あぼーん
あぼーん
254:あぼーん
あぼーん
あぼーん
255:あぼーん
あぼーん
あぼーん
256:名無しのオプ
09/06/20 23:06:03 bD8hOSw/
やめ六たらやめろ
↑
ナニ? この誤字w
257:名無しのオプ
09/06/21 08:22:07 2p+E5m7h
>>249
むしろ傾向としては逆ではないだろうか
一般にミスオタと呼ばれる人種の方が人間ドラマの部分が嫌いで
トリックやサプライズしか関心が無い印象があるが
258:名無しのオプ
09/06/21 09:18:14 ZbTulR/j
>>257
書斎さんが全面的に正しい。
逆らうなクソが。
259:あぼーん
あぼーん
あぼーん
260:名無しのオプ
09/06/21 13:57:25 M6phZK1Q
>>258のID:ZbTulR/jはスレを荒らして歪んだ快感に酔っている変態なんですよ。
ただ疑問をはさんだだけの人を罵るのはやめろ書斎魔神応援団!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
261:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/06/21 19:23:52 j8lw0cCY
つまり「辛気臭い人間ドラマを厭うミスオタ」も存するわけである。
ただし、伝統的に怪奇探偵小説が好まれる傾向がある日本では本格ミステリ好きでも
横溝御大のドロドロ人間ドラマとかも結構楽しんでいる向きも多い。
262:書斎魔神 ◇AhysOwpt/w
09/06/21 19:46:22 8sW/rTG7
>>261
書斎さんは全面的にうっとうしい。
書き込むなクソが。
263:名無しのオプ
09/06/22 14:12:26 97ZVGg1I
「あなたに不利な証拠として」読んだ
ドラマのツインピークスを見返したくなった
264:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/06/22 21:11:47 YSn6k1Zl
>>263
あれはマジで警察小説の傑作だと思うが、最終エピまで来ると既にミステリ小説ではない。
265:名無しのオプ
09/06/22 23:31:54 PFGLr9Tp
>759:書斎魔神◆AhysOwpt/w :2009/06/21(日) 19:09:43 ID:j8lw0cCY
>有栖川有栖「スウェーデン館の殺人」を読んだ。
>おなじみ名探偵火村助教授と作家有栖の国名シリーズ唯一の長編
題名を間違った上に、国名シリーズ唯一の長編とはね。
『マレー鉄道の謎』という推理作家協会賞受賞作を知らないのかい。
266:名無しのオプ
09/06/23 00:13:39 iy/7LGUk
>264
うーん、最初からドラマでしたねあれは。
267:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/06/23 20:28:14 K5+cy3Jq
「あなたに不利な・・・」は、この10年で読んだ本の中でも屈指。
前半は女性警察官たちの活動を描いて十分に警察小説の範疇なのだが、
(作者が警察官出身ということもあって、銃社会の現実的な恐怖感と死者に対する超自然的な
恐怖感が並存する深夜勤務のシーンがリアルで強烈な印象を残す)
ラストの癒しと赦しの世界になってしまうと、これはもう文学の世界でしょ。
この辺が大きな魅力でもある。
268:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/07/01 00:39:13 n9eAXerL
「エア・ハンター 相続人を探せ」クリス・ラースガード(集英社)
行方不明正体不明の相続人を探し出す通称エア・ハンターを生業とする
ニックとアレックスは田舎で変死した老人の莫大な遺産の相続人を
探すことになる。しかし、どうやら一筋縄では行かない模様。
老人の素性は謎に包まれており、二人は調査中に命を狙われる。
更にFBIからは中止の圧力がかかり、業界最大手がライバルになる。
果たして相続人を探し報酬を得ることができるのか!?
分厚いんだよ。この作風やプロットならもっと短くできるはずだし、
その方が良いはずだ。デビュー作だから小慣れてないのも仕方ないか?
珍しい職業ってだけで他に特筆すべきこともなし。
269:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/07/01 00:56:54 n9eAXerL
「長く冷たい秋」サム・リーヴズ(早川書房)
学歴が有りながらタクシーの運転手に甘んじているクーパーは
偶然かつて愛した女性の死亡記事を目にする。葬儀に出席したクーパーは
彼女の息子が行方不明になっていることを知り捜し出すのだが、
やがて見つけた少年はクーパーに母親は殺されたのだと話す。
クーパーはある理由も手伝って少年と共に真相究明に乗り出すのだが……。
これ最初はどうにも読む気が沸かなくて困った。次巻の粗筋が
好みだったのでそのためには読まねばならず苦労した。
中盤くらいから徐々にモチベーションができてきたけど。
プロットはまあまあ作り込んでるとは思う。
こうやって子供が絡むのって弱い人は弱いんだろうけど、
俺は綺麗なねーちゃんと絡む方が好きだなあ。
ただ主人公の人間性は割と読ませる。
270:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/07/05 00:54:55 27765gow
「大聖堂 果てしなき世界 上・中・下」ケンフォレット(ソフトバンク クリエイティブ株式会社)
キングズブリッジで暮らしている落魄した貴族の息子マーティンは
騎士となることを夢見るが叶わず、大工見習いとなる。やがて
建築の才能を花開かせるマーティンだったが、親方に妬まれ
破門されてしまう。
彼の恋人で商人の娘カリスは廃れつつあるキングズブリッジの市を
復興させるために奔走するが、保守的なギルドや修道院が立ち塞がる。
時代の波に翻弄されながらも必死に生きる道を探ろうとする
二人の男女を中心に、様々な人物の思惑が錯綜する大河小説。
ある程度の長さの年代記というものはどうしても感情移入してしまう
もので、それを“面白さ”と呼ぶには些か抵抗がある。
前作を読んだ時に思ったマイナス点は、キャラクターの善悪が
先天的に決定されていることと、主役2人が時代に順応せずに
やたらと疑うことだったが、本作でもそれらの点は本質的に
変わっていない。
だから読んでいる途中もどこか惰性との自覚があった。
それから主役がまた建築職人というのも残念だった。
今回はストレートに騎士を主役にして、侵略戦争とどう向き合うかを
書いて欲しかった。そうすれば“時代に逆らうことでアイデンティティー
を確立する”という方法論が使えなくなるから物語がより奥深くなった
かも知れない。(続く)
271:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/07/05 00:59:14 27765gow
読みながらこれを山本周五郎ならどう書くかなとか夢想していた。
ただ、メインヒロインを共に不美人に設定したのは英断かも知れない。
ストーリー展開は前作と似通った路線に思えた。細かいこと言えば、
序盤から匂わせていたエロシーンが散々焦らした挙句不発だったのが不満。
前作は期待を裏切らなかったのになぁ。
それにしてもマーサはよく結婚して子供産めたなぁ。
272:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/07/05 01:52:39 27765gow
「パームビーチ探偵物語」ローレンス・サンダース(早川書房)
父親の弁護士事務所に勤める秘密調査員アーチボルドは、
とある大富豪の未亡人から紛失したエラー切手の捜索を依頼される。
依頼人の屋敷の使用人や居候している息子夫婦や娘、知人のアリバイを
調べていくと怪しげな事実が浮かび上がってくるが、やがて
容疑者の一人が死亡してしまう。私生活では意中の女性との関係に
心を砕きつつも捜査を続けるアーチボルドは真相を暴けるのか!?
「盗聴」はやり過ぎの観があってあまり感心しなかったが、
本作は色男探偵が活躍する軽ハードボイルドということなので読んでみた。
なるほど冒頭から濡れ場で始まるし、年不相応のセクシー老女
なんかも出てきて賑やかな要素はある。
事件そのものは、とある証言がストレートに解決に導いてしまうという
よろしくないパターンなのが残念だったが、主人公自身の問題にも
関わってくるのはまあまあ。そう長い話じゃないので
マンネリを楽しみたい時には続きを読むのもいいだろう。
273:名無しのオプ
09/07/05 09:24:45 8Qg5GtH4
Yの悲劇を3ページ読みました
年末までには読破したいです
感想は未だありません
274:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/07/07 21:31:01 AvhQ/iA2
>>273
すぐ逝け!(w
275:名無しのオプ
09/07/07 22:24:16 oGs2OjZZ
読んでもいないのに感想だけ上げる書斎よりはるかに誠実だな
276:名無しのオプ
09/07/07 22:29:59 pVLUUe6W
Yの悲劇を4ページまで読みました
年末までには読破したいです
感想は未だありません
277:書斎魔神 ◆/QkCJpfbfE
09/07/08 00:15:01 Z+moX/o+
Yの悲劇は最終ページしか読んでません
生涯読破するつもりはありません
感想はどこかのブログからパクります
278:名無しのオプ
09/07/08 08:12:28 xE+izTAq
Yを読んでないのは、読後感だろ。
メインの謎を誤読して、かつ自分の方が誤読してるのに
正しく理解していた他人を嘲笑しようとして恥をかくなんて、
俺ならもうミス板来られないよww
279:名無しのオプ
09/07/08 22:50:15 Mn28kmQv
ミス板でハンドル付けて書き込んでいるヤツには
まともなのはいない、ということですね。
わかります。
280:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/07/09 16:17:27 Av+DNkRc
「コミックブック・キラー」リチャード・A・ルポフ(早川書房)
保険調査員ホバートは、盗難に遭ったために保険金の支払を求めている
コミック専門の古本屋に赴く。その総額は25万ドルにも及び、
支払に応じれば自分のクビも危ういとみたホバートは必死に
盗まれたコミックの行方を追う。やがて数冊が奇妙な状況で
発見されるが、喜びも束の間、古本屋の主人が何者かに殺害されてしまう。
ホバートは魅力的な婦警の協力を得て真相に迫ろうとするのだが……。
これちょっとがっかりした。てっきり作中に手掛りが網羅された
コミックが登場して、漫画を読みながら推理するような
前衛的なミステリーかと思ったら、割りと普通のサスペンスっぽい。
こうなるとジョー・ゴアズの挑発的とも言える序文も釣り針に見えてくる。
一ヶ所作中コミックを使った暗号が出てきはするのだけどね。
もっと欲しかった。
盗まれたコミックが何故かバラバラに戻ってくるという謎はまあまあ。
ちなみに巻末に作中コミックが付録になっているが、
このストーリーのやっつけぶりは異常w。
281:名無しのオプ
09/07/10 00:23:24 +XwvU+1q
>>278
まあ本人が満足してるなら、いいんじゃない?
地方によって呼び名が違うと思うけど、「おみそ」ってあるでしょ
みそっかすみたいな感じの意味
例えば小学校高学年が集まって鬼ごっこをするときに
一人だけ誰かの弟か妹の低学年が混ざっててさ
高学年は皆、そいつを本気で捕まえたりはしないという
暗黙の了解があるんだけど、本人はそれを知らないから、
一緒になってキャッキャッはしゃいで逃げ回る
実は本気で相手にならない存在だから泳がされてるだけなのに、
自分だけは妙な一体感(実は勘違い)や充実感を持っている
この扱いが「おみそ」
読み込みの甘さも基本的読解力の無さも思いっきり割れてるのに、
いまだに読後感を書き続け一人で悦に入ってる姿を見て、
ふとこんなことを思い出しました (´・ω・`)
282:名無しのオプ
09/07/10 13:27:15 8RxcURK2
>>281
>>278はコピペみたいなもんだから相手にしなくて良いよ
283:名無しのオプ
09/07/10 21:04:02 +XwvU+1q
>>282
むしろ、そんなに必死なあんたを相手にしたくないよ (´・ω・`)
284:名無しのオプ
09/07/10 21:16:56 8RxcURK2
いや、同じ書き込みを10回ぐらい見たから言ってるんだがw
それこそ必死でしょう
285:名無しのオプ
09/07/10 22:21:34 +XwvU+1q
このスレと国内編と、両方をずっと監視してる必死な人が、何か言ってるね
これ以上相手するともっと絡まれそうだから、やめようっと (´・ω・`)
286:名無しのオプ
09/07/11 09:37:58 U3PPBIkI
>>281
おみそワラタ
>>284
自分が一番必死なのがバレちゃったねw
いつもご苦労様です。
287:名無しのオプ
09/07/11 11:35:06 KVMgBiFY
>>278は国内編でも再三同じことを繰り返してる
で、とうとう
685:名無しのオプsage2009/05/05(火) 11:59:35 ID:8J44Eyj8
>>684
粘着はいい加減迷惑なんだよ。
ミステリ板の読後感を叩くスレ
スレリンク(tubo板)l50
↑
立ててやったからこっちでやれ。
そしたら、
690:名無しのオプsage2009/05/05(火) 22:18:24 ID:dtqBwU6y
>>685
バカが釣られたか
691:名無しのオプsage2009/05/05(火) 22:55:35 ID:WTqqkQ4X
読後感叩きは荒らし目的であったことを自白。
ちなみに>>685のスレは叩きレス0で即落ち
報告スレを荒らすのが目的だったってことが露呈した
288:名無しのオプ
09/07/11 11:49:29 SgUNWEhV
>>287
これのほうがもっとはっきりしているよ。
自分が荒らし行為をしていることを明言し、更にはこれからもやり続けると宣言している。
スレリンク(mystery板:790-791番)
289:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/07/12 11:04:41 HJGrqH42
レイモンド・チャンドラー「湖中の女」を読んだ。
コミさんのも味があるが、やはりチャンドラーは清水訳って感あり。
チャンドラー作品中では地味な存在の作であり、訳者あとがきでも触れられている
とおり映画化作品も凝り過ぎた演出で不発に終わった。
大きな偶然性(作中でマーロウ自身が認めている)に左右されるストーリー展開、
「プロの探偵が見てわからないのか?」な御都合主義等が存することは非常に気にかかるが、
本格ミステリとして書いても良いくらいの二転三転する展開の意外性、
そして古典的ながらトリックの仕掛けの巧さで、まずまず読ませる。
マーロウのダンディぶりが控え気味、女性キャラは何人も登場するものの、
ヒロイン的存在も無いので、チャンドラーの臭みを嫌う向きにも推せる作と言い得る。
探偵が「デテクティブ」と名乗り「刑事」を勘違いさせるシーンはおなじみかもしれぬが、
清水氏晩年の訳のせいもあるのか、「デテクティブ」(刑事・探偵両義あり)というワードの
訳し分けがわかり難くなっている部分があるやに思われる。
290: ◆uZnNxKvE6RBI
09/07/12 13:21:54 dKZVi1xi
マイクル・コナリー『エンジェルズ・フライト』
(上下、2001→2006、扶桑社文庫)【8点】
ハリウッド署のボッシュ・シリーズ。
人権派弁護士の惨死をめぐって、少女誘拐殺人・アフリカ系住民の暴動・
警官の不祥事など、スリリングな状況が手に汗握る。
シリーズ・キャラの健在ぶりも含め、おもしろい、おもしろかった。
291:名無しのオプ
09/07/12 14:03:30 eFryoNTZ
>>287
>ちなみに>>685のスレは叩きレス0で即落ち
>報告スレを荒らすのが目的だったってことが露呈した
お前さん、以前から何度もしつこくその理屈書き込んでるよね。
もしかして、煽りじゃなく本気でそのトンデモ理論を推してるの?
