10/01/25 22:36:16 NfFgMjD0
旅客機、ことに国際線の長距離フライトは、公共交通機関の中でも特殊な環境といえます。
列車の出入台のような客室と遮断された公共スペースは存在せず、一部の上位クラスを
除けばラウンジのようなフリースペースもありません。
途中駅で外にでて気分転換をすることもできず、乗客はほとんどの時間を指定された自分の
座席で過ごさなければなりません。
このような乗り物に、人間として発展途上にある子供を乗せようとすれば、十分な準備と配慮が
欠かせません。特にまだ躾けによって行動を制御することの難しい乳幼児が、親の予想に
反して機内で周囲に迷惑をかける例は、数多く報告されており、実際にそのような被害に逢った
人も珍しくはありません。
もちろん、生活上不可欠な移動のために乳幼児を連れて移動せざるを得ない家族もいます。
しかし、必ずしも必要欠くべからざるものではなく、数多く存在する娯楽のひとつに過ぎない
海外旅行を、乳幼児を連れて敢えて選択する人は、機内における周囲の迷惑に思い至らない
のでしょうか?
自分の楽しみのために他人の利益を損なわない、というのは、文明社会に暮らす健全な精神の
持ち主であれば否定することのない価値観です。
このスレでの議論を通じて、そのような健全な価値観を身に付けた人が増えていくことを願っています。