『読みました』報告・海外編Part.4 at MYSTERY
『読みました』報告・海外編Part.4 - 暇つぶし2ch821:名無しのオプ
10/01/27 12:22:40 UJsB+pDI
>>820
スレ荒らすのやめてさっさと感想書けよ

822:名無しのオプ
10/01/27 13:01:03 EyfJsVbW
>>817
大学の仏文科のセンセーがバイトで訳したのが多い。
作品への愛が欠如してるのが残念だな。

823:名無しのオプ
10/01/27 20:34:07 Kcvj7sv9
>>821
それがアンチ書斎の褒め殺し荒らしだよ。
書斎シンパが荒らしてるように見せかけるのが目的。

824:名無しのオプ
10/01/27 21:05:57 MXHbEV3i
名無しなんだから「シンパの書き込み」か「アンチの褒め殺し」か
書いたやつ以外には区別が付かないはずなんだがな。

823が確かな根拠を元に区別しているとしたら面白いことになるね。

825:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
10/01/28 01:08:50 POSE1w0/
「灰色の栄光」ジョン・エヴァンズ(河出書房新社)

私立探偵ポール・バインの今回の依頼人は田舎町を牛耳る大富豪の老婦人。
娘の素行に関して自分をゆすっている相手を突き止めて欲しいという。
当初は他の探偵に頼んでいたのだが訳あって罷免したらしい。
その夜バインの元にかかってきた一本の電話。
いなくなった夫を捜して欲しいと言うその女性が口にした名は、
先に首になった探偵のものだった。
彼の居場所を突き止めたバインだったが、そこで遺体を発見する。
すぐに通報するが警察の対応は何故かおかしい。
一体この町で何が起こっているのか?

いやあ面白かった。楽しく読んだ。犬の力のような凡作や
ミレニアムのような駄作がもてはやされる異常な時代にこういう
真の傑作を読むと、自分がおかしい訳じゃないと勇気付けられる。

今回の敵は今までになく巨大で、どちらかというとAチームに向いている。
それに徒手空拳でどう立ち向かうのかも読み処であるし、
その場その場の展開が程良いサスペンスを醸成している。
更に事細かに伏線が張られていて油断ならない。
ただ、フーダニットは先行作に比べて若干落ちるかも知れない。

後69ページの比喩が面白い。
この叢書読破目指そうかしら。

826:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
10/01/28 01:11:51 POSE1w0/
「狂気のモザイク 上・下」ロバート・ラドラム(新潮社)

アメリカの腕利きスパイだったマイケルは退職し失意の中で
ヨーロッパを旅していた。
しかし、彼はローマで信じられない人物を見かける。
それは、マイケル自身が死に追いやったはずの恋人ジェンナだった!
彼女が何故? マイケルは謎を解くため、そして愛のために
ジェンナを追うが、その背後にはとてつもない陰謀が渦巻いていた。

初ラドラム。これも面白かった。
本作は様々な顔を持っている。
女を追うハードボイルドであり、恋愛小説であり、そして勿論
スパイ小説である。
最も感心したのは、視点が複数の登場人物の間を飛び交うにも関わらず、
主人公を巡る謎の真相が一向に見えて来ず逆に深まっていく点。
それでいて韜晦という風には思わず、ページを繰る手は停まらないのだ。

中盤まで来て漸く明らかになる大謀略には唖然とすること請け合い。
そしていよいよ謎は収束していき、黒幕の正体に迫る!
ミレニアムのような駄作がベタ褒めされることが如何に異常かを
教えてくれる傑作なのでお薦め。

冒頭行く先々で引退したことを疑われるマイケルがおかしかった。
しかし、最後の謎を解いた手がかりは不自

827:名無しのオプ
10/01/28 03:01:39 zndl2wCW
『愛の探偵たち』アガサ・クリスティ
クリスティの戯曲の中でも著名な「ねずみとり」の原作「三匹の盲目のねずみ」を筆頭に
ポアロ、マープル、クイン氏らの短編を合わせた計8編の短編集。