だとしたらお前さん、パズラーとか苦手じゃね?
お前さんの理論は、「島田荘司専用スレがあるのに
それ以外のスレで島田荘司のことを書く奴は荒らし」ってのと同じ。
あまりにも馬鹿らしくて、誰もまともに取り合ってないだけだよ。
まさに「おみそ」状態だな。
世の中の人は、何もお前さんの勝手なルールやカテゴライズに沿って
行動してくれる人形じゃないと、いい歳ならそろそろ理解しろよ。
あちこちでとんちんかんな荒らし認定を連発して板を乱してるのは、
ずっとお前さん。
いい加減にどっか行ってくれ。
292:名無しのオプ
09/07/12 14:46:55 mGwAj77s
ここは感想を書くスレであって個人批判するスレじゃないし、
その例えに従えば、島田荘司スレが島田荘司の話題が0で即落ち
するようなもん
誘導されるのが嫌なら自分で立てても良い訳だし
書斎魔神は批判スレがあって皆そっちでやっているでしょ?
(たまにコピペする奴はいても)
スレ違いをして誘導にも従わず自分でスレ立てもせず
同じ発言を繰り返して咎められたら必死だの監視だの見当違いの言い逃れ
荒らし以外の何物でもない
ちなみに>>288は認めてる訳ね?
ならもう荒らさないでくれ
293:名無しのオプ
09/07/12 16:28:01 fUeTq/JN
>>292
もう荒らさないでくれよ
お願いだから
294:名無しのオプ
09/07/12 18:37:22 O0+vKqtu
>>292
>>288にもあるように、そいつは頭のおかしいカマッテ君だから。
相手にするとバカがうつるから無視しようよ。
295:名無しのオプ
09/07/12 19:13:49 fUeTq/JN
またお得意の誹謗中傷か
他人を荒らし呼ばわりしておいて、自分の行動が荒らしそのものだな
296:名無しのオプ
09/07/12 20:42:50 mGwAj77s
>>294
そうだね
結局>>288には何も言えないみたいだし
297:名無しのオプ
09/07/12 22:07:26 eFryoNTZ
荒らし氏は根本的に勘違いをしているようだが、報告スレというのは、
ただ各人の「報告」だけが整然と1000個書き込まれるだけのスレではないからな。
報告内容から会話が始まったり、派生した別の話題に移ることもある。
他人の感想や読み方について賛意や異議があれば、それも当然スレの中で
話されてしかるべき内容。というか、それが掲示板の本質。
この間の誘導スレは、結局スレを立てた本人とそのシンパ1-2名が
口汚く他人の悪口を書き込んでただけで終わったことからも、
こいつらが皆に相手にされていなかったことは明白。
心ある人が誰も乗ってこなかった(というか興味を示さなかった)からといって、
しかたなく自分でそこに居着いて騒ぐという、一体何がしたかったのか不明の
醜態をさらしてしまっただけだったな。
で、自分の愚行が皆に無視されたことをもって「やっぱり俺が正しい!」と言い出すに至っては、
支離滅裂でもう真面目に相手をする価値すらない。
荒らし氏は、自分が一番板の邪魔になっているということを、いい加減に自覚するべき。
そんなに自分の勝手な価値観で他人を縛りたいなら、ブログでも作ってそこでやればいい。
そこなら、自分が王様として振る舞えるからな。
298:名無しのオプ
09/07/12 22:23:34 fUeTq/JN
自覚はあるでしょ
どう見ても故意犯だし
299:名無しのオプ
09/07/13 14:58:17 zGU7Qm95
>>297
形はどうあれ、馬鹿2匹から「無視する」という言質が取れたから、
とりあえず良かったんじゃないですか?
これで次また荒らしてきたら、もう言い逃れできませんしね
300:名無しのオプ
09/07/13 23:27:05 CVhOOiwu
>>299
そうですね
これからは心置きなく読後感を叩くことができますね
ではこれ以後このスレではそれ以外のレスは禁止ということでいきましょうか
301:名無しのオプ
09/07/13 23:39:43 p30BzNib
賛成
下らない報告なんかより読後感を叩くことの方が有益ですしね
302:名無しのオプ
09/07/13 23:40:42 EBJC4/iP
うわ、また来てるよ↑この粘着クズ。
無視するんじゃなかったのか?
303:名無しのオプ
09/07/14 12:37:51 SibDrTHy
お前恥ずかしくないのか?>>300-301
304:名無しのオプ
09/07/14 18:13:20 vVWiGhHh
>>300-301
ここは読後感を叩くスレじゃない
荒らしはお引き取り下さい
305:名無しのオプ
09/07/14 22:31:56 3ZtAxhAZ
>>304は>>300-301を誤読してるな。
>>300-301は、相手に正面から反論できなくなった>>287が
皮肉(のつもり)で書いたバカレスだよ。無視するという
言質を取られた手前、反論できないってのもあるんだろうけど。
ま、「>>300-301を書いた人間は荒らし」という結論は
変わらないけどね。
306:名無しのオプ
09/07/14 22:39:57 qg0VWLx/
>>305
そう断言できる根拠は?
307:名無しのオプ
09/07/14 23:12:56 vVWiGhHh
誤読?
>>287が今更そんなことをするとは思えないけど……
ま、叩きスレじゃないのは確かなんで、じゃ一般論てことにしといて
308:名無しのオプ
09/07/14 23:27:41 SibDrTHy
8分後に即レスてw
>>305
誤読というか…マジレスすると、>>304まで含めて
必死なバカの自演だろうな
>>300-301みたいなどストレートな荒らしレスを
字義通り受け取るバカはいないよ
頭の悪い>>287自身を含めてもね
309:名無しのオプ
09/07/14 23:35:59 qg0VWLx/
>>308
どうやら俺がその>>287だと言いたいらしいけど
(ちなみに300は確かに俺ね)
何を根拠にそういう言いがかりをつけるのかな?
読後感を叩くというから俺も嫌いだからそれに賛成しただけなのに
どうして妙な嘲笑されなきゃいけないんだ?
といってもどうせまともに回答する気はないんだろうなお前はw
310:名無しのオプ
09/07/14 23:40:15 vVWiGhHh
何か自分の思い込みに絶対的に信じていてそれに沿わないレスは
全部自演認定しちゃう人のようだね
つか、8分で即レスというのなら>>302なんてどうなるんだw
311:名無しのオプ
09/07/14 23:50:17 qg0VWLx/
>>310
>何か自分の思い込みに絶対的に信じていてそれに沿わないレスは
>全部自演認定しちゃう人のようだね
でも昨日の俺のレス>>300にしろ>>301にしろ
彼の考え方に沿っているはずなんだけどね。
(むしろあなたのほうが俺とは意見が不一致w)
何で自分が敵だと思っている>>287と同一人物だと思えるんだろう?
312:名無しのオプ
09/07/14 23:51:52 qg0VWLx/
おっと変な誤解を招くかもしれんから一応訂正。
× でも昨日の俺のレス>>300にしろ>>301にしろ
○ でも昨日の>>301にしろ俺のレス>>300にしろ
313:名無しのオプ
09/07/14 23:54:45 vVWiGhHh
>>311
実は一貫した意見なんて持って無くて、
単に他人に因縁付けたいだけなのかもね
314:名無しのオプ
09/07/15 06:48:46 ywXe8S2t
うわぁ、なにこれ…キモ >>309-313
315:名無しのオプ
09/07/15 08:08:22 0PnUlWvD
おれは300だ、しかも読後感が嫌いだから300を書いたんだ・・・
って思いっきり宣言しちゃった ID:qg0VWLx/と、
その荒らし行為を激しく批判してたはずの ID:vVWiGhHhが
いつのまにか普通に談笑してるんだもんなあ。
面白すぎて目が離せんわ、このスレw
316:名無しのオプ
09/07/15 09:12:41 GfceVLMU
>>309-310
それは簡単な話。
要するにここで読後感を叩いているのは
・『たった一人の場合』複数回線と回線切り替えを繰り返している
・『複数人の場合』お互い示し合わせてやっている
のどちらかだから。
つまり自分(達)以外の人間が「読後感を叩く」とレスすればすぐ分かるのですよ。
そして自分(達)以外に読後感叩きをしている人間がいないことをよく知っているからこそ
>>300-301については>>305だと判断したんですよ。
>>310
だって自分だって>>305みたいなレスしているくせに
>>315みたいなことを言い出すような整合性のある思考ができない人間(達)ですから
それは仕方ありません。
その場その場で適当なことを言っているだけだという証拠ですね。
317:名無しのオプ
09/07/15 11:57:23 Ju5xBClV
>>316
IDは簡単に変えられてもレスの質となるとそうは行かないからね
>>287で出てる釣り宣言にも>>288にも反論出来ないし、
>>306の言う根拠も答えられないままだし
>>288に貼られてるやり取りなんてそれこそ「どストレートな
荒らしレス」なのに、>>300-301に対しての様に非難してないのは
書いた覚えがあるからだろうね
そういう意味では案外正直な人かも知れない
318:名無しのオプ
09/07/15 19:22:19 0PnUlWvD
仮定を仮定で証明してるアホ ID:GfceVLMUワラタw
319:名無しのオプ
09/07/16 01:39:00 pHcTuXsJ
>>316
おまいさー
某所で濃厚にヲチされてっから (・∀・)ニヤニヤ
もっとはりきって電波とばせよ (・∀・)ニヤニヤ
320:名無しのオプ
09/07/17 11:02:50 H48GdBtE
毒にも薬にもならないレビューが書き込まれるより
今の流れの方が面白い
このまま1000レスまで頑張ろう!!
321:名無しのオプ
09/07/17 15:49:19 ln+fmHBp
>>319
某所とか言っちゃう時点で「徒党を組んでます」と認めてる様なもんだな
322:名無しのオプ
09/07/17 23:53:55 2M2qopmq
「読後感叩き以外のスレは一切禁止」なんて、どっち派も含めて
これまで誰一人として主張してこなかった極論の暴論だしね
なのに何の流れもなく突然そんなこと書くやつが降臨したら、
そりゃ馬鹿のジエンだって誰でもわかるよ
わからないと思ってるのは、ちょっと頭の足りないご本人さんだけw
なのに、これを見破れるのはオレ以外に一人しかいないはず(キラーン
とか真剣に言われてもねぇ・・・
頭が悪いにも、ほどってもんがあるよね
笑いすぎて、腹筋痛いわw
323:名無しのオプ
09/07/18 00:07:39 1Z1726eA
>>321
いや一人でやっているのを誤魔化そうとして「某所でつるんでいる」と言い出す奴もいるよ。
別の板の別のスレの話だけど一人アク禁になっただけで大勢いたはずの
そいつと同意見の人間が一斉にいなくなったという例を実見したことがある。
それにしてもこの人、322の発言がとれだけアホなのかが分かっていないというのが痛いよね。
たとえば今まで沈黙していた人間がレスをするというごく当然の可能性が頭に浮かばないのは何故か、とか
その新たな発言者はごく最近スレを覗くようになったという可能性が思いつかないのは何故か、とかw
324:名無しのオプ
09/07/18 01:42:21 rCH7HlG5
来た来たw
325:名無しのオプ
09/07/18 11:16:28 /uVDa5ib
さすがにオチ対象になるだけのことはあるね。ものすごいアホ&粘着っぷり。
「今まで沈黙していた人間がレス」とか、そんな可能性をいくら列挙できても意味ないのにね。
他の可能性がいくら存在していようと、>>322の指摘する「馬鹿の自作自演だと気づく人がいる」という
可能性「も」残ってしまっている時点で、>>316がカッコつけて蕩々と解説してる理論は破綻してるんだけどね。
皆が「当然の可能性が頭に浮か」んでいないというアホな結論にたどり着いてる時点で、
必要条件と十分条件の区別すらついてなさそうだし、物事を筋道立てて考える能力が根本的に欠落してるんだろうね。
この人、いつもこのパターンだよね。
自分の頭がよくないせいで発生した勘違いを根拠に他人を叩こうとして、結局自分が恥をかく、と。
いいかげんに学習すればいいのに。
326:名無しのオプ
09/07/18 15:55:06 8MAnHKVd
>>289
何を言ってるんです。
チャンドラーと言えば村上春樹様訳と決まってるじゃありませんか。
327:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/07/18 18:21:03 3bp1qKab
G・K・チェスタトン「木曜の男」を読んだ。
最近、新訳も出たとはいえ、まあ、オタしか読まないような作ではあるが、
ミステリではブラウン神父シリーズでもおなじみの時代の知識人の手による諧謔に富んだ作である。
チーム無政府主義者実は・・・という展開は意外でもあるが笑える。
そしてラスボス、謎の委員長「日曜」の正体は聖なるあの男の再生ってトンデモなのか??
