松本清張     at MYSTERY
     松本清張      - 暇つぶし2ch476:名無しのオプ
08/09/21 10:20:10 PX2ZZIBf
>>474
どでかいダムの現場でやったことあるが、疲れていたら結構眠れるもんだ。
背中は少々痛いが、あの振動がかえって心地よい。
今じゃさすがに公道でやることはないが。

477:名無しのオプ
08/09/21 17:29:15 /K2opkpU
>>475
清張のは走っていたけどね。
>>476
そうなのか、そんなものなのかな。

478:名無しのオプ
08/09/21 17:30:27 /K2opkpU
あ、しかし、わざわざ足を出さなくても、荷台の長さが人の長さより長ければ
隠せるから、現実の犯罪ならそっちの方が良いと思うな。
おれ、清張先生大好きだけどね。


479:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/09/21 23:46:51 qmR5N+SJ
>>473にあるトリックなんかも短編で使用した方がより活きる感がある。
繰り返し指摘されているが、小説に関しては清張先生は稀代の短編の名手であり、
長編は・・・ということになろう。
「時間の習俗」の女装ネタは当時は盲点を突いていて斬新だったが、これも短編使用の方が
シャープに決まったのではないか。

480:名無しのオプ
08/09/23 15:36:18 qgfIz+am
社会派推理小説でもトリックの要素を入れなければならないから
リアルな描写の一方、犯人の行動、犯行隠蔽工作などに作為が目立つことになる。
普通の犯罪はそこまでやらないという。
「鬼畜」でも子供を処分するのに現実なら睡眠薬でも飲ませてくびり殺し、
赤ん坊ならうつぶせで布団に押し付けるだけで、死体の始末は床下にでも埋めるか
気が利いていれば車を用意して山中にでも埋めに行けばよい。
昨今の犯罪を見るとそう思う。
ただ「鬼畜」は現実の事件をモデルにしているらしいがどのくらい現実に忠実なのだろう。

481:名無しのオプ
08/09/23 18:06:40 ImgCc7yv
>>480
> 社会派推理小説でもトリックの要素を入れなければならないから

「トリック」の定義にもよるが、ミステリー的な要素があれば、いわゆる「トリック」は
なくて良いんでない? 社会派であっても完全にトリックとか犯人当ての要素があれば、
それは、本格推理の範疇に入ると思う。初期の森村誠一なんか良くやっていた。


482:名無しのオプ
08/09/24 01:32:54 E9DpOhCA
黒革の手帖
つまらなすぎて吹いた
無駄な官能、無謀な恐喝

483:名無しのオプ
08/09/24 02:10:33 Uve0jOhk
>>482
下手な釣りだな
釣り堀行け

484:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/09/24 23:42:26 So1qfFAR
しかし、ミステリである以上、作品に面白いトリックがあれば好ましい。
「砂の器」のSFまがいトリックも、短編で使用すれば異色の傑作となった可能性があったかと思う。


485:名無しのオプ
08/09/25 20:52:55 OFfVfFbI
トリックどうこうはともかく文学と面白さという
今まで相容れなかったものを融合させたのが清張だという気がする
無論ここでいう面白さとは期待感やその先どうなるか気になって仕方ない
という意味での一般庶民的なものとして

486:名無しのオプ
08/09/25 20:55:21 RWaJV+QI
>>485
文学というのは元々面白いから存在するんだよ。
「純文学」とかいって堅苦しいジャンルを作ってそれにこだわっているのは
世界中探しても日本人くらいのもの。


487:名無しのオプ
08/09/26 00:54:40 bZBSaNVT
>>486
タイムリーにも純文学にこだわる人物が登場する「渡された場面」を読み終えたばかりだ。
信子が一夫の小説に感じたり、香春が若者の書く文学に抱く感想は清張自身の代弁だったりするんだろうか。

488:名無しのオプ
08/09/26 06:11:43 sRMIyBid
プロレタリア文学なんかも、一種のSM小説として読めば
ゾクゾクするほどの快感官能がある。「セメント樽」
や「蟹工船」などは、共産くささを消したらサドにも匹敵するな。
もちろん若かりしころの、彼もそこに気がついていたはず。

489:名無しのオプ
08/09/26 09:32:47 J8p9qXhc
>>486
きみはバカ?
欧米でもはっきりとジャンル分けされている
シドニー・シェルダンやハーレクイン・ロマンスを文学と見なしている者はまずいないだろう

490:名無しのオプ
08/09/26 09:48:58 JmUOhlNU
>>489
ちゃんと原文で読んで勉強してから言いなさい。


491:名無しのオプ
08/09/26 09:50:14 JmUOhlNU
ついでにいうと、
もしかして君は、「文学」=学問という考え方の持ち主なのかな?


492:名無しのオプ
08/09/26 10:13:43 m0833XWa
アメリカなんかでもメインストリーム文学はある。ニュウヨウカーとか
エスクワイアとかいうスリックマガジンなんかは
格式高いよ。
出版エージェントが売り込むんだが、買っても
雑誌に載せないことがるほど。
トルーマンカポーテなんかだと、一万語で数万ドル。
日本と違って、アメリカでは一語いくらで計算する。
日本は原稿用紙一枚いくらだろ。

493:名無しのオプ
08/09/26 13:47:04 abUWZDOy
何を言いたいんだろうね

494:名無しのオプ
08/09/26 13:48:43 8rh6wYGR
日本だと会話を多くするとかで枚数を稼ぐがアメリカではなるたけ短い単語を多く使って稼ぐわけかな。
ワープロ時代では意味も希薄かな。

495:名無しのオプ
08/09/26 14:07:15 gM5OuNi/
>>492
> 日本と違って、アメリカでは一語いくらで計算する。


 その傾向はあるが、つねにそういうわけではないよ。
 manuscript何枚でいくらという契約もよくある。
 一番多いのは、
「何語程度で書いてくれ。トータルのギャラは○○ドルだ」
 みたいな決め方かな。


496:名無しのオプ
08/09/26 14:13:59 gM5OuNi/
>>492
あ、それと、

> トルーマンカポーテなんかだと、一万語で数万ドル。

これはいくらなんでも間違いでは? 桁が違う。
印税ナシで原稿買い取りの場合でも、そのレートは最高水準以上だよ。
それとも、超有名な人のケースってこと?




497:名無しのオプ
08/09/26 14:47:23 X7R56gXb
アメリカには400字詰め原稿用紙がないから。
ただそれだけ。
作家には出版エージェントが必ずいる。
売り込みからギャラ、版権、サイン会、二次三次発生版権、
キャラクター、映画化権、その他交渉事はすべて
エージェントが行う。

JKローリングなどは数千億円稼いだが、エージェントがいないと
その権利などは彼女自身では気がつかないだろう。

素人は無理。 霧プロダクションも素人だったから、多大な負債抱えて
倒産。

498:名無しのオプ
08/09/26 15:16:23 iq8KYgxl

はいはいおまいらが外国に詳しいのはわかったから
早く清張の話を汁


499:名無しのオプ
08/09/26 20:24:36 FeWdTL6L
先日の夜、「断碑」を再読していたのですが、
清張さんは書いてて、ある種マゾヒズムをおぼえた
のではないかと思いましたw
ひどい あまりにひどいわww 

500:名無しのオプ
08/09/26 20:34:14 ZNmfzeR/
清張くらいなら純文学を書くこともできたと思うが
確か学歴が低いんだっけ?
そういう部分で不当に悪く評価されるのを避けて
推理小説の形を取ったのではなかろうか
もちろんそれだけの理由ではあるまいがそういう部分もあった気がする

昔の文学、小説って今と違って学歴も大いに評価の対象になってたような気がする
どんな良いものを書いても高卒、中卒が何を偉そうに、で一蹴されそうだ
今はろくでもない生活を送った奴が書いたものほど
あたかもすごい物のように取られて芥川賞なんか貰ってるようだが

501:名無しのオプ
08/09/26 20:45:01 QbxEgghR
純文学=私小説という古い定義に照らすと、
清張も結構自分自身のことをネタに書いている。だから純文学というわけではないが。
三島由紀夫的美文は大嫌いだろうから書いてないね。

502:名無しのオプ
08/09/26 21:14:41 IKM1/TGE
純文学と云えば、90%男女問題を描くショーモナイ小説。
そんなのは、昭和30年までで終了。
今更、「純文学」なんて話題にもならない。ハッキリ言って死語だ。

503:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/09/26 21:33:29 0okWTlpo
清張先生を純文学の系譜に位置付けると、自然主義の流れをくむ作家ということになるので
あろうか。
天才三島に忌避された理由のひとつがわかる気がする。
ただし、清張先生は大谷崎や川端先生も愛読していたとのこと、
「瘋癲老人日記」「眠れる美女」等は清張短編への影響が見られる気がする。


504:名無しのオプ
08/09/26 21:48:13 iq8KYgxl
>>500
清張くらい博識だと、学歴が低いから純文学が不得手ってことはないわな。
彼の作品でも、たとえば「ある『小倉日記』伝」は芥川賞受賞しているし、
「砂漠の塩」なんかは、私小説ではないが、純文学の匂いがする。


505:名無しのオプ
08/09/27 11:16:56 JbcOynKc
清張は純文学が嫌いなんじゃなくて、大衆文学が低くみられることがいやだったんだよ。
清張のころから急速に大衆文学が普及してきて純文学を脅かすまでになった。(清張のほかには
吉川栄治とか司馬遼太郎も含むかも)
そこで純文学側は、「大衆に媚びた愚かしい小説」みたいなレッテルを張って攻撃した。
それに対し、清張は小説が面白くて何が悪いというスタンスで反論していた。
このへんは「黒い手帖」とかにも書いてるはず。

506:名無しのオプ
08/09/27 15:22:33 VsfGE8oe
その頃にはまだ中間小説というものがあって、その無意味さを批判していたね。

507:名無しのオプ
08/09/27 20:17:30 peRuDscj
バルザックとかデュマとかやはり後世に残るのは
ストーリーテーリングなわけ。
全然話が進展しないウダウダ小説が残るわけない。
ページをめくるのがもどかしいほど話がドンドンすすむほうが面白いよね。

508:名無しのオプ
08/09/27 20:38:47 FGAIHeK2
>>507
清張はデュマより上だろうね


509:名無しのオプ
08/09/27 20:39:50 I8HIpSFy
清張に純文学なんて書けないよ。
デビュー時からの清張の作中人物は、必ず合理的に考え、行動するからな。
言い方を変えると、どうしても合理的に考えて小説を書いてしまう清張の性分と言えると思う。
そういう意味で、同時代人の三島・吉行・大江的な発想力は清張にはない。


510:名無しのオプ
08/09/27 20:56:16 ga4dNq/w
人間を書いてれば文学じゃないのか
ならば十分に文学だろう
石原慎太郎がどこかで言ってたが
つまらない描写を延々と続けるのが文学だったりする側面もあるようだ

ならば清張がそんなものでなくて良かったとしか言いようがない
今は純文学なんて完全に衰退しきってるし
所詮その程度の分野だったと思う
自分達だけで「すごいぞすごいぞ」とやっていれば良いのではないか

511:名無しのオプ
08/09/27 23:20:33 bw/dr3Qy
『偽狂人の犯罪』を読んでいると、昔は、精神異常で無罪になるケースってえのが、
いかに厳しい判断があったか、ってのが、よくわかる。当たり前のことだ。
今は、「なんで?」てのを皆、弁護側から精神鑑定申請だ!どう見てもマトモなのが皆、無罪だ!
異様な犯罪ほど無罪。日高隆さんが、再々書いておられる通りだ。

512:名無しのオプ
08/09/27 23:29:12 bw/dr3Qy
『家紋』のテレビドラマ(以前)は、動機部分がクド過ぎたが、
原作は、読者に詳細を推測させるアッサリしたもの・・・意外な人物が犯人というだけで・・・

513:名無しのオプ
08/09/28 00:13:01 o3s48VtM
ノーベル文学賞にも値する作家だと俺は思うぞ。


514:名無しのオプ
08/09/28 10:02:54 eEsxDfB/
純文学文壇のボスは、黒井千次っていうひと。
誰もよんだことがない。
東大卒で一流企業に勤務していたが、その後作家になったひと。
労務課で人身掌握術を学んだ老獪な人物。

黒いシリーズを長年書いていたのも、この黒井が大嫌いだったから。

515:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/09/28 15:16:40 a11Iiogi
>ページをめくるのがもどかしいほど話がドンドンすすむ
このため清張長編の特徴ともいえる都合主義が連発されてしまうわけでもある。
そう言えば、大デュマやバルザックの作にも御都合主義がついて回る感があるが、
この点でも清張先生は世界的巨匠クラスということか。

「家紋」は清張作品の特色である暗いリリシズムが十二分に発揮された「文学」と言ってよい作
かと思う。やはり短編で人間ドラマを書かせたら一流の名手と言い得る。

黒井千次の「たまらん坂」という作品集が、意外に面白かった記憶がある。
伝統的な私小説タッチの純文学作家だが、読み難くはない。


516:名無しのオプ
08/09/28 17:15:06 pt5YlRtq
いつも鋭い考察
さすが書斎さんだ

517:名無しのオプ
08/09/29 08:19:09 9JcG1YZ7
この間までレスが飛び交っていた文学論争には全く口出しできず
収束するまで逃げていた自称文学通のアホ書斎には笑った。

518:名無しのオプ
08/09/29 10:14:25 6cGm/Dwk
書斎はスレ違いの話題はしないよ。

519:名無しのオプ
08/09/29 10:16:48 avmghLQL
文学についての話は清張に関係あるし
だいたい書斎はスレ違いの話をしょっちゅうしてるぞ。
誤魔化そうとするなよ。

520:名無しのオプ
08/09/29 10:26:35 6apqRYNy
個人攻撃はやめなよ。君自身の書き込みも人から見るとかなり目障りだから。

521:名無しのオプ
08/09/29 10:33:01 avmghLQL
事実を指摘することが個人攻撃だと言われてもなあ。
それに目障りだという言葉は個人攻撃ではないと?

