09/10/11 16:20:06 8M0/e2Kt
仮面よ、わんばんこ~~
「白と黒」は犯人パターンが、後のブーム当時の完成長編と被るのも難か。
まあ、先行しているのは「白と黒」なのだが、どちらを先に読んでも「またこの手かよ」で
しかもあの犯人像は後味がとても悪い。
まじで「21面相」というネーミングには昭和を感じさせるものがあるねぇ。
犯行当時、金田一繋がりでかインタビューを受けた金田一春彦先生が、
「犯人は少年倶楽部の愛読者だったのでは」
との推理を開陳していたのを見て、思わず笑ってしまった思い出がある。
今、怪盗を自称するのであれば、「レディ・・・」みたいな横文字になってしまうかと思う。
残念ながら、代表作程度は読んでいるが、俺は宮部みゆき、高村薫、桐野夏生のセールス力
があるミステリ3人娘(恩田陸や桜庭一樹もいるが、ミステリプロバーの作家ではないと思う)
の作風はどれも好きでない。
従って、映像化作品にも興趣は湧かないのである。