08/04/30 06:22:27 2cWShcd8
前
スレリンク(mystery板)l50
2:名無しのオプ
08/04/30 06:24:23 2cWShcd8
過去
社会派ミステリーといえば松本清張。
スレリンク(mystery板)
社会派ミステリーといえば松本清張。その2
スレリンク(mystery板)
社会はミステリーといえば松本清張。第三章
スレリンク(mystery板)
社会派ミステリーといえば松本清張 第四章
スレリンク(mystery板)l50
3:名無しのオプ
08/04/30 15:12:27 myhYRLRG
鈴木英夫が映画化した寒流は傑作だね。
原作よりも苦い結末が素晴らしい。
4:名無しのオプ
08/05/01 05:31:45 9I1b8sO+
昭和のはじめに大川周明に資金援助してたのが、播磨造船(今のIHI)と
神戸の貿易商
万俵喜蔵だったとわなあ。
昭和史発掘ってひつまぶしにいいね。
5:名無しのオプ
08/05/01 21:54:48 MhNejIZA
私説日本合戦譚とか、文庫で復刊されないかな・・・。
6:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/01 22:48:57 yAPR5ghK
NHKBS2で録画した橋本忍特集を見ているが、
「張込み」「黒い画集・あるサラリーマンの証言」「ゼロの焦点」「霧の旗」「影の車」「砂の器」と
手がけた清張作品全てが佳作というのは凄いものがある。
「砂の器」のように原作とは別物の松竹人間ドラマとして楽しめる作、
清張作品の暗い叙情性を良く活かした「影の車」(原作の清張ワールド好きには本作を推す)、
等々。
7:名無しのオプ
08/05/02 08:16:37 zwWr9GrI
>>6
いいな。お前んとこのNHKは録画までしてくれるのか。
8:名無しのオプ
08/05/02 11:04:09 hfh4Sim0
>>5
今月、新潮文庫で復刊されたよ。
活字が大きくなっていてありがたい。
「点と線」などと並行して連載してたとは知らなんだ。
やっぱ、すごいわ、このひと。
>>6
「黒い画集・あるサラリーマンの証言」だけ見てないです。
再放送を頼むよ、みなさまのNHK!
民放のパクリみたいな垂れ流し番組は要らんから。
9:名無しのオプ
08/05/02 11:12:21 b/gNN2Fw
はいはいカマッテ君
10:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/02 21:00:30 wcvf/eiC
BS2の橋本忍特集はハイビジョンでオンエアしたものの再放送。
(今日は山下清特集。GW期間の平日に濃過ぎるぞ(w )
地上波で多くの清張ファンにも見て欲しいが、2時間番組ということもあって難しそうだ。
クールなタッチが多い清張作品の雰囲気に合う映画会社は松竹ではなく東映ではないかと
思うている。だが、東映作品は「点と線」のみ。
もし、「砂の器」が東映作品であったなら、あのSFミステリまがいのトリックを活かし、
娯楽色が濃い、原作に沿った作となったのではなかろうか。
11:名無しのオプ
08/05/02 21:06:27 hfh4Sim0
でも それだと後世に残る感動作にはならなかったでしょうね きっと
監督は石井輝男か誰かでカルト映画が誕生したかもしれないけれど…
12:名無しのオプ
08/05/02 21:09:34 iHvHPrZP
石井輝男ってw
普通に深作欣二あたりじゃね?
13:七資産1970
08/05/02 22:05:41 D/EM32ct
既に話題になっているようだけど
今月、「小説日本芸譚」が新潮文庫で復刊されたようですね
14:名無しのオプ
08/05/03 07:32:44 WmqXWO0F
書斎55歳。もう巨大活字本しかよめない。
老人になるということはかくもつらいものなのだ。
15:名無しのオプ
08/05/03 11:44:17 SabL9eFP
おお清張スレいつの間にか復活か。
落ちないよう記念カキコ。
16:名無しのオプ
08/05/03 13:50:32 v9xz3WmV
>>14
おまえさんも若死にしなければ いずれ老人の仲間入りするわけだが……w
ところで 瀬戸内寂聴の「なんとか曼陀羅」の単行本が書店に並んでいたよ
清張さんの女性関係についての挿話は日経連載のときのままの文章だった
ご本人が健在だったら激怒したことだろうなあ
死人に口なし 長生きしたもんが勝ちなのか
17:名無しのオプ
08/05/03 17:12:18 WjDMbyCI
瀬戸内86歳、老いてますますお盛んですな。
いまでもセクスしてるんではないかと。
もりみっちゃんといい、この人といい老女はしぶとい。
18:名無しのオプ
08/05/04 09:38:37 OQotMHxP
>>16
寂聴まんだら。あれは清張以外の文士も下半身をボロクソに書いてるな。
いささか調子に乗りすぎ。スレ違いだけど。
19:名無しのオプ
08/05/04 12:46:43 nVmza+DC
弱長ってなんであの年になってまでもえぐい商売して
金儲けしなきゃなんないの?
くっだらない法話テープ売り。 もう十分じゃないのか。
老醜無残。
20:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/04 22:06:31 LmE0U1Vt
「黄色い風土」はニュー東映で石井輝男監督、鶴田浩二、佐久間良子の豪華共演(当時)で
映画化されている。見た人はいるだろうか?
網走番外地シリーズや異常性愛路線のようなコテコテな濃さの石井タッチと
どこか醒めたタッチが魅力の清張作品はミスマッチという感もあるのだが。
21:名無しのオプ
08/05/05 00:29:59 JNTbVzLZ
火曜サスペンス劇場「黒の回廊」
あまり期待しないでDVD観たけど想像以上の駄作。
動機、被害者、登場人物の性格とプロフィール、犯行手段、登場人数、ロケーション
などが原作と著しく乖離。
無理して褒めれば
賀来千香子はフランス語よくできました。
22:名無しのオプ
08/05/05 10:09:02 rYIESBzt
>>20
学生の頃、たまたま名画座で見ました。
娯楽映画の佳作だとおもいます。もういちど見たいですね。
石井輝男のどぎつさは影をひそめて、映画職人に徹した快適なテンポの演出だったという記憶があります。
鶴田浩二とは現場であまりうまくいってなかったそうですが、映画を見るかぎりでは息が合っていましたよ。
23:名無しのオプ
08/05/05 10:59:41 /cdzbHRa
261 :名無シネマさん:2008/05/05(月) 09:03:51 ID:iXT7m7Jq
噂だが東宝が「黒地の絵」の映画化をクサナギで着手
松本氏の最大の悲願が結実するか否か
24:名無しのオプ
08/05/05 13:06:59 bbMXGYG5
カルト的に持てはやされている石井輝男のビザールな作品群は、
'57年デビューから80本以上の作品中、ほんの一握りでしかないよ。
石井監督の持ち味はむしろ、新東宝~東映東京撮影所時代のスタイリッシュなアクション映画にある。
「黄色い風土」はその頃の一本。
出来自体はまあまあだが、コテコテ作品しか知らない人には、
清張との組み合わせも含めて意外な映画かも知れない。
25:伊藤伊織
08/05/05 15:42:11 mSqAu4AF
4 6 3 8 2 6 3 3 3 2
4 8 8 0 4 7 0 8 8 7
3 5 8 3 3 4 1 5 8 8
3 7 8 4 1 0 3 5 1 7
1 4 7 4 3 8 0 4 3 3
26:名無しのオプ
08/05/05 19:15:55 xQLxb1Oy
石井監督ってゲイですよね。 ねちっこい作風。
27:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/05 21:31:40 h4yXrSct
「黒の回廊」は、ボリュームもあり観光小説としては楽しめたが、
一般人のヨーロッパ一周旅行が夢でなくなった現代では魅力減なのは否めないものが
あるかと思う。
スタイリッシュなアクション映画→「黄色い風土」。
未見だと、これもなんかピンと来ないものがある。
石井作品は地帯シリーズを見て、こんなのも撮るんだなと思うたことはある。
ミステリ板的には大乱歩の「孤島の鬼」等を映像化した怪作「恐怖奇形人間」の監督という
イメージが強い。やはり本領はこっち方面なんではないか。
28:名無しのオプ
08/05/06 00:11:11 3coJtG/8
見てもいないのに決めつける書斎の得意技炸裂だな。
おれも言葉が足りなかったが。
「黄色い風土」はアクション映画ではない。あくまでも、その次期の作品ということ。
奇型人間が本領と思うなら思ってればいい。
ギャングシリーズや網走番外地シリーズの面白さは見なければ分からない。
ミステリー的な要素もユーモアもある、一級の娯楽映画だよ。
スレチ失礼。
29:このスレのテンプレ
08/05/06 16:28:35 fQc4Tjry
NGワード・あぼーんのススメ
━━━━━━━━━━━━━━━━
■書斎魔神 とは?
かつて発狂コテにも認定された、松本清張スレに住みつく NGワードの指定対象人物。
間違い持論を振り回し、その論拠を問われても一切答えず
そのくせ反論する人間には論拠を要求する傲慢な態度から他の住人からは忌み嫌われることに。
誹謗中傷当たり前、間違いを認めない、自作自演当たり前と、 三拍子揃った厄介物。
それ以外にも他人のレスを捏造、根拠のない言いがかり、その場しのぎのいい加減な発言など
卑怯で下劣な発言は枚挙に暇がない。
例えば第五巻スレでは「明治政府の西郷札回収は史実」と出鱈目を述べ
発言の根拠を何度問われても完全無視、
挙句に「書斎は西郷札と藩札とを混同している」と指摘されると逆ギレし
完全に言いがかりを基に相手を「西郷札を未読」と決め付け、
「未読の者は相手がどんな出鱈目なレスをしてもも甘んじてそれを受け入れなければならない」
という要旨の、常識外れで身勝手な発言をして皆を呆れさせた。
彼の発言に反応してしまうとスレが荒れる一方だが、
反応さえしなければ独り言を言い続けるだけなので、
余程のことがなければ、NGワードに指定してのスルーが推奨される。
どうしても我慢できない・反論したい場合は、下記スレにて
書斎魔神・アホアホ語録格納庫 その22
スレリンク(tubo板)l50
30:このスレのテンプレ
08/05/06 16:29:02 fQc4Tjry
■NGワード・あぼーんについて
2ちゃんねる専用ブラウザのオプションのひとつ。
設定することで、任意のレスを消すことができる。
2ちゃんねる専用ブラウザに関するサイトはこちら。
URLリンク(www.monazilla.org)
31:七資産1970
08/05/07 00:16:56 8x2MkUg7
>>5
「私説・日本合戦譚」は7月に新装版が出るようだ
双葉文庫からまた松本清張作品集が出るみたい
「松本清張映像化作品集」・・・どんなのだろ ?
ソースはネット書店の注文受付から
32:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/07 21:16:10 3ySZC6Al
前にも話題に出たが、清張先生唯一のSFと言える「神と野獣の日々」が今月角川文庫から復刊、
わりと短めの作なのだが、ミサイル登場の幕切れまでの息詰まるような緊迫感が忘れられず。
33:名無しのオプ
08/05/07 22:34:42 m2v7mdKA
>>31
>「松本清張映像化作品集」・・・どんなのだろ ?
たぶん「張込み」「鬼畜」「潜在光景」「顔」あたりでしょうな。
それから時代小説が入るかもしれないね。
企画としてはおもしろいかも。
>>32
たしか角川の「野性時代」に一挙掲載された作品じゃなかったですか?
印象が薄いので、再読してみたいな。
34:名無しのオプ
08/05/07 23:04:00 usx387fj
荒らしに構う33はきちんとトリップつけろ
35:名無しのオプ
08/05/08 00:50:05 D0KHGx+9
↑いつものカマッテ君
36:名無しのオプ
08/05/08 10:11:52 egiSeqWO
「神と野獣の日々」は「日本沈没」を意識したようなパニック小説なんだけど
日本(東京?)に核ミサイルが撃ち込まれる必然性が弱くて
話全体を説得力の無いものにしていた。印象の薄さもそれが原因か。
37:七資産1970
08/05/08 11:34:51 RYbYJCuZ
「神と野獣の日々」って
清張さんの年譜なんかによると「女性自身」に掲載されていたみたいなんだけど
これって女性誌ですよね
当時、受けは良かったんだろうか・・・
38:名無しのオプ
08/05/08 19:09:24 C3INcSLn
>>37
33です。
掲載誌を間違えました。週刊誌連載ですよね。
だいたい、当時はまだ「野性時代」なんて発刊されてなかったですね。
39:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/08 22:29:21 YdvuYQoD
>>33
この機会に是非再読してみて欲しい。
>「神と野獣の日々」は「日本沈没」を意識したようなパニック小説なんだけど
>日本(東京?)に核ミサイルが撃ち込まれる必然性が弱くて
>話全体を説得力の無いものにしていた。
「神と野獣の日」の雑誌連載は昭和38年、「日本沈没」の刊行はずっと後の昭和48年であり、
この言い方はおかしい。
また、ミスという設定ゆえ「撃ち込まれる」という表現も「?」である。
雑誌連載時から評判にはならず、清張ブームに乗って角川文庫に収録されたと考えるのが妥当。
品切れ後は、清張の読者でもその存在を知らない者がいてもおかしくはないであろう。
それぐらい異色と見られている作である。
40:37
08/05/09 02:57:54 aEYdNkZN
>>38
私もあまり詳しくないから
お気にされなくていいですよ
41:名無しのオプ
08/05/09 17:01:31 0I8QWtd8
さすが書斎さん!
厳しい突っ込み!
