09/01/04 00:13:04 4v94kdiN
>>553
フロストの新刊が棚ざらしなんて・・・
当地では複数蔵書に踏み切った館があるほどリクエストが多い。
作品内容でなく、コピーや造本の話題ばかり続いているので、
「フロスト気質」に関してもう少々書いてみたく思う。
４４０頁で訴追請求の仕事をリズに丸投げするフロスト、
リズの怒りが爆発か・・・というのがいつもの展開なのだが、
そんな雰囲気は皆無。
書類作成が面倒臭いというフロストのさぼり癖もあろうが、
リズに経験を積ませると共に花を持たせるという意味合いも感じられる。
キャシディというキャラは、基本的にはアレンの代役というポジションであるが、
最後にまだ割り切れないぎすぎすしたものが残っているとはいえ、
娘の死の真相を知ったキャシディとフロストの間には和解の兆しが感じられないでもなく、
マンネリ対策もあろうが、第４作にして「対立構造の緩和」という方向性を挿入した感がある。
やはり、残るフロスト最大の宿敵はマレットということになろうか。
（実は俺はマレットがそんなに嫌いではないのだが・・）