わからん・・・
この板では今は亡き名コテ「ねつてつ」の愛読書としても知られる作である。
328:名無しのオプ
09/07/18 19:16:25 g4Nc8YOj
>>325
だから俺達でいかにアホで粘着かということをみんなに分からせなきゃいけない
これから100レスまではレビューするなよ
レビューなんてどうでもいいいから
329:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/07/18 21:35:08 BcBk+Gml
「ユダヤ警官同盟」マイケル・シェイボン(新潮社)
米国への返還が迫るアラスカのユダヤ人居留地シトカ特別区の
ホテルで殺人事件が起きる。そのホテルで暮らしていた刑事ランツマンは
現場にあったチェス盤に惹かれ捜査を開始するが、上司としてやってきた
元妻は未解決事件の打ち切りを命ずるのだった……。
ifハードボイルドとでも申しましょうか(えっちゃん風)。
ユダヤ人というのは一体何なのか? 被害者なのか加害者なのか、
日頃ちかっと気になっていたことが、本作を読んでちかっと解った気がした。
一番感心したのは、当然と言えば当然だが、純文作家ながら
ちゃんとエンタメに舵を取っていること。変に純文的な羊頭狗肉でなく
真摯に取り組んでいる。元はSF書いてたらしいから解っているのだろう。
果たして第2の「チャイルド44」になれるのか!? 読みやすさは
あっちの方が上だと思う。でもこれは訳のせいかな? 時々イミフな
センテンスがあった。ただ、ミステリーとしてのプロットはこちらが上。
元妻上司との絡みとかモロ好みのシチュもあるしw。隙あらば彼女の胸を
覗き込んだり脚に見入ったりし、しかもそれがバレバレの主人公に萌えw。
赤毛で巨乳で尻に吹き出物がある熟女なんてたまらんもんね。
地図書きの爺さんも面白い。ただある人物の扱いがややおざなりかな。
好むと好まざるに関わらず新潮社のセレクトは鋭い。今後に期待。
330:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/07/18 23:44:06 BcBk+Gml
「いい女の殺し方」ドロシー・カネル(講談社)
インテリアデザイナーのジゼルの悩みは太っていること。
止めようと思っても食べ物に手が伸びる。しかし、ある時大富豪の叔父に
招待され、見栄からエスコート役の男性を雇って同行させることに。
かりそめのカップルとは言え、あわよくばとの思いがあるジゼルだが、
彼のの気持ちを計りかね、二人はギクシャクしたまま別れてしまう。
やがて叔父の訃報が届き、再び屋敷を訪ねた二人は驚くべき遺言を知る。
半年以内にジゼルが30kg痩せて、彼ベントリーが本を上梓し、
更に隠された宝物を見付ければ、財産の大部分を相続させるというもの。
その時からジゼルは何者かに命を狙われることに……。
>>229>>238に釣られて読みました。確かに中々良いロマンティック・
ミステリーでした。「まやかしの風景画」みたいに軽く楽しめました。
ただ、表紙が怖いです。妖怪がいます。
続編もいつか読みたいと思います。
331:名無しのオプ
09/07/19 19:39:37 sloFgi4z
(・∀・)ニヤニヤ
332:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/07/19 22:17:40 recqQ1YK
「知りすぎた男 ホーン・フィッシャーの事件簿」G・K・チェスタトン(論創社)
連作+単発短編集。この読みにくさは正しくチェスタトンw。
自分は残念ながらこの逆説の味を楽しめるものではないので、
強いてベストを挙げるならアイディアが光る「底なしの井戸」かな。
「少年の心」のプロットも中々面白い。
333:名無しのオプ
09/07/20 04:41:19 HsFZlWPM
>>316には何か狂気を感じる
334:名無しのオプ
09/07/20 09:29:57 2ai1UVWV
読んだフリ魔神と
そのもどきと
自称もどきウォッチャーの
バカトリオのスレに堕ちたか。
335:名無しのオプ
09/07/20 16:27:33 q5UJQ74J
>>333
ちょっとサイコホラーっぽいよね。
336:名無しのオプ
09/07/20 16:36:46 cgNNv8jv
>>334
書斎と読後感叩きは多人数を装っているから
(読後感はやっているかどうかわからん)
実質このスレはアホ3人が切り回しています。
したらばのほうに避難スレ立ててもいいけど
もはや人が来そうにないしなあ・・・
337:名無しのオプ
09/07/20 17:48:29 BsVlEqSM
「不吉な休暇」ジェニファー・ロウ(社会思想社)
リンゴ収穫の時期、毎年集まる家族と友人たち。
例年になく不穏な空気の中で起きた殺人事件を解決したのは
富豪の娘なのをひた隠す、地味で超サエない眼鏡っ娘。
野暮ったいルックス・空気のような存在感の無さの下には
好奇心いっぱいな皮肉屋の顔が。
「誰かが連れてきたお客さん」の第三者的立場で淡々と推理する探偵役は
派手さはないけどクールなとこが珍しくて気に入った。
シリーズ物なのに、これもやっぱり一冊しか訳されてないんだよなー。
338:名無しのオプ
09/07/25 07:27:47 iKiGbecw
阿呆のせいで過疎ったなあ
339:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/07/25 17:42:08 uCPfLmLf
「臨海楼奇譚」ロバート・ルイス・スティーヴンソン(角川書店)
「新アラビア夜話」の訳書から割愛された部分であります。
総合して言うと印象が薄い。プロットも地味。表題作の中編も
長い割にストーリーが単純でイマイチ面白くない。
ベストは「マレトロアの殿の扉」か。こういうの逆に新鮮だわ。
残り2編は言及するに値せず。
未訳らしい続編と「三人の詐欺師」はどうかなあ……。
340:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/07/25 21:22:45 dRozX3C0
レイモンド・チャンドラー「ハイ・ウィンドウ」を読んだ。
家宝である金貨盗難探索のため、富豪の未亡人に雇われたマーロウ、
金貨を巡り殺人が連続する・・・
「湖中の女」同様に、べらんめえ調なコミさん版とは異なる清水流チャンドラー(訳者逝去のため、一部を字幕翻訳家の戸田奈津子嬢が担当した旨が記されている)のダンディズムが
溢れる作だが、謎解きミステリとしても面白い作が多いチャンドラー作品にしては、
早くから真相が見える感があってこの点の魅力は弱いのが難か。
「かわいい女」「プレイバック」よりは上かもしれないが、その程度なのが残念でもある。
マーロウの遵法精神よりも自己の信条、かつ信条を優先する事件処理はともかくとして、
事後処理(若い女の子を故郷まで送り届けたりして何か誤解されないのか?)は、
やや行き過ぎたものがあるかも。
341:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/07/29 21:54:37 oArkqoGF
「カリブの鎮魂歌」ブリジット・オベール(早川書房)
カリブ海の島に住む私立探偵ダグの下に父親捜しの依頼が舞い込む。
依頼人は美しい女性で、父が失踪した後母も自殺したという。
捜索を開始したダグは、やがて依頼人の母の自殺に不審点を見出す。
そこから埋もれていた犯罪をかぎつけるダグだったが……。
オベールもフランス作家にしちゃ色々書いてて凄いよなぁ。
サスペンス、ホラー、スパイもの、そして本作はハードボイルドな訳だが、
そこはフランス作家オベールのこと、いわゆるハードボイルドとは
やや趣きを異にしている印象を受ける。後半いきなりグロくなったり(笑)。
それから500ページ近くあり長い。その割にメインの謎はバレバレ。
ただ、サブの謎は意外だった。でも何かリアル。
最後に、137~138ページの訳文は単語の配置が逆になってないか?
342:名無しのオプ
09/07/29 22:17:15 cW0tCvzh
>>341
日本だとどうしても「マーチ博士」みたいなのばかり期待されちゃうんだろうけど
オベールって一番の得意分野はホラーなのかな?
343:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/07/30 19:07:16 C/AxSJie
「雨のやまない夜」サム・リーヴズ(早川書房)
ダイアナの元に彼女の過去を知る男トミーが訪ねてくる。
その日以来、彼女の様子がどこかおかしいと感じるクーパー。
二人の間がぎごちなくなり、やがてダイアナは少し距離を置きたい
と言って去っていく。やがて思わぬ殺人事件が発生し、
クーパーはダイアナの過去を探り始める……。
2作目。あらすじの部分はまだまだ前半でここからが長い。
前作ではあまり目立たなかったヒロインが話を引っ張っていく。
そのせいか視点もクーパーからバラけていく。
とにかく中盤以降はヒロインの我が侭な暴走とも思える行為に
クーパー他のキャラが振り回され、ややイライラするが、
読み終えると、こんなこともあるかと思わされる。他に不可解だった点も
きちんと回収される。
また、作中に出てくる戦争論議やポルノ論議は興味深く読んだ。
次作を読むかは未定。
>>342
オベールのホラーは未読なので何とも……
344:名無しのオプ
09/08/01 22:52:14 BgWfU0Js
>>341
お前、訳文に文句つけられるほど英語の理解力ないだろw
345:名無しのオプ
09/08/02 13:01:27 hU8zzlxL
英語?w
オベールは「ジャクソンヴィルの闇」がベスト、ていうかコレ以外クズ
346: ◆uZnNxKvE6RBI
09/08/02 13:52:47 Q36dNqnS
ロバート・ゴダード『永遠に去りぬ』(創元推理文庫、2001)【8点】
最初は気取った翻訳が鼻につくけど、すぐに慣れた。
偶然行き逢った女性の殺人事件に主人公が巻き込まれていく物語だが、
適度に込み合ったプロットと多彩な登場人物で先を読ませない。
納得のいく真相が終盤で上手くまとまっていて、満足。
347:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/08/04 18:40:07 j5hHV5hK
「ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上・下」スティーグ・ラーソン(早川書房)
大物実業家の不正を告発して敗北し懲役を待つジャーナリスト
ミカエルの元に、ある老舗企業の会長から雇いたいとのオファーが来る。
仕事の内容は、40年前に失踪した姪の行方を突き止めること。
それが出来れば、あの大物実業家の弱点を教えるという。
オファーを承諾したミカエルは、孤島からの少女消失の謎に挑む。
そして、ミカエルの雇主が彼の調査を任せていた謎の凄腕調査員
リスベットも、ミカエルを取り巻く事情に興味を抱いていく。
スウェーデンでおよそ3人に1人が読んだミステリー3部作の1作目。
結果から言うとイマイチ。最初は、オサレ系の薄っぺらいやつだろと
邪推し、後、おや結構イケるやないのと考え直し、終盤、飽きた。
第1のポイントはなんつっても、半ば感情の欠落したツンデレヒロインの
造型で、その彼女とモテ親父記者とが、それぞれの持ち味を活かして
謎に迫るという調査の過程が第2のポイントだと思います。
それらは、半ば成功しています。
ただ、1については、デレるのが早く感じたことと、(メル欄)を
捨ててしまったことが解せませんし、2については、それが
推理に結びつかずに、真相の一つが呆気なく割れてしまうことが
不満でした。(メル欄2)という重要な手掛りが、解明部で言及される
体たらくにも呆れました。
終盤のコンピュータゲームもページ取りすぎです。
まあでも、ある筋によれば、3部作合わせて★5つらしいので、
次も読んでみたいと思います。
最後に、「スウェーデンでは、性的暴行を受けた女性のうち
九十二パーセントが、警察に被害届を出していない」っていう文言は、どうも……。
348:名無しのオプ
09/08/05 21:26:04 ZBzH1X+1
ミレニアムは3作読んだけど、面白かった。
いろいろな要素があって楽しめる。
シリーズ間のつながりは大きいから1から順に読まなきゃだめ。
でも、2は1より落ちるかも。
翻訳者は最悪。
349:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/08/10 19:17:38 VmigjfCq
「名門」ディック・フランシス(早川書房)
若くして重役に抜擢された銀行員ティムは、名馬を購入したいという
牧場主に対する融資を決めた。しかし、その馬と交配した牝からは
奇型児が次々と産まれ、牧場主は破産の危機に見舞われてしまう。
何とか助けたいと思うティムだったが、やがて重大な殺人が発生する……。
3年という長いスパンで展開する物語。
手をかざしただけで病気の馬を治療する男とか、確率が低いはずの
奇型ばかりが産まれる謎とか、珍しく本格地味た趣向が出てくる。
真相は、論理のアクロバットとも言うべきもので、“今は昔”だが、良い。
脇筋の背徳なかほりも趣きがあった。でもラストのパラグラフは要らなかった。
350:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/08/21 00:08:58 LMYnNjEQ
「誇りと復讐 上・下」ジェフリー・アーチャー(新潮社)
学識は無いが、幸せに暮らしていた青年ダニーの人生は突如暗転する。
恋人との婚約祝いの夜に親友を殺され、あろうことかその犯人に
されてしまったのだ。裁判で有罪宣告を受けたダニーは刑務所に
収監されてしまう。
全てを失ったダニーは、自らを陥れた憎い仇達に復讐を誓う。
アーチャーの長編を読むのは「めざせダウニング街10番地」以来
2作目。復讐譚好きだから。
モンテ・クリスト的お約束を踏襲しつつ、アーチャー独特の展開を見せる。
ガチガチの復讐劇を期待すると、若干表紙抜けするかも知れないが、
本作の幕切れは現代に見合ったものと言えよう。
個人的な燃えポイントは、後半あの人が登場する所! かっくいい!
