10/07/09 15:51:04
かなり小さな爺さんが俺に話しかけてきた。「疲れきってもう歩けない。すまないが次の小屋までリュックを持ってくれんかい。」
知り合いでもない俺にいきなり何を頼むのかと思ったが、小屋まで15分もかからないだろうから承諾した。
しかしその爺さんはリュックがなくても歩けない状態で、小屋に近かったこともあり見兼ねた俺は
「俺が爺さんを背負ってやるからリュックは自分で背負ってくれ。」と言った。
爺さんは自分のリュックをつけると、俺のリュックの上にしがみついた。
他人のリュックの上にいきなり乗るなんて何を考えてるんだと思ったが何も言わなかった。身長が150㎜ほどしかない小人だったから。