522:名無しのオプ
08/09/29 11:09:44 eEo+vskV
書斎魔神が出入りするほとんどすべてのスレで住人とトラブルを起こし
荒らしとしてスルー推奨されているのはまぎれもない事実。

書斎魔神は「スレに溶け込んで普通に書き込みをする能力がない人物」
ということ。現に清張スレでも西郷札をめぐる書き込みでトラブルを
起こしている。

「スレの趣旨に沿った話」をしてさえいれば良いという訳ではない。
2ちゃんには「他人に迷惑をかけない」という大きなルールがある。
これを守れない書斎魔神のような奴は、例えスレの趣旨に沿った話を
していようとも「荒らし」に他ならない。

ましてや上で指摘されているように、しょっちゅうスレ違いの話を
しているようでは尚更だ。擁護の余地はない。

523:名無しのオプ
08/09/29 13:16:02 067Goo45
このスレはまったりスレだからそういう書き込みで荒らさないように。↑

524:名無しのオプ
08/09/29 17:23:37 DuruK9Vt
書斎と名無しの自演とコピペは無視という方向で。

525:名無しのオプ
08/09/29 22:22:05 F6f6zeoQ
517についてはこちら↓

スレリンク(mog2板:245番)

526:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/09/30 21:08:37 Ee749KuG
菊池仁著「ぼくらの時代には貸本屋があった」という本に松本清張の章が設けられている。
著者は時代小説大好きな御仁であり、
「かげろう絵図」  
主人公新之助が役割だけ与えられた顔のないヒーローであり、
伝奇小説でないのが物足りない。
「天保図録」
史実に密着した本格的歴史小説だが、求めていた内容ではなかった。
「西海道談綺」
正真正銘の伝奇小説として高評価。

要約すれば著者の評価はこんな感じであるが、正に人それぞれという感がある。
自分は大部な上に現代小説と同様な御都合主義フル回転な展開に3作共に感心しなかった。
(特に西海道)
「かげろう絵図」との比較だけならともかく、「天保図録」を本格的歴史小説とする評価はどんなもの
であろうか?

527:名無しのオプ
08/09/30 21:38:12 xzFc35RX
歴史小説というより、時代小説だな。
自分は、全く逆だね!三点とも大いに気に入っている。・・・皆、おもしろい。
何度も読み返している作品だ。

528:名無しのオプ
08/10/01 08:06:38 xhiR7rct
鹿児島の山野を金を求めて歩いていた三井金属鉱業の山師社員が、
ヤマの斜面に金精をみたのが、1981年。
なんと普通の金山の八倍もの金含有量。
世紀の発見、菱刈金山である。

529:名無しのオプ
08/10/01 10:58:59 NbBaZzAJ
>>528
どこの誤爆だ? 先日テレビでやっていたね。


530:名無しのオプ
08/10/01 12:02:19 Rc9LIhbw
>>529
書斎ストーカーの仕業でしょ。

531:名無しのオプ
08/10/01 12:19:28 2LUDYY8d
ほんとにバカだなあ。黙ってりゃいいのに。

532:名無しのオプ
08/10/01 17:12:55 fcN5XoKm
清張の神髄はトリックよりも暑苦しいまでのサスペンスだな。やはり短編。

533:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/10/01 21:48:38 kR5HhBem
>>528は「西海道談綺」 から連想した話題と思われ。

しかし、この作品を何度も読み返すってパワー有り過ぎ(w
俺は清張作品は時代小説の場合もやはり短編を推す。
「無宿人別帳」なんかは収録作品がそれぞれに面白いという逸品かと思う。


534:名無しのオプ
08/10/02 11:34:19 h1Vdos44
「断線」って中編読んだがこうなんか来るものがあるピカレスクもの。
妙なユーモアが漂っているから陰惨にはならない。
「連環」「密宗律仙教」などと同じ傾向。
もうちょっと脚色して映画かTVドラマにしたら良さそう。

535:名無しのオプ
08/10/02 19:39:43 YOhZhtnt
「増上寺刃傷」の諸作品も
いいですね。

536:名無しのオプ
08/10/02 20:22:13 vOYPeYcM
「昭和史発掘」の芥川龍之介の自殺について、H女という
芥川を苦しめた女性のことが、異様に注目している点。
この女は文士なら誰でも彼でもセクスしていた札付き女という
悪評のようだが、
実は松本もこのような性悪女に付きまとわれ往生したことが
あるそうな。
かなりの手切れ金渡して縁切りしたみたではあるが、
中年過ぎての女道楽は怖いっていういい例ですね。
性悪女を書くときの筆致は鬼気迫るものがある。

537:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/10/02 22:10:24 yM1UbDD0
>>535
「明治金沢事件」が秀逸。
「嗤うことはない。人間は演技の模本がなければ、思い切ったことができぬものである」
結びの一文が、いかにも清張先生らしいシニカルな味わいがあって印象的である。

清張先生の女性関係については、長年担当した藤井&宮田の美人編集者姉妹が
色々知っていそうだが、まあ、書かないだろうね。

538:名無しのオプ
08/10/02 22:27:42 Gg4ks2Ew
担当編集者が付いていた頃というより、作家初期の頃までは、女に付きまとわれた経験が
かなり有るんではないかな?
作品に、中年男が不正常な女関係をもつのが多いが、やはり自分の経験でもあるのでは?
清張は、どうも、そういう感じに見える。
ドラマに、みずから出演してみたりする正確からして、清張には、女に付け込まれそうな隙が有る。

539:名無しのオプ
08/10/03 09:38:27 209acMg0
若い頃もてなかったのが、中年になって、先生、先生ってちやほやされるようになったわけだから、けっこう社会勉強してるはず。

540:名無しのオプ
08/10/03 17:42:13 YKJzMK/6
>>528 はズバリ「山師」だよ。

541:名無しのオプ
08/10/03 23:36:00 6j45aOrp
相当左翼だしな

542:名無しのオプ
08/10/04 00:40:39 ZG7K/oUC
「山師」ってふた通り意味があるもんな。

・鉱山師
・きこり、林業関係者

さらにはそれから派生して、投機的なことをする人とか、詐欺まがいの人とか。


543:名無しのオプ
08/10/04 08:55:00 BsXERTyk
「老春」って主人公の老人が浅まし過ぎて読んでて嫌になる。

544:名無しのオプ
08/10/04 10:22:14 mpXOu7PR
鉱山発見は生涯に一度あるかないかの僥倖に恵まれたものだけ。
だからいちかばちか、ってことになる。
試掘を繰り返して、これはとあたり見つけても金鉱の脈はどこまで
筋が延びてるのかは、掘ってみないとわからん。
だが、いまでも有望な鉱山があることは確かで、海中にはかなり
あるそうな。

545:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/10/04 14:47:35 gluaOjs8
NHKで「駅路」をドラマ化した際の清張先生の好色ボケ老人演技は絶品だった。
ここまでやるかという感じ。
さすがに「老春」のような傑作も書ける人物だけある。

546:名無しのオプ
08/10/04 15:15:30 Q8L/MXfU
演技が絶品だと、傑作が書ける。
さすがに間違いだらけの文章が書ける人物だけある。

547:名無しのオプ
08/10/04 16:02:31 FrEoAh0w
心底あの顔が嫌いで倦んで飽きて抹殺したいくらい
いやだったようで、
メイクさんが付け髭カツラドウラン塗ってまったく違う顔を見て
本人は上機嫌で、銀座に出撃してたようだし。
またホステスも知ってて、「あらどちら様でしょうか?」
っていうもんだから、ますます喜んでさ、子供みたいなとこあるね。

548:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/10/05 14:50:30 lDd84zXj
「後から、芸者さんも好きだったと聞いて、なるほどね、と思ったりしました」との宮田嬢の発言
(中公「松本清張あらかると」より)からは、この美人編集者姉妹はいろいろ知っていたのでは
と思わせるものがある。
まあ、作品評価とは別次元の話ではあるが。

549:名無しのオプ
08/10/06 19:21:03 SS/9B3Qe
ある作品で、睡眠薬心中で相手が死に自分だけ生き残るように、事前にコーヒーを大量に飲んでおいた
という手法が出てきたがこれは医学的にあり得るのだろうか?

550:名無しのオプ
08/10/07 10:56:42 kwQ7Rkme
『鬼畜』で熱演した緒形拳が死去。冥福を祈ろう。

551:名無しのオプ
08/10/07 23:13:27 T0XIujXc
>>549
「寝敷き」の事かな
うろ覚えだせけど、その手の話を聞いたことがあるから
(成功確率は分からないけれど) 可能性としては「あり得る」でしょうね

>>550
私は『砂の器』の元・警官役が思い浮かんだな
ご冥福をお祈りします

552:名無しのオプ
08/10/08 13:50:32 EQzoV5LT
大岡昇平は「アカデミックなものへの遺恨と反感」は、多くの読者が感じるところだったでしょうが、それが「せいぜい相手の顔に泥をなすりつけるというような自己満足に終る」
「私のみるところ、松本氏には人格の根本に大きな歪みがある。氏は、世界をその歪みを通してしか見られなかったのではないかと思う。(p263)(『常識的文学論』 講談社)」 


553:名無しのオプ
08/10/08 21:05:41 +u6lc7ck
それはまた辛辣ですね。

554:名無しのオプ
08/10/08 21:36:10 uwQq2gE1
大岡昇平は成城に住んでいた。
家に来る編集者に成城の作家の私生活を事細かく聞いていた。
もちろん、大岡家の外に出せない暗い秘密を知っていた。
それをネタにして小説を書いている。
作家との親交や交流がなかったが、すべての一流出版社の
編集者に文壇ゴシップを執拗に聞き出していた。

555:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/10/08 22:06:28 oi7iUwxt
「事件」(日本推理作家協会賞受賞作)に対する清張先生の評価ってあったけ?


556:名無しのオプ
08/10/09 16:45:10 dlAq5Yez
事件の映画は清張作品をたくさん作った野村芳太郎なので、見て暗い嫉妬を燃やしたと思う
野村と清張はよほどウマがあった感じがするね

557:名無しのオプ
08/10/09 19:31:00 l5Ik2FHM
>>554
大岡昇平ネタの小説教えてくれ
読みたい


558:名無しのオプ
08/10/09 19:53:56 mjPIOV5L
晩年は死ぬまでにとにかくたくさんあれもこれも描きたいという執念に取り憑かれて、
他人を嫉妬するひまなどなくなっていたのではないか。

559:名無しのオプ
08/10/09 20:15:44 e3iz9l/R
自宅に来る編集者に根掘り葉掘り文壇裏話をせがんで、
聞いておもしろがってた、というのは本当。
特に純文学の乙に澄ました作家たちの
醜悪なことを聞いては楽しんでた。
とにかく朝から晩まで書いてたわけで、
自由になる時間がほとんどない。

560:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/10/09 21:01:31 4H50GnBn
70年代後半だから極めて多忙な時期ではあったと思うが、
なんか清張先生は「事件」をあえて読まなかったのではという気がしている。
「事件」が刊行された77年は「渦」「屈折回路」「棲息分布」というそれぞれに
特色がある清張作品も刊行されている。


561:名無しのオプ
08/10/11 00:06:32 43WrTxLO
大岡昇平についてはブログだけどここにちょっと書いてある。
URLリンク(blog.goo.ne.jp)

562:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/10/11 22:02:30 qWLOv/Yd
清張謀略史観が批判されるのであれば、おなじみ鳥瞰図、司馬史観ももっと叩かれてもよいかと思う。

清張先生の大岡作品評価も知りたいところだ。


563:名無しのオプ
08/10/11 23:30:55 xqy+HLvY
あいかわらずへたくそな文章だな。

564:名無しのオプ
08/10/12 17:39:10 YYgS7B69
司馬のは鳥瞰図というか人物史観で主役脇役が将棋の駒のように動かされて歴史を紡ぐ、
だからまとまった体系を築きづらい歴史観。

565:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/10/13 21:30:54 +z8Y6Eni
司馬史観と清張陰謀史観の件だが、
共にベストセラーとなり今でも読み継がれている「竜馬がゆく」と「日本の黒い霧」の例で見ると、
前者はどう見ても史実の竜馬だけとは思えないし、
後者はミステリ仕立てにし過ぎている(特に「もく星号事件」は無理やり風)、という感がある。
だが、両巨頭がエンタメも意識していたのは間違いないだろうし、
前者を司馬流痛快講談(前半には善玉の盗賊まで登場する有様)、
後者を社会派サスペンス・ミステリとして鑑賞しても、読者サイドとしては無問題であろう。

566:名無しのオプ
08/10/13 23:53:14 dC0kZxRy
「竜馬がゆく」と「日本の黒い霧」を並べて論じられても、な。

567:名無しのオプ
08/10/18 02:06:06 I20gKMzN
テレ朝の『点と線』が第1回東京ドラマアウォードを受賞したらしい。
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)


568:名無しのオプ
08/10/19 19:34:32 fj3Cw0Bm
いま「小説帝国大学」を読み始めたんだがいきなり坂本龍馬勝海舟に出会うの図みたいな場面が出てきて驚いた。
つーか、誰かがこれをパクって坂本龍馬のネタにしたのか?