しかし、メル欄が今まで話題に上らなかったのは不自然かと……。
351:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/08/26 23:48:08 ZvSxeKuA
「リモート・コントロール」アンディ・マクナブ(角川書店)
SISの密命を帯びてアメリカへ飛んだ元SAS隊員のニック・ストーン。
事のついでに旧友の家に立ち寄った彼は、惨殺された一家の遺体を
発見する。生き残っていた幼い娘を抱えて、謎の敵と向き合う
ニックだったが……。
初マクナブ。最初取っ付きにくいかなと思ったがすぐ入り込めた。
クリス・ライアンと比べると、然程技巧的でなく、また話が長い印象。
その場その場で危機に直面したプロフェッショナルが持ち前の知識と
経験で乗り越えていく過程に、少女というハンディが加わって、
ストーリーをより面白くしている。少女との情緒な繋がりも
書かれてはいるものの、“もの”として意識させられる部分が強い。
後、7歳という設定には些か無理があると感じた(特に終盤)。
英国の大家と違って、SAS上がりは解りやすい冒険小説を書くからいいね。
実際を知ってる人だからこその特質かも知れん。
ツンデレが出るという続編にも期待。
352:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/08/26 23:57:27 ZvSxeKuA
「ジャマイカの迷宮」ボブ・モリス(講談社)
フロリダで悠々自適の生活を送っている実業家ザックは、
旧友の誘いに乗ってジャマイカへやって来る。しかし、到着早々
事件に見舞われ、ザックは旧友のために彼の雇い主を現地の
ゲリラ組織から守ることになる。
果たして、その背後には何があるのか。
シリーズ2作目。前作「震える熱帯」は割と好きだった。
これもまあまあ面白い。
メインのプロットは特に目新しいものではないし、犯人の目星も
付きやすいが、主人公がアラフォー女2人組に襲われるシーン等、
笑える箇所もあって、シリーズものとしては及第点だと思う。
講談社文庫としては、「ソロモン&ロード」と「腕利き泥棒」の
次くらいに続きが楽しみなシリーズかな。今んとこ。
353: ◆uZnNxKvE6RBI
09/08/27 20:58:27 SmKoORPp
R・D・ウィングフィールド『夜のフロスト』(創元文庫、2001)【8.5点】
デントン警察署の名物警部・フロストの活躍を描いた第三弾。
多忙なフロストが、連続老女切り裂き魔・少女の失踪事件・中傷事件を
平行して捜査するわけだけど、その試行錯誤のプロットがおみごと。
マレット署長や同僚たちとのユーモアあふれるやり取りも相変らず面白い。
354:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/08/29 20:37:12 Q7jB/tyP
ジョゼフ・ウォンボー「ハリウッド警察特務隊」を読んだ。
2007年に刊行された「ハリウッド警察25時」の続編であるが、
この作家が警察小説の書き手には珍しくシリーズものは過去に書いていないこともあって、
前作におけるハリウッド署の職場の父的存在だった(正に文字どおり「オヤっさん」)
通称ジ・オラクルの死により、続編は無いかと思うていたのだが・・・
(あとがきによれば、第三弾も刊行予定とのこと。タイトルは「ハリウッドムーン」。
本作中で語られるとおり、故ジ・オラクルがクレージーな事が起きる前触れと語っていたものである)
前作にも登場したサーファー刑事コンビ(フロットサムとジェットサム)、
俳優志望のハリウッド・ネイト・ワイス刑事等も再登場する。
昔からのウォンボーの読者としては、彼らの姿に時代の流れを感じるものあり。
デビュー作「センチュリアン」の新人若手警官たちは、それぞれに個性豊かながら、
基本的には真面目人間ばかりだし、
「ブルーナイト」の定年間近な主人公は警官という職に人生を捧げた正に「街のナイト」そのもの。
オフビートなタッチを意図し、制服警官たちのご乱交を描いた「クワイヤボーイズ」あたりから
登場キャラ自体のオフビート化というか、徐々に最近作に至るきざしは見えてはいたとは
言えないこともないのだが・・・
そして、本作には、「ゴールデン・オレンジ」(90年代唯一の訳書)を想起させる、
警官を誘惑する思惑ありげな美女という初期作品には見られない中期以降のミステリ色を
強めた要素も導入されている。
まあ、この分、俗っぽく御都合主義も目立つのが残念ではあり、
離婚した金満家夫婦が結果的に相討ちとなる殺人トリック(2つ)はミステリとしての読ませどころ
ではあるが、非常にありふれており感心できない。
(ひとつは「刑事コロンボ」の「もう一つの鍵」を想起させる)
このあたりを読むと、この作家にはミステリに拘泥せず、警察小説というか、リアルな警官小説を
書くことに徹して欲しかった感もある。
355:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/08/29 20:37:58 Q7jB/tyP
女性警官の登場キャラも多いのは、時代の趨勢とローリー(注 寺西ではない(w )の
「あなたに不利な証拠として」にこのベテラン作家も触発された面もあるのであろうか。
(ウォンボーは、同じ警察官出身作家のローリー作品を絶賛している)
総評としては、地域防犯調停局(通称「クロウ」)という地味な苦情処理的チームに焦点を
当てながらも、多彩な人間ドラマも散りばめて面白く読ませる点は、前作以上にポイント高とは
言い得る。
前作「ハリウッド警察25時」が2007年文春9位、このミス15位(この順位の差にオトナが読む
小説という反映があるやに思う)にランクインしたことは、前からのファンとしては決して
嬉しくないことはないのだが、日本では不遇とも言えるこの作家の全盛期の力量はこんなもの
ではなかったという感が強い。
前記した諸作の入手難が惜しまれるものあり。
警察小説というジャンルを好む向きは、エドもウィングフィールドも既に亡く、
ローリーの新作は刊行されない今、この大ベテラン作家に今こそ着目すべき時期とも言い得よう。
356:読書仮面
09/08/29 21:00:39 ugEgRAHJ
>>354
>>355
くだらない読書感想文はいいからハゲじゃない具体的証拠を明示せよ。
357:真・読書仮面
09/08/29 21:33:38 JuVKYd93
読んでいない、読んでいない…
358:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/09/02 17:48:39 sIsSZMz7
「ミレニアム2 火と戯れる女」スティーグ・ラーソン(早川書房)
「ミレニアム」編集部に、大規模な売春の実態を告発する本の
企画が持ち込まれた。大いに乗り気になったミカエル達だったが、
黒幕と目されるザラという人物は謎に包まれていた。
一方、リスベットに手痛い仕返しを受けた変態弁護士ビュルマンは
復讐のため、彼女の過去を調べ始めていた……。
確かに、1作目より落ちるな。明確な謎が、リスベットの過去
くらいしかない。
だから、ミステリーとしてよりも登場人物達の関係性の推移に注目する
という、正しくシリーズものの1作としての楽しみ方をするのが一番やも。
でも、他人に厳しく自分に甘いヒロインの倫理観には納得出来ず。
これが峰不二子なら別に良いんだが、そんなキャラでも無いし。
それにしても、終盤の展開には驚いた。
あれは有り得ないと思うが……。
あと、あのキャラ強すぎ。ホンダムか!
359:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/09/05 22:55:28 VaMO2xCP
「ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士」スティーグ・ラーソン(早川書房)
人身売買を巡る事件によってザラの正体が発覚することを恐れた
公安警察の一派は、総力を挙げて秘密を守るために動き出した。
一方ミカエルはリスベットを傷だらけの人生から救い出すべく全力を尽くす。
果たして、この闇は暴かれるのか―。
三部作完結。本作はスパイものから始まり終法廷劇に終わるといった
構成で、長らく引っ張ってきた問題にも一応の決着をみる。
盛り沢山に思えるようで、イマイチ盛り上がりに欠けるのだが……。
実在の、しかも存命の人物を架空の事実に基づいて悪く書くのも
どうかと思うし、ジャーナリズムに燃えてる割には、低アルコールなら
運転おkみたいに考えてるのも軽率だと思ったり。
それから主人公二人の関係についてだが、あれは唐突だと思うなあ。
シリーズ通して感じたことが2つ。
1つ目は、ストーリーが長く感じられること。
作者はその場その場でサスペンスを創出するのが不得意なのかな。
こんなもんエンタメの基本だと思うんだけど、それが出来てない。
読んでいて点線をただなぞっているかのようだった。これなら
もっと刈り込める。
2つ目は、謎を解く方法論が味気ないこと。
論理的に解明するのではなく、身体を張って冒険するのでもなく、
コンピュータを使う。誰が犯人か推理するのではなく、
手当たり次第にハッキングする。これじゃ盛り上がらない。
この辺り作者のエンタメ観に疑問を感じた。
何か、不平ばっかだけど、実際持ち上げ過ぎだと思う。池上の解説とか
気持悪いもん。つか、どの辺が見立て殺人なんだと。あんまり
使いなれない言葉を書いちゃいかんよ。
360:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/09/09 01:19:04 Le4bNPEr
「荒野のホームズ、西へ行く」スティーヴ・ホッケンスミス(早川書房)
ひょんなことから鉄道会社に雇われることになったおれと兄貴。
仕事の内容は、列車強盗の手引きをしている奴を突き止めることだった。
早速列車に乗り込んだおれ達だが、強盗の襲撃を待たずに
列車の下から死体が現れる。尊敬するホームズよろしく捜査に乗り出す
兄貴。しかし、何故か様子がおかしい。果たして列車は無事に
目的地へ着けるのか―。
良いシリーズ見つけたよなあ、早川。アルテに次ぐ本格の金鉱であり、
西部劇としての活劇の面白さもあるこのシリーズ。映像化もして欲しい!
今回は鉄道ミステリで、伝説のガンマンやら謎の中国人やら
フェミ美女?やらが絡んできてケレン味も十分。推理と活劇の
溶解度が絶妙で、フーダニットも中々。二人の絆はカユイけど(笑)。
最後に重箱の隅を一つ。
走行中の列車の見晴らし台で軽い物を放ったら、吹っ飛ぶのでは……。
短編集も早く出してほし~の結婚?おめ。
361:名無しのオプ
09/09/10 01:28:21 1CN0hvnn
>>270
俺は今更ながら大聖堂の1作目を読んでる。
何となく手にとってみたきっかけが
「そういえば、大聖堂ってシヴィであったよなー」って感じで。
帯で児玉清が推薦してるってのもあった。
中までの感想は。。。。まだ何とも言えないが
俺が想像してた内容と全然違うから、反対に衝撃の方が強い。
設定されてる時代も全然違うし(日本では平安期)
この時代のイギリスってこうだったのかなーって感じで進めてるけども
最終的に生き残る人って私欲が強い人な気がしてきたわ。
ま、下巻を読めばなんでこういうタイトルなのかが分かるかな。
362:読後感 ◆NQWAR.YQkg
09/09/10 20:25:23 4PEo0Y68
「メリリーの痕跡」ハーバート・ブリーン(論創社)
友達の頼みでハリウッド女優の警護をするため、豪華客船に乗り込んだ
雑誌記者ディーコン。その女優メリリーは自らに予知能力があると言う。
果たして、彼女の言った通りの奇妙な姿で死体が見つかり、
楽しい船旅は一転、恐怖の航海となる……。
初期段階から予告されていた本叢書の目玉の一つ。
閉鎖空間における殺人。予知能力。人間消失。船上のドタバタ。ロマンス。
まあ、盛り沢山と言えばそうなのだが、余り濃くなくサラリとした印象。
ゴテゴテした怪奇趣味とは違うので、特に取っ付きにくい
ということはない。クラシックらしからぬエロもあるし(笑)。
ただあの幕切れはちょっとゾクっとするかも。
これでブリーンの長編はコンプしたはず。一番印象に残ってるのはやはり
「ワイルダー一家の失踪」かな。砂浜からの消失ってのはやっぱり
そそるし、畳みかけるような謎また謎の構成も良い。他には、
「真実の問題」は他とは毛色の違う警察小説で、本格味もあり面白かった。
解説にあったハンドブック訳して欲しいなあ。
363:名無しのオプ
09/09/10 23:13:59 1BQIgN6E
トリップ変えた?
NGにしてたはずなんだが、、、
まあ、もう一度NG登録するだけだが
364:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/12 11:27:47 Uko3MSDJ
ロード・ダンセイニ「二壜の調味料」を読んだ。
ミステリファンには、あまりにも著名な表題作だが、ポケミス初期に発刊されていても
おかしくはない感じのクラシックな雰囲気の作品集である。
そのせいか、今読むと、さほど面白くはなかったというのが正直な読後感でもある。
大好評につき収録作品全話講評逝ってみよう!!
