横溝正史 - 真珠郎 第十六章 洞窟にて -at MYSTERY
横溝正史 - 真珠郎 第十六章 洞窟にて - - 暇つぶし2ch54:名無しのオプ
08/06/30 02:11:45 AaapGE9q
あまりにも事実誤認がひどいのでレスします。

>>41
>高木も角川のフェアのおかげで急に売れるようになっただけじゃないの?

違う。高木は横溝が休筆状態だった昭和四十年代前半にもカッパノベルスを
中心にコンスタントに新刊を出して、ほぼ第一線の位置をキープしていた。
「検事霧島三郎」「黒白の囮」「帝国の死角」「邪馬台国の秘密」など
作品的にも中期の傑作と呼べるものを連発している。

これらが角川文庫に入って(当時、光文社には文庫がなかった)フェアの
おかげで売れたのは事実としても、横溝のように開店休業状態の作家が
宣伝の効果で復活したわけではない。

>むしろ横溝が亡くなって、金田一物の新作が読めなくなったファンが
>代替品として神津物を求めたに過ぎないような気も

高木=神津という図式は、むしろ高木の現役引退後に本格ファンから
形成されたものではないかと。

コンスタントに活動していた八〇年代半ばまでの時期は、霧島三郎、
近松検事、墨野陋人w ものが中心で神津ものはあまり書かれていない。
長篇では60年の「死神の座」から73年の「邪馬台国の秘密」まで13年も
ブランクがある。

横溝が亡くなった81年以降、金田一読者が大挙して神津ものを読み始めた
とか、神津ものが急に売れ始めたという話は聞いたことがない。


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