10/01/06 05:32:02
URLリンク(weblog.hochi.co.jp)
竹内氏のブログより↓
友人が「こんなの見ましたか?」と新聞の広告を送ってくれました。
マウンテンハードウエアーというアメリカのクライミングウエアー
メイカーの広告です。
その広告によると栗城史多(くりき のぶかず)さんが
「世界7大陸最高峰の単独無酸素登頂に挑戦」残すはエヴェレスト
とビンソンマシーフという内容です。
最初にお話しておかなければいけないのは、私の過去のインタビュー
や記事などをご覧になったことのある方はご存知のことと思いますが、
私は、いわゆる「世界7大陸最高峰」は登山の中の一つのカテゴリー
として確立していて、それにチャレンジしようという人にとって、
それは、私が14座にチャレンジするのと同じように、情熱をかたむける
価値がある目標なのだと思っています。
登山には人それぞれの思いがあるのだから、人それぞれのスタイル
があっていい。
スポーツクライミングだけに情熱をかたむける者がいるように、
私のようにヒマラヤだけに情熱をかたむける者もいて、同じように
7サミットに情熱をかたむける者がいてもいい。
それは、例えば陸上競技に何種類もの「走る」競技があるのと同じ。
短距離、長距離、中にはわざわざハードルを越えるものもある。
それらは、どれも「走る」という基本運動から細分化し専門化し、
発展して洗練されてきたのだ。そして、その一つ一つに情熱を
かたむけるランナーがいる。
登山も「登る」という基本運動からいろいろな登山スタイルに
細分化し、専門化していくのは必然でしょう。これは、登山が他のスポーツのように発展、成長している証拠と私は思っています。