04/24 02:04 8mYlAwa6
悲しみにこうべたれ
太陽に落ちていく
飛行機雲
地平線にけぶる電線
町はからめとられ

192:名前はいらない
04/04/27 02:00 ysln38ZA
私の手の中で生まれた
それだけで嬉しいよ
この手を離れ
どんなに変わろうともお前は
私の手の中で生まれた

193:名前はいらない
04/05/02 07:58 Gb+65KxX
>>192
今週号の「はんたーはんたー」思い出しちゃった……。

=====
生きていくって悲しいけれど
伝えて行くって切ないけれど
立ち止まっているだけでは
生きているとは言えないから
たくさんの綺麗、私は探したいんだ

194:名前はいらない
04/05/03 01:22 lg0bbCBv
許す者が
許されざる罪を生み
従う者が
行きすぎた権力を助長する
それしか方法がないばかりに

195:名前はいらない
04/05/03 01:27 lg0bbCBv
まどろみの中に
ざわめく不安
放し飼いて
時だけが
見るともなしに眺める

196:名前はいらない
04/05/03 01:36 lg0bbCBv
身から出たさびで
カンバスに塗り重ねた
恥の上にあぐらをかき

いっそ
天届くほど厚く積もれ

197:名前はいらない
04/05/04 15:02 aeBRcK8C
いくつもの
重なりあう
花びらの陰に
あなたを隠してから
家を出よう


198:名前はいらない
04/05/04 15:04 wpDx7KVs
こないこない
まだこなーい
まってもまっても…
あーあ
またひとりぼっち

199:名前はいらない
04/05/04 15:05 aeBRcK8C
これはフィクション
詩はなべてフィクション
人生はうたかた
歌う間に過ぎてゆく
これは真実

200:名前はいらない
04/05/04 15:06 FBM9Sj7Z
まったくの仰天沙汰は
じりじりと身を焼く太陽に
だったん人がおののく
りんどうのはなの色
いさごの夜

201:名前はいらない
04/05/05 00:43 vaztBlmK
上に空の色を忘れ
うみ出す傷口
まだ痛み届かず
いしの詰まった心臓
ねむいだけの瞼

202:名前はいらない
04/05/05 00:51 vaztBlmK
安心が欲しくて
言葉の連なりに慰め
方法を考えずに
目的だけを挿げ替え
時の早さに眩暈する

203:名前はいらない
04/07/06 00:07 +a1AGJHU
カティ・サーク、君の名を呼ぶ
ふむ、これではまだ足りないようだ
キティ・ホーク
これでいいかい?
青い目の海鳥たち?

204:名前はいらない
04/07/06 00:11 +a1AGJHU
零れた涙は軸索と連なり
引き延ばされた時を
生きゆく感情に
封じ込め、待ち続け
いまふたたびきみと出遭う


205:名前はいらない
04/07/06 00:13 9ao+eaoe
あほ

206:名前はいらない
04/07/06 00:31 +a1AGJHU
夜明けは黄金の夢
月の夜は銀の夢
星なき曇天は黒曜
風囁くは
この夜の富貴



207:ユリ
04/07/06 19:18 UNZdfVpW
大丈夫だよ
あなたなら
だから勇気をだして
希望を持って
前へ進もう


208:名前はいらない
04/07/06 23:24 3HplBJ2C

あんたにどうしても
いいたいことがある
うそばっかりゆうの
ええかげんやめぇや
おっこるでしかし!


209:黒い猫の目 ◆sbeGYb7ycc
04/07/06 23:57 ZDE0rPWI
雲のない闇夜なら
外灯を叩き割る金属バットと
電池の切れた懐中電灯
ソレさえあれば世界を照らせる
星はいつだって空にあるから。

210:名前はいらない
04/07/07 06:06 3DzFI7vP
髄液を
波立たせるような
抱擁だ
この男を
愛している



211:チャッキー ◆p0KB7L1N7M
04/07/07 06:32 l8uaQ8XB
あなたを許せない
脳髄を叩き割ったって驚かない
包丁で腸をえぐり出したって
この憎悪は誰にも押さえつけられない
不倶戴天の如し

212:ai
04/07/07 22:30 lbhXc0ok
時代が未来を恐れるように
足早に華やかに染まってゆく
今が過去を隠すように
急ぎ足で輝こうと目を逸らして
何に脅えているの このままじゃ
自分自身さえ見失いそう