・「二壜の調味料」
リンリー探偵談の第一弾。直接描写も、謎解きも無い思わせぶりなラストが強烈な作。
大乱歩流に評すれば文句無しの奇妙な味の傑作かと思うが、
創元の「世界短編傑作集3」に収録されたバージョン(「二壜のソース」宇野利泰訳、
以下「うの」と略す)の方が格段に読み易かった感あり。
・「スラッガー巡査の射殺」
「二壜の・・・」の続編的作。なんとあの凶悪犯は処罰されなかったのである。
前作の犯人による巡査殺しのトリックは、名作短編「茶の葉」やジョンの「プレーグコートの殺人」を
想起させる無理有り過ぎなものであった。
・「スコットランドヤードの敵」
趣向が変わり、ワトスン役のスメザーズによる凶悪犯捕物が読ませどころのスリラータッチ、
特筆すべき点はない。
・「第二戦線」
少し新刑事コロンボの「奪われた旋律」を想起したが、基本線はモールス信号ネタの
スパイスリラーであり、ミステリとしての面白さは薄い。
・「二人の暗殺者」
これもタイトルからわかるとおり暗殺ネタのスリラー。特筆すべき点はない。
・「クリークブルートの変装」
スパイスリラーではあるが、エドガーの「盗まれた手紙」の人間版的発想が少し面白いか。
・「賭博場のカモ」
これはミステリというよりは、賭博にまつわる人生話という感がある小品。
・「手がかり」
クロスワードに関する推理が日本人にはわかり辛いのが難。
相変わらずアンチ勧善懲悪なラストが印象的だ。
365:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/12 11:29:05 Uko3MSDJ
・「一度でたくさん」
リンリー探偵談の最終話。遂に「二壜の・・・」の犯人逮捕のエピとなる。
意外にあっけない結末(犬ネタ)なのが残念。
・「疑惑の殺人」
これもアンチ勧善著悪風な作。だが、それだけのテーストとも言える。
・「給仕の物語」
これも人生話というタッチのエピで、殺し方=強い酒の味を覚えさす、ってのが面白い。
・「労働争議」
インドを舞台にしたスパイスリラー。シニカルなラストが面白くはある。
・「ラウンド・ポンドの海賊」
少年たちが主人公だからというわけではないが、明るいタッチでジュブナイルで使えそうなネタ。
ただし、オチはあるもののミステリではない。
・「不運の犠牲者」
出来が悪いスレッサーという感じの犯罪小話に過ぎない。
・「新しい名人」
「メルツェルの将棋指し」「マクスンの人形」・・・まんまこの手の話である。
しかし、本来幻想作家だけあって、この手の作の語りの方が冴えている感はあり一気に読ませる。
・「新しい殺人法」
珍しく勧善懲悪で、クライトン作品のような殺人方法(病原菌を媒介するノミ使用)を考案した
犯人も自滅するのが面白い。
・「復讐の物語」
ラストは「二壜・・・」を想起させるものだが、出来は遠く及ばずという感あり。
366:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/12 11:29:50 Uko3MSDJ
・「演説」
エゲレス人ならニヤリとするオチなのだろうが、貴族院議員は下院で演説出来ないという
英国二院制に関する知識が無いとつまらないであろう。
・「消えた科学者」
スパイと化した科学者始末談。スパイものが好きなら面白く読む向きもあろうか。
・「書かれざるスリラー」
小味なミステリ。ここでもアンチ勧善懲悪テーストが遺憾なく発揮される。
・「ラヴァンコアにて」
やはりダンセイニも、この時代の一般的知識人の例外ではなく、インドに偏見有りと思わせる
インド奇談(軽い冒険談)。
・「豆畑にて」
引退したリプリー元刑事談。
しかし、のんびり探偵談話ではなく、ソビエト人のスパイ組織を壊滅させるというスパイスリラー。
・「死番虫」
タイトルがネタばれ気味だが、それ以前に展開に無理有り過ぎ。
・「稲妻の殺人」
これは避雷針ネタの殺人トリックも有りのミステリでそれなりに読ませる。
ジョンやホック好きになら受けそうな作である。
・「ネザビー・ガーデンズの殺人」
展開は結構、スリリング。淡々とした締めも裁判員制度施行の現在では人事ではない感じである。
・「アテーナーの楯」
出だしは真っ当なミステリかと思いきや・・・
伝説のアテーナーの楯登場。これに馴染みがない日本人には今ひとつ面白く感じられないのが
難か。
367:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/13 11:32:37 OP7vN13j
他スレの論考関連で対照的な古典2作を再読してみた。
サー・アーサーの「バスカヴィル家の犬」とレイモンドの「長いお別れ」である。
よりによって、なんでこの2作?
という疑問もあろうが、格別の理由は無い。
意外かもしれないが、コテコテなクラシックな英国ミステリ(フェアな本格長編と言えないのは
残念だが)である前者の方が、粋な台詞が満載ながら冗長な感がある後者よりも面白く読めた。
あのハルキ(注 角川ではない(w )の愛読書であり、みずから新訳したのを見てもわかるとおり、
文体の魅力もあり、後者はミステリファン以外の根強い人気に支えられている感あり、
ハードボイルドミステリとして読んだ場合は、
コンパクトに纏まった「大いなる眠り」や「さらば愛しき人よ」の方が良と思うが如何?
いずれにしろ、タフなハメットワールドの方が好みな俺には、レノックスやウェイドのような弱さのある
キャラの魅力が今ひとつ迫って来ない。
(だから、マーロウがテリーにあそこまで入れ揚げる過程が不可解な感さえある)
前者は、荒涼としたダートムア地方の風景描写が冴え、霧のロンドンを舞台にした作品とは
一味違うサスペンスフルなムード溢れる作なのを再認識させられるが、
昔読んだジュブナイル(ポプラ社ではない)では、犯人は死ぬが妖犬は退治されず捕獲される
のみ、ヘンリ卿は犯人の妹ならぬ妻と結ばれるというソフトな御都合主義に改作されていたような記憶あり。
さすがにこれは無いかと思う。
原作では容赦無く、犬はあぼーん、卿も精神的立ち直りには時間は要した旨が語られるのみだ。
368:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/19 18:45:22 yDu6lO/d
引き続きサー・アーサー「緋色の研究」を読んだ。
緋色=キャプテンスカーレット色ってことで、
タイトルの由来は、作中のホームズの台詞により説明される。
直接の描写はないものの、(スタンフォド医師の言。ワトスンにホームズを紹介した人物である)
解剖室の死体を棒でたたいてまわり(死後の打撲傷の程度確認のため)、
下宿先の主婦(ハドスン夫人か?本作では登場しないし、名前さえ記されない)が飼っていた
老犬(テリア)を青酸カリの生体実験(安楽死ではあるが)に利用してみたり等、
後の短編連作で活躍するスマートなイメージのホームズに比較して、かなり過激な行動が多いのが目につく感あり。
第二部はモルモン教のイメージダウンに貢献(?)したとも言われる西部小説化する異色作で
ある。本家の西部劇も顔負け、マカロニウェスタン級の壮絶なリベンジがメーンになって来る。
謎解きミステリを期待する向きには「?」だろうが、この後半、語り口の巧さもあって
ドラマとしては読み応えがあり、何度読んでも面白い。
俺はサー・アーサーのホームズ4長編では、最高傑作とする評が多い「バスカヴィル家の犬」以上
に、本作が好みだったりする。
369:名無しのオプ
09/09/19 18:50:33 kuBSAQJ6
さすが書斎、読む観点が違うね。
370:名無しのオプ
09/09/19 19:53:23 20ve9Ej1
うん。
371:名無しのオプ
09/09/19 20:01:24 kuBSAQJ6
もっと書斎さんを敬え!
372:名無しのオプ
09/09/19 20:14:57 20ve9Ej1
そうだ!
373:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/09/19 23:49:42 jodEszx6
「黒い塔の恐怖」ジョン・ディクスン・カー(東京創元社)
久々カー。短編集でこれだけ読み落としていた。とはいえ、
他で既読のものも結構あり、それらを除いてベストを選ぶと―。
「死への扉」かな。森の中にそびえる不気味な宿屋の、
幽霊が出るという部屋に泊まった男の話。トリックがシンプルイズベスト!
次点は表題作。身の毛もよだつ殺人方法が用いられている。
犯罪実話「有り金残らず置いてゆけ!」はイマイチかな。
また長編を読みたくなってきた。
374:名無しのオプ
09/09/20 03:35:27 kmo1Zh+t
カーの話しはカースレで書けやクソが。
375:名無しのオプ
09/09/20 06:50:51 4hWAp6lO
いいんだよ
376:名無しのオプ
09/09/20 09:46:11 YYb0NMnY
>>373さんはスレの主旨に従って書いているのに、>>374さんは何故文句をつけるのでしょうか…。
私がもしここにミステリーの感想を書いても、同じように難癖付けられるのでしょうか?
怖くてもうここには来られません(T-T)
377:名無しのオプ
09/09/20 09:50:03 kmo1Zh+t
>>376
嫌なら無理に来る必要はない。
誰も頼んではないんだからな。
378:名無しのオプ
09/09/20 10:34:32 V1r+dLSG
>>377
諸悪の根源が何を偉そうに…!!!
お前さんがいなくなれば、みんな安心して書き込みできるんだよ!!!!!!
379:名無しのオプ
09/09/20 12:10:42 5hr0YRWr
>>376
そいつは人に文句をつけるくせに
「書斎魔神」名義ではミステリーどころか
しばしば小説ですらない本を「論考」としてここに落書きしてる馬鹿です。
全員から嫌われてるのであまりお気になさらずに。
380:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/20 17:58:50 PLrPQMlS
リチャード・ニーリイ「愛する者に死を」を読んだ。
殺人予告の投書に興を惹かれたNYの出版社社長は罠に陥ってゆく・・・
映画のニューシネマ末期の頃(69年)に書かれた作であり、時代の反映や
大衆向きペーパーバックミステリということもあって、セックスやバイオレンスの過激な描写が
顕著な感あり。
ただし、処女作ということを割り引いても、サプライズ・エンディングを十八番とする作家のわりには
トリックが無理に感じられる変装ネタというのは頂けない。
犯人=Dが主人公に風貌が似ているという点から、親子関係有りのサプライズでもあるかと思うたのだが・・・
この線でいけば、主人公と娘の父娘近親相姦ムードもあって、犯人の人物設定から横溝御大も
ビックリなドロドロ展開になったか。
クライマックスでの犯人の母登場も唐突な感があるが、これは訳者あとがきで記されているとおり、
ペーパーバック用の頁数圧縮の結果であろうか。
(つまり、原稿には現在の犯人の母親が登場する章が存在した可能性あり)
ダークなエンディングを予想していたのだが、この物語設定で勧善懲悪、ハッピー・エンディング
に持ってゆくのは、いかにも一般受け狙いな通俗ミステリらしい。
まあ、逝ってよし!だな。
381:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/20 18:00:00 PLrPQMlS
リチャード・ニーリイ「亡き妻へのレクイエム」を読んだ。
ポケミスによるニーリイ作品第2弾。
20年の時を経て、亡妻の遺書に秘められた謎を追う広告会社エグゼ・・・
そこには意外な謎があった。
訳者あとがきでも指摘されているとおり、謎解き色は濃いが非常に地味な作である。
正直言うて、偶然性に頼った御都合主義の展開(物語のポイント部分ではランドンによる
マーストンの犯行目撃シーン等)も多く見受けられ、直接にミステリの本筋に権力争いが絡んだ
広告会社の内幕を描いた企業小説的部分はうざく感じられる。
前に講評した「愛する者に死を」のあとがきでニーリイの未訳長編が紹介されているが、
これを読む限り、もっと面白い作が見受けられるのに、なんであえてこれって感を強く抱いたのだ。
382:名無しのオプ
09/09/21 06:21:40 JMYXJfAj
ニーリィの話しはニーリィスレ立てて書けやクソが。
383:名無しのオプ
09/09/21 06:23:37 fEeJGMUY
まっとうな論考だね。
384:名無しのオプ
09/09/21 10:26:17 EaLg7wmb
削除人さんからのメッセージです。
スレリンク(saku板:171番)
385:名無しのオプ
09/09/21 16:52:19 0eYz3oIL
「グラーグ57」トム・ロブ・スミス
ルーティンのごときトラブルの発生と偶然訪れる「神のみえざる手」による危機からの脱出の繰り返し。
大風呂敷を拡げた感があり、各エピソードが希薄。
簡単に登場人物が屠られすぎ。
386:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/21 21:03:01 7NO8Ky+E
ヒラリイ・ウオー「ながい眠り」を読んだ。
遂に翻訳がポケミス1冊に終わりそうな元祖警察小説の書き手ローレンス・V・トリートほど不遇では
ないが、87分署やマルティン・ベック登場前では最もメジャーな警察小説の書き手であった
作者も決して邦訳に恵まれていたとは言い難い。
創元の「失踪当時の服装は」ぐらいしか新刊での入手が困難な時代も続いていたのである。
だが87分署で警察小説の面白さに開眼した俺としては、同時期に期待して手にした
ウオー作品はいささか(注 イササカ先生ではない(w )地味で退屈としか言い様がないもので
あった。
この感は、今回、作者の代表作と言われるフェローズ署長シリーズ第1弾である本作を
読了しても何ら変わらないものであった。
犯人のみならず、胴体だけの女性の身元不明死体、犯人探しに加えガイシャ探しにも追われる
フェローズ署長以下のストックフォード署の面々の艱難辛苦・・・
というストーリーだが、ミステリとしては犯人の風貌を語れるは目撃者(?)のみ、という点に
留意しておけば、犯人当ては簡単。俺は序盤で当たりがつき、
中盤で1人に絞られたところで確信した。
物語の締めとなる振り替え休日ネタ(ショップは休みで買い物は出来ない)も偶然性に頼った
頂けないものである。
地味な聞き込みや照会による警察捜査の有様をリアル、詳細に描いたのが当時としては斬新
でもあったのあろうが、87分署シリーズの刑事連のようなキャラ立ちの面白さもなく、
ひとつの事件を追うだけで、フロスト・シリーズのようなモジュラー・タイプの趣向も無いため、
300頁強の程良いボリューム、読み易くこなれた新訳にもかかわらず、読んでいて退屈してまうのは致し方ないことであろう。
(余談ながら、殺人事件の7割は未解決という記述があるが、
多少の地域差は存するのであろうが、本作刊行当時(59年)で既に米国の検挙率はこんな
惨状だったのであろうか)
こう見て来ると、
創元が、21世紀になって、極めて現代的でないウオー作品の翻訳を連発したのが不可思議で
ならないのだ。
387:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/21 21:07:48 7NO8Ky+E
アントニー・レジューン「ミスター・ディアボロ」を読んだ。
ミスター・ディアボロ(ギリシャ語で悪魔の意)の扮装をした怪人の謎の消失、
これに続く密室殺人・・・ジョン好きあたりにはたまらない本格ミステリ。
ただし、怪奇色を強調するのは序盤のみであり、中盤からは合理的な推理と
解説を見るとこの著者本来の作風である冒険スリラーのタッチが強く押し出されるものとなる。
ミスター・ディアボロ(当初)の正体がやや物足らない感があり、
消失トリック(唐突なキャラの登場に着目すればわかるはず)も密室ネタも
地味な小技(キーに注目)に過ぎないものだが、
丁寧に書かれ、コンパクトなボリュームのため結構面白く読まされてまう。
探偵役は、この著者の他作(スパイ・スリラー)のメインキャラらしい英陸軍省所属の
アーサー・ブレーズという人物が勤めているが、ギディオンとヘンリーを足して2で割ったような
怪漢コーネリアス教授の存在感が抜群。是非、本作は彼氏を探偵役にして欲しかったもので
ある。(実際、彼は事件の一部謎解きに貢献する推理力を見せている)
余談ながら、夏季休暇帰省中の学生たちの部屋に滞在中の登場人物(学会関係者であり
インテリや社会的ステータスがある者ばかり)たちが、平気で部屋にある他人のカップを拝借する
シーンがあるが、この辺の感覚は欧米では普通なんだろうか?
