09/12/22 17:44:00 1WXPB8Nd
20年ほど前に読んだ海外の短編。
「モルグ街の殺人」とか「黄色い部屋の秘密」と同じ棚にあったので、
有名な古典ミステリーだと思う。
戦時下の国(第一次大戦下のアメリカかイギリスだと思うが、自信なし)が舞台。
射撃が得意なチンピラが、上流階級の婦人から恋人を撃ってくれと依頼される。
殺人ではなく、恋人の徴兵逃れが目的で、腕を撃って後遺症が残らない程度に負傷させてくれとのこと。
そのチンピラは、対象者を窓の外から狙撃するが、誤って頭を撃ちぬいてしまう。
殺人者となった男は、依頼人にも裏切られ追い詰められるが、知り合いの刑事に頼んで事件を調べてもらう。
実は狙撃者はもう一人いて、二人がほぼ同時に拳銃を発射していたという、「踊る人形」と同じトリック。
最後は関係者一同の前で、検死官が死体の頭部から弾丸を摘出し忘れたとかの作り話をして、
真犯人が死体置き場に弾丸を取り出しにきたところを逮捕して一件落着。
分かる方いらっしゃいますか。