213:名前はいらない
04/07/07 22:37 erUDPHFE
…6行ですけども

214:花耶
04/07/07 22:44 2RJ7JJ11
血色の華よ どこへゆくの
いつか聞こえた死出の誘いを
艶やかな目で跳ね返し
今なおあなた 微笑み続け
きっと死んでも死にきれぬ

215:花耶
04/07/07 22:49 2RJ7JJ11
私達が微笑んで再会するとお思いですか
あの方と二人 あの懐かしい大地から
年に一度 空見上げたい
どなたか代わりに祈ってください
あぁ 叶う事の無い儚き願い

216:名前はいらない
04/07/09 15:26 V4zylm6M
君を
理性で遠ざけようとした
つまりは君を
本能で
欲していたのだ



217:名前はいらない
04/07/09 19:32 iiAIqs0r
普天巡り
阻に至る
孤月無頼
惨として
明かす状

218:名前はいらない
04/08/07 12:33 ygtW5YPP
暗黒宇宙に浮かぶ星空
追いかけっこするニ連星
反物質的君の欲望が
ボクを喰らい滅し終えるまで
ボクは光を発し、発し、発し続ける

219:名前はいらない
04/08/15 21:31 5sZ7E6Q/
払暁には
秋の星座が
たっぷりの露を降らせ
やがて隠る熱気の前に
太陽に逐われる前に


220:名前はいらない
04/08/25 23:05 6Xy3rbKl
呼ぶべき君の名はオリンピア
あふれる影の末裔たちが
日の短い地中海の夏に
こだまを返す
ひらひらと手を振る

221:名前はいらない
04/08/26 22:49 DRWtkaS0
軽蔑の海の中
これ以上の不幸が……?
飛びそうな意識を
しっかり捕まえていて
流れ出た心が空になる前に

222:名前はいらない
04/08/26 23:01 DRWtkaS0
この中から選んで
自由に
道を

すでに用意されている
ねえ幸せ?

223:名前はいらない
04/08/26 23:04 DRWtkaS0
自分を守る手段が
もう攻撃しか残ってない

傷つけて
  嫌われて
哀れみすら理解できず

224:名前はいらない
04/08/27 15:57 WX8FPD3d
>>223
まぁお前さんはそうだろうな、って感じ

225:名前はいらない
04/09/11 19:25:54 q5nrY1GI
灰色の世の中を
決まりきったように
進む奴等
何を見ているのだろう

俺は跳んだ

226:名前はいらない
04/09/12 01:02:40 /21941LD
君の老いたる胸の中
午後の森に咲く



影にひそむ物語
僕の住処

227:名前はいらない
04/09/12 22:59:39 /21941LD
象牙の塔に住む
学識奴隷
至高の唯人に仕える
ここにはないどこかにある
あるべきもののために

228:名前はいらない
04/09/19 14:22:24 YiDSZFXh
風や木や鳥や海

君が羨んだすべて
君が滅ぼそうとしたすべて
君が愛せなかったすべて

229:名前はいらない
04/10/07 01:09:02 UGgTca6u
心に幻肢痛
未来の後悔がくすぶる

なぜ、今


夢と希望に追われ
安らぎに怯えながら

230:名前はいらない
04/10/20 20:50:25 R43r4M1W
歩むように
呼吸するように
詩うように
棍棒は振り上げられ
自動小銃は唸りを上げる

231:名前はいらない
04/10/29 21:01:34 m2cZcX93
そして静かな詩を朗読するように
僕は崩れ落ち
膝をつき
あなたの胸へ
あなたの胸へと

232:愚者
04/12/20 15:15:52 dyViamH/
握り締めたこぶしを

振りかざしたこぶしを

自分の頭に打ちつける

星がみえる

星がみえる

233:名前はいらない
04/12/20 15:40:33 28V2bYJV
俺の熱いコックが
今か今かと騒ぎ出す
無意識に動く MY RIGHT HAND
一瞬の静けさの中
床にこぼれた、白い液