569:名無しのオプ
08/10/20 21:47:29 AYvcPbZb
| 清張先生自身が結構面食いだったらしいし、美人姉妹の妹さんの方(宮田さん)は
| 伝説の編集者「やすけん」こと安原顕の上司だったこともあるらしい。
| 彼氏のエッセイの中で、2人のぎすぎすした関係がわかるくだりがあるが、
| 「美人編集者として知られる」という旨が記された後、仲が良くないのにもかかわらず、
| あの毒舌家が否定的な見解を示していないのは、美人説に説得力を持つと思う。
|___  ______________
     ∨   。ρ。
         ρ         ______   ハァハァフゥフゥ
   ピュッ  .m γ⌒ヽ  .γ   ,,n^h‐-'、,, ヽ
        C|.| /',', (●ヽ( J n |/ロロヘ lu ) 徹平キュン、ぼくちん、今日モ
      /⌒ヽ⌒ヽ___ミ巛( .∵)u∠ロロロロロ>u ) 「論考」ヲ書イチャッタヨ
     ./巛',',',`ゝ、彡巛) (6   ●⌒)(゚ ゚)(⌒●) ぼくちんノ「知識人」プリ最高デショ? 徹平キュンモ
    /彡人    ̄ ̄巛ミミ ミミミヘ-‐‐◎-◎ー-/ 綾瀬ナンテ「女」ハ忘レテ、ぼくちんノ
    _/ )  ゞ、,',','ノ⌒`―‐'"ミミミ ゞ、_ノ .ゝ、_ノ  とろまんヲ試シテミルトイイヨ。コレハ
   (__/     ̄        \禁治産命/   命令ダト心シテオケ!!!1Q ネ徹平キュン?
                     ̄ ̄ ̄ ̄     …ウッけつまん!
               ↑
 「文学界にいる知『美人』や『美男』と知り合えて日々、酒池肉林らしい」
 と神奈川県旭区鶴が峰の吸えた臭いの万年床で、「知識人幻想」に耽りつつ
 男性アイドルの赤裸々な姿態を想像して一発抜く「2ch毒専の分泌仰射」にして
 「カキコライター」の書斎魔神さん


570:名無しのオプ
08/10/21 20:01:32 9OnU6NeR
サンデー毎日の「名作を読む」という
コラムで、「笛壷」が取り上げられています。
光文社文庫の短編出ていますが、
目下、絶版になってる最初期の作品群も
取り上げてほしいです。「湖畔の人」なんか
大好きなので。

571:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/10/21 21:35:20 ubfAzxVI
サン毎は俺も見たけど「笛壷」は取り上げる程の傑作かという疑問もある。
勿論、悪い作ではないが。

572:名無しのオプ
08/10/21 23:59:36 JOVcdJt1
「黒い樹海」読んだ

当時は飲酒運転に寛容だったんだなあ

しかし講談社文庫の長編は微妙な作が多いな
「黒い樹海」「連環」「花氷」「黄色い風土」・・
新潮社に取られた残りなのか?

573:名無しのオプ
08/10/22 02:13:20 WN/+xVBI
>>572
たしかに、清張の名作は全部新潮社から出ているね。

昔は飲酒運転に寛容だったのは事実。
だんだんと厳しくなっていったが、つい数年前までは、地域の消防団に入っていると、
酒を飲んでも、消防団の法被を着ていれば見逃してくれる、なんてうそぶく団員も
いたほど。

ましてや、その当時なら、飲酒運転は誰でもしていたんじゃないかな。


574:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/10/22 21:23:50 MhZv5BhJ
確かに講談社文庫には一般向きの大衆小説的な作が多く収録されている。
ゆえに、例の御都合主義モードが全編で炸裂。
時代小説集は「彩色江戸切絵図」「紅刷り江戸噂」「奥羽の二人」「増上寺刃傷」
と良いものが揃っているのだが。


575:名無しのオプ
08/10/23 01:44:29 3oJBLN8y
今日東野圭吾のガリレオシリーズ読んでたら、清張の「黒い画集」からの
ネタが多くて驚いた。

576:名無しのオプ
08/10/23 09:15:01 430ETWqi
東野は読んだことないなあ
いくつか具体例を挙げてもらえますか?

577:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/10/23 21:28:19 FOS3Be0r
今、男性ミステリ作家でトップに立つのは直木賞も取った東野圭吾なのは否定しないが、
清張作品あたりと比較すると、子供っぽい感じがして食指が動き難いものがある。


578:575
08/10/23 23:20:13 b+Wh4xQa
>>576
文庫で書くとして、例えば
『探偵ガリレオ』の第三章「壊死る」は「坂道の家」を意識してると思う。
まずホステスが勤めてるクラブの名前がキュリアスで同じ。殺され方(浴槽につかったまま死亡)
も同じ。
『予知夢』の第四章「絞殺る」は「紐」を明らかに題材にしてる。
容疑者のアリバイで喫茶店で飲んだアイスティーに蛾が入ってるという話(「紐」だと蝿だったかな?)
絞殺方法に不自然があるという点などが似ている。何より目欄が同じ。
もっとも清張みたいに不倫話がでてくるわけではない。

長いけどこんなかんじ。東野圭吾は清張好きだとよく言ってるから影響を受けてるのは間違いない。

579:名無しのオプ
08/10/24 00:16:14 le/EGbAn
>>577
所詮先入観とラベルにしか作家と作品の価値を見出せない幼稚な書斎よ…

580:名無しのオプ
08/10/24 00:28:04 EBkHfYAd
>>578
そこまでいっしょなのか。
これは、パクリとかじゃなくて、逆に清張先生に対する敬意だね。
つまり、清張のパスティーシュと分かるように書いているんでしょう。

>>577
先日、別スレだったか、書斎魔神さんのファンだと書いて自演だと叩かれた者です。

確かに、清張作品に比べると、東野作品は、あたかもラノベでも読むような軽さですね。
でも、今の時代、それはそれでなかなか面白いと思いますよ。
もとより、清張ほどのリアリティや重厚さを出せる作家なんて、一世紀に何人も出ないん
ですから。


581:名無しのオプ
08/10/24 01:12:59 VLq7gHlD
579についてはこちら↓

スレリンク(mog2板:273番)

582:名無しのオプ
08/10/24 03:41:55 vBNMaLbk
東出は清張好きみたいだね

583:名無しのオプ
08/10/24 05:54:59 oXuvxjM/
いちいち断るところが怪しいもんだな。
>先日、別スレだったか、書斎魔神さんのファンだと書いて自演だと叩かれた者です。

584:名無しのオプ
08/10/24 10:05:08 T6SKYdwJ
>>578
576です
具体的なご指摘をありがとう
東野氏はどうやら確信犯のオマージュとして書かれたようですね

585:名無しのオプ
08/10/24 12:33:01 /PpJsRpD
>>583
疑いたければ疑いなさい。心の貧しい坊や。


586:名無しのオプ
08/10/24 20:23:50 DpHMOBJM
これって、エシルとかシメルとか読むんですか?
あと目欄ってなんですか?

587:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/10/24 21:25:29 ujZjQMje
男性ミステリ作家のトップは東野なら女流では宮部みゆきなのは認めざるを得ない事実ではある。
清張ファンを広言しているのはみゆきの方だが、意外に作品に清張の影響を感じさせる点は
少ない。
出世作「火車」や直木賞受賞作「理由」にしても題材は清張的であっても、みゆき流人情噺に
仕上がっている。まあ、自身のスタイルは確立されている作家ということではあろう。

588:名無しのオプ
08/10/25 00:44:31 93Qq10la
>>587
たしか東野も小説家めざすきっかけになったのが清張の作品じゃ
なかったっけ。人間同士の戦いがおもしろくて、そこは自分も参考にしてる
ようなことなにかで書いてたけど

589:名無しのオプ
08/10/25 07:04:25 KKx4gAaP
スレが活性化しているね。

590:名無しのオプ
08/10/25 13:21:07 1cOYiJqh
>>588
きっかけはたしか 小峰元の「アルキメデスは手を汚さない」だったんじゃないかな?

591:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/10/25 20:48:50 agnQlPFS
小峰→東野って流れはわかる気がする。
この辺から日本のミステリーは女子供の読物化してゆく感がある。
清張作品は勿論のこと、森村誠一、笹沢左保等も、
ミステリはオトナ(たとえ女であっても)の娯楽、通俗的であっても落ち着きがある読物という印象
があったのだが、今はその面影は無し。

592:名無しのオプ
08/10/25 21:15:01 DZU3DlQ9
>>589
同意。これも書斎さんの人徳のいたすところだね。

593:名無しのオプ
08/10/26 09:31:03 O53JSppz
久し振りに清張を読んだ
新潮文庫の傑作短編集(一)「或る小倉日記伝」

やっぱ清張の短編は恐ろしいな
物凄い負のパワーだよ
清張と比べれば東野とか宮部とか子供の日記としか思えんよ

594:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/10/26 11:07:04 4K6cZVho
>物凄い負のパワーだよ
初期短篇にはこの表現は言い得て妙。
しかし、ベストセラー作家になってからは、さすがの清張先生にも妙に余裕が出て来てしまい
単調、迫力不足な面も否めない感はある。

>清張と比べれば東野とか宮部とか子供の日記
同意。
「理由」や「白夜行」のテーマは清張先生にあの淡々とした暗い叙情性漂う筆致で書いて
欲しかった。

595:578
08/10/26 17:07:48 M78k9hcl
>>586
読みは確か「くさる」と「しめる」だったかと。要するに当て字。
あと目欄はメール欄のこと
>>590
ちなみにガリレオの他の章にその「アルキメデス」を意識してるような話もある。
殺人方法が似ているだけだけど。

今の作家には確かに清張のような重い作品を書いてるのは少ないかもしれない。
宮部や東野は内容は重いけど文体は軽く書いてるし、横山秀夫や佐々木譲は警察小説
が多いけど何か清張とは違う気がする。

596:名無しのオプ
08/10/26 20:23:51 XkCTL+QA
いやあー、今日家内と、「容疑者Xの献身」
見てきたとこなんですよ、シニア割引で、二人で2000円でしたね。
やっぱりすごいっていうか、現代人の感覚ですよね。
30年前には中年初老の男がまったく結婚暦ないなんてことはなかったもんね。
絶望と愛がテーマの佳作でした。
でも犯人像は書斎を被るよ、これ。
清張さんには愛をテーマにした、愛ゆえに犯罪ということは理解しにくい
んでしょうねえ。とにかく今は女性に受けるテーマでないと、小説はヒットしません。

597:名無しのオプ
08/10/26 21:37:43 5fOxgFw1
なんか微妙にスレ違いなレスが増えたなw

598:名無しのオプ
08/10/26 22:08:35 AnNnUk26
「ポストモダン」って概念も過去のものになりつつあるのに、このスレの住人はいまだに高度成長期以前の自然主義リアリズムの世界に生きてるんだね。
なんか田舎のばあちゃんに説教されてるみたいで、ほっとしたよ。ありがと。

599:名無しのオプ
08/10/26 22:18:21 kHt6KSCJ
「黒い画集」の「寒流」
後半、暴力団の宴のところ、ギャグかと思うくらいの展開、ぶっ飛んだ。
面白いな。清張先生、さすがです。

600:名無しのオプ
08/10/26 22:34:36 UZPg00UY
丸谷才一も自然主義とか言って嫌ってる

601:名無しのオプ
08/10/26 23:10:13 O53JSppz
俺は東野や宮部に清張を感じたことは一度もないが
黒川博行には清張を感じることがある
特に短編集で
「文福茶釜」「燻り」「左手首」
ここら辺は清張のオーラが出てると思う
「文福茶釜」あたりで直木賞か芥川賞をやって欲しかった
あと長編の「厄病神」シリーズもまぁまぁ清張してるかも
他はちょっとダレるが

602:名無しのオプ
08/10/27 01:40:27 exgEBQp7
自然主義とかロマン主義とかより最近のラノベとか漫画の影響をモロに受けた
ミステリにはちょっとうんざりしてきた気がする。

603:名無しのオプ
08/10/27 03:00:11 SvP3Piqj
ギャグというか清張には妙なユーモアのセンスがある

604:名無しのオプ
08/10/27 10:17:36 VNq/5aVx
>>602
同感だす
ページをめくって活字をながめただけで読む気が失せる…

605:名無しのオプ
08/10/27 10:19:49 VNq/5aVx
マンガのネームみたいな会話がだらだらつづくのは
幼稚すぎてついていけないんだよな…

606:名無しのオプ
08/10/27 18:36:48 TrMo3ipl
「小説東京帝国大学」「砂の審廷」「玄人」
などガツンとくる小説やフィクションを読んでいると、
確かに今の小説はただの書割だわな。

一冊何万円もの未見資料が枯渇して、いくら新資料探してもないのも
不幸だ。

607:名無しのオプ
08/10/27 20:26:26 SvP3Piqj
『小説東京帝国大学』は重厚な作品であるが読み物としても面白い。
これにも清張流ご都合主義が作用している。それほどマイナスにはなっていないが。

608:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/10/27 21:02:15 I6ZItO6I
自然主義という話が出ているが、田山花袋の紀行文の愛読者だった清張先生が自然主義的な
淡々とした筆致なのは志向として納得がゆくものがある。
私小説のような文体で巧みにミステリや時代奇談を綴ってゆくところに独自の清張ワールドの
魅力があるやに思う。
ポスト清張と言われたのは横山秀夫だが、やはり女性等広汎な読者層を意識したのか違う方向へ
流れてしまった感がある。
ミステリ界トップランナーのポジションにある、宮部、東野はテーマは重厚な場合でも、
女性、アニオタ、マンキチ、JK&JC等まである程度意識した作りを狙った書き方だと思う。
だが、清張先生の全盛期は女性誌への連載もあったり、
単行本・文庫本共に、結構、女性読者が多かったのだが。

609:名無しのオプ
08/10/27 21:53:16 Y9+TKZ6F
宮部・東野が狙って薄っぺらい小説を書いてるわけじゃないだろ
精一杯やるとそういう風になっちゃうんだよ
やっぱ今の作家は恵まれた時代に育ってるから人格のヒダが浅いんだよ
ま、確かに作家の社会的ポジションの変化もあるよな
清張・司馬までは作家がその時代のシャーマン的役割を負っていたが
今はその役割を電通と芸能人キャスターが負ってるからな
だから作家に緊張感がないしそれに堪えうる能力もない
フリーター感覚っていうのかな