388:名無しのオプ
09/09/21 21:21:11 gLioa2NI
書斎のユーモアを交えた論考にはいつも感心するばかりだ。
389:384
09/09/22 08:54:18 KlzRFtbe
追記:
某コテハン(もどき)にどうしても意見したくなったらこちら↓
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
390:名無しのオプ
09/09/22 10:54:42 XtUaP3i5
ハローワークの案内パンフレットに関する論考はまだですか?
391:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/22 21:38:13 SrkScqow
スー・グラフトン「ロリ・マドンナ戦争」を読んだ。
女探偵キンジー・シリーズで有名な作者の若き日のノンキャラ作品。
テネシー州の高原を舞台に対立する2家族の争闘、悲劇を描き切ったコンパクトに纏まった
迫力溢れる一編。ロングスパンな視点で書けばクロニクルな長編に仕上がった素材かと思うし、
巻き込まれ型ヒロインとでも称すべきロリ・マドンナ(架空の人物)ことルーニー、
対立する2家のうちフェザー家の当主レイバン、四男スカイラー、
ガッシャル家の当主パップ、両家のクライマックスの争闘のきっかけになる末娘のシスター・イー
等はサバイブしていると考えられるラストゆえ、続編もあってもよかった作か。
本作を作品的にノワールと称する向きもあるが、家畜窃盗、国有地不法侵入等のイリーガルな
行為も描かれるとはいえ、登場人物は基本は堅気の衆だし、犯罪を描くことのみを主眼として
いないゆえ、この分類は「?」な感あり。
むしろ、後のハードボイルド・ミステリ作家らしく、その前身と思われる西部小説のムード満載な作
と言い得る。
392:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/22 21:39:02 SrkScqow
ジャック・ケッチャム「黒い夏」を読んだ。
主人公レイを筆頭にパワーアップしたねらー級のDQNが続出するノワール。
冒頭のJD狙撃、クライマックスにはとにかく女を中心に殺しまくる・・・
この作家の作風を知る者には、今更、何をか況やなのだが、
正直言うて不快なストーリー、ミステリとしての面白さ殆ど無いに等しい。
時代(60年代)を顕す具体的な商品、テレビ番組、社会的事件等が細かく書き込まれており、
この辺に共感があるのか、キングがお気に入りなところか。
ただし、キング作品の如き心地よいノスタルジーは、暗く狂的なムードの前に抑え込まれてしまう
感あり。
東部の小さな街を舞台にした、それぞれに心に闇を抱え病んだヤク中DQNな若者たち、
家族と別居中なアル中気味な警部補、彼の相棒だったJKと恋仲の元刑事の中年男・・・
多視点を活用した多彩な群像劇で読ませてゆく作というところか。
この点で、解説であえて「ケッチャムの文学」という呼称を用いているのは腑に落ちなくもない。
クライマックスに至るや、SやKをあぼーんし、ハリウッド的お約束な展開なら
確実にあぼーんされてしまうDQNなTやJをサバイブさせるというのは、
妙にリアルであり、この作家の凄いところだが、そこそこ人気がありながらも映画化作品ゼロ
というのもうなずける。
393:名無しのオプ
09/09/22 21:45:05 kSpL8irw
自称「大家のうろ覚え」だからなあw
394:名無しのオプ
09/09/22 22:14:13 Jp/mupzN
>>393
国内スレのほうで「うろ覚え」と評されたことに何の反論もしなかったのだから
馬本人もそれを認めたということで決着がついた。
以後アホ馬のことを蔑意を込めて「うろ覚えの大家」と呼んであげよう。
395:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/23 08:24:50 5uT+M9gj
J・S・レ・ファニュ「ゴールデン・フライヤーズ奇談」
同時代のウィルキーよりも、俺としては断然こちらを推す。
本邦では長編の紹介は少ないが、(三部作のひとつということもあって、本作もぎりぎり中編に
入れてもよいボリュームである)非常に古い作にもかかわらず、読み易くスイスイと行けるのは良。
風光明媚な湖畔の村ゴールデン・フライヤーズを舞台に二つの旧家の人々の確執を描いた作、
ゴースト、予言者等々、不気味な超自然現象は満載だが、現代ホラーとは異なり、
恐いというよりは格調を持って物語進行してゆくのが心地良いのだ。
396:名無しのオプ
09/09/23 11:20:47 I5JJbluz
エドガー・ア・ランポーな奴が何を言っとるか
397:名無しのオプ
09/09/23 11:35:37 gL5DZkks
>>387
ミスター・ディアボロ、買ったけど放置してあった
本格ミステリなら読む!
398:名無しのオプ
09/09/23 11:39:26 rBwbyCgj
つまらない自演しかできないんだねえ。
399:名無しのオプ
09/09/23 17:10:41 gL5DZkks
>>397のことなら自演じゃないっすよー
400:名無しのオプ
09/09/23 18:05:47 3y1LemSU
偏執狂的アンチさえいなければ
>>387 >>397
のような平和で微笑ましいやりとりが続くスレになるのにね。
401:名無しのオプ
09/09/23 18:14:52 LcXCYhu9
やっぱり自演した自覚があるんだなw
402:名無しのオプ
09/09/23 18:22:12 gL5DZkks
ねーよwww
403:名無しのオプ
09/09/23 18:23:59 ZJCFYt5W
>>400
同意。
アンチは本来閉じこもっているべき最悪板のスレでシカトwなるものを敢行しているから、こんなところに出張ってきては荒らしている。
シカトwなんてやめて、向こうで好きなだけやれってのな。
404:名無しのオプ
09/09/23 18:39:08 LcXCYhu9
一日中このスレをチェックしているID:gL5DZkksと
国内のほうで論破されて反論できないID:ZJCFYt5W
そして単発のID:3y1LemSUかw
405:名無しのオプ
09/09/23 18:41:42 gL5DZkks
だってヒマだしこれからメシ食うけど
406:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/09/23 20:39:55 8TBDtmK5
「イアン・フレミング極秘文書」(ミッチ・シルヴァー)
恋人からプロポーズされてウキウキの大学教授エイミーは、ある日、アイルランドの銀行から連絡を受ける。
彼女名義の貸金庫の中身を引き取って欲しいというのだ。ダブリンで
彼女が見たものは一束の原稿だった。執筆者は何とイアン・フレミング!
その内容はイギリスを揺るがす大スキャンダルを暴くものであった。
夢中になって読み更けるエイミーに、何者かの魔の手が迫る!
前から気になっていた作品。歴史ミステリーである。
原稿の中身=作中作と、現在のサスペンスがカットバックで進んでいく。
それぞれ中々に読ませるものの、プロットは割かし単純だな
と思っていたら、思わぬ展開が……という感じ。若干無理があるけど(笑)。
傑作じゃないが読みやすいのでお薦め。
407:名無しのオプ
09/09/23 21:30:21 ZJCFYt5W
読後感の感想文はチラシの裏にでも書いておけ。
人目に晒すな。
408:名無しのオプ
09/09/23 21:41:59 sLbMfBk7
また間違えてる。
読後感の感想文→書斎の感想文もどき
409:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/09/29 20:18:12 MvVkB6KX
「解雇手当」ドゥエイン・スウィアジンスキー(早川書房)
その朝、土曜だというのにオフィスに招集された社員達に
ボスが信じられないことを告げた。
「きみたち全員を殺す」
携帯は圏外、階段にはサリン。フロアは外界から隔絶されている。
逃げ場の無い社員達は何も解らないまま生き延びるために
必死にもがき続ける!
「メアリーケイト」はがっかりしたけど、これは中々楽しませて貰った。
大筋はありがちなゼロサムゲームだが、その定石たるスピーディーな展開の
面白さがきちんと提供されており堪能出来た。非常に読みやすいのも良い。
一つ、キャラクターの一人が思惑とは矛盾した行動を取る点が
気になったがまあ許容範囲。
B級サスペンスの書き手として重宝していきたい。
410:名無しのオプ
09/09/30 20:58:24 fRN3xgah
>>376さん、ここにはときどき嫌がらせに来る他板(ずばり最悪板)の住人がいます。
一人のコテハンさんを徹底的にストーカーするわ、スレ住人を不快にする書き込みをするわ、やりたい放題に荒らしています。
どうかそんなくだらない連中は無視して楽しみましょう。
読んだミステリの感想があれば、ぜひ教えてくださいね。よろしく。
411:名無しのオプ
09/10/01 16:34:23 d1662QgU
と、そういうことをいちいち言ってくる奴が実は荒らしている本人なんだよな。
(そしてこいつは俺を「他板(ずばり最悪板)の住人」扱いするw)
412:名無しのオプ
09/10/01 21:16:35 kBiYJO1N
ってか「誰よりも最悪板について詳しい」ってことを本人自覚してないよね
413:名無しのオプ
09/10/02 19:29:32 D3KGSC3h
URLリンク(d.hatena.ne.jp)
翻訳ミステリー大賞シンジケート
414:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/10/03 14:41:08 yUz99bdO
ジャック・ケッチャム「閉店時間 ケッチャム中篇集」を読んだ。
相変わらず大好評な収録作品全話講評逝ってみようか!!
・「閉店時間」
Ny在住の作家らしく911テロ後のビッグアップルのシビアなムードが良く表現された作かと
思うが、ストーリーは孤独な中年男女のラブアフェアーの悲劇的顛末を描いたものに過ぎず、
ホラーでも何でもない、なんでこれがブラム・ストーカー賞(最優秀中篇賞)なのか?
