09/12/24 00:09:29 hmQQ3zBa
「・・・ほんとすげーんだてば! 102歳とは思えんくらい肌も綺麗でサ!
だからアタシ聞いたっぺ、その長寿の秘訣は何なんですか?てな!
そしたらその答えってのがサ・・・」
相変わらず律子は興奮すると故郷のナマリ丸出しになる。
ただでさえ早口なのに、馴染みのない訛りまじりで聞き取りづらいことこの上ない。
少々ウンザリしながらも、アタシは話を合わせた・・・
「うん、何だったの?」
急に真顔になって律子が答える
「 茹でた孫 を毎日食べるんだと!」
「いや、ありえないから! アンタまた騙されてるんだよ。 まったくそんな子供だましに引っかかるなんて…」
「嘘じゃないて! おみやげにアタシにもくれたんだ。 一緒に食べよ!」
うあああまじか、かんべんしてそりゃ遠慮するよ
・・・と、顔を背けるアタシの前にむりやり突き出された
律子の手には、ゆで卵が握られていた。