610:名無しのオプ
08/10/28 02:31:11 311FhHVq
おっと×××の悪口はそこまでだ。

611:名無しのオプ
08/10/28 10:30:42 NoXKei0F
昔の作家は、一日15時間くらい、書斎にいて、書いてた。
資料も、国民的作家といわれる人は、金に糸目をつけず古書店からの
目録全部買いなどということをしていた。
もういまの作家にそれはできない。 
物語、っていうかストーリーテイリングの面白さでグイグイ引っ張る
作家はいないよね。さびしいけど。

612:名無しのオプ
08/10/28 17:38:03 +2A3Gt4v
それをしないのは、「する必要がない」という一面もあるかもね。インターネットが発達
しているから。

しかし、司馬遼太郎みたいなのは、もう出てこないのかな。


613:名無しのオプ
08/10/28 18:07:32 4sJvMeIN
作家がネットの情報をネタに物を書くようになったらおしまいだ。

614:名無しのオプ
08/10/28 18:41:03 16f6G4RS
清張、司馬さん、山田風太郎などという大衆作家は、まだ誰も資料として、
つかったことのない、古書をいち早くゲットするため、
一番高い値段をつけて買っていた。
清張などは、イランペルシャササン朝などの骨董品をたくさん買っていたが、
いいものは10個に一個しかないが、明らかに怪しい骨董も買わないと、
本物を持ち込んでこない、などと、言って嘆いていた。

615:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/10/28 21:23:33 BKt0vtOH
何度も話題に出ているが、シバリョウや清張先生の資料探索はいまだに神保町で語り草に
なっているしね。
現代のミステリ作家の資料探索の話はあまり耳にしない。
若い頃から神保町大好きな逢坂剛氏のエピぐらいか。

正直言うて、宮部や東野より山本モナの方が影響力があるのが「現代」という時代かと思う。
清張先生にはジャーナリズムや芸能界を真っ向からネタにしたミステリを書いて欲しかった。

616:名無しのオプ
08/10/28 21:27:45 QDi+NbCP
>>613
> 作家がネットの情報をネタに物を書くようになったらおしまいだ。
バカですか?
インターネットの情報は「情報を『効率よく』集める」ため。
そうすれば、目録全部買って全部目を通すなんてばかばかしい作業をしなくて済む。


617:名無しのオプ
08/10/29 02:30:49 Z+8l9kKo
スルーでもよかったのでは。

618:名無しのオプ
08/10/29 08:25:12 U8LyiILC
そうだね。613がスルーすべきだった。

619:名無しのオプ
08/10/29 09:47:23 ClNdOFFZ

>目録全部買って全部目を通すなんてばかばかしい作業

そう思っているようじゃとうてい清張や司馬の境地は理解できない。
彼らにとってそれは「ばかばかしい作業」ではないしそこから意外な創作のヒントも生まれるのだ。
ネットでちょいちょいと検索した安易な情報とは重みが違う。


620:名無しのオプ
08/10/29 10:13:57 cNNaZjlM
>>616
きみが本気でそう考えてるとしたら情けないです。
労を惜しんでは真の情報を手に入れることはできないよ。
ま、最近の学生のレポートなんてwiki丸写しのひどいやつが目立つけどな…

621:名無しのオプ
08/10/29 10:30:06 1CB3OS4O
江戸時代、宗門取締りの寺社奉行の報告書に、
「彼らバテレンども、堅く取り締まれ、死罪申し受けそうらえるが、
ゆえ、 陸続と日本に潜入せり」

というのがある。 バテレンどもは殉教の機会があるからこそ、日本に100人以上
きていた、というなんとも宗教的逆説。
この一行のヒントのために、何百という、一次資料を読むわけだ。
これが作家であり、だから金出して読みたいんじゃないか。
ネット検索だろ、100次コピーペースト資料だろ。
そんなもの手垢まみれ。

622:名無しのオプ
08/10/29 10:53:14 H91+rdOy
>>619
>>620

そんなにくやしかったの?


623:名無しのオプ
08/10/29 22:32:44 PiYGLJtw
ネットで集めた情報から書物その他をあたってより深いものを得るというのが普通だと思ってた。
ネット全否定もネット信仰もどちらもちょっとなぁ…


624:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/10/29 22:34:11 U0/vtgQZ
俺は好奇心旺盛な清張先生ならウィキも「それなりに」使いこなした(情報収集の一環として)
ような気がしている。
存命であれば、リーマンや主婦を主人公にしたインターネットねたのミステリを絶対書いて
いたであろう。

625:名無しのオプ
08/10/29 22:52:24 C0gPa5Gj
キチガイ陰謀論者ww

626:名無しのオプ
08/10/30 00:09:02 r0nlM8Lh
目録全部買って全部目を通すというのは、金をかけられるベストセラー作家だから
できたこと。伝説としては面白いが、けっして効率は良くないな。時間にしても
金にしても。


627:名無しのオプ
08/10/30 13:19:49 zDlxoUrg
ブログで御託を垂れてる清張先生なんて想像したくもないな。

628:名無しのオプ
08/10/30 13:56:34 8T5EzcgS
>>624
この手の全く意味の無い臆測には、清張先生も草葉の陰で苦笑しておられるであろう。

629:名無しのオプ
08/10/30 18:22:54 kmIVMb7X
瀬戸内弱長、86歳。 パープルの名義でケータイ小説執筆。
絵文字、間、 感嘆詞で苦労する。
こうゆう、挑戦はどうなんでしょうか。
大御所作家もやれば面白いかもね。
でも弱長はもう二度と書かん、といってるらしいが。

630:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/10/30 21:11:55 HtNuyz0k
前にも書いたことがあるが、陰謀史観は「こういう見方も出来ないことはない」程度に
清張先生もある程度狙って書いているエンタメでしょ。

活躍した時代が異なっても清張先生がブロガーになったとは思わないが、
「探偵小説を『お化け屋敷』の掛小屋からリアリズムの外に出したかった」
(随筆「黒い手帖」より)という清張先生にとって、インターネットは格好の素材かと思う。
地図好きの清張先生にグーグルアースを見せたかった。

631:名無しのオプ
08/10/31 05:54:20 edA08eaH
阿刀田氏はあらかるとで清張作品に明らかにどうでもいい難癖をつけていたりするね。
同じような時代の大家に対するちょっとした反抗精神の表れかな。

632:名無しのオプ
08/10/31 10:13:01 LiwdyEDG
>>629
スレ違いだと思うけど、
あれは出版不況の話題づくりのために、スポンサーの舞ニチ新聞社が仕掛けたヤラセという業界関係者のうわさが流れていることを知らないのかい?
どう考えても無理がありすぎるとは誰も指摘しないのがその証拠かも……

633:名無しのオプ
08/10/31 12:52:16 qf5nwuke
普通に考えて、86歳のおばあさんが自発的にケータイ小説かくわけないから、
どこからかオフアーがきて書いたんだろうとは思うけど、
いまさら瀬戸内が書いても、女子が熱狂するはずないわね。

634:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/10/31 21:26:04 c4mK0xF7
後に新潮文庫や文春文庫に大量に清張先生の作品が収録される(特に前者)のを知っていると
隔世の感がある話ではあるが、元女性週刊誌編集長が書いているところによると、
清張先生は光文社(カッパノベルス)でばかり書いていると文春から注文が来なくなるのではと
心配していた時期があったとか。
芥川賞同期の五味康祐が新潮系の作家として活躍していた関係らしいが、
昭和30年代から40年代にかけての新潮と文春の存在感がわかるエピではある。
また、東大出で新潮社に厚遇された船橋聖一を憎悪していたとか、
とにかく作家同士の人間関係を巡っても清張先生の興味深いエピは尽きないものがある。

635:名無しのオプ
08/11/01 01:01:21 3bwkyQru
>>633
自発的らしいよ。
受けるかどうかは、もう少し様子を見てみないと分からないけれど。
ネタは源氏物語をダイジェストして現代に持ってきたようものらしい。


636:名無しのオプ
08/11/01 07:55:33 Fc5jAz0u
>陰謀史観は「こういう見方も出来ないことはない」程度に
>清張先生もある程度狙って書いているエンタメでしょ。

下山事件研究会を作って、あれだけ資料を集めた執念を考えれば、
そんな程度の認識で書いたとは思えない。

637:名無しのオプ
08/11/01 12:59:53 pHK/371q
ちなみに、当時はいまと違って共産党に勢いがあったからそっち方面からも情報提供や協力が得られたそうです。

638:名無しのオプ
08/11/01 13:22:18 pXLXUUEY
歴史は陰謀で作られるという意味の陰謀史観なら清張のそれはあまり成功しているとは言えない。
アメリカ(軍)の陰謀にしても広瀬隆の米英財閥の陰謀史観にはるかにスケールでも負けている。
せいぜい占領期の日本でアメリカ軍がこんな工作をやってましたよ、その程度のものだ。
歴史を動かす程の話ではない。

639:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/11/01 18:21:22 XdMX2K0v
清張先生同様に広瀬隆さんもエンタメ狙いの面もあるでしょ。
ジョン・ウェインねたとか東京に原発ねた等々、面白いが明らかに「面白さ」を狙っている感がある。

清張先生は資料探索に限らず、現地取材をきちんとしていた点も評価出来る。
「波の塔」では前記した女性週刊誌編集者と樹海にまで入ったとか。

640:名無しのオプ
08/11/01 23:54:09 oiF0hkBM
いや清張さんの陰謀史観というか、物の見方の歪みはガチガチだったと思うぞ。

641:名無しのオプ
08/11/02 00:23:57 rP2Cw60f
636についてはこちら↓

スレリンク(mog2板:292番)

642:名無しのオプ
08/11/02 01:19:05 vDA51OJb
鯨統一郎の「新・世界の七不思議」のオチ(メ蘭)は、「日本の黒い霧」の
パロディだったんだろうか?

643:名無しのオプ
08/11/02 03:17:51 hYNFdrXz
清張小説に頻繁にでてくる
ちょっとした他人の不幸話に目をキラリと光らせたり、とにかく他人の財産や地位、身上話に対する異常な好奇心を示す登場人物は
モデルは清張自身だったんじゃないかな。本人は無意識だと思うけど。

644:名無しのオプ
08/11/02 13:03:49 vDA51OJb
モデルが清張自身といえば、「或る小倉日記伝」で、田上耕作の家族構成や死因、
生没年まで実際のものとは変えちゃうのなら、なんで名前をそのまま使ったんだろうなあ。
今ではちょっと考えられない話だ。

645:名無しのオプ
08/11/02 13:51:35 poZPZiOs
作者である清張が作中人物の不幸を冷徹に見つめるのが清張作品。

646:名無しのオプ
08/11/02 16:43:10 GY8sCbGA
>>643
あははw、面白い見方だね。以前、清張が他の作家の私生活を編集者から聞き出して
いたなんて書き込みがあったけど、案外あなたの言うとおりかもしれない。
清張も乱歩みたいに天井裏を歩き回っていたりして

647:名無しのオプ
08/11/02 20:20:11 +Hpt+Gwe
旧石器捏造事件をあの世から見て、どう思っているんだろう。

少なくとも、「学歴のないアマチュア研究者」をアカデミズムがまったく
相手にしなかったらあんなに問題にならなかったのに。
今生きていて小説にしたら、やはり「石の骨」みたいな描き方になるんだろうか。
できないな。。。結構、優遇されていたし。
それから、「明石原人」が「明石人」に変わったのをどう思うかきいてみたい。

>>644
実際の耕作は、空襲で死んだんだよ。


648:名無しのオプ
08/11/02 20:35:56 GY8sCbGA
>>647
すると、あなたはアカデミズムは「学歴のないアマチュア研究者」を相手にす
るべきではないという立場ですね?

649:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/11/02 20:51:31 eZN9ghjd
古代史ネタでも現代史ネタでも読者にとってエンタメであると同時に歴史大好きな
清張先生自身にとってもエンタメしていた感がある。
研究会を設けたり、高木君と対立したり等、一見、真面目一方に見えるが、
エンタメは真面目にやる程面白いものである。
文春の担当編集者だった半藤氏は、(九州出身ではあるが)清張先生は邪馬台国九州王朝説
には拘泥せず、
資料を読み解き推理する作業そのものがとても面白いという旨を語っていたそうな。

650:名無しのオプ
08/11/03 01:57:03 t4+QMM4m
>「こういう見方も出来ないことはない」程度
がいつのまにか、真面目にやっていたになっているのは、何故なんだろうね。

歴史大好きアカデミズムの人たちも、みんな楽しく研究しているんだけどね。そして、みんな真面目に研究をしている。

651:名無しのオプ
08/11/03 03:23:11 i9iswKQl
650についてはこちら↓

スレリンク(mog2板:293番)

652:名無しのオプ
08/11/03 04:12:10 gXTT10x8
坂口みま子と関川重雄は一体なんだったの
作者にしてみれば連載を考慮した一種の釣りだったんだろうけど、すっきりしないな
関川「あれは上手くやったんだろうな?」 と東北出身の指摘に不快感を表わすところ
坂口「先生はわかっていらっしゃるんでしょう?」
のくだり(両方うろおぼえ)

誰か納得いく説明をくれ

653:名無しのオプ
08/11/03 04:25:00 8pWil0NR
納得のいく答えなどない。ジャンプ漫画によくある矛盾と同じだ。
今だったら、単行本にする時にワープロソフトで辻褄あわせの加筆修正が
割合手軽にできるけど、当時は面倒だったんだろう。激忙しかっただろうし。

654:名無しのオプ
08/11/03 14:27:53 iF8cLm0/
その作品に限らず、すべてが完璧という作品の方が少ないんじゃないかな? 
もちろん、清張に限らず。
あの「点と線」は完璧だという人がいるが、それでも、メール欄の部分は
説明が付かない。



