08/06/13 20:42:29 foAfW+Ih
さてと、チルドレンを読んだわけだが、またまたの動物登場で伊坂の畑正憲先生化に拍車だな。
永瀬の恋人優子のキャラは、ドルジの恋人琴美、砂漠の鳥井の恋人南と通底するものを感じた。
目が見えない、外国人、腕がもげた等のハンディキャップを抱える男に寄り添うタフで優しい
女性。村上春樹はよく小説の中で、精神が不安定な女や足の悪い女、太った女等に性欲を
たぎらせてるが、ある種の社会的マイノリティーに対するフェティシズムという点で共通する
のかな。父親への葛藤を抱えた陣内が、年上の男になにかと食って掛かるってのは俺も同じ。
と同時に、理想の代理父を常に求めてるのも否定できない。大学のイギリス人英語講師に対する
異常な執心は、自分でも一瞬ゲイ願望(ネコ)だろうかと戸惑うくらいだった。結局、家まで
押し掛けたライバルのストーカーがいると知って、泣く泣く退き下がりはしたんだが。
今、シーメール動画に嵌ってるのを考えると、あれは一過性の熱病に過ぎなかったのがよく分かる。