なかでも「三匹の盲目のねずみ」は100ページ近くあり中編といってもよい分量があり、
雪に閉ざされた山荘、山荘に泊まる怪しい宿泊客、マザーグースの調べにのって起こる殺人事件と、
ミステリーファンをわくわくさせる内容なのだが、分量的にちょっと食い足りないと感じてしまう。
そういう人は戯曲版を読んでね♪ということなんだろうか。
他、マープル、ポアロの短編はいつもどおりのデキで安心して楽しむことができる。
クイン氏の短編は最後を飾るこの短編集の表題作にもなった「愛の探偵たち」のみ。
この話は特に優れた短編でもなかったが、ミステリアスな探偵クイン氏には興味を持った。
今度『謎のクイン氏』も読んでみようかしら。

飛びぬけて面白いものやミステリ的に優れたものはなかったが、
それぞれ違う趣向の話しと三人もタイプの違う探偵が登場するのでなかなか満足できる短編集だった。
余談だがこの短編集、原題は『三匹の盲目のねずみ』だったらしく、日本で出版する際に、
邦題を『愛の探偵たち』に変えたらしい。
これは正解だったと思う。何故ならこの短編集には様々な愛が描かれている。
探偵たちはその愛を救ったり、愛が偽物であると暴いたりするのである。
クリスティの探偵たちは「愛の探偵たち」というフレーズが似合う探偵ばかりである。

828:名無しのオプ
10/01/28 21:58:23 ARa/TPIm
読後感は気が狂ったか。

829:名無しのオプ
10/01/28 22:45:07 R3qCdMaP
嫉妬に狂ったコテハン叩き荒らしwww

830:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
10/01/28 22:56:42 POSE1w0/
「世界名探偵倶楽部」パブロ・デ・サンティス(早川書房)
探偵に憧れるブエノスアイレスの少年サルバトリオは、
現地の名探偵クライグに弟子入りする。紆余曲折を得ながらも、
めでたくクライグの助手になることが出来たサルバトリオは、
クライグの代理でパリで開かれる〈十二人の名探偵〉クラブの
初めての総会に出席するよう命じられる。
万博に沸き立つ花の都でサルバトリオは世界屈指の名探偵たち、そして
その助手たちとの新鮮な出会いを味わう。
しかし、会員の一人であるパリの名探偵ダルボンがエッフェル塔から
墜死するという事件が発生。名探偵たちはめいめい捜査を開始する。

まずは構成を評価したい。すぐパリに行くかと思いきや、語り手の
物語から始まるのだ。そこで思わせぶりな余韻を残し舞台はパリへ。
総会では各国の探偵たちがそれぞれの解決譚を披露していく。それも良い。

だが褒めるのは残念ながらここまで。以降ショボくなるばかり。
探偵たちはちっとも名探偵という風格が無いし、当然あると思っていた
推理合戦も無い。一人称のせいで主人公ターンばかりだしね。
真相も動機の辺りはまあまあ面白いが、気の利いたトリックもなく、
物足りない。おまけに(メル欄)に関しても拍子抜け。もっとプロット練れ。

831:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
10/01/28 22:59:33 POSE1w0/
「騙し絵」マルセル・F・ラントーム(東京創元社)

屋敷を左右対象の間取りに区切った片方に住むブイヤンジュ家の一族。
一家が秘蔵するダイヤモンド〈ケープタウンの星〉が、
結婚披露宴の最中に何者かに盗まれてしまう。
厳重な警戒体制の中、一体どうやって……?
素人探偵スローマンの調査が始まる。

ナチの収容所内でフランス人捕虜が書いた稚気溢れる本格ミステリ。
かくの如く戦争は文学を育むのであります。
奇妙な館、巨大なダイヤモンド、瞬間移動装置、多国籍警官隊、
鏡の間等々魅力的な道具立ても充実しています。

