10/02/14 02:32:14 2K1emp2O
>物語の外から作者が介入して文字の色変えてるんですけどw
>あと「真実を語る時、赤を使うことにする」は赤字で書かれているしね
うみねこで字を赤く塗っているのは、作者ではなく、物語の中のベアトリーチェという設定。
なぜならその正確な台詞は、EP2の
「そうだ。だから妾はこれより、【真実を語る時、赤を使うことにする】(赤)」だから。
物語内のベアトリーチェが文字を赤く塗った。その、赤く塗った文字が真実である、という”物語外の”情報は無い。
そして【真実を語る時、赤を使うことにする】は、良く言われる通り、魔女の詭弁の一種で、赤字自体の証明にならない
(同義反復・トートロジー・「この文は正しい、ならこの文は正しい」になってしまい、意味のない主張になる)
従って、うみねこを物語外から見れば、赤字も白字も等価で、本来は同程度の信憑性しか無い。
じゃあ、赤字は結局誰が保証しているんだ?本当に赤字に矛盾は無いのか?
ベアトリーチェが好きなところを適当に赤く塗ってるだけじゃないか?という疑問は、当然今までの読者の間にあった。
これに対して、EP5、EP6で、魔女の一人であるラムダデルタが、これまでのゲームでもロジックエラーが無いように
見張っていた、公平な裁量を行っていた、ということが示された。従って、この前後の描写(もちろん白字)を信じるなら、
少なくとも今までの赤字同士には矛盾が無いこと、赤字の信憑性の前提に、ベアトリーチェ本人の意志だけではなく、
メタ世界の他の魔女の意志、メタ世界の構造の理解が必要になることがわかる。
>「赤字を信じると白字の信憑性がなくなる、また赤字を信じないと全ての信憑性がなくなる」
>がいきなり「赤字を信じるなら白字の信憑性も信じる」になぜ飛躍するんだ?
全ての白字を同程度に信じなきゃいけない、というわけじゃない。
ただ、上記の理由から、赤字と同程度、それ以上に文脈を読まなければいけない白字は存在する。
特に、前提となる”妾はそなたとゲームをしている”や、ラムダデルタの裁定に関わるメタ世界の話(ノックス十戒含め)は
赤字の信憑性に深く関わる描写に当たる。そういう白字・文脈を無視して、赤字だけ特別に扱うことは出来ない。