10/01/30 20:48:53 UR5P1dVl
>>545
その後のお勢は悪女として末永く幸福な人生を送ったような気もする(w
謎解きミステリにありがちなダイイング・メッセージねたを
我流に消化し、こんな形で書く大乱歩は、やはり稀代の短編の名手と
言い得るかと思う。
さて、「お勢登場」といえば、長持ちだが、最近のコンパクトな押入れならぬ
クロゼットとは異なり、昔は広く作られたものが多かったため、
実は自分は長持ち(母の着物の保存用)にも入ったことがある。
着物は全て取り出したつもりだったのだが、中に残ったものが皺に
なってしまい、長持ちから引っ張り出されて厳しい叱責を受けたものである。
(なぜ、俺が押し入れの長持ちの中にいるのがわかった経緯は記憶にない。
押入れ、とりわけ長持ちの中に入らないように日頃から注意はされていた記憶はあるのだが・・・)
虫除けための樟脳の匂いがきつかった記憶が、今では懐かしく思い出される。