そして起こるダイヤモンド盗難他奇怪な事件の数々。楽しく読み
そして真相に驚愕しました。ノックス的捻り+ロースン的一発トリック。
都筑のみっちゃんは「知られざる傑作など無い」とうそぶいていた
けれども、ある所にはあるんですね。

しかし、稚気溢れすぎている箇所があります。(メル欄)の件。
一気に戦前どころか前世紀にタイムスリップしているのが残念でした。

他の作品の邦訳も待たれます。

832:名無しのオプ
10/01/28 23:05:56 /amYeBz4
読後感の感想を見て久しぶりにラドラム読み返したくなったな
確かにラドラムってそんな所が売りだった

833:名無しのオプ
10/01/29 16:41:01 0OlBiENE
「失踪当時の服装は」 ヒラリー・ウォー

一九五〇年三月、アメリカ、マサチューセッツ州の女子大学から
ロウエル・ミッチェルという美貌の女子学生が失踪した。
警察署長フォードは若手の巡査部長と一緒に、
長年の経験をたよりに、この雲をつかむような事件に挑む。
捜査の実態をリアルに描き、警察小説に新風をおこした問題作! 
果して失踪か? 誘か? 殺人か?

この作品の一番の魅力は、警察活動の描写の緻密さやスリラー要素ではなく
署長のフォードと部下のキャメロンの軽妙な会話。
これこそまさにウィットに富んだ会話のオンパレード。
これだけ登場人物が気のきいたことをお言いまくるミステリー小説はなかなか無い。
チャンドラーよりもすごいんじゃないかと思わせるぐらい。
ストーリー自体はそこまで起伏に富んでるわけはないが
登場人物の発言のおもしろさのおかげで飽きずに読める

834:名無しのオプ
10/01/29 17:47:12 5CwqqT7Q
なるほど、「失踪当時の服装は」は警察小説の元祖みたいな紹介が多いがそんな魅力があったとは
今度読んでみよう
まともに読んでみると紹介の上手な人も多いな

835:名無しのオプ
10/01/29 21:10:57 XxVJD1hw
読後感は読んでないね。
短時間で読める量じゃない。

836:名無しのオプ
10/01/29 21:46:00 e0D/urW9
未読なのは書斎だけです

837:名無しのオプ
10/01/30 10:52:15 SPMl7k7O
アホ書斎は毎日毎日巡回スレをいちいちチェックして論考と称するゴミを垂れ流し
世間一般では休日とされる日は必ず2~3冊「読んだ」と称する感想文をデッチ挙げる。
しかもあのバカは様々な分野の本を読んでいるんだとさ。

50を越えたいい歳したオッサン書斎はここまでヒマなのかw

学生とおぼしき読後感ならそれだけの読書時間がとれるだろうけどね。

838:名無しのオプ
10/01/30 11:55:26 WqdF0fRE
だからコテハン叩きしかしてないカスどもはまずはスレの趣旨に添って
何か作品の感想書いてから書き込めよ
お前らもそういう書き込みが一番スレを汚してんだよ。
コテハンが気に入らないならNG登録してスルーすればいいだけ。
そうすればスレが荒れることなんてない。子供じゃないんだったらそれぐらいわかるだろ

