08/12/22 17:04:27 gUNyiprE
【アラーの名を唱えないからペルシャ人ではない】
つまり「ペルシャ人は全員アラーの名を唱える」という事が前提。つまりペルシャに生を受けたものはすべてアラーを信じるという「思い込み」じゃないか?社会全体と個人の心情は違う。
ペルシャ人=ダロガ(警察長官)はペルシャ時代、バーブ教徒の粛清に携わっていたかもしれない。警察長官だから。
少なくとも「バーブ教徒の粛清」自体を知らないと言う事はない。だから「拷問部屋で神の名を唱えながら殺されていく人」「拷問部屋で神の名を唱え虐殺する者たちの両方を知っている。
だからペルシャ人は宗教的に冷めていた、もしかしたら無神論者かもしれないね。
ペルシャでは社会的にはある程度順応していた可能性はある。宗教的に混乱した時代に生きていたから。でもパリではどうかな?
仮に「あなたは神を信じないんでしょうな?」と聞かれても、
つねに回答をはぐらかす人物とも言えるんじゃないかな?
ペルシャ人はアラーの名を唱えない。
手記の片隅、ストーリの邪魔にならないところで一言つぶやくだけで、
この手記を書いたのは少なくとも非クリスチャンだ、
おそらく名乗るとおりの人物なのだろうと、読者を最も簡単に
納得させられるはずなのに、その強力な保証の一言を、
なぜルルーはあえて手記で書かない?
①「拷問部屋で神の名を唱えてもどうにもならないのを体験上知っていたから」
(それよりも理性的に対処しようとしている部分に彼の特徴があると思う)
②「ペルシャ人は宗教的に冷めていた、もしかしたら【無神論者】」と言う設定だから。