04/01/24 19:49
上りの湘南新宿ラインは、横浜を出てしばらくすると東海道線と別れて北上して
行きますが、そこから新川崎までの間は車窓に広々としたすすきの原っぱが続き
ます。多分、その昔は鉄道貨物等で溢れていたのだろうと想像しているのですが、
その風景に続いて始まる軒を並べた町工場群と合わせると、何か日本の高度成長
の遺跡といった感じがします。
筑波研究学園都市の中心部では立方体や円柱状に剪定された街路樹が続き、人の
まばらなバスターミナルと併設されているショッピングモールでは、あちこちで
歩道の敷石から雑草がはみ出したりしています。こちらの方は、バブルの遺跡
かも知れません。
広大な領域が本来の機能を発揮しない状態になってはいるが、そこに存続して
それなりに使われている、いわば"生きている廃墟"もあるのではと思います。