839:名無しのオプ
10/01/30 12:56:34 FPMQ5VDv
>>838>>835 へのレスですね。
わかります。

840:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
10/01/30 17:25:42 zD1J8twl
ウィリアム・C・ゴールト「百万ドル・ガール」を読んだ。
この作者唯一の訳書、なんとあのエル作品の妙訳で知られる井上勇氏の
手によるハードボイルドである。
(ゆえに日本文としては「?」な訳文が散見される。「どん百姓」とかの今はNGな訳文がある楽しさもあるが)
正直言うて、ミステリとして見るべきものは皆無に近い。
探偵ジョー・ピューマ(名前はカッコ良さ気だが、女好きで喧嘩早いだけの
ような)が、事件関係者の学歴(カウンセラー)を確認するためビルの一室
を本部とするインチキ大学を訪問するくだりが、現代にも通じるエピで興を
惹く程度か。
あとがき(ノート)によれば(なぜか厚木淳氏が担当)、この作者の作品中では
出来が良いものらしいが、後が続かなかったのは仕方あるまい。
本邦では未訳に終わった多数の通俗ハードボイルド・ミステリ作家が存することを思えば(この辺の事情は小鷹信光氏の著書に詳しい)、早くに1作だけでも
紹介されたことを幸運とすべきであろうか。

841:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
10/01/30 17:27:00 zD1J8twl
ピート・ハミル「マンハッタン・ブルース」を読んだ。
タフなジャーナリスト、サム・ブリスコー・シリーズの第一弾。
別れた恋人の謎の死を発端にキューバ革命まで遡る陰謀に巻き込まれてゆく
ブリスコー。
名エッセイ「ニューヨーク・スケッチブック」の著者の手になるものだけ
あってNYの風景描写が冴えるが、残念ながら物語中盤からは舞台が
完全にメヒコに移ってしまうため、NY情緒を堪能することはならず。
代わりというては何だが、熱いメヒコ情緒は満載ではある。
だが、ミステリとしての評価は偶然性に頼ったご都合主義満載で頂けず、
エッセイ等を読む限りでは、ストイックな作風という印象があり、
NYを舞台にした序盤はこれに沿うものなのだが、
後半の過激なセックスシーン、アクションシーンは意外感を越え、
違和感さえある。
ハードボイルド・ミステリにはこの手のものが必須という固定観念でもあったのであろうか?
まあ、原書は30年以上前の刊行という点を考慮しても、最早、逝ってよし!
作品とは言い得よう。

842:名無しのオプ
10/01/30 20:40:02 4S52MLTd
書斎は読んでないと出てこない論考だね。

843:名無しのオプ
10/01/30 22:04:05 l25y/Cwa
早く読後感の新作が読みたい!!

844:名無しのオプ
10/01/30 22:17:45 faVD6EyG
同意。書斎のインチキ未読論考とは大違いだね。

845:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
10/01/31 15:36:22 pb+kRCCS
ジョゼフ・ウォンボー「メキシコ国境の影」を読んだ。
警察小説の大家の手によるコテコテのノンフィクション警察ノベルとでも称す
べき作だ。
既に30年以上前の邦訳作品であり、文庫化もされず忘れられた作品と言い
得るが、今読んでも米とメキシコ国境の治安維持に当たった20世紀の
ガンマン(サンディエゴ市の警官で略称「バーフ」=ボーダー・エイリアン・ロバリー・フォース=国境付近の不法入国者に対する強奪犯罪を取締る
機動部隊)たちの家庭崩壊や精神変調までに至る者も出た体を張った勤務ぶりは強烈な印象を残すものあり。
個性的な人物群の濃い描写は、ノンフィクションとフィクションの違いは
あれど、ポケミスのハリウッド警察ものへとしっかりと継承されている。
現場警察官出身の作者らしく、アメリカ人の警察官(メヒコ系が多いが)に
肩入れし過ぎず、美化もせず、彼らと対立関係にあるメヒコ警察官
(ティファナ市警)たちの視点にも配慮している筆致は好感度大。
作中でハリウッドの映画会社のリサーチに警官たちが狂喜するシーンがあるが、
もし本作が映像化されていたとするなら、
ストイックで理想主義なバーフ創設者のディック・スナイダー警部補は
ロイ・シャイダー、
実質的にバーフを仕切ることになるマニー・ロペス巡査部長は若い頃のテリー・
サヴァラス、といったイメージだろうか。
この線で時代性に拘泥しなければ、
その他の警官たちには、ペドロ・アルメンダリス、サル・ミネオあたりの
キャスティングが浮かんでくるお。
この「バーフ」、米墨国境はあまりに広大に過ぎ砂上の楼閣に終わったようなのが悲しいが、
本書を読了後は現在の状況はどうなっているのか非常に気にかかるところだ。

846:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
10/01/31 15:37:21 pb+kRCCS
リチャード・ジェサップ「摩天楼の身代金」を読んだ。
80年代に少々話題になったミステリちゅーか、サスペンス・スリラー。
主人公はベトナム戦争帰りだし、リアルでシリアスな緊迫した作品かと
思いきや、そうでもないという感じ。
特にラストなど洒落た遊び心に富んだアメリカン・ミステリの味わいさえある。
(果たして物的証拠が隠滅された状態で公判に堪え得る個人特定が可能か?)
最大の読ませどころは、身代金の奪取手法(正に「博打」そのものが絡む)、
つまり誰から取るかでなく、金が取れればオールOKというのが肝なのである。
このアイデアは結構面白い。
だが、タイプライター、公衆電話等、執筆年代を感じさせる小道具は仕方無い
しても、(特にPCが日常品化した現代では、犯人割り出しの手がかりにも
これを強く感じさせるものはある)
この手に作にありがちなご都合主義過ぎる展開に萎えるものはある。
あえて今読む必要は無い作と断言しても差し支えないのではなかろうか。

847:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
10/01/31 15:44:03 wp11cULR
「災厄の紳士」D・M・ディヴァイン(東京創元社)

ケチなジゴロで稼いでいるネヴィルは、ある富豪令嬢をカモにする
話を持ち掛けられる。
大金に目がくらみ引き受けたネヴィルはこの仕事を引き受ける。
苦戦しながらも次第に令嬢の心を掴んでいくかに思えたネヴィルだったが、
その先には思わぬ事態が待ち受けていた……。

“フーダニットの達人”ディヴァインの新紹介作。またやられた。
今までの作品とは一風変わったストーリーで展開していく。
主人公が明確でなく、登場人物の誰にも感情移入することはないが、
ページを繰る手は止まらない。
しかし、読み進むに従っていつものディヴァインの本格の味わいが
出てくる。
こんなあからさまな伏線に何故気付けなかったのかと嘆くことになる。
真犯人像には疑問を感じなくもないけど、パズラーとしてならアリかな。

後、ドロシー萌え。男の理想やないか。

ここから文句。
女性のセリフを今風にした翻訳は頂けない。
71年の作品なんだから余計なお世話だ。
あと解説は邪道に迎合するな。自己責任なんだから。
最後に翻訳紹介に無駄なブランクを作った編集者どもの無能ぶりを
再度嘲笑っておく。

848:名無しのオプ
10/01/31 16:02:23 jtAWixtL
読後感>>>>>>>子供の感想>>>>ガムテープ>>>>未読の書斎

849:名無しのオプ
10/01/31 17:12:18 n41lB5sv
読後感の感想は他の人を読書に誘う力があるね

850:名無しのオプ
10/01/31 17:49:47 Hi2GvX2F
>>847
いやいや。むしろセリフはどんどん現代風にするべきだろ。

クイーンのZの悲劇だったと思うが、ペーシェンスのセリフで
「よござんす」ってのがあったんだぞ。時代劇か?っていう。
あとは「あんたたちは、本当に馬鹿な明きメクラよ!」とかな。
明き盲なんて話し言葉で使う女なんて存在しないだろ現実には

851:名無しのオプ
10/01/31 17:54:56 M2cwvrTP
Zは2010年の話じゃないから

852:名無しのオプ
10/01/31 18:00:42 Hi2GvX2F
日本の小説だったら100年前だろうが会話はそのままで良いが
翻訳小説なら時代に合わせて変えるべきだろ
別に50年まえのイギリスの女がそんな古くさい話し方してたのか、なんてわからないわけで

