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岩手・宮城地震:温泉、発生前に温度変化
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岩手・宮城内陸地震の震源地周辺で、地震発生前に温泉の温度が大きく変化していたことが19日、分かった。
同様の現象は93年の北海道南西沖地震でも報告されており、専門家は「今後の地震予知に役立つ可能性がある」と関心を寄せている。
震源から約5キロ離れた「かみくら温泉」(岩手県一関市)の経営者によると、
地震の約1カ月前の5月中旬ごろから42度だった温泉の温度が上昇を始め、1週間前の今月初めには47度になった。
また、約30キロ離れた「秋の宮温泉郷」(秋田県湯沢市)にある旅館は
「70度だった温泉温度が5月中旬ごろから60度に下がった」と言う。
東京大地震研究所の佃為成・准教授(地震学)の調査によると、
04年の紀伊半島沖地震では、和歌山県南部の5カ所の温泉で、地震の約1カ月前から温泉の温度が0.1~0.3度下がった。
北海道南西沖地震では地震約1カ月前に、奥尻島の温泉で約10度上がったとの住民報告がある。
佃教授は「大地震前には、地下の岩盤同士がぶつかりあって大きな圧力が生じる。
この圧力で深い場所にある地下水が上昇し、温泉の温度を変化させているのではないか。
興味深い現象で、地震予知につながる可能性がある」と話す。
【山本佳孝、斎藤広子】