655:名無しのオプ
08/11/03 14:40:40 o8Q8Yb+C
「石の骨」は小説のよりもモデルになった人の夫婦関係の方が興味深い。
事実は小説より奇なりというか。

656:名無しのオプ
08/11/03 16:35:06 8pWil0NR
>>654
今となっては完璧という人なんていないって。
「点と線」こそ、その穴を四方八方から指摘されたことで有名な作品だよ。
有名なとこでは「名探偵松本清張氏」とか。
そのリベンジが「時間の習俗」。普段はシリーズキャラクターを作らない清張が、
今度こそ文句の着けようの無いものを書いてやるという気持ちで、点と線の刑事を
再登場させたっていう説がある。
確かにこっちの方が完成度が高いんだが、でも知名度は圧倒的に「点と線」なんだよな・・・

657:名無しのオプ
08/11/03 17:03:47 ANWSFXlU
>>656
> 「点と線」こそ、その穴を四方八方から指摘されたことで有名な作品だよ。

それだけ着目度が高かったってことだろうね。


658:名無しのオプ
08/11/03 18:31:24 kaqbAwuX
全集の初版って一冊880円の定価なんですよね。
古本屋で、一冊200円とか300円でよく端本が出てる。

659:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/11/03 20:58:23 wVzVHrrT
「点と線」は、有名な東京駅プラットホームでの目撃シーンからして既にファンタジーの世界として
読むしかないかと思う。
そもそもリアリティに重きを置く社会派にしてもミステリはファンタジーやメルヘンの世界であって
よいのだ。
俺も「時間の習俗」の方がミステリとしても面白いのではないかと思うが、
当時としては着眼点が面白く、今でも使えると思われる女装トリックを低評価する向きあり。
俺はややこしいキャメラトリックよりもトリッキーで好みなのだが。

660:名無しのオプ
08/11/03 22:46:24 zUIDhrT1
>>659
> 「点と線」は、有名な東京駅プラットホームでの目撃シーンからして既にファンタジーの世界として 読むしかないかと思う。

 俺は何度か書いている「書斎魔神さんのファン」だが、それはちょっと首肯しかねるな。

 当時、清張はまだまだ無名に近かったしミステリーも「点と線」が処女作。その段階では、
まだまだ「本格」としての要素を盛り込むことにかなり執心していたことはいろいろな文献
でも触れられている。点と線に限らず、基本的な(本格推理的な)トリックの案出にはかな
り頭を悩ませていたらしい。たとえば、氷でナイフを作るトリックなどのことも語られている。
 その意味で、「空白の?分間」というのを発見したときは、清張自身も大変喜んだらしい。
だから、それをファンタジーという目で見られたのでは、草場の陰で清張先生も泣いておら
れるのではないかな?


661:名無しのオプ
08/11/04 10:48:28 G/wBGT74
>>657
何をおっしゃる?
社会派推理の未曽有の隆盛に先鞭をつけたベストセラー小説です。
まあ雑誌連載中は話題になっていなかったけど…。

>>660
短篇でならミステリといえるものを既に書いていました。
三田文学だったかに載った「火の記憶」とか、いくつかあるはず。

662:名無しのオプ
08/11/04 13:48:10 icIN+va3
>>661
> >>657
> 何をおっしゃる?
> 社会派推理の未曽有の隆盛に先鞭をつけたベストセラー小説です。

なんで反論口調なの? まったく同意じゃないの?

663:名無しのオプ
08/11/04 16:51:33 9YkUA7KS
崖っぷちとか砂丘とか、天城トンネルとか、新しい所だとペルシャの廃虚だとか、
映像化で清張作品が印象づけられいる。
NHKにおける清張自身の演技もそうだ。

664:名無しのオプ
08/11/04 19:20:55 GAV5JH/Y
>>662
ま、気にするなよ。
いるんだよ、朝から酔っ払って支離滅裂なこと言うやつが。
一応清張ファンだってことで勘弁してやれ。

665:名無しのオプ
08/11/04 19:24:49 BOXPvLlz
昭和38年から二年間、「文学界」に連載されてた「屈折回路」
今読んでるとこなんだけど、やっぱし風俗描写なんかはふるくせー、
って思うけど、感情なんかはまったく変わらないもんだなと、
しみじみそう思う。

666:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/11/04 21:58:30 dgPgHT0N
>>660
「天城越え」のような純文学風のミステリでも足跡ネタに拘る清張先生の謎解きに対する興趣は
理解出来るが、
本格ミステリというジャンルそのものが既にファンタジー、メルヘンの世界でしょ。
ゆえに、この方向性に拘ると自然にファンタジー、メルヘン化してゆく結果と相成る。
>「空白の?分間」というのを発見
これって日常世界にかいま見えるファンタジックな様相なのである。

「屈折回路」は一番、屈折しているのは主人公の心理、まあこれが意図か。


667:名無しのオプ
08/11/04 22:27:40 iapLZjxC
書斎はなに考えてんだ????

キャラも変わってるし


668:名無しのオプ
08/11/05 09:56:01 wuJKhXyQ
彼は昔の彼ならず…

669:名無しのオプ
08/11/08 15:20:34 WiLb6TvI
昨日出た「日本共産党の戦後秘史」 新潮文庫、
兵本達吉。

これすごくいい、 なんでも下山国鉄総裁は、技術畑出身で、労働争議や
首切りなど、経営には、不慣れでGHQと国鉄労組の間にあって、
悩んでたようだ。 もちろん自殺で、親族も幾人か、うつ病で早死にしてるそうだ。
松川、白鳥、三鷹などの事件もGHQなんかではなくて、
共産党がやった自作自演だと結論づけている。

とにかく面白いから、読んでみても損はないよね。

670:名無しのオプ
08/11/08 15:32:08 DG5ca9CK
>>669
それも「共産党の陰謀」という一種の謀略史観だね。

事件性のない自殺や事故を、GHQや共産党やその他の勢力が宣伝に利用した。
これがおそらく正しい歴史なんだろう。夢もロマンもないが。
司馬風英雄史観も同じように退けられる。

671:名無しのオプ
08/11/08 18:03:15 2Yf0ag0+
というのも根拠のない妄想でしかないわけだが…

672:名無しのオプ
08/11/08 19:07:22 DG5ca9CK
オッカムの剃刀といって、余計な仮定を持ち込むのは避けるべきなのが学問の態度。
陰謀謀略を持ち込む必要はない。
エンターテインメントはまた別だろうが。

673:名無しのオプ
08/11/08 21:00:52 txTGLrRK
達吉っあんは、犯人とされるひとにあったことがある、元共産党員。
すぐ話しそらして、岩内んだって。
法廷戦術で無罪になった人も多いが、確信あるんだって。

674:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/11/08 23:09:09 Daln+85X
前述したとおり、清張先生の陰謀史観に関しては、
>エンターテインメントはまた別だろうが。
これでいいかと思う。
松本清張という存在が大なせいか、何か読者の方がムキになり過ぎているという感あり。


675:名無しのオプ
08/11/08 23:30:54 d2mkwlq+
「いつもながら書斎の論考は深いなあ」という感あり

676:名無しのオプ
08/11/09 16:54:39 suMgW4jJ
凡人の浅い考察で清張の上を行こうとしても無理。
たとえ清張のごく一部を崩せても死してなお清張は生き続けているから自己修復する。

677:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/11/09 22:18:30 iAkc5GXq
清張先生の二・二六事件に対する入れ込み方は相当なものを感じるが、
「日本のいちばん長い日」でおなじみ宮城占拠事件は書いていないのはなぜだろうか。
担当編集者だった半藤一利氏が「日本の・・・」のゴーストライター(現在は半藤作品として刊行)
だったとかが関係しているとか?

678:名無しのオプ
08/11/11 14:58:48 ggHl8wex
中高のうろ覚えの知識しかないのだが、清張の昭和史読んでもわかるかな

679:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/11/11 23:41:06 Ps7wlmeO
>>678
わかる・読めるどころか、学校の歴史の授業よりはるかに面白いから大丈夫。



680:名無しのオプ
08/11/12 00:16:59 iGGzhxMf
わかるかもしれないけれど、「昭和史発掘」が面白いと思えるにはそれなりの
下地が必要かも。
中高のうろ覚えの知識なら、魔神がさっき言った半藤氏の書いた「昭和史」の
方が面白いのでは?(平凡社刊)
もちろんこれでも教えられるところは多いよ。

681:名無しのオプ
08/11/12 13:39:29 MFSqy3P2
清張さんって戦前戦後のことは書くけど戦争そのものについてはあまり書いてないんだよね。

例えば南京虐殺事件などは関心やそれなりの見解は持ってたと思うけど、ああいう不毛な論争に足を踏み入れて
論敵につけ回される(人身攻撃までされる)愚は犯したくなかったのだろう。

682:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/11/12 22:26:44 vYwpxHk5
時代背景の説明もあるし「昭和史発掘」は参考書無しで読めないことはない。
しかし、基本事項確認のためベストセラーにもなった半藤氏の「昭和史」を座右に
置いておく手はあるかと思う。
勿論、山川の日本史でもOKなのだが、これも「面白さ」という点で優る半藤本を推す。

確かに、いまだにミステリな部分が多い南京大虐殺事件に関しては清張先生は書いていないね。
「幻の南京大虐殺」が評判になった時も清張先生のコメントを見た記憶は無い。
先に触れた宮城占拠事件も書いていないし、
微妙なところは巧くスルーしている感がないでもない。

683:名無しのオプ
08/11/20 01:19:08 /RRZKmjr
厚生省役人宅襲撃は、いかにも清張が好きそうな事件だな・・。
ご存命だったら、清張一流の妄想を膨らまして一遍の小説を書いたことだろう。
 

684:名無しのオプ
08/11/20 16:21:55 /GIfRR0g
こんな粗暴犯が出るようなのは清張の世界とは少し違うような。
現実の方が怖いね。

685:名無しのオプ
08/11/20 17:00:04 rb0seRVC
世田谷一家殺人事件も清張氏がとりあげそうだよね。
あれは、当初はすぐに解決すると思われていたが、
いまでは迷宮入りすらささやかれている。


686:名無しのオプ
08/11/20 17:27:33 /GIfRR0g
派遣労働者の問題を絡めれば現代の社会派として清張的かもしれないが。

687:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/11/20 20:33:38 fFkFbkz+
清張先生のキャリア官僚嫌いは筋金入り。


688:名無しのオプ
08/11/21 04:51:25 z44gDnwC
>>684
被害者にキャリア官僚が絡んでいる時点で、清張の陰謀論妄想の食指が伸びるよ。
>>686
底辺の話題にはあんまり食指伸びない気がするんだよなあ・・。
あと、マクロ的な史実より、ミクロ的な事件のほうが清張の得意分野と感じる。

689:名無しのオプ
08/11/21 10:48:40 jPx6rs0P
>>688
> 底辺の話題にはあんまり食指伸びない気がするんだよなあ・・。


「触手が動く」は、「食指が動く」の誤用だが、既に市民権を得た表現。
「触手が伸びる」は表現として正しいが、「食指が伸びる」というのは明らかに誤り。
中国の故事に照らしてくればわかる。


690:名無しのオプ
08/11/21 11:58:47 WJdbEeap
どうでもいいが、>>688は言葉の先駆者で保守派が>>689のようなことを言っているまに日本語の表現の幅は拡がっていく。
保守派は常に事後承認しかできない。

691:名無しのオプ
08/11/21 12:45:10 g9qMswIX
>>690
 その判断はどうかな?
688は単なるバカミスだろ。
少なくとも「食指が伸びる」はおかしいよ、現時点ではね。
その内にもっと誤用が広がってそれが当たり前になるかもしれないが。
689は「触手が動く」を認めているから保守派というよりは現状認識派だろうな



692:!!!助力頼みます!日本大ピンチ!!!
08/11/21 15:38:05 okaQW+nM
本当の本当に日本崩壊のお知らせです。

日本に潜伏していた、中国、韓国、北朝鮮のスパイの手によって
11月18日に、ついに史上最低最悪の法案
「国籍法改正案」が、衆議院で可決されてしまいました。
11月28日の参議院で可決されてしまうと
年内にも、中国人フィリピン人を筆頭とした貧困層の外国人が
雪崩をうって日本に入国し、日本国籍を取得します。

外国人犯罪により治安は最悪状態となります。
生活保護により、国家予算は大幅に削られてしまいます。
医療もただで受けられるため、医療制度も崩壊します。
日本人の被害は計り知れません。

マスコミはすでにおさえられているため、一切報道されません。
が、今ならまだ止められます。ですがまだまだ人手が足りません。
日本人全員の力が大至急必要です!!