234:死還 ◆wSaCDPDEl2
04/12/20 15:53:35 dyViamH/
カニが巣穴にもどってきた

巣の中は何もなく

ただ

自分の抜け殻だけが

燃えていた

235:皆さんgomennnasai
04/12/20 21:13:06 l957ZSJf




YO

236:名前はいらない
04/12/22 16:52:30 FmSA+q8S
>>230
「自動小銃」と続くなら「棍棒」はいまいちパンチが無いかと
もっと原始的なものがある筈だ

237:名前はいらない
05/01/08 00:26:53 sUsqExFX
成層圏の
燃える蒼
重力を断ち切って
神話の宇宙へ
時空の果てへ

238:ギリシャ ◆Greek82/Ig
05/02/07 18:00:09 Vn65vyik
霧の中に
糸を通して

慎重に
慎重に

転んだ

239:名前はいらない
05/02/12 19:36:24 EqPMVfJM
燦めく二月の透明を
追いかけて、追いかけて
この光る空の向こう側へ
春の蕩風がすべてを
包み流してしまう前に

240:ギリシャ ◆Greek82/Ig
05/02/15 01:40:18 TW+x3RGx
一昨日右手でつかんだものが
昨日は左手にあった
今日には口の中にあるだろう
明日になれば胃の中だ

明後日、それは私となる

241:ネム
05/02/15 05:23:46 /QReAR2r
>>240
ギリシャ ◆Greek82/Ig様に惹かれました
不躾ながら返歌させて下さい


しかしそれは「完全に」ではなく
一部が私から吐き出される
それは巡り巡ったその後で
もう一度私の右手につかまれる

そしてまた一部が 私となってゆく


242:ギリシャ ◆Greek82/Ig
05/02/16 13:44:42 GVrhXkz7
>241
その先に見えるものは
終わりのない変化と侵食か
それもまた恐ろしいな
その一部が微量であればあるほど
なお恐ろしいか

