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有村産業、台湾行きフェリーを6月から全面運休・会社清算へ
会社更生法に基づき再建中の海運会社、有村産業(那覇市、飛鷹昌仁管財人)
は6月5日から、沖縄経由で本土と台湾を結ぶフェリーを全面運休する。燃料高騰で再
建が行き詰まり、燃料費が支払えなくなった。同社は近く清算する方針。
同社は県などにフェリー事業の受け皿となる新会社設立を要請する意向。従業員約
120人の雇用は継続する。台湾行きフェリーは1995年に就航。週2便で県内では那覇
、宮古島、石垣島、本土では大阪、名古屋に停泊している。利用客は年間約2万人、
貨物輸送量は週に約4000トン。保有する貨物船1隻は売却する。
同社は50年設立。県内の有力海運会社だったが、海運不況などから99年に約250
億円の負債を抱え経営破綻。今春、燃料高騰を受けて債務返済緩和などを債権者
に申し入れたが、大口債権者から拒否されていた。
ソース(日本経済新聞 5月28日)
URLリンク(www.nikkei.co.jp)