42:名無しのオプ
08/05/09 20:15:03 P9A9BgA/
鬼火の町
↓
水の肌
と読んで来たんだけど清張初心者の私に
次に読むべき作品を参考までに教えてくれないかえ?
43:名無しのオプ
08/05/09 20:29:46 MzWJcAXx
》41
いつものカマッテ君
44:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/09 23:27:17 CNKgzOqH
偶然にしても>>42のセレクトは最早初心者とは言えないような(w
手堅くコンパクトに纏まったものとしては、中公の松本清張セレクション(全36巻)を推しておく。
45:名無しのオプ
08/05/09 23:46:28 jwt9JFE9
『砂の器』と『影の地帯』が俺はお気に入りだな。
46:名無しのオプ
08/05/10 00:52:49 dLbfyHwk
清張の本
URLリンク(i-bbs.sijex.net)
47:名無しのオプ
08/05/10 09:14:06 nDLireZq
明治史ものらしい『小説東京帝国大学』いずれ読みたいけど面白いかなあ?
48:名無しのオプ
08/05/10 11:26:13 EfuJsFLh
読む人を選ぶとおもう
題材に興味があればすこぶる面白い
49:名無しのオプ
08/05/10 12:20:23 RH56Rxv/
46は何が言いたいんだ
50:名無しのオプ
08/05/10 15:57:17 dLbfyHwk
>>49
言いたいんじゃなくて見せたいの
51:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/10 16:44:26 S2aiBuHJ
ある有名大学の近隣書店に新装された「小説日本芸譚」 が平積みとなっていた。
文学部が(もか)名門の大学だけに推薦図書にした先生でもいたのであろうか。
清張健在なりの感あり、ミステリではないこういう地味な作品集も注目されるのは好ましい。
52:名無しのオプ
08/05/10 17:26:07 q3VBl9Ot
>>44
また「初学者とは思えない選択」だとさw
書斎は読む(フリをする)本の選択からその内容のとらえ方まで
何もかもマニュアルに沿ったやり方しかしていないからわからんだろうけど
初心者wが適当に選べば偶然にマニアックな作品ばかり読んだり
妙にバランスの取れた選択になることもままあるんだよw
53:名無しのオプ
08/05/10 18:23:30 uP03n/Ye
52についてはこちら↓
スレリンク(mog2板:14番)
54:名無しのオプ
08/05/10 19:50:41 gShNrMuU
>>51
大学の教官が「推薦図書」としたら学生は普通どういう形でどこで買うかしらなさすぎ
ってかその書店にこの本大学で推薦したからと教官が教えたんですかねw
55:42
08/05/10 20:47:22 0Gmu79FI
>>44
お返事1009
全巻セットは少し敷居が高い…
でも損はしないはずなので将来的に検討してみまっす
>>45
参考にさせてもらいますです
56:名無しのオプ
08/05/10 20:51:15 VOhYanYE
そんなささいなことで書斎を叩きたい、そんなことも知らない書斎は
大学に行ってない馬鹿、という含意なら、学歴のない清張先生否定に繋がるし
清張先生でさえこの人は大学行ってないからこんな事も知らない・書けないんだな
と思わせる所もある。
俺は早稲田大学理工学部を出ているが、教授にこの本買えと言われたことは
あったっけ? もしあったとしたらどこで買ってたろう? 生協だったっけ?
かなり経ってるんで憶えてない。
まあ向学心のある俺のような人間は、本を買うのもいちいち生協で取り寄せたりせず
高くついても専門書店でばんばん買ってたがね。
57:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/10 21:16:24 hXFA+QR3
>>55
清張先生は短編の名手ゆえ、セレクションは32~36巻の短篇セレクションあたりから読むと
よいかもしれぬ。
>>56は一流大学出身者特有の自負心がレス中に見えているのがわかるかな?
しかし、そんなことより理科系出身の清張ファンってのが面白い。
どんな作が好きなのだろうか。
余談になるが、俺が見た書店がその大学近隣で唯一の書店と言ってもよい存在だったことも
あり、授業で推薦され学生がよく探しに来る本を近隣の書店が多めに入荷するってのは有り得る
ことだと思う。
58:名無しのオプ
08/05/10 21:30:18 3Rg98txs
ニヤニヤ。こいつ何も知らないなw
59:名無しのオプ
08/05/10 21:40:24 nDLireZq
「小説日本芸譚」の写楽は「写楽の謎の一解決」と人物像が違う。
前者は通説の能役者となってるけど、後者はかなり大胆な推理。
まあ両立できないことでもないけど。
60:46
08/05/11 00:01:14 zYznC3no
清張の本 その2
URLリンク(i-bbs.sijex.net)
61:名無しのオプ
08/05/11 00:23:13 kTIgYk8Z
>>56
>俺は早稲田大学理工学部を出ているが
最寄りの駅はどこでしたっけ?
62:名無しのオプ
08/05/11 00:31:47 zYznC3no
早稲田大学真前です
63:名無しのオプ
08/05/11 00:40:31 kTIgYk8Z
>>62 = >>56 ?
64:名無しのオプ
08/05/11 00:44:57 zYznC3no
早稲田大学真横でした
65:名無しのオプ
08/05/11 01:54:07 kTIgYk8Z
>>61 の質問をちょっと変える。
JRで最寄りの駅は何駅でしたっけ?
66:名無しのオプ
08/05/11 02:07:33 XYb/IbhZ
今日図書館で「山峡の湯村」を読んだ。
いつもと作風が違ってて驚いた。
67:56
08/05/11 08:03:03 r9BdgPXr
>>65
つまらないことを聞くね。清張とも関係ない。
もう書く気もなかったけど、行きは新大久保から歩いて通ってたよ。
帰りはあちこち。
68:名無しのオプ
08/05/11 10:52:42 FmT1EDUx
魔人さん教えてください。
家紋の話は確か実際の事件を基にしていたかと思ったんですけど、
どんな事件でしたっけ。赤マントの男とか、青い毛布とか‥
確かそんな感じだったと思うんですけど。
どこかで読んだ記憶があるんですけど思い出せなくて。
69:いつものカマッテ君w
08/05/11 14:32:26 D3TWGxh3
>>68
馬人乙w
70:名無しのオプ
08/05/11 16:34:13 zYznC3no
>>49-50
別にいいんじゃない。話題のきっかけになるでしょ。
現に『小説東京帝国大学』「小説日本芸譚」とかが出てきたし。
71:名無しのオプ
08/05/11 18:42:39 64gR+I8E
無宿人別帳、再読中です。
ああいう人たちが大量に生み出され、
虐げられる世ということで、なんか現代社会に
通じるもの感じます。
72:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/11 21:44:12 AW/J8FTe
ミステリ板でありながら、最近は非ミステリの清張作品の話題が多いな。
現時点では書籍系で清張スレはここにしかないので別に構わないのだが、
いまだに社会派ミステリの巨匠というイメージも強い清張先生だが、
非ミステリ系統の傑作集を編んでみても面白いかもしれぬ。
既出の作では「黒地の絵」「式場の微笑」「遠くからの声」「老春」等々。
新潮文庫の傑作短編集の第二集はこの傾向に沿った初期傑作集だが、
今ならより広範な時期からセレクトして編めるように思う。
「無宿人別帳」は俺も大好きな作品集だが、この頃の清張先生の完全な弱者目線も好感度大、
清張先生のシンパシーは虐げられる渡世人や島帰り等のアウトサイダーにある。
この頃と比較すると、文壇の巨人化した後年は天下国家を語るという感が強い。
73:46
08/05/12 00:17:33 5/uHEok8
清張の本 その3
URLリンク(i-bbs.sijex.net)
74:56
08/05/12 20:05:25 bQvxyFwY
『無宿人別帳』は最初の話の牢内の私刑で○○を食わせ(ようとす)る描写のえぐさが強烈で
なんとなく筒井康隆的破滅描写の先駆けとも感じられる。
似たようなのでは「いびき」という単編も同様。
しかし○○を食わせるなんてほんとにあったのかね。
75:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/12 23:45:36 6FZ/Yjbq
作品としての「町の島帰り」と「いびき」のエグさは異質だと思う。
前者はフィジカルな面が強調されるが、後者は終盤は心理面のサスペンスへと移行してゆく。
牢内ではないが、糞食わせプレイは「カムイ伝」などでも描かれている。
まあ、拷問としては究極の類でしょう。
76:名無しのオプ
08/05/13 00:19:51 HhiyDdPX
お前、究極の意味判ってるのか?
77:名無しのオプ
08/05/13 10:13:52 agpbo4Bt
>>74
史料に残っていたはず。
古代中国や中世ヨーロッパなど、世界各地に似た話はありますね。
78:名無しのオプ
08/05/13 11:54:16 DF3x8Zi/
素人ですが入門に良さそうなのがあれば
教えて下さい(´・ω・`)
79:名無しのオプ
08/05/13 16:50:04 kHP4Q5QH
ぼくちゃんいくつ?
80:46
08/05/13 20:52:49 P5BNylJq
>>78
「或る小倉伝日記」
81:名無しのオプ
08/05/13 22:30:28 DF3x8Zi/
>>80
レスありがとうございます。
検索してみます。
82:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/13 22:51:14 XneFi1Jx
「町の島帰り」も非ミステリ作品だな。
時代小説(短篇)でも悠々と非ミステリ傑作集が編めそうなのが清張先生の凄いところだ。
83:名無しのオプ
08/05/13 23:17:22 P5BNylJq
URLリンク(209.85.175.104)
84:名無しのオプ
08/05/14 13:16:21 DeNdag94
米倉涼子ファンで、小説を読み始めました。高卒の女デス。(関係ナイ?)
言葉が難しくて読むのが大変・・・(>_<。)。でもハマって何冊か読みました!
読或る小倉伝日記は、読みやすいですか?
85:名無しのオプ
08/05/14 18:05:33 +WRcxFEO
『或る「小倉日記」伝』をはじめ、
初期の短編はどれも、そっけないほど
文体が平明簡潔で、非常に読みやすいです。
とくに新潮文庫は文字も大きくて良いデス。
86:46
08/05/14 20:33:23 ADaLC1DM
清張の本 その4
URLリンク(i-bbs.sijex.net)
87:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/14 22:10:24 Oc2LLOQQ
初期短篇は現代ではそんなに読み易いだろうか。
昭和の時代も遠くなり、時代背景なども大分わかり難くなっているし。
>>84嬢には「黒い樹海」あたりを推したい気がする。
ムーディだし、今読んでも読み易い感じだ。
88:名無しのオプ
08/05/15 00:46:07 928mlNer
>>78
URLリンク(209.85.175.104)
5%80%89%E4%BC%9D%E6%97%A5%E8%A8%98&hl=ja&ct=clnk&cd=3&gl=jp&lr=lang_ja
89:名無しのオプ
08/05/15 09:47:06 PLIsyzlB
黒い樹海!!!
読んでみます+:。(*´ェ`*)゚.+:。
知識が追いつかないので、お勧めのモノから入りたいデス★
90:名無しのオプ
08/05/15 10:50:44 95iCO2Mg
「黒い樹海」は現代ではそんなに読み易いだろうか。
昭和の時代も遠くなり、時代背景なども大分わかり難くなっているし。
まあ、社会風俗資料としての価値ぐらいはあろうかと思われる。
91:名無しのオプ
08/05/15 20:54:35 pLv7OtW8
いいから自演君の相手するなよカマッテ君w
92:名無しのオプ
08/05/16 23:08:43 2v2yp6jf
>>79
来年で生きていれば百歳
93:名無しのオプ
08/05/16 23:26:38 Jh3ABpPb
>>92
何を言っているのか、さっぱりだが
読みかけの本があるから小倉伝はまだ読んでません。
来週には読んで見る予定です。
本は資料なのかよくわかりませんが
面白かったら他も読むつもりです。
94:名無しのオプ
08/05/16 23:53:48 QCVo/B9G
しかし未だに清張先生と太宰治が同い年とは思えない・・・・
95:名無しのオプ
08/05/17 01:06:20 tAFegWnU
>>94
へえ、そうだったんだ。太宰は早死にしたんだね。
そう考えると、富嶽百景に出てくる井伏先生は、ずいぶんと長生きだったんだね。
死んだのがついこの間のように思えてしまう。
96:名無しのオプ
08/05/17 12:03:47 60sjG+b7
清張先生が文壇デビューしたとき、太宰はすでに故人となっていたからな。
たしか、大岡昇平も同い年じゃなかったっけ?