・「ヒッチハイク」
たまたま逝っちゃてる高校の同級生(女)の自動車にヒッチハイクされた女性弁護士、
警官殺しの凶悪3人組も交えた血と性と暴力にまみれた冒険行といったところか。
途中、未成年の少女への暴力、一家惨殺等のきついバイオレンスシーンは数々あれど、
最終的に敵役たちや悪の巣的存在のホール・イン・ザ・ウォールは壊滅、
女性弁護士は脱出に成功する勧善懲悪・ハッピー・エンディング路線が、ケッチャム作品にしては物足らない感もある。
・「雑草」
連続殺人・レイプを徹底してクール、かつ、ビビッドに描いた作。
訳者あとがきには「・・・嫌悪を催すだけで終わってしまう読者もいるかもしれない」とあるが、
極悪レイプ犯カップルが、直接の利害関係は無い記憶力抜群なこれもイカれた正義感に
簡単にやられてしまうというシニカルな一応な勧善懲悪ではある。
「レイプ犯や連続殺人犯の荒涼とした精神風景に興味がある読者は興味深く読めるだろう」
ともあるが、まあ普通これは無いわな(w
・「川を渡って」
訳者あとがきによれば、
作者ケッチャム曰く「リオグランデ川の岸でのセルジオ・レオーネとトビー・フーバーの出会い」
のような作。
米作家ケッチャムによる血と暴力、リベンジ溢れるマカロニ・ウェスタン世界である。
メキシコ人少女、クールなカウボーイ、その相棒の好漢ピザ、語り部の若者の4人が
極悪売春・人身売買集団を壊滅させる。
生死不明の鳥を女の子(囚われたヒロインの妹)のまんこに突っ込んだり等、
ケッチャムらしい凄まじいまでのシーンが続出するが、最後はバイブルねたで綺麗、かつ、
感動的に締めているのが頂けない。ここは長編のように、クールに終えて欲しかったものである。
415:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/10/04 10:20:35 /auYmBCt
グリン・ダニエル「ケンブリッジ大学の殺人」を読んだ。
ケンブリッジ大考古学教授の手になる母校をメーンな舞台にした本格ミステリである。
「訳者あとがき」によれば、刊行以来、絶版状態になることもなく読み継がれているとのことだが、
現在では、一応、英国産のストイックな本格ミステリであるという以外は特筆すべき価値は見出せない作とも言い得、同じく大学を舞台にした作でも前記した「ミスター・ディアボロ」の如き、
コンパクトなまとまり、怪奇や冒険による装飾も無い論理的推理1本道ゆえ、
文庫500頁超のボリュームを読み切るのは、いささか(注 いささか先生ではない(w )
かったるい感もあった。
また、パリが舞台となる終盤は、これにちなんでというわけでもなかろうが、
怪盗ルパン風のトンデモ展開(替え玉ネタ等)になってしまうのが萎え、
ここは、ハイテーブルあたりを背景に、お約束とも言える謎解き探偵小説らしい関係者一堂を
集結させた名探偵による謎解きで決めて欲しかったものである。
キャラ的には最後の最後で花を持たせる形になるものの、スコットランドヤードのマクドナルド警視
は腕利きなのか否か微妙な扱い。地元ケンブリッジ署のウィンダム警部はステーキ大好き、
自転車通勤の庶民的な好漢なのだが、結局、道化扱いなのが気の毒な感あり。
従って、名探偵役は事件発生現場のカレッジ副学寮、作者を模したと思われる考古学教授の
サー・リチャードと相成る次第だが、英国のインテリらしい階級意識丸出し(タバコ屋の女店員の
美貌は認めながらも違う世界の人間扱い等)、犯罪処罰に関する独自な見解の持ち主というの
が面白い。メーンキャラでも事件関係者でもない登場人物の口を通して
「独身の人間は歳を取るにつれてバランスを欠くようになる」とあるが、正にこれが具象化された
キャラなのである。だが、この人物造詣は面白くはある。
416:名無しのオプ
09/10/04 20:53:26 KqMH3fyu
読んでない、読んでないw
417:名無しのオプ
09/10/09 23:00:46 uFHkYTAZ
しかも>>414、女性が見たら引いてしまいそうな卑猥なこと書いてるし。
418:名無しのオプ
09/10/09 23:03:44 FLeviePH
>>414
全話講評間違いなく大好評ですよ!!
419:名無しのオプ
09/10/09 23:23:45 fYEypC8f
>>417
文学板で美香というコテにストーカー行為をしていたのは有名だし
漫画板じゃ西岸良平の夫人を同じくストーカー行為をはたらいていたし。
しかもこれですぜ、これ。
↓
スレリンク(mystery板:58番)
スレリンク(mystery板:66番)
馬に性犯罪の前科前歴があっても俺は驚かないね。
420:名無しのオプ
09/10/10 07:39:35 RxsuQqsf
アンチは最悪板に引きこもっていろや。
421:名無しのオプ
09/10/10 08:11:39 C2zv1TwM
書斎魔神という人とその取り巻きの人たちは、どこまで女性を馬鹿にすれば気がすむんですか?
卑猥な言葉の羅列やミステリーファンへの罵詈雑言…もうやめてください。
422:名無しのオプ
09/10/10 10:50:03 DLSDIL6c
2chにまんこでびびる女がいるとは思えない
423:名無しのオプ
09/10/10 12:21:48 0o7N5FOY
>>421
残念ですが、相手はまっとうな抗議に聞く耳を持つ人物ではありません。
非難されてもされても10年近く荒らしを続けてる、
あなたの想像以上に低レベルで陰険な男(ひとり何役もしている)です。
「書斎魔神」や別名「ミステリ板住人」で検索すると確認できます。
今回のあのレスはもう削除依頼が出てるようですが、
今後も続くようでしたら、相手をせず淡々と依頼するのがいいと思います↓
うまくいけばアク禁になるかも知れません。
スレリンク(saku板:101-200番)
あの人物に対してどうしても不満をぶちまけたくなったらこちらへ↓
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
424:名無しのオプ
09/10/10 20:22:02 lFtI2p5B
書斎は小説のダイジェストを述べただけで悪くはない。
ミステリは奇麗ごとばかりじゃないんだからしょうがない。
425:名無しのオプ
09/10/10 20:26:53 +LFImVh1
名無しでしか弁明できない奴はスルーで。
426:名無しのオプ
09/10/10 22:20:40 Ie9wjBjr
ケッチャムはあの作風だし書斎が卑猥~というのは難癖だな
427:名無しのオプ
09/10/11 12:06:39 23Yz0tcL
まっとうな意見。
428:名無しのオプ
09/10/11 22:49:12 xiIT6HTC
>>421はアンチ書斎のネカマか。
アンチはやることなすこと卑劣だねえ。
429:名無しのオプ
09/10/12 09:30:05 kDYBndE/
ま、ケッチャム読んで更に書斎の駄文読んで
それで426みたいなことが本気で言えるのなら
そりゃただのアホだ。
430:名無しのオプ
09/10/12 10:10:02 JqIgo9et
>>429
お前こそ読んでないんじゃねーの? 俺はあくまで「卑猥~」な部分を指摘したまでで
書斎の感想自体は一貫して低レベルだと思ってる
431:名無しのオプ
09/10/12 10:35:05 hSHe7VrC
>>429はさっそく追い詰められたね。
中立派からもアンチは嫌われバカにされているというこった。
432:名無しのオプ
09/10/12 10:37:47 uaE71Vl6
書斎は全員からバカにされてますがね
433:名無しのオプ
09/10/12 10:45:11 mXTyWm7p
>書斎の感想自体は一貫して低レベルだと思ってる
は一切無視だもんなあw
434:名無しのオプ
09/10/12 11:07:08 EiMSdh5y
>>429&>>430
まあまあ、二人とも落ち着いて。
要は、いちいち卑猥な言葉とか使わんでもケッチャム作品の感想は書けるんじゃねーの?って事ですよ。
それに、書斎は横溝正史のスレで同じ事やらかしてますからな。奴がデリカシーの無い低レベルなのは確かですわな。
435:名無しのオプ
09/10/12 11:35:55 G2RmCZQv
>>434
そういうこと。
ケッチャム作品を評価するのに「卑猥だから卑猥な表現をした」じゃ
世のケッチャムに触れた文は全て卑猥なのか、ということですよね。
436:名無しのオプ
09/10/12 11:45:54 eYeY3+zy
>>433
いや、ヤツのことだから
「低レベル=それなりのレベルがあることを認めた」
と思っているのでしょうw
437:名無しのオプ
09/10/12 11:56:17 hSHe7VrC
ダイジェストを書いただけのこと。
レベル云々の話しじゃない。
438:名無しのオプ
09/10/12 12:06:25 MYGGOXZU
すくなくともここはダイジェストを書くスレではないけどな
439:名無しのオプ
09/10/12 12:37:31 hSHe7VrC
感想を書く際にダイジェストを書いても全く違和感はないね。
440:名無しのオプ
09/10/12 13:03:39 1wI9g8lK
アホはスルースルー
削除されにくくなるかも知れんし
441:名無しのオプ
09/10/12 13:24:54 sahValIs
>>415からどんだけ釣られてスレ浪費してんだよ
荒らし耐性の無い単細胞は書き込むな
迷惑だ
442:名無しのオプ
09/10/12 13:52:04 hSHe7VrC
いや、確信犯で荒らしているんだよ。
コテハン叩きという立派なルール違反を犯してね。
443:名無しのオプ
09/10/12 14:19:09 lU+isgME
自分から読後感を叩いていたことを告白しているよ、こいつw
444:名無しのオプ
09/10/12 14:31:26 hSHe7VrC
読後感は的外れを指摘されているだけのこと。
書斎叩きは明らかにアンフェアでルール違反。
そのくらいの区別もできないで読書系の板には近寄らない方がいいぞ。
445:名無しのオプ
09/10/12 15:23:47 JALucksx
書斎ファミリーは全てがルール違反だろw
書き込みの内容以前にマナーの時点でサイテーww
隠しきれない歪んだ人格が・・・www
446:名無しのオプ
09/10/12 15:43:46 mlsfEGt5
独自理論の披露と自演擁護に全て賭けている人は放置しておきましょう。
障害者は専門家に任せておくのが一番ですよ。ww
447:名無しのオプ
09/10/12 17:10:59 uaE71Vl6
書斎に独自理論なんてあるか?
パクリばっかりだが
448:名無しのオプ
09/10/12 21:42:15 V1zaibNR
書斎は独自理論も多いぞ。
『羊たちの沈黙』の性別取り違えなんてアホなミス、パクリようがないだろう。
449:名無しのオプ
09/10/13 21:39:34 Xo2lA/sA
どうでもいいよ、そんな話題…。
450:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/10/14 19:57:50 GnipvfTQ
「影の兄弟 上・下」マイケル・バー=ゾウハー(早川書房)
数奇な運命によって引き離された兄弟。
愛の結晶と憎しみの結晶。
一人はアメリカで人生を謳歌し、一人はソ連で死と隣り合わせに生きる。
やがて二人は交わり、そして闘う。
久々ゾウハー。何故こんなに間が空いたのだろう。
面白かった。実に読み応えのある大河小説だった。
そこにスパイものの妙味も加わって、良いミステリーになっていた。
「パンドラ抹殺文書」とはまた違った趣きだがお薦め。
追伸 あの人の幸薄すぎな人生には同情する。
451:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/10/14 20:23:47 GnipvfTQ
「犬の力 上・下」ドン・ウィンズロウ(角川書店)
DEAの捜査官アートは、メキシコを舞台に連綿と続く麻薬取引を
全廃すべく執念を燃やす。
しかし、巨大な麻薬市場の前ではアートは無力でしかなく、
それを悟った時、執念は盲執へと変わる―。
やたら評判良いから読んでみた。
背表紙のあらすじだと群像劇の様だが、それよりは、麻薬戦争を描いた
大河小説というイメージ。
しかし、その聖戦も結局は個人的な復讐に矮小化され、所詮蟷螂は
蟷螂でしかないことを読者は思い知らされる。ああ無情。
面白いかと訊かれれば面白いと答えるが、そう騒ぐ程のものではない。
こういう大河小説は割りとあるし。ハロルド・ロビンズとか。
まあ、「ストリート・キッズ」よりは入り込めたのた確か。
追伸 鶏姦なんて言葉知らなかったよ。ありがとう。
452:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/10/16 23:47:18 YFUyxUrN
「賭博師ファロン」ルイス・ラムーア(中央公論社)
逆恨みから町を追われた流れ者ファロンは、行きずりの一団を利用して
大金を得ようと、彼らを廃虚となった町に導く。
町は少しずつ賑わいを取り戻してゆくが、新参者との間には軋轢が生まれ、
更に強盗の一味が町を付け狙っていた……。
本格西部小説を読んだのは初めてかも。西部本格なら読んだけど。
西部劇はミステリーと違い殺人が日常的な行為である点が最大の特徴だね。
生活してていつ殺されるか判らない、緊張感のある世界観に惹かれて、
観たくなり読みたくなる。でもホッケンスミスはミステリーだし、
パーカーのは主人公が強すぎる。そこで、本作。
友情、裏切り、ギャンブル、ロマンス、そして決闘。定番である
様々な要素が詰まってまあまあのエンターテイメントになっている。
コミカルな落ちも良い。マンネリ上等!
中公からこんなハーレクインみたいな装丁のシリーズが出てたんだね。
定着しなくて残念だが仕方ないか。
453:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/10/17 15:41:22 je1XTvtY
サー・アーサー・コナンドイル「恐怖の谷」を久々再読。
言わずと知れたシャーロック・ホームズ・シリーズ第4長編、そして最後に書かれた長編である。
作品世界(執筆・刊行は20世紀に入ってからである)であのモリアティの名が初登場する作
ということでも有名。
デビュー長編「緋色の研究」と同様に二部構成を取り、しかも後半は完全に西部小説と化すのも
共通している。ただし、状況は全く異なるが、緋色がリベンジする側のストーリーだったのに対し、本作は真逆となっておるのが面白い。狙ったものか?
正直言うて、ミステリとしての第一部はまず冒頭の暗号ネタに無理有り過ぎ、
特にこういう言葉遊び的なものを日本の読者が楽しむのは難かしかろう。
続いて起こる殺人事件の解決もこんな程度感大。
ちょい「悪魔の手毬唄」を想起させる展開だが、
凄惨な事件にもかかわらず科学捜査(DNAと言わずとも指紋鑑定)さえない時代ののんびり
ムードも感じられてしまう。
むしろ、俄然、、軽快なテンポで巻を置かせぬ第二部のハードボイルドタッチな西部小説こそ、
サー・アーサーも力を入れた部分であり、バスカヴィルよりも推すファンが存在する所以であろう。
既に指摘されているとおり、まじこれって後のハメットの世界なんである。
(ピンカートンってのももろだし)
ただし、作者は緋色と同様に第1部の犯行に至る経緯の物語(つまり動機の物語)が第2部という位置付けなのであろうが、このため第2部における折角のどんでん返しが第1部によりネタ
ばれ気味になっているのが惜しまれる。2部部分だけ独立して書くか、
1部と2部をそのまま入れ替えて書く手もあったのではないかという気もするのだ。
なお、謀殺の1件のみ(チェスター殺し)は主人公の仕業と思わせる点(弁明無し)があるのは
意識してのことであろうか。
最後は、作品世界のホームであるロンドンに戻り、モリアティ(及び彼の組織)の不気味さを強調した鬱エンド。
そう言えば、彼氏は本作には名のみしか登場しないと気付く次第だ。
454:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/10/18 15:21:58 l3kmMjE7
ジャック・ケッチャム「オフシーズン」を読んだ。
デビュー作だけあって、やや若書き(前半はストーリーがスロー過ぎ、逆に後半は早出し気味)
という感はあるが、ケッチャム作品中、最高傑作と言われ日本でも人気が高い(?)