【国籍法改正】 閣僚「流れ作業でサインしたが…とんでもない法案が通る!助けて」 誰も理解せぬまま、参院審議入り…28日成立へ★9
スレリンク(newsplus板)
【国籍法改正案】 衆院で可決、今国会で成立へ…「ウソの確認できない」と自民党から異論も★14
スレリンク(newsplus板)
【国籍法改正案】 「公明党、他党を圧倒し改正に全力注いできた。短期間で法案化勝ち取った」…公明党が自負★5
スレリンク(newsplus板)

詳しくは ニュース速報+、既婚女性、ニュー速vip、大規模OFF の国籍法改正案スレへ

693:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/11/21 21:46:23 H353w6+6
少なくとも、清張先生が今回の事件を元ネタにした場合、キャリア官僚(OBを含む)を
被害者という側面からのみ書かないことは間違いないかと思う。
これは現実の事件の真相(凶悪なテロに過ぎなかったとしても)には関係なくである。

694:名無しのオプ
08/11/21 23:44:50 PTxcXzpq
ふたりの元次官が近日中に、政界を揺るがす爆弾発言をする予定だったことをある新聞記者が偶然知る
  ↓
生き残った元次官から爆弾発言の内容を聞き出そうとするが様々な妨害が入る
  ↓
元次官の妾からその内容がだんだん分ってくる
  ↓
殺傷事件のスクープ記事を書こうとするが、見えない圧力により新聞社から追い出されてしまう
警察も相手にしてくれない
  ↓
やがて生き残った元次官、妾、記者と次々に消されてゆき、結局爆弾発言の内容は闇に葬られる。


長編なら大体こんな展開が予想されるんじゃないか?別に新聞記者じゃなくても構わないが。

695:名無しのオプ
08/11/22 05:47:53 XPTgdHZR
>>693
同意。なんらかの汚職に関わった、汚職のキーマンとして扱われるだろうね。
都合の悪くなった官僚を消すという筋。

696:名無しのオプ
08/11/22 13:50:26 YamypEv+
聖獣配列って本は新潮文庫でいいんだよね?
上巻を古本屋で買ったんだが、下巻が見つからなくて

697:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/11/22 20:55:59 KWmyPArg
清張先生は「役人(全般)嫌い」ではなくして、高級官僚(帝大教授とかも含めて)嫌い。
「ある小官僚の抹殺」の結びの一文、「彼らは、いつも風に吹かれてそよいでいる弱い草である」
と末端職員には同情的な感さえある。

698:名無しのオプ
08/11/24 02:17:50 pziGLb2f
清張の素晴らしさは否定しようがない。

ところが、その素晴らしさが伝説となったのか、メディアが注目して、次々と映像化していった。
となると、映像化していない作品は限られてくる。
その結果、日の当たらなかった短編までもが着目されることになり、それが二時間ドラマになったりすることも多い。
「地方紙を買う女」は、立派な短編だが、小柳ルミ子、峰岸徹(ご冥福お祈りします)、露口茂等のキャストに
恵まれて長編ドラマになった。これなんか、脚本家の功績が大きいと思う。
また、「中央流砂」もそう。緒方拳の主演で良策に仕上がった。
清張レベルの作家になると、脚本家や役者が頑張って、さらに清張を高みに上げていると言っても過言じゃないね。


699:名無しのオプ
08/11/24 11:22:48 TY/l0ZpL
単なる結果論に過ぎないね。

700:名無しのオプ
08/11/24 12:13:16 GN03u6iO
50年くらい前には課長補佐がよく自殺してたが、あとの妻子を
手厚く保護したようですね。
最近でも、竹下登や田中角栄の秘書などが、すべて黙って
自殺したが、
もうこんなのは出てこないよな。仕事やめてあらいざらいしゃべって
終わり。 忠誠を誓う部下がいなくなったのは仕方なし。
企業の不始末が表に出るのも従業員のチクリ。

701:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/11/24 12:44:23 JIJ50Zi3
「地方紙を買う女」は小山内美江子脚本、井川比佐志主演のバージョンが
原作の面白さを活かしたものであった。なんと円谷の「恐怖アンバランス劇場」の一作として
オンエア、番組の基本線からはミスマッチ過ぎだが・・・
「中央流沙」もNHKの和田勉監督、川崎敬三、中村玉緒主演のバージョンが面白かった。
川崎が気弱な小市民を好演、玉緒ちゃんの変化ぶりも見物だった。

「迷走地図」がベストセラーになったとき、謀殺等のシーンが現実離れし過ぎとの批判があったが、
案外と「事実は小説よりも奇なり」という感がしないでもない。

702:名無しのオプ
08/11/24 12:47:50 xrbnQR+W
あんたいつもそのドラマの話しかしないな
しかも中身でなくて誰が出てたとかいう情報ばっかり

703:名無しのオプ
08/11/24 12:50:52 YUBa4zMs
正社員を採らず(最小限に押さえ)、業績に応じて臨時社員を採用する
風潮の中で

泥を被った社員は見捨てる(現場が勝手にしたこと)
になりつつあるから
身を捨てて会社を庇う人は少なくなってくる気がする

704:名無しのオプ
08/11/24 15:08:27 yaWlBu7L
>>699
はあ? 
最初から結果を見た上で評しているのだから
結果論で当たり前じゃないか。


705:名無しのオプ
08/11/25 12:19:36 kiTmTAnR
むきになっちゃって。 ぷ

706:名無しのオプ
08/11/25 13:03:26 A0mvAPmT
なんだいまごろになって。やっとその程度か?


707:名無しのオプ
08/11/25 22:39:36 tp9sI4JU
きみー、次元が低いんだよ、次元が。まったく。

708:名無しのオプ
08/11/26 00:23:49 hogO6VYV
20年位前のテレビのご対面番組で
清張先生出てきたな
対面相手は「半生の記」で針金を横流ししてくれた小田さんの息子さん
清張さんと小田さんがつきあいのあった頃はまだ生まれていなかった人だったけど
しかしよく見つけてきたもんだ

709:名無しのオプ
08/11/26 00:32:22 hogO6VYV
最近『松本清張の残像』読んだんですけど
この文春の清張担当者だった藤井さんの尋常ならざる働きぶりは
やっぱり愛人関係にあったんでしょうか
それこそ下司の勘ぐりだって、そうですか失礼しました。

710:名無しのオプ
08/11/28 23:02:54 4iMbuWJc
「熱い空気」読んだ。
とにかく,この清張の雰囲気がたまらない。

「熱い空気」と関係ないけど,清張の作品って,何となく,
「夕方」のイメージがあるねぇ。



711:名無しのオプ
08/11/30 18:22:20 Zf+JkEd8
裁判員制度だが清張だったらこれをネタに何か書いたろう。
まあ清張でなくても格好の題材だからいろんな作家が書くだろうけど。

712:名無しのオプ
08/11/30 23:36:53 pzzB29Xv
現代の交通、通信事情でどんな小説書くのかは興味ある。


713:名無しのオプ
08/11/30 23:58:03 ELofpDqR
>>711
清張に限らず、まず誰でも考えるのが、裁判の元となる事件そのものに、
裁判員自身、あるいはその身内や恋人などが関係しているケースだろうな。
そういう人は裁判員になれないのだが、関係していることが分からないからこそ
小説になる。

714:名無しのオプ
08/12/01 18:55:52 V1LM2XTF
裁判員制度の恐ろしい所は、それをネタに話を書くと、取材に応じた者も話に書いた者も守秘義務違反で罰せられることだ。

715:名無しのオプ
08/12/01 22:26:54 p2jZRoH+
いや、それぐらい厳しくないとダメだろ
どうせmixiとかにバカがどんどん情報漏らすだろうけど

716:名無しのオプ
08/12/03 04:09:58 xUSXCaqU
生きてたらブログとかやってそう

717:名無しのオプ
08/12/03 19:42:06 XE7jW79f
半藤にしろ元共産党議員秘書の兵本にしろ、掘下げ方が浅い。
何故そういう結論になるのか、の書込みが足らな過ぎる。文章力も清張には到底及ばない。
ちなみに、戦後謀略事件の実態は……
「下山」は、いくらミステリアスな要素が有っても、自殺。
「三鷹」は、事故。
「白鳥」「松川」は、共産党の組織的犯罪。

718:名無しのオプ
08/12/04 03:01:39 68TB8QfX
絶筆となった「神々の乱心」だが
ミステリとすれば犯人、動機、実行方法も明らかになってるのでほぼ完結だが・・・
小説家として宮廷女官や軍人、警察官、華族などの係わり合いをどうまとめられたか
編集者との話で構想の一端は披瀝されてるが・・・

719:名無しのオプ
08/12/04 03:13:39 bW4QC0hr
北九州小倉の松本清張記念館には、清張の書斎も再現されていて、
執筆に使っていた机などもそのままに保存されている。
そこに、書きかけの原稿がそのまま展示されているのだが、その絶筆となった
作品とは違うのかな?


720:719
08/12/04 03:14:38 bW4QC0hr
ちなみに、その原稿のなかに「吝嗇(りんしょく:ケチのこと)」という言葉が
書かれていたのを記憶している。


721:名無しのオプ
08/12/04 03:56:48 68TB8QfX
>>719
週間文春に連載されてたもので著者死亡のため未完
機会があれば行ってみます(ちょっと遠いけど)

722:名無しのオプ
08/12/06 07:30:02 9nPKsjG9
清張は長編より短編のほうがいいな。
長編は出だしは面白いけど、死体が見つかった辺りからワンパターンのアリバイ崩し

文庫の裏表紙の解説はタチの悪いネタバレだろ・・
まあ、清張は行方不明=死亡のワンパターンだけど、ここからどうなるかって前半が一番面白いのにあのネタバレはねえよ

殺人推理小説にこだわらずにいろんなアイデアで小説書いてほしかったな。
清張は人が死ぬより死なない小説のほうが面白い

723:名無しのオプ
08/12/06 19:18:35 T9TCVEfs
>>722
注文生産だから仕方なかんべ

724:名無しのオプ
08/12/07 10:32:47 XZXUe35a
清張の場合謎解きの興味で引っ張っていくような作品ではない。
動機重視だからトリック的要素は付け足しみたいなもの。

725:名無しのオプ
08/12/11 09:45:02 IUhGpXxT
>>711
ズッコケ中年三人組の最新刊

726:名無しのオプ
08/12/12 18:07:23 Y0RRfZuf
2008/12/12(金) 17:21:16 ID:???0
東宝が「ゼロの焦点」48年ぶり映画化

東宝は12日、都内で09年配給作品ラインナップを発表し、松本清張の代表作の一つ
「ゼロの焦点」を48年ぶりに映画化することを明かした。東宝では、来年が清張の
生誕100年であることから映画化を企画。「タッチ」「メゾン・ド・ヒミコ」などの
犬童一心監督(48)がメガホンをとる。犬童監督は「高度経済成長時代の直前を
描いた作品。時代の変わり目ということでは、今の日本と重なるのでは。重厚な
社会派作品を作りたい」と話しているという。

「ゼロの焦点」の映画化は1961年(野村芳太郎監督。主演・久我美子)以来で、
清張作品としても84年の「彩り河」(三村晴彦監督。主演・真田広之)から25年ぶりの
映画化となる。

727:名無しのオプ
08/12/12 19:41:52 1zIfMHVr
なんで同じ作品ばかり何度も何度も・・・

清張作品死ぬほどあるんだからまだ映像化されてないものをやればいいのに

728:名無しのオプ
08/12/12 20:27:35 dcV17vf0
生誕100年なんだね。
松竹もなんか企画を練ってるんじゃないかな?
「張込み」「天城越え」「点と線」「砂の器」の下手なリメイクだけはやめてもらいたいものだ。

729:名無しのオプ
08/12/13 07:03:14 WU+zgluK
ゼロの焦点こそサスペンスのヤマ場に断崖を用いた嚆矢

730:名無しのオプ
08/12/13 17:05:46 HM1fW7ti
ゼロの焦点の初版本が打ちにあるけど、それなりのお値段になるんだろうか

731:名無しのオプ
08/12/13 18:05:48 vZEi5XHO
>>730
ブッコフに持っていけば10円くらいにはなる


732:名無しのオプ
08/12/13 20:14:17 fURbVbuR
『小説東京帝国大学』読了。
あとがきや解説にもあるように、小説というより小説風ドキュメントという感じだね。
しかも色々盛り込みすぎで帝国大学自体がそれほど描けているわけでもない。
特に帝国大学にこだわらなくても、もう少し主人公を立てて「明治物語(仮称)」という作りにすれば
よかったかも。

733:名無しのオプ
08/12/13 23:20:03 vZEi5XHO
新潮社以外はあまり読んでないな。
今度、その東京帝国大学読んでみようかな。


734:名無しのオプ
08/12/14 21:50:59 JnHePKWA
「ゼロの焦点」で斎藤由紀のやつ,DVDとかになってるかなぁ?


735:名無しのオプ
08/12/15 01:04:35 PjJ+Jclm
ゼロの焦点は、やはり

大谷直子、竹下景子、星野知子、勝野洋、河原崎長一郎、
三好美智子、潮哲也、鶴田忍、唐沢英二、庄司永健、金内喜久夫、風見章子、池部良

とかのが出来が良いと思う。


URLリンク(www.tbs.co.jp)


736:名無しのオプ
08/12/15 14:49:50 d8xVA0VL
新作でも時代設定はそのままに原作に忠実に描く。犬童監督は「将来の日本を切り開いた当時の人たちの姿を、
今の日本人に見せたい」といい、「新しい時代を前に生き残ろうとして間違いを犯していく人間たち。
その純粋な気持ちを描きたい」と力を込めた。

 また、5年以上前から企画を温めてきた東宝映画の本間英行プロデューサーは
「悲劇と社会派が織り込まれた清張作品の王道。ボディーブローのようにきいてくる
重厚な人間ドラマにしたい」と意気込んだ。
 気になる3人の女優については「本来なら、メリル・ストリープに演じてもらいたい。
ちゃんと演技が出来る人、真剣にその役を追究してくれる人。3人の組み合わせが
作品のおもしろさでもあるので、(選定は)大事にしたい」。現在、キャスティングの最終段階に入っている

737:名無しのオプ
08/12/17 16:02:58 AzlEL5QV
書斎魔神が来ないな

738:名無しのオプ
08/12/17 19:49:12 g6juhWx3
来ないほうがいい。

739:名無しのオプ
08/12/17 19:56:38 QDi/1U4t
名無しに戻っただけだろう。

740:名無しのオプ
08/12/17 22:41:18 cgIzmEr/
>>737
ヤツが喜ぶから、話題にするのも止めような。

741:名無しのオプ
08/12/18 06:30:38 tzeVLXLt
>>740
本人だから仕方ない

742:名無しのオプ
08/12/19 13:30:04 S9txiP9H
このスレ見つけて、また読み返してる。
老人力のたまものか、すっかり忘れてるので新鮮でいいよw
今日は文春文庫の短編集「証明」。
表題作とか「新開地の事件」とか、やっぱり面白いわ。

743:名無しのオプ
08/12/19 14:46:50 GMUS8xOp
魔神は親にPC代差し押さえられたから、携帯から
名無しの書き込みしかできなくなったんじゃなかった?

