09/04/27 22:42:39 bFpMeNZ3
>>849
「屋根裏の散歩者」あたりは可愛い方ですよ。
通俗長編でも結構ひどい。
>>838でも指摘されているけれど『魔術師』での徹底ぶりは
本人がやりすぎたかといっているほどだし、
『悪魔の紋章』『地獄の道化師』なんかは犯人をさらし者扱い。
『蜘蛛男』だってさっさと捕まえればいいものを、喜ばせてとことん落としているし。
『黒蜥蜴』『暗黒星』あたりは犯人との擬似恋愛を楽しんでる(同性愛込み)。
『影男』やジュブナイルの二十面相とはただのじゃれ合い。
『魔術師』ではどう考えても自分のミスで死者を出している。
明智って、結局自分が楽しめればそれでいいという人だったと思う。
そうやって犯罪を漁りながら「幽霊」みたいに顧客ができるのだから、
趣味と実益という意味で探偵という商売は最高だったんだろう。