「隣の家の少女」と双璧を成す衝撃度も持った作は、やはり本作であろう。
海と森に囲まれたメーン州を舞台に、バカンスに訪れた都会人(3組のカップル)を人喰い人種
が襲撃、血塗られた激しい攻防、地元の警察も動き出す。
ヒロインと思われた人物があっさりあぼーん、
続いてヒーローになるかと思われたキャラもあぼーん、
後半ではお約束なら殉職しない方のキャラがあぼーん・・・
そしてクライマックスとも言える警官隊(悪徳警官や敵役ではないまともな警察官たち)による
結果的に無差別あぼーん・・・等々、相変わらずケッチャムはやってくれる。
前に論考した「黒い夏」でもそうなのだが、著者のシンパシーがヒロイン以上に
書き手によっては脇に置かれるであろう地元のベテラン警察官(ピザな病気持ち)に強く見られるのも個人的には好感度大だ。
翻訳が遅れた分、出版社の要請で削除された刺激的なシーンの部分が再現された
バージョン(英国で出版)に基づくものなのが幸いであった。
(惨殺シーンは勿論のこと、人肉料理やちんぽ食いちぎりシーンも有り)
作者あとがきを読むと、米で出版されたオリジナル版が、
日本なら程度が低いアニオタや特撮オタが喜びそうなハリウッド的お約束なストーリー
だったかがわかる。全体を通して見れば人生の不条理を描くにあたり残虐シーンは決して煽情
のみを目的としていないのがわかるはず。
455:名無しのオプ
09/10/18 17:28:59 wZF+ytw9
残虐シーンをことさら騒ぐ書斎アンチはPTAみたいなもの。
文化を愛好する人種じゃないんだよな。
456:名無しのオプ
09/10/18 19:15:27 5KJ81ybV
せめて人名の区切りくらいまともにならんのかね?
コナンドイルだのトーマスマンだの
頭悪過ぎて常識など無用?
他人の小さな齟齬を大騒ぎする輩が「通じればいいのだ」とか言い訳する??
457:名無しのオプ
09/10/18 19:31:51 9n39cKuy
>>456
〉頭悪過ぎて常識など無用?
自分に都合の悪い常識は無視するお方ですからw
下品な言葉使うデリカシーの無さを指摘したらPTAとか文化を愛好していないとか罵るお方ですからw
458:名無しのオプ
09/10/18 21:22:10 uoK+cVE6
>>456
>頭悪過ぎて
PTAがどういう言葉を略したものなのかさえ知りませんw
459:名無しのオプ
09/10/18 21:43:46 Hd2iKP9l
知ってるぞ!!!!!!!!知ってるとも
460:名無しのオプ
09/10/18 21:48:25 Tyu5h//L
書斎さんは50歳手前になって物心ついた人だから仕方がない
まだまだ発展途上だ
115歳くらいになればまともに成るよ 多分
461:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/10/18 23:09:27 1esfA6kp
「罪ある傍観者」ウェイド・ミラー(河出書房新社)
場末のホテルを根城にしている酔いどれ探偵マックスの所へ
別れた妻が助けを求めてきた。二人の息子が誘拐されたというのだ。
マックスは事情を聴くため彼女の家に向かうが、何者かに襲われ
殺人事件に巻き込まれてしまう。果たしてマックスは息子を
取り戻すことが出来るのか?
面白かった!
以前読んだ「殺人鬼を追え」はB級アクションとしか思わなかったけど、
本作は濃密な正統派ハードボイルド。つまり本格スピリットがある。
凝ったプロット。意外な真相。各章の扉に日付時刻を記すフェアプレー。
伏線もばっちりで読み応えアリアリ。こりゃ解らんわ。
ただその反面、前妻や息子に対する主人公の感情が描写不足
といううらみはある。なのでそういう切なさはあまり期待されぬよう。
このシリーズ本作と雑誌に載った最終作以外は未訳のようだが、
論創のコンセプトに合うと思うので是非ラインナップに加えて欲しい。
462:名無しのオプ
09/10/20 19:07:56 /L2MFU6x
>>461
面白いのかー
この前古本屋で見つけたから今度買いに行こう
463:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/10/20 21:31:09 7eUiT18t
「六番目の男」フランク・グルーバー(早川書房)
山奥の小屋がインディアンの襲撃を受け、金を採取していた男たちが
虐殺された。被害者の息子である軍隊上がりのガンマン、スレイターは、
父の手紙から当時小屋には6人の男が生活していたと知る。
しかし、見つかった死体は5人だけ。仲間を見捨て金を奪って逃げた
男を探し出すため、スレイターの危険な旅が始まった。
これ読みたかったんです(本当は映画を観たかったけど、
BS2がだらしないから……)。期待にたがわぬ面白さでした。
仇探しの旅というメインストーリーに、複数のサブストーリーが絡んで
いて股旅ものの愉しさもあり、展開が早く、キャラも立っていて、
読み手を飽きさせません。
このストーリーテリングの巧みさは流石脚本家だと思いました。
西部劇とミステリーって割りと相性良いですよね。
「フランス鍵の秘密」も読もうかしら。他作品の復刊・邦訳も
進んで欲しいところです。
464:名無しのオプ
09/10/21 09:42:59 ErpDpM0a
>読後感氏へ
今までに読んだ中でベスト3はなんでしょうか?
よろしくお願いします
465:名無しのオプ
09/10/21 09:44:48 JXAkg9yG
無用な詮索はやめておけ。ここは感想のみを書き綴るスレだ。
読後感と個人的な話しがしたいならメールででもやれ。
466:名無しのオプ
09/10/21 10:16:59 OCF5WopN
「叩かれないコテハン」という夢の存在に嫉妬まるだしの名無しw
読後感なんて平々凡々な感想文を書き込むだけで他住民とまったく
コミュニケーションをとる気のない空気コテで誰から褒められてる
わけでもないのに、それでも羨ましくてたまらないんだねえ。
467:名無しのオプ
09/10/21 10:26:00 JXAkg9yG
見境のないコテハン叩き。これがいわゆる書斎アンチの腐った性根だよ。
468:名無しのオプ
09/10/21 10:34:04 MWM5Zuz5
あれぇ?
>>466 は「名無し」を叩いているだけで
コテハンなんて全然叩いていないじゃん。
それなのに>>467は「コテハン叩き」だと言い張っている。
ってことは、>>467は「自分は普段はハンドルを付けて書いている。」
と自分からゲロッているということですか。
しかも、467 は 466 を“書斎アンチ”と決めつけている。
466 のレスには、どこにも『書斎』なんて書いていないのに。
これらのことから考えられるのは、
『 467 は書斎魔神が名無しで書いたレス』
ということですね。
469:名無しのオプ
09/10/21 11:28:55 OCF5WopN
問うに落ちず語るに落ちるとは、まさにこのことですなw
しかも別人を装って名無しでも書き込んでるんじゃ、もはや
固定ハンドルですらないということも分りました。
470:名無しのオプ
09/10/21 11:37:21 JXAkg9yG
>>466は書斎を叩いている。
出鱈目をばらまくなよアンチのクズ(w
471:名無しのオプ
09/10/21 12:06:42 VSbOYI1p
>>466が叩いているのはどう読んでも465のID:JXAkg9yGだな。
つまりID:JXAkg9yG=書斎だということじゃないかw
そういうときは「俺を誰かと間違えてやしないか?」と返すもんだよア・ホw
472:名無しのオプ
09/10/21 13:22:44 YKASIfgP
コテハン叩きはやめろや。
473:名無しのオプ
09/10/21 23:50:44 MWM5Zuz5
言葉の意味を理解できない…
…「コテハン」というのはハンドルを“固定”している=常にそのハンドルで書き込む
人のことを言う。
ハンドルを付けて書いたり名無しで書いたりするのは“固定”とは言わない。
ID:JXAkg9yG はこのことが理解できていない。
文章読解力が無い…
…>>466 のレスの中には「書斎」という言葉はどこにも無い。
にもかかわらず、ID:JXAkg9yG は >>470 で「書斎を叩いている」と言っている。
つまり、ID:JXAkg9yG には文章を読んでその内容を理解する能力が無い。
ということですな。
474:名無しのオプ
09/10/21 23:57:40 MWM5Zuz5
さらに、>>471 の指摘に対する ID:YKASIfgP のレスを読むと、
ID:YKASIfgP は『JXAkg9yG=書斎であることを認めた』
ということが分かる。
>>473 に書いたように、
ID:JXAkg9yG は言葉の意味を理解することができず、文章読解力が無い。
これらのことを併せて考えると、
書斎魔神は言葉の意味を理解することができず、文章読解力が無い、
ということが分かる。
そんなヤツにレスを書いても、まともなこたえは返ってこない。
よって、今後は書斎魔神にレスを付ける意味は全く無いということだ。
名無しで書いたものも含めて、完全に無視するに限るね。
475:名無しのオプ
09/10/22 01:03:54 YS1Y14k2
読後感さん、ベスト3をぜひ…
476:名無しのオプ
09/10/22 06:20:30 TsQsbuHf
だからメールでやり取りやれアホ。
場所をわきまえろボケ。
477:名無しのオプ
09/10/22 06:33:43 HjooRNav
>>476
書斎には誰もそんなこと言ってくれないからなw
478:名無しのオプ
09/10/22 07:04:47 YS1Y14k2
>476
お宅さん、ケツの穴が《アリンコ》並だな
器が小さいよ
お母さんが嘆くよん
479:名無しのオプ
09/10/22 08:12:57 TsQsbuHf
書斎は関係ない話しだろ。
480:名無しのオプ
09/10/22 08:19:56 7y0EKn9l
確かに書斎には関係ない話だな。
いい加減に場を弁えろ!
481:名無しのオプ
09/10/22 09:17:48 e8Z5CDPN
レスを付けたくなる気持ちは分からないでもないけど、
やっぱりレスを付けるのは止めようよ。
そうすれば、ヤツが住人に罵詈雑言を浴びせているレスだけになって、
誰がスレの雰囲気を悪くしているかがはっきりして、
削除依頼も通り易くなると思う。
482:名無しのオプ
09/10/22 11:56:53 zu8wqVMw
R・ハル「伯母殺人事件」を読んでみようと思うんだけど、
「伯母殺人事件」 創元推理文庫 大久保康雄訳 と
「伯母殺し」 ハヤカワ・ミステリ文庫 乾信一郎訳
どっちの翻訳で読んだ方が楽しめますか?
483:名無しのオプ
09/10/22 12:38:32 PREujYFO
>>481
同意。
なんか言ってやりたくなったらここでやりましょう。
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
>>482
こっちで聞いた方がいいかも(創元の方は未読なのでわからない、ごめんなさい)。
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)
484:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/10/22 20:40:49 9tUFr6Aw
>>482
一応、創元を推す。
大久保先生の訳は今読むと少し古めかしく感じはするものの格調があって良く、
クラシックなミステリには最適かと思う。
内容的には倒叙ミステリとして紹介されることが多いが、最後にどんでん返しがあるサスペンス・ミステリとして
楽しみたまえ。
485:名無しのオプ
09/10/22 20:46:08 8wXz2oou
両方を読み比べてはいないことが明らかなアホに命令される筋合いはないね。
486:名無しのオプ
09/10/22 20:47:51 qFBMKL8g
コテハン叩きはやめろや!!!!!!
487:名無しのオプ
09/10/22 21:06:45 qIvlZd42
何故? 2ちゃん命の馬鹿が可哀そうだから?
488:名無しのオプ
09/10/22 21:25:15 qFBMKL8g
コテハン叩き違反は憲法9条と同様
489:名無しのオプ
09/10/22 21:40:55 RK55txAZ
ID:qFBMKL8g は日本語が不自由なようだなw
490:名無しのオプ
09/10/23 06:18:57 lyaJG264
シカト祭りは迷惑。最悪に書けないことをアンチは各スレでやっている。
491:名無しのオプ
09/10/23 06:55:35 d8ARx6/G
最悪板に詳しいんですねえ
492:名無しのオプ
09/10/23 07:08:30 lyaJG264
スレが荒れる原因を探っていけば、普通に最悪板に行き着くわけ。
493:名無しのオプ
09/10/23 07:09:04 uMb56b4G
490こそ最悪板のスレに書くべきことだな。
この板に書くのなら、自治スレに書くべきだね。
板の自治に関係することなのだから。
494:名無しのオプ
09/10/23 07:09:37 38msLqpR
ハンドル入れたり外したりして複数人を装っている卑怯者に
コテハンとして扱われることを要求する権利はない。
495:名無しのオプ
09/10/23 07:12:30 uMb56b4G
492は491に対するこたえになっていないな。
まるで、他人が書いたレスの内容をきちんと理解できない誰かさんみたいだw