10/02/18 23:37:34 oA/X1LMA
>>579
>>その2番目に当てはまる本格は、実際は殆どないようです。
江戸川乱歩も真にそう呼ぶに値する本格は少数派だと述べていますね。
ちなみに本格として認められている(←許容されている?)作品の推理完了状態とアンチの曖昧な推理完了状態には違いがありますね。
犯人が2人、3人と与えられた情報からでは完璧な解を出すことが出来ないほどそれは本格ではない。作者の力量不足だアンチミステリーだと言われているのが現状ですね
>>あと、状況証拠だけで全ての読者の解がなるべく一意に決定することを望むなら、読者に取ってもっとも優れた本格ミステリは、読者にとってもっとも簡単な本格ミステリ、となってしまうような。
>>竜騎士07:謎解きの難易度を決める最初の要素はヒントの量、情報量だと思うんですよ。
>>小冊子の竜騎士:乱暴なまでに簡単に説明すれば、本格ミステリーとは、作中で説明された情報によって、劇中の解答を待たずに読者が正答可能なものを指します。
これこそがミステリーの本流であり、まさに“本格”と冠するに相応しいでしょう。それは読み物であると同時に、筆者と読者の知恵比べでもあるわけです。
その意味において、本格ミステリーとは、あらゆる小説ジャンルの中でもっともゲーム性が高いものであることが理解できると思います。
もっとも優れた本格ミステリ=もっとも簡単な本格ミステリ が成り立つかどうかは作者の実力しだいでは?
解が出た後読み直してみると確かにこれが答えだな。 この推理は○○の点からありえなかったのか・・・などとなるから本格は評価されているのでしょうね