09/06/26 23:53:21 afcnC5/z
>>519-520
RF(レンジファインダー)とは、距離計と連動するファインダーが搭載されたカメラの事。
カメラ上部の軍艦部のファインダー窓から見る被写体を、距離計が被写体までの距離を測って、ピントを合わせる方式。
ファインダーを覗くと、中央部に2つの像が見えていて、その2つの像をピッタリ重なる様にしてピントを合わせる。
利点は、
・シャッターを切ってもファインダー内の像が見える
・ピント合わせが容易
・レンズとファインダーが別の為、暗いレンズを付けてもファインダーが明るく見易い
・ファインダー内が広くて見易い
・フランジバック(カメラの構造)が短い為、明るいレンズや広角レンズが小型になる
・L&Mマウントのレンズが市場に豊富に出回っている(50年以上前のレンズも沢山ある)
弱点は、
・レンズとファインダーが別の為、レンズが捕らえる像とファインダーとの視差が生じる
・接写や望遠ではピントを合わせ辛い
一眼レフとは、直接レンズを通した像をファインダーで確認するので、視差が生じない。
だがシャッターを切ると、ファインダー内の像が消えてしまう。
元々RFの方が性能は良かったのだが、ライカのRFを超える為に、日本の各メーカーがそれぞれ努力と研究を重ねた結果、
今日では性能では遥かに上回っており、世界のカメラ界を日本企業が支配している数少ない業種。
コンデジはカメラ上部にファインダーの付いているものもあるが、距離計と連動したファインダーでは無い為、RFとは構造が全く違う。
ただレンズとファインダーは別々なので、視差が生じるところは同じです。
長くなりましたが理解していただけたでしょうか?
RFは一眼レフと比べると小さくシステムを組める為、風景やスナップが主体の旅行には最適のシステムなんですが、
性能が過去で止まっているために、最新の機能を搭載しているものが無いのが現状です。
マニュアルで撮影するのが好きな人だったら問題無く、2つの像を合わせてピントを確認するのは、一眼レフやコンデジには無い楽しさがあります。
私は旅行先で動き物を撮ったり、望遠を結構使うので、RFは用途に合っていないので使いません。
ってより、お手軽オートに慣れきってしまったので、AF付いていないと使う気が起こらない…