744:名無しのオプ
08/12/19 17:53:04 nepGVDKR
そうかもな、乱歩とか横溝なんかのスレッドからも消えてしまってるし。
っていうか魔人は失業して金なくなっちゃったんかも。

745:名無しのオプ
08/12/19 18:02:23 IFRwEqnq
いや、加齢でアルツハイマーになったのかも

746:名無しのオプ
08/12/19 21:49:52 TpQhQD2j
聞くところによれば、年内で寮を追い出されて大変らしい。

いくら政治家連中が無能揃いとはいえ、
この寒空に、契約の途中で派遣切りとは、さすがに気の毒だと思うた……

トヨタの車は今後買うまいと心に決めたそうである。

747:名無しのオプ
08/12/19 22:55:55 VPKJxJL1
すごい人物像が一人歩きしているな。


748:名無しのオプ
08/12/19 23:07:07 1LXBfYsL
ってか、完全にスレ違いな話題だ。
よそに行ってやってくれ。

749:名無しのオプ
08/12/20 09:11:02 Hh59zQoV
とうとう書斎がホームレスか。50歳くらいの人なんでしょ。
独身だし、これからどうすんでしょ。
性格的にヤバイひとですから、きついですよね。

750:名無しのオプ
08/12/20 13:24:16 u+b5biNd
流石に迎合するだろう

751:名無しのオプ
08/12/20 13:57:57 qVG5feIn
ホームレスになったら本を置く場所にも困るだろうな。


752:名無しのオプ
08/12/21 01:20:36 ZM8OM46H
西郷札の話をしていたときも。
史実について間違った発言をして突っ込まれたら
主張していたことを曲げてまで自己弁護に走っていましたね。
挙句に「西郷札を読んだのか」といい始めたと思ったら
「史実の話に既読か未読かは関係ない」と諌めた相手を
「やはり未読か、未読の荒らしは俺を叩くな」と意味不明な論旨で罵倒
更には「史実についての話は板違いだから止めろ」とまで…
あの一連の痛い発言には呆れましたね。

753:名無しのオプ
08/12/21 01:51:52 HjfG69ib
書斎魔神の話題を書いていらっしゃる方々にお願いします。
スレタイを見れば分かるように、ここは『松本清張』のスレです。
書斎魔神の話題をしたいのなら、
おいらロビー板にある『書斎魔神ファンクラブ』スレなどに移動して、
そちらで思う存分話題にしてください。

このスレでは、これ以上スレ違いの話題をしないようにお願い申し上げます。

754:名無しのオプ
08/12/21 08:30:17 XQPDZ15A
いるよねー。

散々自分で触れといて最後にスレ違いの話題はやめましょうという奴。



755:名無しのオプ
08/12/22 12:46:35 Fdg9q8Ck
>>754
それって何ておまえ? ppp

756:名無しのオプ
08/12/22 15:58:32 6b+mwe0G
新潮文庫で生誕100周年記念復刊ktkr

757:名無しのオプ
08/12/25 19:41:01 Kw0nk7VK
だれか書斎魔神の家行ってやれ

758:名無しのオプ
08/12/26 02:01:45 CFXzrouR
シーッ!
そういう話題はいけません!

759:名無しのオプ
08/12/26 02:55:52 dqfhKIuV
あの、お尋ねします。以前TV2時間物?で見たのですが原作名を知りたいのです。雪深い山奥の集落・檀家が舞台。顔が隠れる背の高い三角錐形のかぶりものを着けた人が訪問する場面…しか覚えていないですが…。教えて下さい!

760:名無しのオプ
08/12/26 12:15:51 QyWLHRhR
「家紋」だよ

761:名無しのオプ
08/12/26 13:51:33 dqfhKIuV
すっきりしました。ありがとうございます!

762:名無しのオプ
08/12/26 15:30:18 OkHFwqoO
>>756
新装版・第一弾 「ゼロの焦点」
復刊・第一弾 「黒の様式」
みたいですね

盛り上がってくれると嬉しいんだけど

763:名無しのオプ
08/12/26 20:52:18 yWgZ02z7
西田司郎・多田和博デザインで統一されてく

新潮では見ないが清張といったら伊藤憲治だったが

764:名無しのオプ
08/12/27 09:49:26 zfAwq+NJ
新年号の、オール読み物は、生誕100年記念号ですね。
半藤と佐野の対談がおもしろい。
邪馬台国論争で、高木彬光が、告訴されてたなんて始めて聞いた。
これで、高木さん心労で脳梗塞になったんではないか。

765:名無しのオプ
08/12/27 11:18:00 V5Uwni3z
いやァ それはないでしょうw

高木彬光といえば 義経ジンギスカン説を思い出すなあ
あれはベストセラーになったんじゃなかったっけ?

766:名無しのオプ
08/12/27 15:18:27 Hyvm5xst
太宰治と松本清張って実は同い年生まれなんだよね。
そう思うと感慨深い。

767:名無しのオプ
08/12/27 16:55:04 LMzNAEe8
>>766
太宰は早く死んだんだね。しかし、太宰が富嶽百景で書いたあの井伏鱒二先生が
清張よりも後に死んでいるというのがまた驚き。



768:名無しのオプ
08/12/27 17:44:49 2wyoiPqJ
太宰とかは清張は好きだったのかな。漱石の『こころ』とかは嫌いだったみたいだけど。

769:名無しのオプ
08/12/27 19:27:53 V5Uwni3z
マジレスすると、太宰の生前に、清張さんはまだデビューしてないから、好きも嫌いもないです…。

770:名無しのオプ
08/12/27 20:21:11 uB3cCIc2
鱒二さんとはよく将棋したり、銀座の小料理屋で会ってたから、
わりと昔の文壇話を取材してたようだ。


771:768
08/12/28 09:40:59 Up2vjiT0
>>769
すみません。清張が太宰の作品を好きかどうかというつもりで書きました。
主語は清張です。

772:名無しのオプ
08/12/28 14:00:26 bFrUUvLA
オレさ太宰の良さが全く分らないんだよね。
知り合いの女に何度も太宰を読めって言われて読んだんだけど。
太宰ファンて女に多いけど、太宰が鱒二の顔だったら太宰文学って生残ってた
のだろうか?なんて考える事があるんだが、オレ変かな?

清張ファンではあるが、スレチすまん。

773:名無しのオプ
08/12/28 14:13:45 dIwU762E
そりゃ、太宰は長身でイケメンだったから「色魔」とまで呼ばれる男になったんだろうし、
その実体験なしでは多くの作品は書けなかっただろうね。
俺も太宰は半分以上は読んでいると思うが、特別面白いとは思わないまでも、
読むのが退屈だったってこともないから、それなりの価値はあると思う。


774:名無しのオプ
08/12/28 18:42:29 jIlIPytr
●総力特集● 松本清張、生誕百年
清張さんと昭和史 佐野 洋×半藤一利 司会・千街晶之
邪馬台国論争を考える 中村彰彦
グラビア
清張映画のヒロインたち 橋本 忍


775:名無しのオプ
09/01/01 16:53:15 SuJXT8t6
>>768
> 太宰とかは清張は好きだったのかな。漱石の『こころ』とかは嫌いだったみたいだけど。

 先日の讀賣新聞に、太宰と清張のことについて記事が出ていたね。さっそくスクラップにした。


776:書斎代理
09/01/01 18:48:23 g7l7VBSi
実は、清張さんは監督をやりたかったんですよ。26年前、映画「疑惑」の撮影で、能登半島に行きましたが、清張さんは僕につきっきりでカメラをのぞくんです。食事中「僕が監督をやるときは回してくれるかい」
とまじめな顔で言われ、うれしかったですね。監督の野村芳太郎さんが「僕が助監督をやる。ちゃんとしたシナリオがあり、カメラマンがつけば悪いものはできない」なんて言うから。実現させたかった。

 忘年会などは、忙しいからすぐにお帰りになるが「これ。足りなかったら言ってよ」と言って僕のポケットに1万円札をわしづかみにしてポンと入れるんです。足りないような額ではなかった。相当苦労されたから、おおらかな気持ちになれるんでしょうね。


777:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/01/02 00:08:01 Muk40sWC
年末に「日本のいちばん長い日」を再読。
前記したとおり、作者の半藤一利氏はシバリョウと清張先生の担当編集者だが、
文体はシバリョウ(独自の講談調)の影響の方が大きそうなのが本作に関しては残念。
宮城占拠というショッキングな事件だが、逆に清張風の淡々とした抑制したタッチの方が
コントラストが活かされ、スリリングで効果的なように思う。
(清張先生の手になる二・二六事件はこれで成功)
まあ、ベストセラーになった昭和史等、他の著作でも半藤氏は張り扇片手風な語りではあるが。
2大マエストロを担当した結果、自己のスタイルを選択したのか。

778:名無しのオプ
09/01/02 03:19:20 yS5ezOKo
帰ってきた書斎さん!

779:名無しのオプ
09/01/02 06:56:02 hbYm08m3
>>777
しかし清張スレでコテとはいい度胸だなぁ
最低でも昭和40年以降の三大紙。文春の清張関連の記事はスクラップしないまでも
目は通してるんだろうね

780:名無しのオプ
09/01/02 08:26:21 JKOmofUo
>>779
せっかく今まで無視してきたのですから相手にするのは止めましょうよ。

781:名無しのオプ
09/01/02 22:51:42 XSSx0u1v
ちょっとしたきっかけでミステリーにハマり、松本清張の砂の器と点と線を読みました。
点と線は良かったのですが、砂の器は余りにも様々な繋がりから、都合よく閃きすぎる西村氏に少々トンデモ感がありました。
今となっては古い書物ですので、当時としてはこれで良かったのかも知れませんし、スピーディーな読書は可能ですが、こんなので公判を維持できるのでしょうか。
次はわるいやつらを読もうと思っていますが、悩んでしまいますね。

782:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/01/02 23:16:53 6RswlZHU
「砂の器」の御都合主義が気にかかるぐらいだと、「わるいやつら」「けものみち」等の
清張流ピカレスク小説も萎える可能性大。
このスレで過去に繰り返し話題に挙がっているが、御都合主義は清張長篇の特色とも言える。
清張初学者には是非短編集を手にして欲しい。
こちらは現代もの、時代ものを問わず、珠玉の作品が目白押しだ。

783:名無しのオプ
09/01/03 00:11:51 X6MZmb8f
何もかもあまり退屈だから、
もっかい「霧の旗」でも読もうかな。


784:名無しのオプ
09/01/03 01:43:25 7zOCAYNk
ネット通販を検索していたら
松本清張全集の品揃えがよくなっているんだけれど
生誕100周年記念で増刷したのかな

785:名無しのオプ
09/01/03 08:02:20 NqBR71Dm
親父が全集持ってるから読んだんだけど
落丁があってがっかり(´・ω・`)

786:名無しのオプ
09/01/03 10:16:53 wK81yQ11
すみません、スレ違いですが森村誠一のスレはどこですか?

787:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/01/03 11:43:06 r1PH0/44

「霧の旗」は暇つぶしに読むには重いテーストって感もある。

毎度清張短編を持ち上げているので、異色の1冊を紹介。
角川ホラー文庫「恐怖短編集 潜在光景」。
清張作品でホラーをセレクトするという着眼点が面白い、
確かに表題作は現代的なホラーと言えなくもない。

788:名無しのオプ
09/01/03 14:58:56 NqBR71Dm
>>785だけど

落丁があったのは黒い画集の巻なんだけど
新潮文庫に選ばれた以外のやつって
どこで読めんのかな

789:名無しのオプ
09/01/03 19:56:32 sv7BxB7F
>>788
『黒い画集』は9編
「遭難」 「証言」 「坂道の家」 「失踪」 「紐」
「寒流」 「凶器」 「濁った陽」 「草」

今、本が手元に無いけれど
双葉文庫の「松本清張初文庫化作品集」1巻、2巻を買えばよいと思う

790:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/01/03 23:34:39 lVjuHjvF
「潜在光景」「八十通の遺書」「発作」「鉢植えを買う女」「鬼畜」「雀一羽」

この並びをホラーと見るかどうかだが・・・「鬼畜」は知名度とタイトルでセレクトしている感あり。


791:名無しのオプ
09/01/04 00:37:55 /LX5rQem
全集は是非復刊してほしい。短編全集が今光文社から出てるけどもっと宣伝していいと思う。

792:名無しのオプ
09/01/04 08:56:28 Z3bAfmRf
>>784

文藝春秋のぞいたら確かに1~66まで全部ありましたね。前に見たときは
かなり品切れになってたけど。

ところで魔神さん、清張は古代史に関する著書も多数有るけど
清張の古代史観についてご意見拝聴したいものですね。

いや、「学会からは無視されていたようだ」などの一般論ではなくて
魔神さん個人の意見を是非。

未読ならいいんですけど。


793:名無しのオプ
09/01/04 09:02:29 eRrcO+k+
>>789
どうもです
ありがとうございます

双葉のそれは盲点でした

794:名無しのオプ
09/01/04 09:50:44 TZO9FJb7
全集の「古代史疑」って誤字とか脱字多いよね。
校訂する人もあんまり古代史に関心がないのか、
明らかに間違いでもスルーしてる。
全集決定版としては、いささかお粗末ですね。


795:名無しのオプ
09/01/04 11:06:49 WFK6ovJY
そうでしたか

796:名無しのオプ
09/01/04 12:33:55 DCfmfSRg
>>787
角川ホラー文庫で「潜在光景」が出たときよりも収録作品がひとつ減ってるらしいんだけど、
落とされた短篇のタイトルはご存知ですか?

797:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/01/04 20:24:15 /u0hGB8P
今年は清張生誕100年ということもあって、
新潮文庫から絶版となっていた作品集が順次復刊されるとのこと。
「黒の様式」は文句無しの買い。
全集とか気張らずとも、かなり清張作品が流通する年になりそうである。


798:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/01/04 20:54:24 /u0hGB8P
>>796
「黒い血の女」でしょ。
俺は中公の作品集で読んだ。

799:名無しのオプ
09/01/04 21:07:10 Ggx6vQuV
「遠い接近」文庫で復刊しないかなぁ。

800:名無しのオプ
09/01/04 21:52:50 DcrumT7T
≫799
『遠い接近』
最近、増刷されていると思う

去年、ネット通販で買いましたから

801:名無しのオプ
09/01/05 00:19:19 FPu0mHdR
>>798
「黒い血の女」に何か問題があって収録しなかったのかな?
たとえば 差別表現とか…

802:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/01/06 00:12:19 qAgnWgUg
>>801
特にそのことを覗わせる部分はない。
ボリュームの関係ではないのか?
これもホラーと言うには「?」な作だが、前記したとおりこの観点からなら「鬼畜」も「?」だし。
実は外されたのは「肉鍋を食う女」と勘違いしていた時期があり、
再刊の際はノンフィクションゆえオミットされたのかと。
これは現代ホラーそのものな慄然とする内容ではある。

803:名無しのオプ
09/01/06 10:34:12 2opjkqWQ
801です
参考になりました ありが㌧!

804:名無しのオプ
09/01/06 10:53:43 s37vlhZb
無理スンナw

805:名無しのオプ
09/01/06 17:41:06 9f5d64x3
産経新聞紙上の
太宰はん×清張さんの架空対談
面白かったです。
清張さんが終始押されぎみでしたが、
清張さんのほうがむしろ太宰文学なんか、っていう気持ち
強かったんじゃないでしょうか。

806:名無しのオプ
09/01/06 17:59:39 3zx4byOF
まあ地方の名門の放蕩息子の甘ったれた純文学には共感できなかったとしても無理はない
あまりにも異質な生い立ちだからなあ

807:名無しのオプ
09/01/06 18:37:26 u4XOb3je
仮想対談糞すぎワラタw書いた人どっちの小説もあんまり読んでねえなあ

808:名無しのオプ
09/01/06 19:31:24 GPiJmFp4
清水って人、セイチョウー読んでないし、性格も違うと思う。
かつての編集者に取材くらいしたほうが、いくないですか。
原稿料がすんごく安いんじゃないか。
産経だし。

809:名無しのオプ
09/01/06 19:38:52 1z4/CF9K
>>808
清水って人って言い方はないだろ清水義範つかまえて


810:名無しのオプ
09/01/06 19:39:30 1z4/CF9K
>>809
もぐりダナ

811:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/01/07 00:04:02 8bArZb1B
架空対談読んだが、俺は「国語入試問題必勝法」が話題になった頃からの愛読者だが、
清水義範作品としても出来はよくないと思う。


812:名無しのオプ
09/01/07 00:22:56 Dua2hQOL
架空対談という企画そのものが寒いと思う

813:名無しのオプ
09/01/07 04:20:38 DGTxr/8F
パスティーシュ?
懐かしいなぁ、読んでないけどw

814:名無しのオプ
09/01/07 10:52:46 /GERb2zo
ちくま文庫で集大成が出始めたね
好景気の頃なら単行本で出版する企画だったかもしれないが…

815:名無しのオプ
09/01/07 21:45:33 P/dEl76R
クイーンとか本格読んじゃったら
清張は読めなくなった
プロットが穴だらけで密度がなくて御都合主義

816:名無しのオプ
09/01/07 22:35:04 DGTxr/8F
清張のあとにクィーン読んだのか、変わってるなw
普通は本格派~社会派じゃね?

817:名無しのオプ
09/01/07 23:09:12 1NkxTeTU
9時のNHKニュースウォッチと民放でくしくも清張の生誕100年が語られていたね。
友人から清張のことでメールが来たからNHK見てんのかと聞いたら民放だった。
偶然ってのはあるものだね。


818:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/01/08 12:34:43 TQMFaNlI
清張先生の短編は集成する価値がある面白い作多数ゆえ、
光文社文庫の短編全集は刊行後も是非キープしていって欲しいものである。


819:名無しのオプ
09/01/08 15:02:10 iy0zs/3B
清張は短編が秀逸なんだよなあ・・。長編は明らかに商用で長期連載のための枚数稼ぎのグダグダな引き伸ばしや無駄な会話が多すぎて萎える。
なんでそれをそのまま単行本に載せるのって・・。
せめて単行本は編集してほしかった。清張は書き上げた小説を一切読み返さない主義らしいから無理だったろうけど。

820:名無しのオプ
09/01/08 15:14:46 KWCUdLrT
>>814
ちくまなんかやんの?

821:名無しのオプ
09/01/08 17:42:39 mlJHXA8w
スレチでごめん
清水義範のパスティーシュ選集だった

822:名無しのオプ
09/01/08 20:57:01 nMWgb4WH
>>819
だからあんなに文章の繰り返しがひどい

初めて初期の短編読んだとき文章が別人みたいに密度があったんでびっくりしたよ


823:名無しのオプ
09/01/09 00:33:56 1QyOKD5Z

クイーンはホームズ、ルパン、クリスティーなどと一緒に小学生向けに
編集されたのを良く読んだ。
中学になって創元や早川文庫で読み直した。
清張は新潮文庫の点と線、目の壁、ゼロの焦点など次から次に
読み漁った。
歴史小説、時代小説以外はほとんど読んだが、一番好きなのは
黒い画集。


824:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/01/09 12:38:04 dpBrmR6g
>せめて単行本は編集してほしかった。
残念だが、物理的にとてもそんな時間は無かったと思う。

>>823
時代小説にも短編に面白い作が多数あり、食わず嫌いは惜しい。
是非、新潮文庫の傑作選、「無宿人別帳」あたりを手に取ってみて欲しい。


825:名無しのオプ
09/01/09 17:29:50 A8/apToT
清張と同い年(1909年:明治42年)生まれ 「埴谷雄高」「大岡昇平」「太宰治」「中島敦」

生誕100年記念、北九州市・松本清張記念館で「1909年生まれの作家たち展」開催
URLリンク(www.kid.ne.jp)

826:名無しのオプ
09/01/10 03:19:47 ALZK0XED
中島敦ってもっと昔の人だと思ってたわ

827:名無しのオプ
09/01/10 03:23:44 XEU+A11r
あの山月記の人だよね? 俺の恩師の同級生が、その中島敦の息子だと言っていた。
あの先生、今生きていれば75位。その父だと生きていれば100歳くらい。
計算は合うね。


828:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/01/10 08:43:50 sZVV8+ui
>清張と同い年(1909年:明治42年)生まれ 「埴谷雄高」「大岡昇平」「太宰治」「中島敦」
凄い年過ぎる。
中島敦は教科書でおなじみ「山月記」よりも「名人伝」(名人も極めると・・・というオチの話)
で印象深い。どこか清張作品にも通じるシニカルな味わいあり。

829:名無しのオプ
09/01/11 07:35:17 mAMfrixi
太宰治も中島敦も芥川賞貰えなかったのに
清張は貰ってるんだな
たいしてほしくもなかったのに

830:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/01/11 09:23:39 N8V47F8j
清張先生が受賞した頃は、
マスコミで今ほど芥川賞が華々しく扱われる時代ではなかったせいか、
賞よりも、まず生活ってことだったのだろうが、本当はそれなりに嬉しかったのではないか。
エッセイを読むと嬉しさを噛み殺しているような感もあり。

831:名無しのオプ
09/01/11 10:39:17 AKUdqngR
よほどのへそ曲がりでもないかぎり賞をもらえるのはうれしいものでしょ
ましてや 清張さんの場合 当人は予想だにしてなかったみたいだからなおさら

832:名無しのオプ
09/01/11 11:29:44 D9dW4WV2
清張作品は100冊程度しか読んでいないんだが、
受賞作である「ある『小倉日記』伝」と「砂漠の塩」だけは、
清張作品としては特別異色に感じる。


833:名無しのオプ
09/01/11 11:58:14 nhpudoDD
中央公論2月号
昭和文学の巨星とその時代〉
生誕100年の作家たちを読み直す
二十世紀の落とし子たちの文学
「顔ぶれの意外性が面白いんです」(加藤)
座談会加藤典洋関川夏央高橋源一

松本清張
橋本 治


834:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/01/11 19:52:05 vt6J99OK
「或る『小倉日記』伝」は耕作の探索行に後の清張ミステリの萌芽を見る感があるし、
(そもそも本作をミステリとする説もある)
「砂漠の塩」はいかにも清張風らしい乾いたタッチのロマンであり、
この点で大ヒットした「波の塔」との差異は感じなかったが、
俺が異色に感じたのはやはり「高校殺人事件」だ。

835:名無しのオプ
09/01/11 20:11:46 mAMfrixi
中村光夫は中島敦に芥川賞やらなかったのは失敗だったと書いてたけど
太宰については何も言ってなかったな

836:名無しのオプ
09/01/11 20:23:39 oD5ztl04
太宰は芥川賞(というよりその賞金)が欲しくていろいろと運動したらしいね。

それとちょっとググってみたらこんな文章みつけた。

 > 川端康成 - 太宰が芥川賞候補になって落選したときの選考委員の一人。
 > 川端が「作者(太宰)目下の生活に厭(いや)な雲ありて、才能の素直に発せざる憾(うら)みあった」と批評したため、
 > 太宰は『川端康成へ』と題する短文を書いて抗議。
 > 川端は『太宰治氏へ芥川賞について』という釈明の短文を発表し、己の不遜を詫びた。

837:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/01/12 09:43:19 LWktV3dh
「西郷札」             直木賞候補
「或る『小倉日記』伝」      芥川賞受賞
「顔」(作品集)          日本探偵作家クラブ賞(現 日本推理作家協会賞)受賞
「昭和史発掘」等        菊池寛賞受賞

清張先生の受賞歴を見ると、短編、ノンフィクションでの高い評価がわかる。
この点では文壇は清張先生の作を正当に評価し得たように思える。
不思議にも長編小説のベストセラーはあっても受賞作(単独)は見当たらない。
(吉川英治文学賞受賞の際は、旺盛な長編小説執筆活動も全体として考慮されたようであるが)

838:名無しのオプ
09/01/13 11:37:39 9cXWmvAi
彩り河ってどうよ?

839:名無しのオプ
09/01/14 01:16:20 5HSjlG4o
>>838
真田広之!

840:名無しのオプ
09/01/15 02:13:36 jTFgKnRE
>>839
なんや?映画かなんかで真田主演だったの?

841:名無しのオプ
09/01/15 02:26:10 Lxm+3DdG
ちょっと検索したところでは
真田広之が映画版に出演していたみたいですね

842:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/01/15 20:21:14 ILgZkaCt
「彩り河」も典型的な清張長編の短所(御都合主義)をもった作。
「わるいやつら」「けものみち」のピカレスク・ロマンに「霧の旗」のリベンジの要素を加味した感じ
の作で、清張ファンでも好みは分かれるところか。
松竹の映画版は清張映画コーナーがあるレンタルショップなら在庫してある可能性大。

843:名無しのオプ
09/01/16 20:39:29 nPTTg5WL
私は文庫派なんだけれど

そんな私にでも
お勧めの (全集の) 巻ってあるのかな

844:名無しのオプ
09/01/16 23:32:43 6CTQXPOk
現代官僚論なんかは文庫化されてないはずだけど、あえてお薦めはしません。

845:名無しのオプ
09/01/17 01:12:33 qEDOrFfW
清張の作品で、「小説三億円事件」だったかな?
あれは面白くないね。


846:名無しのオプ
09/01/17 05:48:29 sov2eL9o
点と線もあんまり面白くないよな


847:名無しのオプ
09/01/17 11:03:31 elH4JBcj
面白かった作品を聞いた方が早そうだなw

848:名無しのオプ
09/01/17 11:08:31 9og0Jotp
江藤新平や徳川忠輝を書いた短編は風太郎さんにもあるが、
これほど両者同じ主人公を書いても、
とんでもない違いがあるのはあるいみ二人とも天才だ。
人間の醜悪な部分と奇想天外な部分。
生前風ちゃんは、清張を読んでたみたいだけど、
文豪は風ちゃんを読んでなかった。

849:名無しのオプ
09/01/17 13:25:45 elH4JBcj
マジレスすると、流行作家になってからの清張さんは資料以外の読書はほとんどするヒマがなかったそうだよ。

850:名無しのオプ
09/01/17 13:37:42 Hazwaxgx
>>844
文庫化されています。持ってます。

>>845
おもしろかったがなあ。二三度読返したぐらいだ。

851:名無しのオプ
09/01/17 15:09:21 LdhD+sKG
点と線の方がずっと面白いよ。

852:名無しのオプ
09/01/17 18:33:21 P8z187IO
ニュースとかでも事件説明する時「点と線」って表現よくされるよな

853:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/01/17 20:29:02 uPmSuzBz
「ゼロの焦点」も相当に売れ流行語にもなったとか。
今読むとさすがに地味でベストセラーになる本という感じではないが、
この辺は時代の違いを思わせる。

854:名無しのオプ
09/01/18 02:13:40 5SZy62zv
映画は「影の車」が一番面白いと思う。

855:名無しのオプ
09/01/18 02:23:28 22P/AZTX
テレビドラマ化したやつでは、やはり「霧の旗」かな。
主人公の弁護士が仲代達也のやつも田村高廣のやつも両方とも良い。



856:名無しのオプ
09/01/18 06:25:43 VuAV9oox
>>855
やはり三国連太郎だろ霧の旗の弁護士は
しかし霧の旗自体は奇怪な半分逆恨みの話だからあまり面白くない

857:名無しのオプ
09/01/18 10:51:18 tRrG/k1R
あれは筋違いの復讐だから後味悪いよね。
映画版は寅さんシリーズ撮る前の山田洋次監督だったが、ミスマッチという感は拭えない。


次ページ
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch