10/03/07 22:57:34 6j8sMWK3
10年くらい前、会社の先輩が韓国の取引先に行くという。なんか希望のおみやげあるか?と聞かれたので、
「キムチ!」と即答した。韓国慣れしている先輩曰く、「おまえらどいつもこいつも韓国ったらキムチしか知らんのかwww」
と呆れていた。だってしょーがねーじゃん、あの当時は韓国といえばそれしか思いつかなかったんだから。
でも、何かの本で知った受け売りの知識で俺は続ける。
「キムチといっても観光客向けのではなく、地元の人が食べている超辛~いのが食いたいです。
観光客向けのムダに高いやつじゃなくて、普通のスーパーに売ってる普通のキムチをお願いします!」
そして先輩が帰ってきて約束通りキムチを買ってきてくれた。真空パックに入った袋が三つ。
言うまでもなく印刷されているのは全てハングル。早速一つを社員食堂に持ち込みみんなで賞味する。
袋を開けた瞬間、変な匂いとはなかったね。もっと強烈に臭いイメージがあっただけにちょっと拍子抜け。
ところが食ってみたら・・・これが物凄く辛ウマ!
いや強烈に辛いんだけど、辛さを旨さが絶妙にオブラートしているような感じ。
みんな「辛いー!ヒー!」とか言いながら箸が止まらない止まらないw
こんな旨いキムチを一度に食うのはもったいない、ということで残りの2パックは会社の冷蔵庫に保管した。
数日後、さてあのキムチをまたみんなで食おうではないか、と冷蔵庫をあけてキムチのパックを取り出した。
すると・・・そのパックは、今にも割れそうな勢いでパンパンに膨らんでいるではないか。
発酵食品ということは知っていたが、まさか冷蔵庫の中でもあんなに元気に細胞が活動するとは思わなかった。
ほんっとに、今にも割れそうだったので2パック全てを開封し、皿に開けて社員食堂に持ち込んだ。
これがね・・・この世にこんなに旨いキムチがあったのか!というくらいの代物。
辛さが若干抑えられて、その分旨みが複合的に、爆発的に発生した感じ。
みんな「うめー!うめー!」言いながらあっと言う間に完食。
俺的にあんな旨いキムチは後にも先にもこれだけ。願わくばまた食いたいなあ。
韓国旅行や出張は未体験だけど、イメージとしては全ての安全が保障された高級レストランではなく、
怖いお兄ちゃんがいる祭りの出店のB級グルメを楽しむような感じかなあ。