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844 名前: 本当にあった怖い名無し 投稿日: 2009/04/19(日) 21:04:35 ID:j7o5nHw/0
大学2年の夏休み。俺は夜中にバイクを走らせていた。
犬鳴峠にさしかかって小心者の俺はビビっていた。
ここは心霊スポットって噂もある場所だからだ。
しかも時間もちょうど夜中の2時頃。他に走っている車もいない。
何か出たら嫌だな~と思いながら走っていたら前の方に白っぽい人影のようなものが見えた。
マジかよと思って急いで通り過ぎようと思ったんだけどどうやら幽霊にしては存在感があるというか
単に白っぽい着物を着たばあちゃんが立っているだけだった。
よく考えたらそんな時間にばあちゃんがひとりでこんなとこに立ってるなんてありえないんだけどさ。
でも俺は少しホッとして、どうしたんだろう?と心配する余裕もでてきた。
一生懸命呼び止めようとしていたばあちゃんの前にバイクを停めるとそのばあちゃんもホッとした様子で
「すみません、八女まで連れて行ってくれませんかねぇ」と言った。
ちょうど八女を通るつもりだったし放っておく訳にもいかないので
「あぁ、いいっすよ」と言い、ばあちゃんに後に乗ってもらった。
ヘルメットは彼女乗せるために後ろにつけてたのを使ってもらった。
ばあちゃんは何度もお礼を言いながら後ろに乗った。