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２２日に新潟県阿賀町の山にナメコ採りに出かけたまま行方不明になっていた
新潟市北区の会社員安沢誠一さん（５４）が２８日夜、隣接する福島県只見町で
６日ぶりに保護された。新潟県警津川署によると、腕などに擦過傷を負っていたが、
命に別条はなく元気。
安沢さんは２２日午前６時ごろに青い作業服を着て自宅を車で出発、日帰りの予定で
山に入った。だが、２３日未明になっても帰宅しないため、家族が捜索願を出していた。
道に迷った安沢さんはヤマブドウや木の実を食べ、わき水を飲んで飢えをしのいだという。
尾根づたいに歩き続け、２８日午後９時ごろに只見町の沢で釣り人を発見。助けを求め、
只見駐在所で保護された。車を止めた場所から助けを求めた沢までは直線で約１５キロ。
保護された時、ズボンのポケットには、どんぐり数個が入っていたという。
新潟、福島両県警などは２３日から４機のヘリコプターを出動させるなど延べ５００人で
捜索していたが、２７日からは捜索隊の人数を縮小していた。
安沢さんは年に数回、山に入ってナメコ採りをするといい「迷惑をかけて申し訳ない」
と話しているという。
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