97:名無しのオプ
08/05/17 12:48:08 Bojo311F
清張氏は自殺するような作家は作品はともかく人間は好きではなかったようだよ。
たとえば芥川も三島も嫌いだった。
98:名無しのオプ
08/05/17 14:58:43 0tewAA2r
まつもっさんや菊池寛の顔みてわかるように
自殺するようなタマじゃないわな。
99:名無しのオプ
08/05/18 12:14:53 x0ppxS3I
>>97
そもそも東大卒のエリートが大嫌いだったそうですよ
100:名無しのオプ
08/05/18 14:53:54 NYWSiYee
黒地の絵は夫は草薙がまんまはまるが
今妻役やってくれる女優いんのか
超過激な描写もだが役とはいえ精神的に病むと思うんだが
監督が誰か早く知りたい
101:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/18 17:16:04 xG/PLxMd
天才三島に関しては、NHKで「書けなくなって死を選んだ」という趣旨を断言していた。
天才三島による清張先生への中公全集外しは有名だが、この件以外でもこの両マエストロ、
方向性が異なり過ぎて合いそうにないのがわかる。
102:名無しのオプ
08/05/18 18:09:23 0ARKMw+S
>>101
三島の文才も実績も認めるが、俺は、松本の方がはるかに大物だと思う。
103:名無しのオプ
08/05/19 21:23:55 Vl9qItXg
>>102
同意 ホモに大物はいない
104:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/19 21:54:32 sc3f9dg4
自然主義嫌いの天才三島、花袋の紀行文を愛読していた清張先生とは文学的嗜好から見て合う
はずもなかったか。
105:名無しのオプ
08/05/21 01:49:52 if8c1u2R
作家同士のいがみ合いなんて一小市民の僕には関係ないね
わが家の本棚では松本清張と三島由紀夫が仲良く並んでますよ
五十音順だから
106:名無しのオプ
08/05/21 01:59:29 ut7w7PBx
昭和30年前後の時代背景が興味深くて
その頃の作品読んでる
やたら電報使ったりしてw
107:名無しのオプ
08/05/21 06:07:37 arPSdk7B
編集者相手に作家の悪口いうのがストレス解消だったところもある。
井上靖が大嫌いみたいだったようだが、
お高く止まって芸術院会員みたいな作家が嫌いだったのかもな。
108:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/21 21:47:10 WL61Mgti
>わが家の本棚では松本清張と三島由紀夫が仲良く並んでますよ
結構な事じゃないのかな。俺も2人共愛読している。
たまに、もし清張先生が「鏡子の家」を書いたらとか、天才三島が「黒地の絵」を書いたらとか、
夢想して楽しんでいる。
今では清張作品の魅力のひとつとなっている昭和30年代風俗だが、
作品中に極く自然に登場する煙草屋も過去の風景となりつつあるように思う。
109:名無しのオプ
08/05/22 10:58:10 wvKBr1UR
魔人さん教えてください。
家紋の話は確か実際の事件を基にしていたかと思ったんですけど、
どんな事件でしたっけ。赤マントの男とか、青い毛布とか‥
確かそんな感じだったと思うんですけど。
どこかで読んだ記憶があるんですけど思い出せなくて。
110:名無しのオプ
08/05/22 11:11:20 fkLyZ2vP
↑
何で自分で調べないの?
ちょっとキーワード検索しただけで色々出てくるよ。
それが清張の小説に関係あるのかないのか、解きほぐすのこそ知の喜びだと思うぞ。
111:名無しのオプ
08/05/22 11:25:47 q2jWhhTS
>>110
ばか!
112:名無しのオプ
08/05/22 17:53:44 fkLyZ2vP
知識を教えるのではなく知識を得る方法を教えるのが真の教育。
今は何でも検索しろで済ませちゃう安易さもあるけど。
113:名無しのオプ
08/05/22 18:14:15 tIJMwT/8
>知識を教えるのではなく知識を得る方法を教えるのが真の教育。
別に教育論をブツつもりはないが、知識を生かす方法を教えるのが、教育だとおれは思う。
114:名無しのオプ
08/05/22 23:10:17 DE0cp9m9
要するに ひととおり調べても ようわからんときは訊いてくれや
115:名無しのオプ
08/05/25 00:44:44 5VDGGWxO
URLリンク(www.nishinippon.co.jp)
ここに書いてあることって本当?
116:名無しのオプ
08/05/25 00:55:29 Ae4xwvRc
>>115
まあ、本当かウソかと言われれば、本当なんじゃね?
117:名無しのオプ
08/05/25 01:02:54 3C4arvSs
>>115
面白い話だね。あのトリックから時間差を思いついた松平もなかなかのものだなw
118:名無しのオプ
08/05/25 01:04:52 Ae4xwvRc
東洋の魔女と言われた頃、そして男子が優勝したミュンヘン、
あのころは、まだ清張が活躍していた時代だったな。
ナツカシス
119:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/25 16:32:52 ZDpRZf6p
その時代をリアルで知る者が減って来ているせいもあるが、
世間で主流を占める昭和30年代のイメージは映画「三丁目の夕日」なんだろうな。
松本清張作品の方が実態には即しているのだろうが。
120:名無しのオプ
08/05/26 08:45:04 3MCgMZ0C
昭和30年代ってこんな自体だよ。
このブログを読めばわかる。
URLリンク(pandaman.iza.ne.jp)
URLリンク(pandaman.iza.ne.jp)
121:名無しのオプ
08/05/26 16:13:06 h2WT0czX
>>115
ちょっと出来すぎた話だな~。電車の停まっていないホームが見渡せること
から、時間差攻撃をひらめくなんてw
ぜんぜん根拠のない持論なんだけど、時間差も速攻も移動もサッカーやバスケ
の応用なんじゃね?
122:名無しのオプ
08/05/26 16:57:29 MSeDE14C
あのトリックは時間差じゃなく時間の隙間・空白だろう。
123:名無しのオプ
08/05/26 17:40:32 MjZAdTt7
>>121
サッカーやバスケの時間差攻撃ってのは、バレーを見て学んで初めてできたんだよ。
時間差攻撃とかで日本が金メダル取ったのは1964年だよ。もう半世紀近く経っているんだから。
124:121
08/05/26 17:40:39 h2WT0czX
俺に言ってるのか?
俺は >115さんの引用した西日本新聞の松平氏(知ってるか?)に関する記事に
ついて言ってるんだよ。
清張の「点と線」についてだけ言えば、あんたの言うとおりだよ。
125:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/26 23:45:50 rt3PmlhV
内容は本格ファンも好むような謎解きミステリでありながら
「点と線」が一般に相当広く読まれていたことがよくわかるエピではある。
今はもうこういうミステリはないね。
清張ファンでもある人気作家宮部みゆきも読者層は限定されているし。
126:名無しのオプ
08/05/27 01:09:18 y6J9LkvL
>>119
点と線は灰色なイメージ
127:名無しのオプ
08/05/27 01:27:01 2nLP1K8v
昭和30年代はまだ白黒だったからなぁ
128:名無しのオプ
08/05/27 01:46:25 CiwDshpZ
有栖川有栖だったか、新本格の作家が、点と線を読んで落胆したと書いていた。
どのような感想を持とうが各人の自由だが、文面から、「社会派なんてつまらない、
新本格こそが本当のミステリーだ」と言わんばかりの変なプライドが見え隠れしていた。
確かに、現在の本格推理のトリックを知り尽くしている読者から見れば、点と線のトリック
はチャチに思えるかも知れない。しかし、小説を評価するには、それが書かれた当時
の環境や文学界の実状を知らなければならないはず。
それを考慮せずに上記のような感想を堂々書いたのを見て、俺はその作家の底の浅さ
を見透かした気がした。それは同時に、新本格の作家全般に言えることのようでもある。
129:カマッテ君
08/05/27 01:53:27 TlWnOJgc
》126
はいはいw
130:名無しのオプ
08/05/27 05:02:40 jngn9iMb
有栖川って2冊くらいしか読んだことないから何とも言えないけど
「新本格」というジャンルを立てたとしてもそんなに面白くなかった印象しかないな。
131:名無しのオプ
08/05/27 07:23:17 5nJcAEte
アリスってゲイじゃん。 センセイの唇にむしゃぶりつきたい
衝動はあるはず。
132:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/27 21:59:17 jnw7MPdP
三丁目の夕日の作者西岸良平が描く昭和30年代には、
まだ舗装されていない道も多く砂埃や泥が凄かったはずなのだが、
絵柄のせいもあって、あまり埃ぽさが感じられず、町並み等も小奇麗に見える。
映画の方もこの線を踏襲し、物語も人間性の明るい面や善を主眼に描かれているため、
ここから昭和30年代懐古ってことになるのであろうが、
同時代を描いた清張作品を読むと、情景描写も地味で沈んだ風であり、
どろどろした人間の生態は今と変わらずという感を抱く。
生活が便利になり、娯楽も増えた分だけ、現代の方がマシという気もしている。
133:名無しのオプ
08/05/27 22:08:12 1pHbzQA6
へえ、三丁目の夕日って、西岸良平なのか、知らなかった。
西岸って、昔、青年誌に味のあるマンガ書いていたよな。
ナツカシス。
134:名無しのオプ
08/05/27 23:33:11 yTUXfKRd
>>128
「有栖の乱読」の文章のことなら、そりゃ中学生のころの初読の感想だぞ。
後年読み返して見直したといってるし、そもそも100選中の1作に選ばれてるから、
その文章があるわけで。
135:128
08/05/28 00:10:38 /cJhIp+K
>>134
それじゃなかったと思う。
それと、「後年読み返して……」のソースを教えてくれ。
136:名無しのオプ
08/05/28 10:54:57 T+8YLLGA
お前って あちこちの板で いつもソースにこだわってるヤツだな
一日じゅうネットでカキコご苦労さん いいご身分だねw
137:135
08/05/28 11:20:48 ge+AO1pz
>>136
はあ? 何か勘違いしていないか?
たしかに俺は自由業だから、夜昼かまわずネットをやることはある。
一応、株式会社を経営しているから、収入もそんじょそこらの人の数倍くらいはある。
たしかに、「良いご身分」ではあるな。
しかし、ネットをやっているのは一日の内の多くても数パーセントどまりだ。
ソースを希望したことが他にないわけではないが、今回が久しぶりだと思う。
まあ、君のようなニートとは全然別の意味で自由な生活を謳歌しているよ。
138:名無しのオプ
08/05/28 12:35:08 GOAYjVOk
>>135
ソースも何も同じ本の中の文章だって。
139:135
08/05/28 12:47:35 zL2Y/7/8
>>138
サンクス。そうか、ひとつの本なのか。
俺が見たのは、数年前のとある雑誌でだった。短い文章なので、その
「後年云々」などはなかった。
それと、「有栖川だったと思う」という程度なので、もしかしたら他の
新本格の書き手だったかもしれない。
140:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/28 22:00:50 j6gqq55U
俺はアリスの新国名シリーズの愛読者でもある。
彼氏が協会賞を受賞した「マレー鉄道の謎」の主舞台は清張先生の「熱い絹」と同じ
マレーシアのキャメロン・ハイランド(リタイア後の移住地として著名)、
両作品共に謎解き主眼の楽しめるミステリであるが、
特色が強い舞台でも作家の持ち味により非常にテーストが異なる作に仕上がるのがわかる。
141:名無しのオプ
08/05/28 23:16:20 xtHX3pTb
>俺はアリスの新国名シリーズの愛読者でもある。
愛読者という割には最近になって「読みました」スレに感想文を垂れ流しているんだからねえ。
しかもその感想文の内容のスカスカたるやw
142:名無しのオプ
08/05/29 00:34:12 ukhFHT8i
141についてはこちら↓
スレリンク(mog2板:72番)
143:名無しのオプ
08/05/29 01:08:54 U+mceKvI
テースト
144:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/29 23:00:17 uPEPCEXm
「渡された場面」「殺人おくのほそ道」「十万分の一の偶然」「迷走地図」「熱い絹」・・・
いずれも清張作品中では卓越した作ではないものの、
刊行当時は全てベストセラーリストにランキングされている。
清張先生の新刊が出れば売れた時代、今なら、ミステリ作家なら宮部みゆき、東野圭吾
に相当する存在だったと考えられるが、現代の方が作風的に子供っぽくなって来ている感があり、
清張作品にあった渋いオトナの読み物という風は感じられない。
これも日本社会全体における幼児化傾向の顕在化のひとつであろうか。
145:名無しのオプ
08/05/29 23:17:59 1PKdHxb7
有栖川作品群で国名シリーズを愛読というのはちょっとw
146:名無しのオプ
08/05/30 00:07:54 dFjRXOoQ
>>144
> これも日本社会全体における幼児化傾向の顕在化のひとつであろうか。
幼児化は深刻だよね。今時の30歳はけっこうガキで、昔の20歳よりも幼い。
まあそれは、日本人の平均寿命が大幅に伸びたことと無関係ではないと思う。
なにしろ、昭和22年と現在では、30歳以上も伸びているのだから。
147:名無しのオプ
08/05/30 00:43:20 nNbE7KFV
145についてはこちら↓
スレリンク(mog2板:76番)
148:名無しのオプ
08/05/30 10:25:35 sYj7Xkpx
>>146
昭和20年代の社会は太平洋戦争のせいで、ある世代の男子がごっそり抜けていたからな。
会社で20代の課長、30代の部長なんてあたりまえだった。
闇で運び屋やってたのが何年かたったら社長になってたなんて話もあったぐらい。
東京は完全に焼け野原だったから必死で働いていたし、自然と老成した人物が多かった気がする。
老人の退屈な昔話ですまん……。
149:名無しのオプ
08/05/30 14:57:52 IjBDaUkA
ものすごい勘違いしちゃってるよね。
>まあそれは、日本人の平均寿命が大幅に伸びたことと無関係ではないと思う。
なにしろ、昭和22年と現在では、30歳以上も伸びているのだから。
150:名無しのオプ
08/05/30 14:58:53 2CyXYU7V
>>149
どこが勘違いなのか説明してくれないか。
151:名無しのオプ
08/05/30 15:05:41 x4+hdDbf
清張作品に限らないがその頃は女性の社会的年齢が老けるのが早かったことが分かる。
清張氏自身は年増好みらしいが。
152:名無しのオプ
08/05/30 18:15:10 BGSWapH7
社会的年齢が老ける、とは?