243:ギリシャ ◆Greek82/Ig
05/02/27 03:08:55 h5UDUzkD
カー

ガー

ギャァ

カラス

カラスの鳴き声

244:ギリシャ ◆Greek82/Ig
05/03/01 07:46:41 RWNuEgqV
なんか

焦げ臭いと思ったら

脳のシナプスが焼き切れていた

これが

知恵熱か

245:ギリシャ ◆Greek82/Ig
05/03/01 07:48:02 RWNuEgqV
シナプスじゃなくてニューロンか

246:ネム
05/03/01 15:44:08 gDPjfMh/
あの人も

この人も

誰も

彼も

何処へ向かうかなんてわかってない

247:名前はいらない
05/03/01 21:19:26 W0dxxkiy
わたしゃ

お墓へ

向かってるん。

あら!ねむさん。

248:名前はいらない
05/03/01 21:20:30 W0dxxkiy
↑一行抜けた…鬱。

249:ネム
05/03/03 17:56:47 2ym/6IJL
昨日飲んだ

薬と酒で

何百本の傷ができた

後悔と自己嫌悪の

悪循環

250:ギリシャ ◆Greek82/Ig
05/03/04 01:09:32 8KaSmHrt
澄み切った水の中に

投げ捨てられた目玉

一つの波紋も立てずに水底へ

月も太陽も見えない空を見上げ

その目玉は濁っていった

251:ギリシャ ◆Greek82/Ig
05/03/14 23:34:22 rHpX6GaT
爪が

裂けると、痛い

頭が

裂けると、

・・・

252:名前はいらない
05/03/28 01:53:38 DKSp3lHT
焦燥感に焼き固められて

優しい思いやりのための想像力が

私の一年後を

十年後を

明日を規定する

253:名前はいらない
05/03/28 02:01:57 DKSp3lHT
悦びは振り返ったときに

口の中に放り込まれる

まっすぐ行けるところまで

さらにその先へ

あえいでも進んで

254:ギリシャ ◆Greek82/Ig
皇紀2665/04/02(土) 01:55:43 CYXU5JgM
燃える紙コップに

水を注ぐ

火は消えた

紙も消えた

残ったものが中身

255:ギリシャ ◆Greek82/Ig
05/04/06 15:09:02 +ZQ7+cZg
戦場の
いてつくほどの
血の海の
色を吸い取り
六花は咲く

256:ギリシャ ◆Greek82/Ig
05/04/11 07:57:04 l6xuA1iF
私は
日溜りの中で生まれた
あなたは
水溜りの中で生まれた

混じり合う虹

257:名前はいらない
05/04/17 15:29:08 PF5K0xKN
白いボール
小さくなってく
叫び声も
吸い込んだ
冥い青

258:名前はいらない
05/05/07 03:07:29 Vis9pTDT
ジュースを
薄めて飲む
冴えない
俺の
人生


259:名前はいらない
05/05/07 10:33:57 Vh+bocNM
想い圧縮されても
言葉のカケラが精製されない
煮えたぎった釜みたいな

私の心

ドロっとしている

260:名前はいらない
05/05/08 12:57:13 eIAgo0dj
この青さが
熱を
放出しているような
気さえしてくる
五月の空

261:名前はいらない
05/05/08 12:57:39 eIAgo0dj
この青さが
熱を
放出しているような
気さえしてくる
五月の空

262:似非紳士
05/05/08 16:32:02 brlC+7Hb
空に浮かぶ太陽を指差して
アレを見てどう思うと聞いたボクに
キミは一言「まぶしい」と答えた。
そうだね、たぶん
それがただしい。

URLリンク(www16.ocn.ne.jp)

263:名前はいらない
05/05/08 17:08:26 8HEmNTDF
大事なものをなくした

君がいなくなって

初めて気が付いた

思い出すと切ない

俺の腕時計どこよ!

264:カニ ◆WerpWRx8OI
05/05/19 04:25:49 l36lf6gf
「夏の歯ごたえ」

吠えつく犬を
うちわで扇ぐ
風にひるんで
少し優越感
ちょっと罪悪感

265:名前はいらない
05/06/22 03:03:25 FGrwSMy7
君を失って僕が得たもの

音楽
ダサい服
知的な会話

夕暮れの万感の孤独

266:QQQ ◆HfD2XMemw6
05/06/29 23:41:20 ZabNR5Nu
聞きなれた心音
髪をすく指
これ以上なんて何を望むだろう
ふわり溢れだすこの気持ち
部屋に循環しまた吸い込んで

267:ギリシャ ◆Greek82/Ig
05/08/26 12:34:44 9PrKH+Fs
せんべいをかじる音
血のながれる音
歯がきしむ音
悲鳴

歯医者歯医者歯医者

268:ギリシャ ◆Greek82/Ig
05/08/26 23:12:53 9PrKH+Fs
巨大な水の壁の下
小さな船は落ちた

海底に突き刺さった船
その中でいまだ

うごめく船員達の息遣い

269:名前はいらない
05/09/04 07:30:45 9dldYcrN
佇む女が何を望むのか聞いてみるがいい 揃って
新しい夢を見る方法を欲しがる
そんな言葉が口にのぼるのが恐いヘタレの幻想なのさ
"過去に拘るな"
誰を救う気も無いワンパターン

270:名前はいらない
05/09/04 08:06:18 9dldYcrN
ルールを思い出した。
たった今。


以下何事も無く↓

271:名前はいらない
05/11/06 21:14:24 djVa5bg0
あげ

272:名前はいらない
05/11/26 17:05:48 nzEUVrT7
ささやき
えいしょう
ねんじろ
いしのなかにいる
死はいつも身近い

273:名前はいらない
05/11/26 18:38:56 lkf7q5vj
靴下履いても
つま先寒い
血行が悪い
症状だろうか

274:273
05/11/26 19:00:07 lkf7q5vj
ホッカイロー(※最終行に挿入)

275:名前はいらない
05/11/26 19:29:46 l8WHsKjP
欲しい夜と

訪れる暗闇は

月の光と

近未来を

鮮やかにさせる


276:名前はいらない
05/11/27 00:01:06 NGQfa97b
抱きしめるわたしの温度を感じるセンサーもなくて

大好きと伝えたわたしの想いの輪郭さえ捉えられずに
あなたはいつもただ傍にいてくれるだけですが

いつか分かるでしょうと楽観的過ぎる希望に甘んじて

わたしは彼を待ち続けます

277:名前はいらない
05/12/01 19:23:35 EIW+U2l+
それは・・・デブ
どこまでも・・・デブ
昨日もデブ
今日もデブ
きっと明日もデブだろう

