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●初心者のための富士山登山入門第54● - 暇つぶし2ch10:底名無し沼さん
10/07/07 20:02:07
■テンプレ:気象に関して1(しっかりした雨具の重要性を考察する参考資料)

気象庁HP:局地的大雨から身を守るために【PDF】(以下の引用元)
URLリンク(www.jma.go.jp)'局地的な雨'


「富士山は山小屋が多いから、雨が降り出したら山小屋に避難すれば大丈夫」というのは間違いです。

>一つの積乱雲が発生してから、雨を降らせ消滅するまでの寿命は数十分程度です。(PDF4ページ)

つまり、よほど山小屋の近くにいない限り、雨が降りそうになってから山小屋に逃げ込むとか、
降りだしてから逃げ込むのは、夏の登山道の混雑、渋滞状況を考えても、非常に困難です。
積乱雲は局地的に短時間で発生するので、予測がつけ難く、降り出しまでが早いのです。

>【数値予報】単独の積乱雲によってもたらされる局地的大雨の予測は、難しいのが現状です。
>【天気予報】局地的に降る雨は表現されないことがあります。
>【降水短時間予報】雨雲の急激な発生、発達は予測できません。
>【降水ナウキャスト】雨雲の発達や衰弱を予測することは不得意です。(13~15ページ)

つまり、どの予報によっても、積乱雲の局地的な発達までは予測できません。
予測できない以上、山小屋に逃げ込むことを考えるよりも、ちゃんとした雨具を準備することが
最善の対策ということになります。

>発達した積乱雲は、強い雨を降らせるほか、竜巻などの激しい突風、雷、ひょうなど、
>狭い範囲に激しい気象現象をもたらすことがあります。(5ページ)

富士山山頂では8月の平均風速が7m/s以上ですが、瞬間最大風速は当然それよりも強く、
積乱雲による雨では、台風並みの激しい突風が伴うことも珍しくありません。
100円の雨合羽は、前身ごろの合わせ目がジッパーではなくボタンのため、雨量が多いと
その隙間から雨が進入し、フード、裾、袖を締めるドローコードもないために、強い風による
横殴りの雨や、下から風とともに吹き上げてくる高山特有の雨に対しては、全くの無力です。
それどころか合羽が風をはらみ、煽られることによって転倒、滑落の危険性が高まります。


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