153:名無しのオプ
08/05/30 18:34:52 2CyXYU7V
やっぱり149は思いつきで書いたアサハカ者だったようだな。
154:名無しのオプ
08/05/30 20:57:38 9oiPxYr8
史実について自分で語っていたくせに追い詰められると「板違いの話はするな」と言い出した浅墓な奴もいたし、
このスレはこんな奴ばっかなのかよ
155:名無しのオプ
08/05/30 23:28:07 27M+sCoZ
俺は149じゃないけど、146が言いたいのは平均寿命が延びた結果、昔の50歳が今の80歳、
昔の20歳が今の30歳、てな理屈だと思うけど、これはこれで勘違いじゃね?科学的な根拠何もないし。
仮に幼児化現象が事実だとしても、>>146のように社会的背景から説明するなら分かるが。
156:名無しのオプ
08/05/30 23:34:48 yBlfKbHZ
>>155
おまいも単純だな。もうちょっと深読みしろよ。
その前に148の間違いだろ?
157:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/05/30 23:42:22 LPfpAY3I
ケータイ小説からダイレクトに移行は無理としても、
ラノベ読者でもいずれ手を伸ばしそうな雰囲気もあるのが、みゆきや圭吾の作品。
「理由」や「白夜行」なんかは、このテーマで清張先生が書いていればもっと淡々とした落ち着いた
オトナの読み物になったと思う。
158:名無しのオプ
08/05/30 23:45:19 2cZYQmrJ
よくはわからんが、50でだいたい死ぬことがわかってる場合と、
50なんてまだまだこれからっていうのじゃ、心構えからして全然違う気もするが。
昔は小卒中卒で働くなんてのも当たり前だったろうし。
今より生き急いでいた気はしないでもない。
159:155
08/05/31 00:03:22 a7GtyJLL
>>156
はい、>>148の間違いでした。すいません。
158みたいなことなら分からんではないが、「死に臨む存在」なんてハイデガーみたいな話、
例えば20~30歳代に妥当するか?戦争体験なら分かるが、50で死ぬというのは別だろ。
1930年代にすでにハイデガーが、現代人は死の不安を忘却してタイ落した日常性に埋没してる、
なんて嘆いてるんだぞ。
やっぱ幼児化現象(これは事実かもしれない)は、小卒中卒で自分で稼ぐようになるとかそういう
要因だろ。
160:155
08/05/31 00:06:41 a7GtyJLL
最後訂正:昔は小卒高卒で自分で稼ぐのが当たり前だったから、今の同年代より精神的に大人だった
ってことね。
161:名無しのオプ
08/05/31 00:24:09 ORYzGDQ4
負けないぞ。理解者は必ずいる。声なき者の中にきっといる。負けないぞ!
啓蒙と厳しい指導を継続するからついて来い!!!
162:名無しのオプ
08/05/31 01:09:13 PomtFzb/
161についてはこちら↓
スレリンク(mog2板:80番)
163:名無しのオプ
08/05/31 11:15:29 bq6Lw98L
瀬戸内寂長さんの奇縁まんだら、という本に愛人のこと書いてある
一人は花街出身で清張が落籍した女性。
もう一人は性格の悪いタイプで作家の妻になりたかった女。
強き蟻、クロカワの手帳、雑草群落などは作家の経験が生きてるな。
164:名無しのオプ
08/05/31 14:42:05 MFArEkEQ
清張本人が瀬戸内寂聴にだけ特に話したというわけでもなかろうから
交友者・関係者で知っている人は皆知っているのだろう。
ただあえてそんなことをネタに書かないだけで。
165:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/06/01 00:26:43 To8SA5DC
担当編集者だった宮田毬栄嬢も「後から、芸者さんも好きだったと聞いて、なるほどね、と思ったりしました」
と語っている。(阿刀田高「松本清張アラカルト」の対談中より)
いろいろ思い当たる節があったんではないか?
166:名無しのオプ
08/06/01 07:46:48 osAW/GNk
いわゆる二号の元深川芸者さんは最初は金で落籍された女性だったが、
次第に愛情がこまやかになり、病状が重くなったときは
私の命と引き換えにセンセーを助けてやってくださいと、深川八幡に
祈願したとのことだから。
「西街道談奇」の恵之助、おえんそのものだ。
167:名無しのオプ
08/06/01 11:44:32 Wd61BJQh
>>164
作家の下ネタは、存命中は出版業界のタブー。誰も書かないですよ。
男と女がいる限り、星の数ほどあるお話です。
イツキ先生と松坂さん、ズン一先生と川島さん、キタカタ先生とオオサワ先生は穴兄弟とか……
スレ違いなんで退散します。
168:名無しのオプ
08/06/01 18:38:07 ZYv3nhAP
清張先生はお酒はたしなまなかったけど宴席は好きでクロウトの女の人が好きだった。
169:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/06/01 21:07:50 Y/WzC3t+
清張先生はお水系好きという反面、「或る『小倉日記』伝」の耕作の母ふじに象徴
されるような聖母信奉みたいな面もあったらしい。
170:視点論点
08/06/02 19:35:38 Q9RBAXR1
視点論点
171:名無しのオプ
08/06/02 20:09:26 WnEdqVCz
経済的に余裕があったろうから、清張も女にかなりの金を使ったんだろう。
今まであまり気に留めなかったが、そういう先入観で見ると、清張モノは金を
持った男が、女がらみで殺したり殺されたりする作品が目立つな。
172:名無しのオプ
08/06/02 21:24:08 GjMl5F42
まあ それが人間のさが というものではないかな
清張をバルザックにたとえた評論家がいたのを思い浮かべたよ
173:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/06/02 21:54:10 TGSpDOiN
森村誠一も清張は日本のバルザックと言うていたような。
174:名無しのオプ
08/06/03 17:29:41 npIP4i63
英会話や古代史に凝ったのも現実世界の苦しさから
逃れるためだったのかもしんないね。
私なんかは妻ひとりでももてあましてるんですからね。
175:名無しのオプ
08/06/03 17:48:45 5TzNQiq3
「連環」読んだ。
あんまり話題にならないけど、個人的には好きなタイプの作品。
話しの流れは「わるいやつら」に似てると思った。
176:名無しのオプ
08/06/03 20:43:24 p++wic2W
清張にはアイディアやストーリーを楽しむものとディティールを楽しむべきものがある。
大ざっぱには、アイディア→短編、ストーリー→中編、ディティール→長編となろうか。
『連環』は典型的なディティール堪能型でストーリーで読んではいけない。
話自体は他愛もない。
例によって中小企業の印刷屋、弱小出版・エロ出版事情(当時の)、
清張作品には珍しい「萌えキャラ」宇都宮早苗と主人公の駆け引き、等々。
他の長編とかでもダラダラした流れの中に勘所(例えば美術ネタなど)を見いだしながら楽しむのが清張通。
177:名無しのオプ
08/06/03 20:50:07 p++wic2W
修正
清張にはアイディアやストーリーを楽しむものとディティールを楽しむべきものがある。
大ざっぱには、アイディア→短編、ストーリー→中編、ディティール→長編となろうか。
『連環』は典型的なディティール堪能型でストーリーで読んではいけない。
話自体は他愛もない。
例によって中小企業の印刷屋、弱小出版・エロ出版事情(当時の)、
清張作品には珍しい「萌えキャラ」宇都宮早苗と主人公の駆け引き、等々のディティールの方が面白い。
他の長編とかでもダラダラした流れの中に勘所(例えば美術ネタなど)を見いだしながら楽しむのが清張通。
178:名無しのオプ
08/06/03 22:10:49 5TzNQiq3
なるほど。
「連環」のような、肩の凝らない長編は乗り物の中での読書にいいね。
年に数回、4時間ほどフェリーに乗らないといけないことがあるんで、こういう本があると得した気分。
清張作品では他にどんなのがあるかな?
179:名無しのオプ
08/06/03 22:15:47 p++wic2W
有名な『砂の器』や『ゼロの焦点』もストーリー・アイディア・トリックよりもディティールを
味わいながら読むのが正解だと思うけどね。前者が全然詰まらないというわけではないが。
180:名無しのオプ
08/06/03 22:47:24 W1iodZeO
バルザックは10以上の作品を読んだし、
伝記なども読んだが、松本清張の方がずっと偉大だと思う。
181:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/06/03 23:20:39 QGIy3h8b
ディテール重視・小ネタ堪能という作なら、旅のお供には「二重葉脈」なんかは
ボリュームもあって良いのではないか。
182:名無しのオプ
08/06/04 10:05:39 5RZMcHiD
牛乳ビンのふた、がでてくる話の題名を教えて下さい。
183:名無しのオプ
08/06/04 10:09:51 PwnYERX2
>>180
そこまで断定すると、ひいきの引き倒しという感なきにしもあらず、だな。
両者とも、強靭な胃袋で社会を描ききっているのは、ものすごいとおもう。
184:名無しのオプ
08/06/04 10:46:27 6ck7RVLS
作品の数でも清張の方が圧倒しているよ。まあ、バルザックは
比較的若くして没したせいもあるけれどね。
185:名無しのオプ
08/06/04 17:38:41 uEn9PJEb
>>183
清張もバルザックも強靭な胃袋というのは、具体的にどういうことを言ってる
のか教えてくれ。
186:名無しのオプ
08/06/04 18:07:37 uEn9PJEb
>>182
「晩景」だろう。牛乳ビンの紙のふたの上からビニールを蔽うアイデアを、森永牛乳が
パクッて訴訟に発展した実話らしい。
187:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/06/04 23:47:41 3tPD93uU
>強靭な胃袋
貪欲なまでに多彩な素材を作品として結実させてしまう(=消化)ということでは。
清張先生の多彩な作品群は言うまでもないが、バルザックも「暗黒事件」を書く作家が
「知られざる傑作」や「谷間の百合」と書くとは・・・という感がある。
188:名無しのオプ
08/06/05 10:18:12 wFG44CCo
>>185
要するに「強靭な胃袋」というのは フランス語のクリシェというかメタファーでしょ?
この場合は 王侯貴族 ブルジョア 知識人などから ホームレス 娼婦 犯罪者などにいたる
当時の社会のあらゆる階層の人間模様を貪欲に描写した くらいの意味合いでいいのではないですか?
バルザックに譬えてもらえるなら清張先生も悪い気はしないと思う
189:名無しのオプ
08/06/05 11:11:57 bN4k7LBQ
明治初期の藤田組贋札事件を扱った作品が「不運な名前」「相模国愛甲郡中津村」と二つある。
大した事件とも思えないのに何でそんなに執心だったんだろう?
190:名無しのオプ
08/06/05 12:26:38 W89pGBw2
>>188
清張先生に譬えてもらえるならバルザックも悪い気はしないと思う
191:名無しのオプ
08/06/05 18:47:22 JWuxuVL2
「神と野獣の日」(角川文庫)って
出てますね。
192:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/06/05 22:22:35 2YhIl+tz
>>189
贋札事件という内容が清張先生の興味に合致したのだと思う。
時代小説には「大黒屋」(「彩色江戸切絵図」に収録)があり。
193:名無しのオプ
08/06/06 06:33:41 6D2C6K/X
「遊古疑考」が河出文庫から出てるの知らなかったよ。
しかし1000円というのはなあ。
もう文庫買えないよ。
194:名無しのオプ
08/06/06 10:48:50 FGLjr27T
清張の作品はハズレがないので、多くが文庫化され、手軽に読めたが、
没してからは、逆に追悼の意味もあってか、ハードカバーでの再版が
増えたね。俺はほとんど古本屋で文庫を買うようにしている。しかし、
かなりマメに足を運ばないと、目当ての作品は見つからないね。
195:名無しのオプ
08/06/06 14:19:43 PZt3MZdE
「古本」(新潮文庫『死の枝』収録)という話で不審を持った刑事が
主人公の作家の元を訪ねた、というのが結末だけど、
あの行為は結果的にはああなったけど、あれは犯罪には問えないと思うなあ。
196:名無しのオプ
08/06/06 20:20:05 hBcqtfiy
>>193
文庫本全体が本当に高くなったね。
正確じゃないかもしれないけれど、感覚的にはこの10年位でずいぶん値上がりした気がする。
大型活字化の流れで改版したり、紙質を良くしたりということがあるんだろうけれど、それに
伴う便乗値上げじゃないかと疑いたくなるよ。
197:名無しのオプ
08/06/06 21:05:02 xEgf7V/H
西郷札の件で、バカをさらした豚が、
なんかほざいているぜw
198:名無しのオプ
08/06/06 21:12:17 cq/xYtbg
昔の文庫本は、紙を節約するため、一辺は切り揃えていなかった。
それで良いと俺は思っている。ついでに、文庫はカバーも要らない、
というのが俺の価値観。一般人とはかなりずれているのかな。
まあ、最近はほとんど図書館から借りるから、俺の懐とはあまり関係ないけれど。
199:名無しのオプ
08/06/06 21:39:00 uE1PcXr+
40年前は文庫本に紙カヴァーなんてついてなかったよ
かわりにパラフィン紙と帯が掛かっていた
岩波だけ1980年ぐらいまでそんな状態だったけど
書店で埋没してしまうせいか他社のようなカヴァーをつけるようになった
そんな記憶があるな
200:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/06/06 21:59:08 dNX/Aa/D
新潮文庫にもパラフィン紙と帯(腹巻)の時代があった。
勿論、清張作品が収録される前だが。
201:名無しのオプ
08/06/06 22:08:40 zjrnznCu
>>198
今も岩波角川新潮早川創元春陽は切りそろえていないよ。
ちなみにそれは紙の節約じゃなくてちょっとしたオシャレのためだとどこかで聞いた。
書籍板の文庫スレだったかな?
