09/06/08 11:10:50
>>481
近代登山とはいいにくい登山:宗教的な修行。旅行、狩猟、薬草とり、
放牧、領地検分、戦争などの目的で行う移動の必然的な手段。
近代登山:好奇心や探究心が登る動機
拙い言いかただけどこんな感じかな。お散歩感覚の登山は当然近代登山の範疇。
さかのぼれば中国や日本も含めて世界中で登山の歴史は古いが近代登山と呼びうるものは少ない
ただ朝日を見るためにエトナに登った古代ローマのハドリアヌス帝などはいる
これは普通近代登山とは言わないが精神は近代に通じるのものがある
近代登山を何をもって発祥とするかは諸説ある
良く(近代)登山の父と呼ばれるのが14世紀の詩人ペトラルカ
「山に登ること自体を目的として試みられた近代最初の出来事」(wiki)とされている
レオナルド・ダ・ヴィンチも雪山に登って実験したりしている
18世紀のソシュールもよく近代登山の父とされる。
数々のアルプスの山に修行のためではなく登り、多くの科学的調査を行っている
そのころから詩人や画家たちも山にどんどん関心を持つようになった
そして19世紀に主にイギリス人たちが一気にアルプスの未踏峰に押し寄せる
そして明治になった日本にもイギリス人ウェストンが訪れた。
彼もよく日本の近代登山の父と呼ばれる