278:名前はいらない
05/12/25 22:16:29 12DtpzaB
殴るように
殴るように
きみを貫く
それは愛
聖夜の愛

279:名前はいらない
06/02/01 07:26:39 nN3Zd9Tg
忘れたんだろ
もう思い出されることもないだろう
今は新しい奴と仲良くってか
日の光も差さぬ
沈んだスレの嘆き

280:朝がまてない電波
06/03/24 05:13:22 e8bBHDH2
フタは
空けておいてやる
風に
晒す時間(あきばこ)
拭き切らぬまま

281:名前はいらない
06/04/06 10:35:22 4yIY971R
幻のように悲しみ
よろこびと愛しさと


散るまでに還る

282:名前はいらない
06/07/30 22:25:14 aAmy7e9B
ボブ

283:名前はいらない
06/08/14 13:37:24 S5mu6cCz
立体がなんぼのもんだ
俺は命クリエイティブをやめる
デブ、ダサい、童貞、抱かれたくない
以上4Dをクリアしたら
4次元へ行けるのだ

284:(。A。)類 ◆Z/RUI/OFiY
06/08/16 14:10:40 MyekQ0G2
廻る
歪み曲がる声響く
少しづつ
少しづつ
壊れ途切れ

285:名前はいらない
06/09/17 02:49:15 IivIe5XA
ぬるま湯が
サビの上を
流れていく
横でトンカツが
泡をかすませる

286:月を愛した愚か者
06/12/07 15:39:06 XSJ0wnEn
愛してくれて
ありがとう
包んでくれて
ありがとう
今も、愛してる



287:月を愛した愚か者
06/12/07 15:40:01 XSJ0wnEn
悲しい時は
辛い時は
君を想い出す
僕が生きるのは
ただ、君の為

288:月を愛した愚か者
06/12/07 15:43:52 XSJ0wnEn
雨夜の月よ
触れることも
逢うことさえも
叶わなくても
愛しています

289:月を愛した愚か者
06/12/07 15:45:06 XSJ0wnEn
向かい風に
負けないように
足を踏ん張り
太陽を
見上げる


290:月を愛した愚か者
06/12/07 15:45:36 XSJ0wnEn
ビー玉に
閉じ込めた
赤に橙
青に紫
夕焼け色

291:名前はいらない
06/12/08 20:11:58 RxpOG5iD
雨に滲んだ
冷たい身体
温もり求めて
火に身を投げ
低体温を失う

292:名前はいらない
07/01/05 23:17:30 cps68YXw
イージー過ぎるからか。
どれもこれも、読むに耐えない。
五行歌なんてクズだな。

293:名前はいらない
07/04/11 08:09:00 fEKVZYak
そうらしい。
これ、始めた爺さんセクハラ、パワハラやり放題で
カネにも汚いとんでも野郎だって。アンチが一杯いる奴だよ。

294:名前はいらない
07/04/11 09:37:08 lwO0EU/7
そうみたい
何故だかわからないが
僕の金のワラジと吉野の唾と取り替えられて
僕を愛してくれてありがとうって去っていった
僕は呆然としながら肩書きなんて糞だなって想いながら氏ねと祈る

295:名前はいらない
07/08/22 08:23:41 P9SNiQiI


296:名前はいらない
07/12/22 20:15:22 lqb4b3jh

仁義なきキンタマ ウイルス情報 Part64
スレリンク(download板:141番)

141 [名無し]さん(bin+cue).rar sage New! 2007/12/22(土) 19:01:01 ID:8OKQYDi10
[仁義なきキンタマ] 仕事(56B99783)のドキュメント.zip fnUlJEsdVg 44,849,285 abd4d4924f399b3d2296e9fe52ad3888
草壁焔太のお仕事メール。五行歌の会( URLリンク(5gyohka.com) )主宰者。12月の流出
五行歌の会に送られてきた投稿メールや読売新聞掲載の原稿とか
1938年生まれだから↓はさすがに家族の誰かだろうな。本人だったら大いに尊敬します
Tab:コミック,同人誌,同人,プラグスーツ,ふたなり,火野,岸里,唯登詩樹,ガジェット工房,アナル
アンソロジー,肛戒,18禁ゲーム,さめだ小判,唯登詩樹 Hな,Hな,唯 Hな