>>199
そしてカバーをつけたら岩波文庫の売り上げが飛躍的に上がったそうな。
202:名無しのオプ
08/06/06 22:39:51 cq/xYtbg
>>201
今も切り揃えていないのは「レトロ」≒「おしゃれ」なのかもしれないが、
切れ揃えないのは、もともとは紙の節約のためだよ。
「折り本」という本の作り方を学ぶとよく理解できる。
203:名無しのオプ
08/06/06 22:47:11 zjrnznCu
>>202
なるほど、ちょっと製本について調べてみるよ。
204:202
08/06/06 23:26:18 empphurI
製本の仕方について書かれたサイトはないかと探してみたけれど、あまり詳しいのは
見つかりませんでした。ちなみに、「折り本」について書かれたWikipediaは、極めて一部の
用語について説明しているだけで、かなり不完全です。少なくとも、普通の製本の工程
のひとつである「折り本工程」とはまったく異なるものです。
正しいやり方は、このサイトに少し書いてありますね。
URLリンク(www.azma.co.jp)
こうして、一枚の紙を折って16ページ分を作る工程が「折り本」工程で、この工程だけを
専門に行っている業者もあるくらいです。
この図のように折ってみるとわかりますが、背中はつながっていて、手前と上(下)は最初
からバラバラです。下(上)のつながっている部分だけ切れば、それだけで本のようにパラパラ
とめくることが出来ます。手前は、切り揃えないとめくりにくいので切り揃えます。
このとき、最初からバラバラになっている上(下)を切り揃えないことにより、切り代の分
だけ紙を節約しようとしたのが、文庫本の一辺が揃っていない理由です。
205:あぼーん
あぼーん
あぼーん
206:あぼーん
あぼーん
あぼーん
207:名無しのオプ
08/06/07 00:15:10 iY/+slKv
こういうAA書いている椰子って、書斎魔神大先生の足元におよばない
どころか、ケームショに行っても足手まといなゴキブリだね。
208:名無しのオプ
08/06/07 00:19:59 QkdKc/Il
ヒント・本人の自演
209:名無しのオプ
08/06/07 00:59:37 eVWo4jZZ
ゴキAAを貼る奴だけは無条件に死んで良いと思ってる
210:名無しのオプ
08/06/07 01:25:31 Fmmal1eC
何で得々と製本を語ってるの?
清張が印刷工だったからってスレチだな。
本は中味が全て。
211:名無しのオプ
08/06/07 01:37:33 K/r9w3YU
少しの脱線や閑話休題が許せないセコイヤツってどこにでもいるよね。
212:あぼーん
あぼーん
あぼーん
213:ミステリ板住人 ◆zdGbAbO9p6
08/06/07 09:16:03 ugLPudVK
AA荒らしをやめろ!!!!!
214:名無しのオプ
08/06/07 12:54:18 OQVFa0at
>>212-213
ID同じだよ。ミス住=荒らし
他スレも同じだな。
まだ200番台だから、先長いねw
215:名無しのオプ
08/06/07 13:56:09 A2bZoayR
なんだ、やっぱり書斎の自作自演かwwwww
216:名無しのオプ
08/06/07 20:25:40 7A8E3qqn
wwwww
またおまいかw
217:名無しのオプ
08/06/08 18:00:47 wKbU/cOH
松本清張傑作短篇コレクション 上中下
が文集文庫から出ていますが、これはどの範囲で選んでいるのでしょうか?
ここには入っていない名作短篇が多い、なんてことはありますか?
218:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/06/08 19:11:32 JnGBTUFr
>>217
清張ファンを自称する宮部みゆき(以下「みゆき」と略す)のチョイスでしょ。
全体的に見た選出は悪くはないが、
「女性が読むのはきつい」との理由(「文藝春秋」における半藤一利氏との対談での発言)で
「黒地の絵」を外しているのが痛い。
紙数制限もあったのであろうが、時代小説への目配りも弱い感がある。
「明治金沢事件」あたりをチョイスしてあれば、さすがとか思うのだが。
219:名無しのオプ
08/06/08 23:06:10 aPQ90yDa
宮部先生のセレクションは、わざとはずした感じがするなあ。
初心者は無難に新潮文庫の傑作集全6巻のほうがいいんじゃないかしら?
220:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/06/09 22:08:22 0FWVtB11
刊行が古いため初期作に限定されてしまうのが難だが、俺も短編集としては新潮の傑作集を推したい。
221:名無しのオプ
08/06/10 05:40:23 +I+Hn3O1
昭和30年代の清張にハズレはないよ。多少の出来不出来はあってもみな読んで損はしない。
222:名無しのオプ
08/06/10 06:54:39 kKne7J9c
初期短編は本格系のトリックもやってるけど、やっぱりそっちより、
人間描写やサスペンスのうまさの方が光るね。
テレビの2時間ドラマを、予備知識もなく観てたら、
なんかいつもより面白いな、レベル高いぞと思ってたら、
清張原作だったってことが何回かある。
223:名無しのオプ
08/06/10 20:47:19 TNXHeEW6
>>222
2時間ドラマの件、とてもよくわかる。
ところで、家政婦は見たも終わっちゃうみたいですね。
まだみんな元気そうなのに、残念。
もっとも、もう今は清張先生とは全然関係ないけどw
224:名無しのオプ
08/06/11 05:03:13 lDyuonhS
読者をぐいぐい引っ張ってくプロットがうまいんだよね。
225:名無しのオプ
08/06/11 14:46:05 0T+QxurQ
上の方で勘違いな引き合いに出されてる「家紋」という作品。
清張には珍しく最後にも謎が完全には解かれず、まあ想像は付くとは言え
読者に解釈をゆだねている。そしてけっこう不気味でもある。
だから上のような珍解釈をする人もいるのだろう。
226:名無しのオプ
08/06/11 18:13:09 lXZ61jXt
僕ちゃん、したり顔で偉そうな事書いてると後で恥かくぜ。
227:名無しのオプ
08/06/11 18:44:14 0T+QxurQ
苦労は金を出しても買え。恥も同じだよ。
228:名無しのオプ
08/06/11 18:47:12 oN3E3dVY
旅の恥はかき捨て
229:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/06/11 21:56:42 nTn6zAfu
やはり初期短編はアイデアが良い。
「顔」や「捜査圏外の条件」の犯行露呈、「一年半待て」の法律ねた、
「陸行水行」の邪馬台国ねた等々。
230:名無しのオプ
08/06/11 22:50:21 6UrqxaHk
1-79
231:名無しのオプ
08/06/12 21:23:18 r66vpv1X
松本清張あらかると
阿刀田高/著
232:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/06/12 23:31:37 p8t7l3a9
>>231
遂に文庫化されたね。単行本未入手なら買っておいてもよい。
233:名無しのオプ
08/06/13 20:41:28 RnXY7N51
双葉社文庫の映画化作品集は二冊目まで出たけど、どう思われますか?
なんか新鮮味に欠けるような…
234:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/06/13 21:49:47 iQDUs0iZ
初文庫化作品集は作品の掘り出しという意義があった企画だと思うが、
映画化作品集はあまりに単純過ぎる企画かと思う。
二匹目の泥鰌狙いが見え見え。
235:名無しのオプ
08/06/15 20:58:21 LCp55sJX
メタに出すには不謹慎かもしれないが
このたびの秋葉原事件は、清張もルポルタージュ『ミステリーの系譜』
で取り上げている「津山30人殺し」を彷彿とさせた。
236:名無しのオプ
08/06/15 22:25:24 Uq+7urrA
津山30人殺しは横溝のモチーフっていうイメージだけどな
237:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/06/16 00:26:40 4uyW66sG
「闇に駆ける猟銃」か。
シマソウも「龍臥亭事件」で書いている。
238:名無しのオプ
08/06/16 20:59:28 5HSMXDNV
「花氷」読了
暇つぶしには良かったが、さすがにこれは清張作品の中では駄作かな・・
謎もないし、主人公のキャラも半端だし。
239:名無しのオプ
08/06/17 00:49:55 KggPlcgi
やばい話
240:名無しのオプ
08/06/18 20:14:56 G3seuZge
清張は誰かに命狙われたりしなかったの?
241:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/06/18 23:03:48 oSe29DzG
15日深夜1時(正確には16日)のNHK「ラジオ深夜便」インタビューコーナーに
文春新書「松本清張への召集令状」の著者である森史朗氏が登場。
いろいろと編集者時代の清張先生との思い出話を語っていたが、
朝6時の指定で原稿を浜田山の清張宅に取りに行ったエピが面白かった。
朝も早いため、原稿はポストに入っているのだが、取り出していたら2階の窓から清張先生が
見ていたとか。
恐い・気難しいといった印象は無かったそうで、担当していた頃は毎日が講演を聞いている
ような至福だったそうな。
242:名無しのオプ
08/06/19 13:14:51 ++pUfPpK
気に入らない男性編集者は家に上げず、書くごとに原稿を二階から1枚1枚ヒラヒラ投げ落としてきた
という伝説は>>241が元ネタ?
243:名無しのオプ
08/06/19 21:36:54 WGb2nTf4
そいつの言うことは当てにならんからな…
244:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/06/21 01:06:05 jZmiXpBe
>>242の伝説(?)の出典は?
清張先生と編集者のエピとしては、文春の半藤一利氏(後に「日本のいちばん長い日」の著者
と判明)との絡みが面白い。
前にNHKの「司馬さんと清張さん」という番組中で半藤氏が話していたのだが、
一緒に海外取材中(「空の城」)に口論(原因は清張先生のあまりのマイペースな取材ぶり)となり、
清張先生がソフトクリームを2つ買って来て半藤氏のご機嫌を取ろうとしたエピなどは、
なんか微笑ましいものがある。
ちなみに半藤氏の場合は呼称は「清張先生」ではなく「清張さん」。
245:名無しのオプ
08/06/21 17:06:23 03Ax7gxf
出店ていうか、「噂の真相」誌に昔書いてあったことだけど、まあどの程度の信憑性はあるのかねぇ。
246:名無しのオプ
08/06/21 18:14:24 x4ebsjbf
「噂の真相」に何が書いてあったの?
247:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/06/22 09:39:37 L1zieMWf
清張原稿投げ落とし説は、あの「噂の真相」が出所ってのがなんとも微妙。
口述筆記も多かったとはいえ、作家が自己のクリエーションを窓からひらひらってのはちょっと・・・
ただし、「噂の真相」という雑誌は正に「紙版2ちゃんねる」的存在だっただけに、
逆に頭から全面否定するのは判断を誤るかもしれない。
なんか清張先生の短編「ベイルート情報」を想起させる展開。
248:名無しのオプ
08/06/22 12:10:19 pU7B1kCV
郷原宏が連載中の「松本清張とその時代」で口述筆記を担当していた速記者に触れているね。
死後に公表したのは職業倫理に悖るというようなことを書いていたが、
別に代筆したわけじゃないから問題ないと俺は思ったけど…。
249:名無しのオプ
08/06/22 14:36:38 I9HiLDo6
↓↓↓ 何か怪しいサイト発見 ↓↓↓
URLリンク(x101.syuriken.jp)
250:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/06/22 14:52:39 K7xRj+F3
清張先生の口述筆記を担当していた人は前にNHKのインタビューも受けていた。
女性キャラまで成りきりで演じる清張先生の語りに惹き込まれたそうな。
251:名無しのオプ
08/06/23 10:56:02 WpkxoobM
あの唇と表情を思い浮かべると、なんだか気色悪い気もするけどね。
252:名無しのオプ
08/06/23 20:12:32 Mdzb07RY
インタブーによると、本人は松平健で、愛人の柳橋芸者さんは
松坂慶子さんを、イメージしてたみたい。
西海道譚奇、 映画化テレビ化希望する。
253:名無しのオプ
08/06/23 21:12:17 J87eV51J
TVドラマ化は以前にあったよ
できはいまいちだった記憶がある
254:七資産1970
08/06/23 23:53:18 3CC49eum
>西海道譚奇
調べずに書くと
フジの時代劇スペシャルで、松平健主演で放映された気がする
255:名無しのオプ
08/06/24 02:33:47 r00JVPSc
あの主人公はマツケンよりももっと線が細いイメージがあるが。
256:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/06/24 12:57:01 Ls3j5YQp
「西海道・・・」の主人公は妻夫木聡というのもありかと思う。
妻の裏切りに合うとはいえ、清張作品には珍しく基本的にはモテモテのキャラだし。
257:名無しのオプ
08/06/24 17:20:30 r00JVPSc
「笛壺」の主人公で女で転落する学者にはモデルがいるんでしょうか?
妙に生々しいので。
258:名無しのオプ
08/06/24 18:24:08 obEbrrYw
いる
259:名無しのオプ
08/06/24 21:50:15 obEbrrYw
調べればわかること
260:名無しのオプ
08/06/25 18:01:54 Gk4P25JH
ミステリ版で主人公を実際の俳優になぞらえるのは、なにやらネタバレの感じがしなくもない。
芸能やTV版でやってくれ。
261:名無しのオプ
08/06/26 13:09:24 H/gB5x42
あと、松本清張の容貌について語るのもよしてくれ。
262:名無しのオプ
08/06/26 21:54:09 A0g14sBu
特にいかりや長さんと比較することは厳禁だ。
263:名無しのオプ
08/06/26 23:42:41 E54+VlTH
下くちびる ベロンチョ!
