08/09/17 03:26:45 dFuZ1QnZ
一瞬の沈黙の後で、シクシクと鼻をすする音がした。浴槽の中でひょっとこが泣き出したのだ。
美女は真剣な目で、でも冷めた声で「●君。分かったから出てって。本当に嫌だからお願い」
俺があいまいな返事をしていると
ひょっとこは突然「ふざけんな!てめーでてけよ!」と吠えた。
「お前が出てけ!」すぐに俺はキレ返して立ち上がった。
「やだ!」ひょっとこは反射的に小さな悲鳴をあげ、浴槽の中を後ずさった。
美女「ほんとお願い。お願い!」
美女は、こんなに心のこもったメッセージを送ったのは初めてだ。
張り詰めた空気の中で俺は、対象的にテンションが下がっていく。
本当に嫌われてるんだな。
「…もういいよ」と言って俺は湯をかぶり外へ出た。
さっさと体をふいて服を着る。その間、風呂からは物音ひとつ聞こえなかった。
こうですか?わかりません(>_<)