08/10/09 10:23:11 IHeZar6x
>>759
まぁ少年探偵団は今の子供が(大人が読まないような)漫画読んで
楽しむのと同じか。当然当時としては子供に大いに歓迎されたんだろうし
評価しないというより俺自身がとても読めないから蚊帳の外といった感じかなぁ。
「人間椅子」、「赤い部屋」、「蔵の中」・・・正直言って俺全部好きだw
特に「人間椅子」は乱歩短編典的主人公で己の現状の葛藤というか変態性を
スマートに紹介できててそういうとこに才能を感じるんだな。
魔神がすっきりしたオチの乱歩短編があまり好きではない理由を俺なりに考えてみたが
ラストで乱歩短編らしからぬチープさを感じてしまうからじゃないかなぁ。
(特に人間椅子や赤い部屋は短編の代表作でもあるから余計に。)
乱歩短編は一見トンデモな感じでも読むと含蓄があるというようなものや
悲哀を感じさせる純粋文学と言えるようなものまで揃ってるからそういう
深みのある作品やラストで主人公がアッと落とされていくような展開、純粋に文句のつけようがない
推理物の方を魔神としては評価しているのかなと。