264:名無しのオプ
08/06/27 12:06:38 hDcm5TBq
清張スレ住人はもっと大人かと思っていてがこういうガキみたいな奴らもいるんだな。
しょせんにちゃんってことか……
265:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/06/27 21:14:08 N0kxGi3c
じゃあ、井上ひさしとの顔面VSも禁止かな(w
これって一時期のタモリの持ちネタだった。
266:名無しのオプ
08/06/28 00:27:38 Pizq2p7W
>>265
見損なった。
267:名無しのオプ
08/06/28 00:57:36 vm/uHR66
>>266
「しょせんにちゃんねらー」で「ガキみたいな奴」の代表にレスつけんなよw
268:名無しのオプ
08/06/28 10:21:41 IcZdQSm+
そう言えば竹中直人も、かつては清張さんを芥川龍之介と並ぶ形態模写の得意ネタにしていたな。
269:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/06/28 14:16:19 BLlVpYML
タモリも竹中直人も清張作品を読んだことがある点は許せる気がしないでもない。
今の芸人は宮部みゆきも東野圭吾も読んだことないだろうし。
270:名無しのオプ
08/06/28 15:17:18 TjiV7WzN
しつこいな同じネタをいつまでも。
271:名無しのオプ
08/06/28 23:35:11 +TS5cDuq
司馬遼太郎氏のスレにて
398 :無名草子さん:2008/06/28(土) 14:51:51
権威者にきくということは饅頭を作って食うことをせずに売っている饅頭を
買うようなもので、調べを人に頼むのは饅頭のあんこを人にたべられるようなもの、
物事に近ずく作業を自分ですることによってその本質がわかる感じがする
404 :無名草子さん:2008/06/28(土) 22:07:03
>>398
松本清張批判ですね、わかります。
これって、松本清張さんの、どこが批判対象になっているの ?
272:名無しのオプ
08/07/09 01:32:56 Yj1maatE
直接の現場や実証に当たらず、他人が書いた資(史)料や書籍にばかり頼っていると、
長年の間には紙をめくる際に舐める下唇が腫れて元に戻らなくなる…と、いうこと。
273:名無しのオプ
08/07/10 04:26:42 625Zg88+
↑
面白くも何ともない。
バカ晒し上げ。
274:名無しのオプ
08/07/10 05:08:31 4GERIHAL
昭和は遠く去りにけり…。
275:名無しのオプ
08/07/10 21:18:27 /J+D5o9D
『霧の旗』
なぜ霧の旗がタイトルなの?
276:名無しのオプ
08/07/11 11:16:02 GGYeEaIm
もしかして「砂の器」や「ゼロの焦点」「眼の壁」もわからなかったんじゃないかい?
277:名無しのオプ
08/07/11 13:56:38 QCiz0RvU
自覚的に松本清張作品を読んだのはたぶん霧の旗が初めてです。
日頃からタイトルとかあんまり気にしないので、他の作家さんとかでも、タイトルだけだと未読か既読かわからなくなることがよくある。
昨日読み終わって、『濃霧の挿話はあったけど、旗ってなに?』とたまたま気になって。
看板とか名声みたいな意味ですか?
それとも、舞台全体が霧に包まれてるってことなのかな?
278:名無しのオプ
08/07/11 18:11:49 yw3InfZK
原作は、松本清張の小説「熱い空気」。市原の役は河野信子という名前の家政婦で、エリート家庭を崩壊に導く“悪女”として描かれていたのだ。
初回の視聴率は27.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と高い数字を記録した。
これに気をよくした柳田博美プロデューサーが松本に「第2話を作りたい」と申し出たところ、「私には連続ものは1本もありません」
と断られた。作品の設定を拝借して続編を作ることを何とか承諾してもらったものの、
松本は「柳の下にドジョウ2匹はいないよ」と言い放ったという。
ところが、ふたを開けると、第2作の視聴率は30.9%をマーク。この数字は現在も「土曜ワイド劇場」史上最高記録として破られていない。
279:名無しのオプ
08/07/11 19:24:44 j1yQsWD9
>>278
何を言っているのかはわかるが、ちょっとは空気読みなよ。
280:名無しのオプ
08/07/11 20:18:05 ifTZxfwq
2chのスレの空気って何だろう?
考えてみるといいかもね。
281:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/07/11 21:06:38 9P1eM7+Z
前に「草の陰刻」のタイトルの意がわからないというレスもあったが、
清張作品のタイトル(特に長編に顕著)には印象深いのだが意味がわかり難いものが多く、
作中で明確な説明が無いものが多い。
「眼の壁」「Dの複合」「黄色い風土」等々
ゆえにタイトルに関する質問が出るのは当然であろう。
「霧の旗」についてはヒロインの心中を象徴するものかと思うが。
282:名無しのオプ
08/07/12 07:53:04 DGeK23AM
『黄色い風土』は、主人公が思ったことが次の瞬間に起きるっていう展開を
ひたすら繰り返す、ご都合主義のオンパレードのような作品で、
ラストも真犯人が唐突にいきなり現れてオシマイで、謎も全部解けておらず、
破綻だらけの大駄作だって書評を「平成の名探偵50人」という
ムックで読んだ事がある。
それでおっかなくて手が出せない。あの厚さだし。
・・・これは事実なの?
283:名無しのオプ
08/07/12 08:08:06 DGeK23AM
ちなみにそのライターの選んだ傑作は、短編と昭和史を除くと、
ゼロ、砂器、時間の習俗、西海道。
284:名無しのオプ
08/07/12 09:09:40 RMS1OR2c
清張長編なんてあんなものでもともと謎解きが主眼じゃないし、主人公の行動を描くのが優先される。
だからごく短時間の謎解きが繰り返されているという解釈にでもすれば
ご都合主義的に見えるのも仕方ない、あまりご都合主義というと書斎が喜ぶから止めておくけど。
285:名無しのオプ
08/07/12 10:08:26 1gUj1Koh
連載小説は〆切に追われて、いきあたりばったりの展開になりやすいからなあ。
286:名無しのオプ
08/07/12 11:14:18 S8KBN5Sq
多かれ少なかれ連載物はそうなる傾向があるよね、誰でも。
最初にちゃんと構想固めてから始めたりするんならともかく。
287:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/07/12 16:06:54 KrwhaNFT
繰り返し話題にされても仕方ないほど清張長編の御都合主義は極端。
では、読むに堪える長編として推せる作はと言えば、後期は「数の風景」ぐらいだと思う。
288:名無しのオプ
08/07/12 19:57:53 wBlgEy/x
そのかわり、毎回短い紙数の中で、ちゃんと山場を作って
読者をもてなすという手腕はピカイチだったらしい。
289:名無しのオプ
08/07/12 20:47:09 ng0IpSeu
まあ >>285 に賛成だな
290:名無しのオプ
08/07/12 21:03:16 ng0IpSeu
清張の長編って前半は引きつけてくれるんだけど、後半になると読むのがつら
くなるんだよな。
新聞・雑誌で連載を読んだことないけれど、当時の読者もほとんど投げ出して
たんじゃないかな?
291:名無しのオプ
08/07/12 21:07:20 yCHqICV0
>>290
> 新聞・雑誌で連載を読んだことないけれど、当時の読者もほとんど投げ出して
> たんじゃないかな?
それはかなりマイナーな意見だと思う。
そうだったとしたら、「巨星」と称されるほど偉大にはならなかっただろう。
292:名無しのオプ
08/07/12 21:19:04 1gUj1Koh
>>290
>当時の読者もほとんど投げ出してたんじゃないかな?
それは違うとおもう。
俺は当時まだこどもだったが、うちのジイチャンは清張の連載小説のつづきを読むだけのために、
毎週発売日に、わざわざ週刊新潮や週刊朝日を買っていたのをおぼえてるよ。
293:名無しのオプ
08/07/12 21:24:13 ng0IpSeu
>>291
俺は「眼の壁」も「砂の器」も「ゼロの焦点」も「点と線」も後半は全部退屈
した。
あんた連載小説を最初から最後まで読んだことある?
>>292
それが連載前半だと言っているのです
294:名無しのオプ
08/07/12 21:55:03 XBBkM4pO
290 293は今後スルー
295:名無しのオプ
08/07/12 21:57:08 L7K4RuYE
>>293
> >>291
> 俺は「眼の壁」も「砂の器」も「ゼロの焦点」も「点と線」も後半は全部退屈
> した。
> あんた連載小説を最初から最後まで読んだことある?
俺は何度もあるよ。雑誌連載も新聞連載も。
そういう君は、その3作品については、単行本になってからしか読んだことないんじゃない?
296:名無しのオプ
08/07/12 22:02:23 ng0IpSeu
>>295
もちろん単行本ですよ(4作品ね)。
あなた連載で読んだんですか?
297:名無しのオプ
08/07/12 22:09:11 L7K4RuYE
単行本化されてからしか読んでなくて、よく連載時のことが想像できるね。
俺も清張作品を連載中に読んだことはさすがにない。
他の最近の作家はけっこうあるって意味。
しかし、294の意見に従うのかが一番正しいと思えるようになった。
298:名無しのオプ
08/07/12 22:20:57 ng0IpSeu
想像はできるよ。
何度も言うように清張の長編は後半読むのがつらいからな。
299:名無しのオプ
08/07/12 23:51:39 IegI1FHx
おれも>>294に同意
300:名無しのオプ
08/07/13 00:40:15 Y48yShIB
>>299
スルーしていないから聞くけど、あなたにとって感銘を受けた
清張作品って何?
301:名無しのオプ
08/07/13 06:22:56 phBsOHc9
299じゃないが、「けものみち」はストーリーが面白いね。感銘とかじゃないけれど。
最後に「因果応報」があるところなんか、さすがだと思う。
302:名無しのオプ
08/07/13 08:46:22 6nE4+tGT
「日本の黒い霧」
最初の「下山国鉄総裁謀殺論」を読んだときはあまりの見事な推理の展開にドキドキし、
震えが来た。ノンフィクションの面白さを初めて知った。フィクションの推理小説なんて子供っぽいと思った。
しかし…最後の「謀略朝鮮戦争」で失望。時代も時代なんだろうけど、何あの北朝鮮&中国マンセー。
「先に手を出したのは韓国」(北なのは後の調査でも明らか)
「韓国の悪政と違って北は不満のない善政だった」(そりゃ不満を口にすらできない国だし)
「仁川上陸は大した作戦じゃない」(じゃあなんでその後、本国まで占領されてるの)
云々…
そのせいで、なんか「下山論」以下あの本すべてが胡散臭く思えてしまう。徹底した資料の読み込みが清張たる所以なのに
資料が不足した状態で朝鮮戦争みたいなスケールの大きな事件を論じたのが失敗だったのでは。
303:名無しのオプ
08/07/13 10:45:03 C7iDYUE0
清張さん朝鮮と一衣帯水の北九州出身だし戦争中は徴兵されて朝鮮に送られてたし思い入れは深いんだよ。
実際、李承晩政権の酷さは北の将軍様以下だったかもしれない。韓国がマシになったのは全斗煥政権のあとだよ。
304:名無しのオプ
08/07/13 10:53:40 C7iDYUE0
そういう政治向きの話を離れて推理小説的に考えると、北の軍隊がどうやって撤退したのか?
兵器を地中に埋蔵して逃亡したというようなことを言っているが、それなら韓国の土地には
未だに北朝鮮の兵器が隠されているのだろうか?
305:名無しのオプ
08/07/13 10:57:54 stPVeJDK
>>302
何にしろ、歴史的流れを知らずに、今の感覚だけで考えていると、
逆に三十年後に笑われちゃうかもよ。
306:名無しのオプ
08/07/13 11:31:18 l7whIK7s
清張さんは流行作家になってからは
雑誌や新聞で常に何本も連載小説をかかえていた。
連載前にじっくり構想を練りあげたり、
単行本にする際に大幅に手を入れる余裕なんてなかったとおもう。
だから途中で複線らしきものがうやむやになってしまったり、
ストーリー展開が適当になってしまったりしているものが少なくないね。
あるいは長編小説は消耗品だ、と割り切って書き飛ばしたのかもしれない。
307:名無しのオプ
08/07/13 15:51:45 BFJPjDwa
「偉大な業績を残した」という結果がすべて。
今、活躍している作家で清張に匹敵する人は皆無。
308:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/07/13 17:37:27 H4jshV/z
週刊誌に限らず月刊誌(80年代ぐらいまでは今よりも小説誌が盛況)の売れ行きも清張作品の
有無で違って来たと聞く。
エンタメ作家としてはこの点だけ見ても>>307に同意。
ミステリ史の中で見ると、横溝御大は基本的には長編ミステリ作家、
大乱歩は短篇ミステリの名手にして通俗長編なら書ける作家、
清張先生は基本的には長編作家ではなく稀代の短篇の名手という評価が妥当だと思う。
社会派ミステリの旗手という看板をしょってしまったため、前2者と比較してリアリティを期待される
のが長編における苦しさになったかと思う。
御都合主義は時代小説の場合も同様であり、長くなる程この傾向が顕著だが、
「鬼火の町」ぐらいの中編といってよいボリュームだと、スムースに面白く読ませる。
「けものみち」も悪くはないが、中盤のホテルでの偶然の目撃シーン等には、
やはり萎えるものがある。
309:名無しのオプ
08/07/14 06:12:49 8hoNf2M/
「神と野獣の日」って一応は新刊案内にも載っていたけど書店とかにとっては単なる刷り増しに準じる扱いだったのかな。
今日的に見た新たな解説とかが載っていたらちょっと立ち読んでみようとしたがなぜか立ち寄る本屋本屋のどれにも置いていなかった。発売から日が経っていたとはいえ。
ま、けっきょく新しい解説とかは付いていなかったわけだけど。
310:名無しのオプ
08/07/14 13:09:39 yWia/ekL
「昭和史発掘」は文春の記者はもちろん、赤旗の記者数人が資料集めに
奔走した。
だからそうゆう史観になるのはやむおえん。
ミヤケンにセイチョーさんは伊豆の別荘を貸してたくらい蜜月関係だったけど、
あるとき共産党の欺瞞隠蔽体質に気が付いてから共産党とは手を切った。
まあそれで正解なんじゃないの。
十代のころ赤旗を読んでいた容疑で小倉警察に二週間拘束されたことは
一切その状況を語ってないよね。
311:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/07/14 21:30:04 QncQEtqM
俺が見た書店(ある有名大学の近所)では「神と野獣の日」は新刊コーナーに並べられ、
わりと目立っていた。
数軒の書店を比較すると、それぞれ扱いが異なる感はある。
東西緊張の狭間にあった当時の日本の社会状況がリアルに伝わって来る本作は
清張ファンには必読という点は不変でしょ。
312:名無しのオプ
08/07/14 23:45:17 k4GYpOQI
>>311
魔神師匠、キャラ変わってないっすか?