853:名無しのオプ
10/01/31 18:10:00 jtAWixtL
>>852
エリザベス女王時代のイギリスで
「犯人チョーむかつくしー。探偵さん、超スピードで捕まえてみたいなー」
女がいたらおかしいだろ。

854:名無しのオプ
10/01/31 18:27:16 0R654WW7
書斎憎しの感情があるんだろうが、読後感を持ち上げすぎだろ。

855:名無しのオプ
10/01/31 18:29:34 jtAWixtL
へー、書斎ってインチキ論考書くばかりか住人から憎まれてるんだー

856:名無しのオプ
10/01/31 18:43:23 Hi2GvX2F
>>853
?そんな極端な話だれもしてないだろ。
お前災厄の紳士読んでないだろ?そんな極端なセリフは出てこないから。
読んだ上で語れよ

857:名無しのオプ
10/01/31 19:02:19 jtAWixtL
「よござんす」ってのは災厄の紳士の話だったのだろうか

858:名無しのオプ
10/01/31 19:11:52 0R654WW7
ギスギスしているねえ。
もっと和やかに歓談できないものか。

859:名無しのオプ
10/01/31 19:11:53 Hi2GvX2F
>>857
曲解してるんだよな?
>>847の言う「今風」ってのは女子高生みたいな口調のことじゃなく
従来なら「~あそばせ」とか言ってたところを「~してよ」とかにしてることを指してるんだぞ
チョーむかつくなんて口調に訳してるミステリーがあるなら教えてくれ。読んでみるから

860:名無しのオプ
10/01/31 19:14:21 jtAWixtL
「~あそばせ」でいいじゃん
それって時代劇の言葉か?

861:名無しのオプ
10/01/31 19:23:00 Hi2GvX2F
>>860
今の感覚で言うと不自然だろ
翻訳ってのはその時代に合わせて、改められていくべきなんだよ
村上春樹も書いてたが、だいたい25年周期で再訳すべきだって。
それはなぜかっていうと、話し言葉は時代によって変わっていくから。
ライ麦畑でつかわれてる「やっこさん」なんて表現は今じゃ誰も使わない

862:名無しのオプ
10/01/31 19:24:22 jtAWixtL
>今の感覚で言うと不自然だろ

今の小説じゃないから不自然じゃないな


863:名無しのオプ
10/01/31 19:29:05 Hi2GvX2F
>>862
だからそれは日本の小説の場合。
夏目漱石の小説ならどんだけ表現が古くさかろうが良い

でも日本の話し言葉とアメリカの話し言葉は全くリンクしてないだろ。これが重要。よく読めよ。
例えば
1950年代のアメリカの話し言葉を1950年代の日本語の話し言葉で訳す必要なんて全くないんだよ
なぜなら、両国の話し言葉には共通点なんて全くないから。
だから、翻訳の場合はその出版される時代の言葉に合わせるべきなんだよ。

864:名無しのオプ
10/01/31 19:32:51 jtAWixtL
そんなお前基準知らん
それで全部25ごとで再訳すべきってどっちが極論だか

865:名無しのオプ
10/01/31 19:48:00 M2cwvrTP
つまり翻訳小説は常に現在の言葉で書かれていないといけないってことね

無理だし面倒な話だな
なにを必死に要求してんだか、ってはなしですな

866:名無しのオプ
10/01/31 19:49:24 Hi2GvX2F
全然面倒じゃないだろ
例えばこれからバークリィの作品を邦訳するなら
今の言葉に合わせて訳せばいいってだけなんだから。訳者にとっても楽だろ

867:名無しのオプ
10/01/31 19:51:01 M2cwvrTP
毎年のように改訂しろって話だぞ、それ

頭おかしいだろ

868:名無しのオプ
10/01/31 20:00:14 Hi2GvX2F
25年周期って書いてるんだが。人の話よく聴かないって先生に言われただろ?