297:名前はいらない
07/12/23 00:15:43 CCK/1MAo
    _/ ̄/_          ____
   / __  /    _ノ ̄/  /___/  ____  __   ー--、  ヽ   -┼─
   ー' ___ノ / / ̄  / ____  /____/      ヽ ,      ̄ ̄`i  / -─
     /____/    ̄/__/  /____/            _ノ ヽ__   _/ / ヽ_

    r┐      7>    、ゝ
    rニ .|'ニ~ヽ、 「ニ` ,ニヽ、 ヽ 、ゝ
    . /, | `ヽ l   // ヽヽ`ニノ
    /、| |   | |  //  / ,l
   ヽ,_,| <ノ (,/ `ニノ

    〉>--ーーへ  、  .l^k-─へ   〉> ∠ニ~`)
   レ' ̄l l ̄ ̄  ゝ) | r'´エ ̄´  | |   ´ー'
    lニニ ニニゝ  ゝ、l l | ニコ匚、   | |
      | |     、_ノソ /--ァ r─'  | |/| l、   ,,,
   lニニニ--ニニニゝ lノ.レ'`;、ニ_ニニゝ  l、ノ ヽ`ニニノ

           |`ゝ |`ゝ   ,''´ ̄~`''、
        ,--、  | ニニ__ニゝ  //´~〉l~`ヽヽ
  ヽ二二二___ゝ | `─--ァ  .| |  .l l  | |
           //´ ̄`l |   .l、ヽ_// ノ /
           レ    Ll    ゝ、ノ`ニノ

    |`ゝ/`ゝ     〉>        〉>      〉>
    /| l、レ ニニニゝ  | |   Lヽ ヽ-'└ュ<ニヽ  | |
    レ J.「ニ~~ニ`l  .| |    } ヽ `l 「´  「,ニノ  .| |
    | | ニ ニ' 'ニ ニl  | |/|   l、_ノ | | ,イニ~ー、  | |  /|
    Ll Ll─`ニノ   ゝ_ノ      .Ll ゝニノ`'┘  ゝニニノ

スレリンク(download板:141番)
[仁義なきキンタマ] 仕事(56B99783)のドキュメント.zip fnUlJEsdVg 44,849,285 abd4d4924f399b3d2296e9fe52ad3888
草壁焔太のお仕事メール。五行歌の会( URLリンク(5gyohka.com) )主宰者。12月の流出
五行歌の会に送られてきた投稿メールや読売新聞掲載の原稿とか
1938年生まれだから↓はさすがに家族の誰かだろうな。本人だったら大いに尊敬します
Tab:コミック,同人誌,同人,プラグスーツ,ふたなり,火野,岸里,唯登詩樹,ガジェット工房,アナル
アンソロジー,肛戒,18禁ゲーム,さめだ小判,唯登詩樹 Hな,Hな,唯 Hな

298:名前はいらない
07/12/25 23:26:08 GrV+eI3p
>>141
これ、会員名簿(2千数百名、名住電)がある。オレオレ詐欺の餌食だな。会員への説明責任は
きちんと果たせよ

216 名前:[名無し]さん(bin+cue).rar[] 投稿日:2007/12/25(火) 23:24:00 ID:9ZnklqyY0
>>215
> >>141
> これ、会員名簿(2千数百名、名住電)がある。オレオレ詐欺の餌食だな。会員への説明責任は
> きちんと果たせよ

会費取ってるなら、個人情報保護法の対象じゃん
流出告知と今後の対策の表明が必要だな

299:名前はいらない
07/12/29 18:53:33 /1M21oPw
短い
簡単
誰でも出来る
ばかばっかしい詩歌もどき
それが五行歌

300:名前はいらない
07/12/31 05:59:11 DFyMhC4c
耳障りな明日を逃がして
ねだる物は一つ
確率すら見えないけど
どうして私なのあなたなの
それだけの事すらだめなの

301:名前はいらない
08/07/03 22:56:00 Mrq9lC/1
URLリンク(rrk.cside2.com)

こんなこと言ってる人いますよ


302:名前はいらない
08/11/29 10:45:24 aUdfYmOn
ふむ

303:名前はいらない
09/02/09 03:43:39 JbxhHagO
詩人も歌人も俳人も、だあれもこんな物、認めてないよ。
自己顕示欲満々の爺さん婆さんのお慰み。


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