> 清張ファンには必読という点は不変でしょ。
以前なら、
> 清張ファンには必読という点は不変であろう。
とか書くはずなのに。
313:名無しのオプ
08/07/15 01:40:07 nWclKBQn
書斎さん、キャラが揺らいでまっせ
ところで書斎さんの読書量に期待してひとつ聞きたいことがあるんですが
松本清張の書いた小説のなかでこれはもう見たくないと思ったものってありますかね
世の中、表と裏を踏まえることで本質が見えてくるってことがありますから
あえてそのような質問をし、その答えを参考までに聞いてみたいのです
なくても、もちろん結構ですが
314:名無しのオプ
08/07/15 05:42:16 y7mmk6NM
揺らぐもなにも前スレの西郷札の(ry
315:名無しのオプ
08/07/16 06:16:03 XPOEJN04
西尾維新のキャラが清張ワールドに迷い込んだ小説を観たい(森のキャラでも可)
316:名無しのオプ
08/07/16 08:22:17 jk692Rrr
昭和3年、小倉北警察署の特別警察の取調べを受けた、唇の分厚いブサメン男19歳は
刑事さんに因果を含められ小倉の左翼活動家についてゲロってしまい、
また以後スパイとして生きることとなった。
後の世になってその体験から、
「北の詩人」のイムファや 非合法時代の日共にいた特高のスパイ、Mなど
迫真の描写である。
この秘密は墓場まで持っていった。
317:名無しのオプ
08/07/16 10:36:38 zm+YvsUc
『けものみち』がNHKでドラマ化された時、政財界の黒幕の屋敷として
清張氏自身の豪邸が使われた。
清張はドラマ出たがりやであったから家の使用を持ちかけたのも本人かもしれない。
318:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/07/16 21:31:13 hz76oMob
「日本の黒い霧」シリーズ最終回の「謀略朝鮮戦争」に失望したというレスがあるが、
「朝鮮戦争はケタ外れに大きいし、必ずしも、このシリーズの最終に書くべき課題ではないかも
しれない」とあるとおり、内容面ばかりでなく素材からして異色なのは否めないものがある。
上記の引用に続く文章には、「しかし、これまで書いてきた一連の事件の最終の「目的」は
朝鮮戦争のような極点を目指し、そこに焦点を置いての伏線だったと云うこともできる」とある。
「伏線」というワードの使用法など、いかにもミステリ作家でもあった清張先生らしいものが
感じられるが、いささか飛躍がある論調という気もする。
結局、清張先生は「朝鮮戦争」について書きたかったのであり、
(つまり、清張流謀略史観の展開、司馬史観=シバリョウ流講談と同様にエンタメとして
読めばOKだとは思うが、清張先生の場合は素材が現代史ゆえビビッド過ぎる面はある)
下山事件等の怪事件は巨大な前ふりに過ぎなかったのではないかという感もある。
また「昭和史発掘」に関しても、結局、二・二六事件を書くための企画とも見える。
319:名無しのオプ
08/07/16 22:06:10 tamWU4bY
書斎さん的には、今度ちくま文庫の新刊で出たのはおもしろいですか?
ノンフィクション風なのかな。
320:名無しのオプ
08/07/17 07:06:45 ddqbh60J
長年NHKでヘアメイク担当のおじさんの話だと、
「髭つけてメイクして顔が変わったのをすごく喜んでた」
んだって。そのメイクのまま、銀座のクラブに行ってたらしいし。
本人がいうことには、
「もうこの顔秋田」んだそうだ。でも実際は大嫌いだったんだろうけどね。
321:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/07/17 20:27:40 WTbvQMGS
雲助タクシーのドライバー、遊園地の整備員(台詞無し)、学校の用務員、
好色なボケ老人(台詞は無しだが手真似等で出番は多い)・・・
清張先生がNHKの自作ドラマ化作品で熱演(?)していた役柄である。
ボケ老人役を演じた「駅路」のドラマ化では、ヅカのスターだった乙羽信子嬢との
共演(芝居での絡みもあり、清張先生演じるボケ老人の義娘=息子の嫁役)を
とても喜んでいたとか。
322:名無しのオプ
08/07/26 17:45:09 k2pcZlsP
書斎さんの論考はためになるなあ。
323:名無しのオプ
08/07/26 20:10:22 iWGJ6oVh
書斎さんの論考でだめになるなあ・・・このスレが。
324:名無しのオプ
08/07/27 09:34:37 ZgXgraTD
↑
こういう奴が要らん軽口をきいてスレをダメにするんだよ。
325:名無しのオプ
08/07/27 09:36:39 ZgXgraTD
ドラマでいい効果を出していたのは『天城越え』の巡礼役かな。
326:名無しのオプ
08/07/27 12:45:46 Cfm8K/8h
坂上二郎が昔のエロ本ってか春画をチラっと見せるシーンが忘れられない。
327:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/07/27 23:53:03 IXUmYlNk
清張先生には自作の映画化作品にも出て欲しかった。
角川映画ということもあるが、横溝御大や森村誠一氏は出演歴あり。
清張作品は巨匠や名手と称される監督がメガホンを取ることが多かったためか、
素人タレントの清張先生をキャスティングするには抵抗があったのか。
328:名無しのオプ
08/07/28 00:04:20 VbTj3q6m
>>327
何度か映像化された中のひとつの天城越えには出てるよね。
たしか、お遍路さんかなにかの爺さん役で。
329:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/07/28 23:37:31 DpUHeck2
>>328
清張先生は映画「天城越え」(ヒロインは田中裕子)には出演していない。
出てたのはテレビドラマ(ヒロインは大谷直子)でしょ。
映画館のスクリーンでも清張先生の御姿を見たかったファンは多い??
330:名無しのオプ
08/07/29 01:59:19 RD0M57Pj
今時の中学生14歳だったら、でかいから女の足とは間違えられないかもね。
331:名無しのオプ
08/07/29 03:34:26 tq4XLzXt
今時は女の足もでかいぞ。
それに体には個人差というものもある。
332:名無しのオプ
08/07/29 05:02:55 yuvefF1Y
あれは清張には珍しい叙述ものだったね。
333:名無しのオプ
08/07/29 08:53:47 0I3UVzps
しかし、当時はたったの一円でやれたのか・・・・
334:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/07/29 23:20:43 ol+AOoAF
当時の1円だし、ということと、足跡トリックという古典的なねたの清張的処理(小説化)も
非常に面白かった。最後までクールなタッチの原作(清張作品の特色である)に対して
映像化作品はいずれも叙情に走り過ぎている感もある。
このケースは大ヒット映画「砂の器」が典型ではあるが。
335:名無しのオプ
08/08/01 17:45:52 t4ZfuBns
映画のあの土工の男は病気?なんか怖かった。
336:名無しのオプ
08/08/01 19:17:22 QMun5S2N
>>335
誰が演じていたの?
テレビ版は佐藤慶かな
337:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/08/02 10:51:45 CmUshaNd
佐藤慶は主人公の印刷屋。
338:名無しのオプ
08/08/02 12:36:05 HORg0XXZ
>>337
書斎はん、すまんけど、そんなこと誰も聞いてませんで。
339:名無しのオプ
08/08/04 02:01:46 pDKXn4u8
2008/08/04(月) 01:31:36 ID:???
★映画監督の三村晴彦氏死去
映画監督の三村晴彦氏(みむら・はるひこ)が2日午後9時31分、
上腸間膜動脈閉鎖症のため神奈川県茅ケ崎市の病院で死去、71歳。
東京都出身。喪主は妻久美子(くみこ)さん。
主な監督作品に「天城越え」「瀬戸内少年野球団・青春篇 最後の楽園」など。
映画の脚本やテレビドラマも手掛けた。
340:名無しのオプ
08/08/04 13:48:08 N6F+EvY1
>>337
違うよ。
テレビ版なら佐藤慶が演じていたのは、殺された土工だよ。
印刷屋は知らない男優だった。
341:名無しのオプ
08/08/04 16:29:27 pcr/1u5z
今日は清張さんの命日だ…
342:名無しのオプ
08/08/04 16:43:18 WXTCvQgS
>>341
そうだったね。あれからもう16年になるのか。
小倉の記念館の方を向いて黙祷するよ。
343:名無しのオプ
08/08/04 17:49:32 N6F+EvY1
>>336
映画版で土工は、金子研三という人が演じていたみたいだ。
ちなみに映画版(82年封切だったと思う)出演者は
娼婦・・・・・・・・田中裕子
印刷屋・・・・・・・平幹二朗
〃 の子供時代・・伊藤洋一
刑事・・・・・・・・渡瀬恒彦
旅の菓子屋・・・・・坂上二郎
旅の呉服屋・・・・・柄本明
となっている。
344:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/08/04 21:04:05 wNZCUykI
余命幾許もない印刷屋は佐藤慶が演じていたイメージがあったが、
あれは映画版の平幹二郎だったか。失礼した。
345:名無しのオプ
08/08/04 22:24:51 MLq9K6cH
>>341
フッフー
URLリンク(www.ntv.co.jp)
346:名無しのオプ
08/08/05 09:40:41 Z3VzlFJ2
光文社文庫から清張短編選集の刊行が始まるみたいだね。
新潮文庫版以降を網羅してるんだろうな、きっと。
347:名無しのオプ
08/08/05 20:26:40 yKbBkXDC
>>346
カッパ・ノベルスが文庫になるんじゃなくて?
348:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/08/05 21:38:08 bpWmfEFS
文庫版で短編選集でなく全集を出して欲しいものである。
349:名無しのオプ
08/08/06 10:44:44 aD3F8GYZ
巻数が多すぎて出版ビジネスになりにくいから かなり難しいかもな
それに凡作も少なからず混じるからマニア向けになるよ
愛読者は図書館にある全集版を読破してるだろうから
わざわざ文庫で出ても全巻購入するかどうか…
350:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/08/06 21:24:03 ejb2GTfL
清張先生の場合は、全集と称されてもいても結構洩れている作があるのが気にかかる。
限定予約販売で短編だけでも網羅して欲しいとは思う。
351:名無しのオプ
08/08/06 23:51:42 /sbgHwMS
NGワード・あぼーんのススメ
━━━━━━━━━━━━━━━━
■書斎魔神 ◆AhysOwpt/w とは?
発狂コテに認定されている、乱歩スレ、横溝スレ、カースレ、クイーンスレ他に住みつくNGワードの指定対象人物。
別名義はミステリ板住人 ◆22RAaWR.nE。コロンボスレ、三丁目の夕日スレ、SF感想スレ等ではこの名義を使用。
書斎魔神(ミステリ板住人)の発言は以下のような発言をくり返し、他の住人に迷惑をかけております。
誹謗中傷罵詈雑言乱れ打ち(一例:マルクス氏をマル公と呼ぶ、住人を初学者・オタと決め打ち)、
己の間違いを認めない(一例:「ローマンハット」は存在するとシルクロードまで持ち出して強調。もちろん存在しない)
意味不明な自己賛美(一例:存在しない雑誌で連載をしていると自慢、存在しないミステリクラブの会員と自慢)
自作自演当たり前(一例:書斎名義でレスを書いた後、名無し名義でレスを書いたことがIDでばれた)
自分の説の根拠を示すことができない(一例:数字のデータは一度たりとも出したことがない)
自分が使う言葉の説明すらできない(一例:歴史ミステリ、本格ミステリ等の意味を説明できない)
自説がコロコロ変わる(一例:横溝長編犯人パターンは2つしかない→3ヶ月後には3つしかない)
物理法則無視(一例:関西の方へ「巨大パラボラアンテナを設置してテレビ埼玉の番組を受信しないのか」と罵倒)
故人を罵倒(一例:都筑道夫スレ その後別のコテハンの方に矛盾を突きつけられ、泣いて逃亡)
ストーカー疑惑(一例:三丁目の夕日スレで「やす子ちゃんだね?僕から逃げ切れるとでも思っているのかい?」)
無意味なクイズ出題(一例:「○○作品の何ページの冒頭の言葉を書け!」)
発言は思いつき(一例:乱歩はヴァン・ダインの二十則を知りながら「心理試験」を書いたと発言。「心理試験」1925年、二十則1928年)
352:名無しのオプ
08/08/06 23:52:19 /sbgHwMS
(上の続きです)
最悪板には、そんな書斎魔神(ミステリ板住人)の被害者である住人たちが集まったスレが2つあります。
「書斎魔神・アホアホ語録格納庫」「ミステリ板住人被害者の集い」です。
被害者の方々は住人に迷惑をかけないように、
2ちゃんねるのルールに則って、書斎魔神から被った被害を慰め合っておりましたが、
書斎魔神の自称支持者は、上記2つのスレから勝手にコピペをし、
書斎当人もそれに答えて住民を罵倒しています。
以上より、下記の点を厳守願います。
書斎魔神の発言に反応してしまうと、自称支持者達が現れスレが荒れる一方だが、
反応さえしなければ独り言を言い続けるだけなので、
余程のことがなければ、NGワードに指定してのスルーが推奨される。
|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄||
|| ○荒らしは放置が一番キライ。荒らしは常に誰かの反応を待っています。
|| ○放置された荒らしは煽りや自作自演であなたのレスを誘います。
|| ノセられてレスしたらその時点であなたの負け。
|| ○少しでもスレが荒れると「最悪板の荒らし」「アンチコテハン」などと言い
|| 自分が目の敵にしている相手に責任転嫁しようと画策してきます。
|| ○反撃は荒らしの滋養にして栄養であり最も喜ぶことです。荒らしにエサを
|| 与えないで下さい。 ΛΛ
|| ○枯死するまで孤独に暴れさせておいて \ (゚ー゚*) キホン。
|| ゴミが溜まったら削除が一番です。 ⊂⊂ |
||___ ∧ ∧__∧ ∧__ ∧ ∧_ | ̄ ̄ ̄ ̄|
( ∧ ∧__ ( ∧ ∧__( ∧ ∧  ̄ ̄ ̄
~(_( ∧ ∧_ ( ∧ ∧_ ( ∧ ∧ は~い、先生。
~(_( ,,)~(_( ,,)~(_( ,,)
~(___ノ ~(___ノ ~(___ノ
353:名無しのオプ
08/08/07 14:11:55 +oK7RX9M
>>349
>>350
しばらく以前に文春が司馬遼太郎の短篇全集を出したけど、採算面ではぎりぎりだったらしい。
人気作家ですら、個人全集を売るのは大変な時代なんだね。
何十年か前までは、人気作家の全集は飛ぶように売れたという話だが、近年は、宮部みゆきや大沢、東野あたりでも難しそうだな。
ましてや短篇となると、佐野洋、阿刀田、重松あたりでも選集が出せればいいところじゃないか?
354:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/08/07 22:04:53 ixWdFMYo
>>353
佐野洋では選集も厳しいのではないか。
阿刀田高も近年はパワーダウン気味な感あり、選集というか初期作中心の傑作集なら可かも。
清張先生の場合も、新潮文庫の傑作短編集が版を重ね、文春文庫からみゆきによるセレクション
が出た程度で良しとしておくのが、現代の出版状況なのであろうか。
355:名無しのオプ
08/08/08 10:53:33 xyIrUESP
凡作駄作も全部読みたい愛読者は限られているんでしょうな。
読者層が世代交代してるはずだから、傑作集はつねに入手可能な状態であってほしい。
356:名無しのオプ
08/08/09 07:09:43 dzO1Qp2h
ちくまが、砂の審廷とか小説東京帝国大学とか火の虚船とか文庫でだしてる
じゃんか。
これって文芸春秋とか新潮社とかが版権もってるわけでしょ。
そうするとちくまはいくばくかの金銭を版権所有者に払うよね。
出版社の取り分が定価の30%だとして、やっぱその半分は払うのかねえ。
357:名無しのオプ
08/08/09 10:56:03 aNbE9hDx
版権持ってるの? どうなんだろう。
半分も取られたらわざわざ出すメリットないような気がするけど。
358:名無しのオプ
08/08/09 10:59:57 kciY2/NM
マジレスすると、どれも売れ行きが芳しくなくて各社の文庫で絶版になってるやつを、零細出版社の筑摩が落ち穂ひろいしてるのさ。
359:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/08/09 22:03:52 1hlC213k
>>358
ふと都筑道夫が思い浮かんだ。
清張先生の場合はまだまだ新潮・文春の文庫現役でいけるかと思う。
360:名無しのオプ
08/08/10 10:53:14 nLznqsbV
今まで読めなかったものが読めるようになったことがありがたい。
でいいじゃない。
361:名無しのオプ
08/08/10 20:09:14 FvxkeHjw
>>359
文庫だけじゃどうかな?
わるいやつらみたいに映像化で宣伝してくれなきゃ、清張もだんだん廃れていくんじゃないかな。
司馬も同じだと思う。
いみじくも >>355 の言うように読者層の世代交代は進んでいるんだよ。
オレは結果、傑作集が入手できなくなってもいいと思ってるよ。
362:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/08/10 21:20:35 ixZM8uMi
角川商法を見てもわかるとおり、確かに映像化の影響は大きい。
前から指摘されているところではあるが「砂の器」は映画化が無ければこれほど著名な作
となったかは疑問である。
>清張もだんだん廃れていくんじゃないかな。
>司馬も同じだと思う。
ロングスパンで見れば致し方ないことかと思う。
好きな作家が忘れられてゆくという事実を指摘されるだけで切れる奴もいるが、
現実は現実、時の流れは非情。
国民作家シバリョウや文壇の巨人清張先生も例外でなくこの時の流れの渦中にあるかと思う。
363:名無しのオプ
08/08/10 23:36:53 Mu7ipsPg
>>362
> 前から指摘されているところではあるが「砂の器」は映画化が無ければこれほど著名な作
> となったかは疑問である。
その通りだが、ニワトリとタマゴの関係と似ているような希ガス。つまり、原作の良さがあった
からこそ映像化された、という考えも成り立つ。
原作には、連載ゆえかとんでもないようなエピソードとかサブストーリーがかなりあり、
それらが映画ではスパッと切り捨てられているから、かえって良かったかも。
364:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/08/11 00:07:50 qfQREc6g
「砂の器」のSFミステリまがいのトリック、原作では「売り」のひとつであるが
映像で見せられたらトンデモそのものだったかも。
365:名無しのオプ
08/08/11 03:08:11 g6+3BkI7
目欄の健康被害は実証されている。
それが死に到るほどのものかどうか。
366:名無しのオプ
08/08/11 11:12:54 x3SIdcea
海野十三のパクリ
367:名無しのオプ
08/08/11 11:30:09 g6+3BkI7
戦前端艇ものみたいに目欄で殺すんじゃなくあくまでを妊娠中の女体調不良にして流産で死ぬように持っていく。
清張は合理的だよ。
368:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/08/11 21:07:32 RQdBHSuy
時代性と作風の違いゆえか、海野の「振動魔」は面白く読めるのだが、
リアリズムに重きを置く清張作品だと、「砂の器」のトリックはその実現性を云々する以前に
浮いて見える感はある。小説なら趣向のひとつでOKだが、
映像で見せるとやはり引かれてしまうであろう。
369:名無しのオプ
08/08/12 10:21:02 k/7AhWrK
>>362
戦前の作品がいまだに版を重ねている吉川英治がいかに破格の存在であるかがわかるよ
ほとんど唯一の時代ミステリともいうべき「牢獄の花嫁」はいまいちの翻案だったけど
今でも普通に読める文章なのはさすがじゃないかね?
370:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/08/12 21:31:28 clyFJruO
吉川英治の面白さがわからない。
確かにわかり易く(ストーリーもキャラも)読み易いというエンタメの王道のような作が多く、
これが長期に渡って読み継がれている最大の因かと思うが、
時代性もあるのか、ひねりが無さ過ぎで物足りないものを感じてしまう。
既に大衆小説の古典といった取り扱いなのか。
清張作品(現代もの、ノンフィクション)の舞台となることが多い昭和30年代が「歴史化」してゆけば、
歴史・時代小説的に清張作品が読み継がれてゆく可能性はあろう。
371:名無しのオプ
08/08/12 23:08:12 nxK5rMLM
吉川英治は読んだことがない。
372:名無しのオプ
08/08/16 22:50:24 YubV9d4l
ミステリではないが「宮本武蔵」は読んで損はない。
373:名無しのオプ
08/08/16 23:12:01 i3Dgs61l
それは好みによるのでは
笹沢佐保の「宮本武蔵」ならミステリ的な興趣もあるけどさ
374:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/08/17 15:35:45 7+PvZnX/
吉川作品の不満点も清張先生の長編と同様にわかり易いがゆえの御都合主義かと思う。
宮本武蔵は人物に対する掘り下げも今ひとつな感があり、面白いとは思わなかったが、
内田吐夢監督の東映映画は原作を活かしながらも虚無感漂う独自のラストが秀逸、
異論かもしれぬが、必見は東映映画版かと思う。
375:名無しのオプ
08/08/17 16:01:40 g16m1A/i
清張は強引な展開という意味でのご都合主義ではそれほどないよ。
この先の展開がどうなるんだろうワクワクと読める作品も多いし、
読後にご都合主義だったなといっても推理小説という形式上仕方ない。
376:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/08/17 19:22:31 7+PvZnX/
>清張は強引な展開という意味でのご都合主義ではそれほどないよ。
これは違うと思う。
このスレでも現代もの、時代ものを問わず長編での御都合主義が繰り返し話題に挙がっている。
清張長編を楽しむためには、先生十八番のストーリー展開のための好都合な偶然をどこまで許容
出来得るかにかかっているかと思う。
377:名無しのオプ
08/08/17 20:58:04 gS4Snu1K
連載中は細切れに読まされてるから、ご都合主義的な展開があまり気にならない面はあるとおもうよ。
で、そのまま手を入れずに単行本化すると、突っ込みどころ満載だったりなんかするけどな。
378:名無しのオプ
08/08/17 21:10:21 g16m1A/i
『Dの複合』あたりをどう読むかだね。
ご都合主義ととらえるか面白い展開とととらえるか。
自分は本になったのを読んで後者。
379:名無しのオプ
08/08/17 21:26:31 liFD9fe2
>>375
> 清張は強引な展開という意味でのご都合主義ではそれほどないよ。
>>376
> これは違うと思う。
この手の議論をしても仕方がないと思う。どの小説でもエンタメである以上、
読者の興味を引くために、ある程度の辻褄合わせ=ご都合主義はあり得る。
それを一人一人の読者がどう評価するか、そのハードルの高さだけの問題
だと思う。
私自身は清張の大ファンなので、ご都合主義と言われればわからないではないが、
自分が読んでいる段階ではまったく気付かない。
380:名無しのオプ
08/08/18 13:09:52 KhTqYpol
ここの住民どもはちゃんと書斎さんを指導者として認めているね。
他のスレのクソどもとはえらい違いだ。
381:名無しのオプ
08/08/18 15:29:24 904vW5bb
書斎はともかく君はやけに偉そうだね。
382:名無しのオプ
08/08/18 17:37:41 pVrTP2+U
清張って書き下ろしの長編推理は何冊くらいあるの?
383:名無しのオプ
08/08/18 20:06:39 o5yZetpf
とっさに思い浮かばない
もしかして一冊もなかったりなんかして…
384:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/08/18 21:17:29 RJIza15G
俺も「Dの複合」はアイデアの良さもあって清張流御都合主義をぎりぎり楽しめた作だった。
他のミステリの巨匠、横溝御大や大乱歩の作にも相当な御都合主義は存するわけだが、
清張作品においてこの点が目立つ感があるのは、
前述したとおり、作風の相違、「お化け屋敷の外に出たミステリ」(清張先生の志向)を
成立させたゆえの逆効果かと思う。
385:名無しのオプ
08/08/22 01:44:11 MCcB4KbS
清張の文庫、揃わんなあ(時代小説以外)・・・復刊がスローテンポ過ぎ
古本屋・古本市・古本フェアに意外と無い(ありふれたもの・新刊入手可のもの・時代物ばかり)
新古本屋は言うに及ばず
手に入らないのは、本スレに挙がってるのを中心に言えば、
「連環」「草の陰刻」「黄色い風土」「迷走地図」「熱い絹」「黒の回廊」「古代史疑」
新潮文庫短編集「巨人の磯」
講談社文庫の歴史評論
etc
386:名無しのオプ
08/08/22 07:46:52 35GxS8tk
全部持ってまっせ。
ホントに探してますか?
ひたすら古本屋を探せばあるはず。
387:名無しのオプ
08/08/22 08:17:58 uO6GIwR1
つーか、ブックオフ系の古本屋にそのあたりの文庫はざくざくあるけど。
388:名無しのオプ
08/08/22 09:08:43 e+6xvuEF
アマゾンとか、ヤフオクとか、ネットを駆使すれば、けっこう手にはいるよ。
それも格安で。送料が馬鹿にならないのが玉に瑕だが。
389:名無しのオプ
08/08/22 09:31:26 mpXpJKsc
熱い絹、って最後の数ページで壮大な物語が台無しになった。
香山滋とか橘外男が、最後だけ、アイデア教えたかと思った。
最近の調査ではキャメロンハイランドを早朝散歩してた、ジムトンプソンを
誤って轢いてしまったマレー人の運転手が狼狽して
地面掘って埋めてしまった、というのが、ほぼ間違いない真相らしいよ。
390:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/08/22 20:58:51 LAHkxtoM
刊行当時はベストセラーリストをにぎわした「迷走地図」の新潮社文庫絶版は寂しい感がある。
同じくベストセラーになった「熱い絹」は講談社文庫が生きているはずなのだが、
確かに見かけない気もする。
391:名無しのオプ
08/08/22 20:59:18 VpQYHdMd
光文社文庫版の短篇傑作集の収録作品はまだ発表されてない?
ひょっとしてカッパノベルスの古いやつをそのまんま文庫化するのかな?
だとしたら買わないつもりですが…
392:名無しのオプ
08/08/23 00:59:52 8wBpKpwc
鶴 1-79
393:名無しのオプ
08/08/23 16:19:30 oM9ubsKY
書斎が書き込むとスレに緊張感が出るね。
394:名無しのオプ
08/08/23 19:11:02 NIQ09NMh
たとえば「黄色い風土」は全集にもはいってないんだぜ
でも、文庫は長らく絶版
しかも、講談社文庫は清張の復刊は余りやらない