869:名無しのオプ
10/01/31 20:05:44 jtAWixtL
これから訳すのを今の言葉にするだけって言ったり25年周期って言ったりなんだかな

870:名無しのオプ
10/01/31 20:07:06 Hi2GvX2F
話し言葉は毎年毎年変わるわけじゃないだろ

871:名無しのオプ
10/01/31 20:08:59 jtAWixtL
あれー?
ミステリーって25年に一度しか翻訳されてないんだっけ?

872:名無しのオプ
10/01/31 20:23:07 Hi2GvX2F
堂々巡りだからそろそろやめる?

873:名無しのオプ
10/01/31 20:25:57 jtAWixtL
堂々巡りってことにしたいならどーぞ

874:名無しのオプ
10/01/31 20:29:29 Hi2GvX2F
じゃあ続ける?

875:名無しのオプ
10/01/31 20:35:52 qgTwMEF0
五十年前の小説が五十年前に翻訳されたとするなら、訳文だけを
アップデートする必要は、まったくないと思うがナ。

一冊まるごと改訳するのに、どれくらい手間がかかるのか分かってる?

876:名無しのオプ
10/01/31 20:40:41 ziQ/OkjT
そのたびに和文和訳の仕事にありつける雇用創出が目的なんじゃないの?

877:名無しのオプ
10/01/31 20:41:59 jtAWixtL
>874
毎年25年周期の本があることは理解してるよね?
それでも毎年のように改定しろという意味ではないというのはどういう意味?

878:名無しのオプ
10/01/31 20:57:08 jtAWixtL
>876
うん、きっとそういう意図があったんだよね
でも俺はそんな金と労力使うなら、ミステリーに限らず新作どんどん訳して欲しいわ

879:名無しのオプ
10/02/01 12:08:11 r7h19P/g
「2chが選ぶこのミステリーがすごい!2010」の投票を受け付けています。
締め切りまでに投票が一票もなかったので、投票期間を延長します。
ぜひ、投票をお願いします。

2chが選ぶこのミステリーがすごい!
スレリンク(mystery板:446-番)

【以下のルールを守ってください】
・投票スレの>>1-3は無視してください。
・対象は奥付表記で2008年11月~2009年10月の期間内に発行された広義のミステリー作品。
・6作品以内で順位をつけて投票すること。
・必ずしも6作挙げる必要はなく、1作でも投票可とするが、上記のように順位はつけること。
・1位=10点、2位=9点~6位=5点で集計。
・国内作品と海外作品は別々に投票する。
・一行以上の総評必須(ネタバレ禁止)
・宝島社の作品は対象内
・投票期間は12月10日~1月31日まで(延長します)

今年のこのミス、本ミスなどのランキングです。参考にしてください。
国内編 スレリンク(mystery板:447-450番)
海外編 スレリンク(mystery板:451-455番)

880:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
10/02/07 01:32:11 vaVme4ZX
E・D・ビガーズ「チャーリー・チャンの追跡」を読んだ。
前記した「活躍」とは異なりホノルル警察のチャン巡査部長(当時)
としては、相変わらずのアウエイ状態(舞台はシスコ)ながらも、
全編に渡ってチャーリーが中国系探偵らしい箴言を繰り出しながら、
正に活躍する作。
ただし、謎解きミステリとしては古臭いロマンスねた(男気がある冒険家の
不幸な美女(人妻)の救出談)に落ちるのが物足らず、後出しの手がかり
は同じようなものとはいえ、「活躍」にあるような部屋の空気ねたのような
論理的な面白さは皆無である。
オールドファッションな軽いアメリカン・ミステリ好き(決して程度が高い
人間とは言い難い)ぐらいにしか推せない作ではある。

881:名無しのオプ
10/02/09 01:28:57 1HtMmBVN
>>847
>ここから文句。
>女性のセリフを今風にした翻訳は頂けない。
>71年の作品なんだから余計なお世話だ。
>あと解説は邪道に迎合するな。自己責任なんだから。
>最後に翻訳紹介に無駄なブランクを作った編集者どもの無能ぶりを
>再度嘲笑っておく。

書斎は論外だが、こいつなんでこんなにエラそうなの?
大先生気分で論考(笑)書いてる気違いとあんまり変わらないな

882:名無しのオプ
10/02/09 06:41:03 OPiDRR4w
本格ばっかでハードボイルドとか読んでるやつが少ないな

883:名無しのオプ
10/02/09 09:38:40 M7RJit5s
お前が書けばいいんじゃね

884:名無しのオプ
10/02/11 12:21:40 v6QEAodF
読後感は書斎アンチに相対的に持ち上げれているに過ぎないのに勘違いも甚だしいよな。
もはや公害レベルだ罠。

885:名無しのオプ
10/02/11 13:55:44 B87azlrE
読後感のは普通に文章として読める。
書斎のは難しそうな言い回しを多用するだけで、意味不明。

886:名無しのオプ
10/02/11 18:33:55 retG0EKO
そりゃそうだろう。書斎は読んだフリしてなんちゃって論考書いてるだけだから。

887:名無しのオプ
10/02/11 18:40:44 KKzkgNyR
107 名前:名無しのオプ 本日の投稿:2010/02/11(木) 16:47:35 ID:v6QEAodF
アガサヲタの腑抜けっぷりが際立つ結果となったな。
結局事なかれ現状追認なんだよ。
創造性の欠片もない。


21 名前:名無しのオプ 本日の投稿:2010/02/11(木) 07:47:14 ID:v6QEAodF
書斎が来ないと盛り上がらんわな。


23 名前:名無しのオプ 本日の投稿:2010/02/11(木) 11:39:39 ID:v6QEAodF
売れない過去の作家なんだからしょうがない。
書斎の指摘がここにきて当たったことを証明しましたな。

888:名無しのオプ
10/02/12 07:35:29 N39nmNMk
お前らコテハンなんてスルーして自分の感想を書けよ
全く書いてないだろ

889:名無しのオプ
10/02/16 03:01:41 noGSbsBO
以前、こちらのスレで宣伝されてもらいました
「2chが選ぶこのミステリーがすごい! 2010」
決して投票数は多くありませんが、
今年もランキングができましたので、ご報告させていただきます。

スレリンク(mystery板:538-番)

【国内編】
1 位 82pt 『Another』 綾辻行人
2 位 62pt 『三崎黒鳥館白鳥館連続密室殺人』 倉阪鬼一郎
3 位 60pt 『密室殺人ゲーム2.0』 歌野晶午
4 位 47pt 『身代わり』 西澤保彦
5 位 31pt 『殺人鬼フジコの衝動』 真梨幸子
6 位 30pt 『花窗玻璃 シャガールの黙示』 深水黎一郎
7 位 27pt 『秋期限定栗きんとん事件』 米澤穂信
8 位 24pt 『ここに死体を捨てないでください!』 東川篤哉
9 位 21pt 『神国崩壊 探偵府と四つの綺譚』 獅子宮敏彦
9 位 21pt 『リバース』 北國浩二

【海外編】
1 位 28pt 『検死審問ふたたび』 パーシヴァル・ワイルド
2 位 20pt 『荒野のホームズ、西へ行く』 スティーヴ・ホッケンスミス
3 位 17pt 『麗しのオルタンス』 ジャック・ルーボー
3 位 17pt 『災厄の紳士』 D.M.ディヴァイン
3 位 17pt 『幽霊の2/3』 ヘレン・マクロイ
6 位 16pt 『騙し絵』 マルセル・F・ラントーム
7 位 14pt 『ユダヤ警官同盟』 マイケル・シェイボン
8 位 13pt 『解雇手当』 ドゥエイン・スウィアジンスキー
9 位 10pt 『天外消失』 早川書房編集部・編
9 位 10pt 『泥棒が1ダース』 ドナルド・E・ウェストレイク


最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch