『読みました』報告・国内編Part.5at MYSTERY
『読みました』報告・国内編Part.5 - 暇つぶし2ch775:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/06/28 16:24:09 iTSL2aTz
笹沢左保「取調室 静かなる決闘」を読んだ。
火サスのヒットドラマシリーズの原作。ミステリから距離を置いていた時期でもあり、
俺自身は長さん(注 ミスターではない(w )主演の映像化作品を見ていない。
本作は第1作であり、この著者らしいドラマチック過ぎるややエモーショナルな表現、展開が
目立つのが難とはいえ、謎解きの面白さはまずまずなものであった。
佐賀県のホテルでのガイシャ死亡時(これがミソ)に唯一とも言える容疑者(ガイシャの父)は
北海道に居たという、鮎作品風のおなじみ(?)鉄壁とも言い得るアリバイトリック崩しが
最大の読ませどころだが、取調室での担当官(主人公の水木警部補は取調の専門家と設定されている)と容疑者の攻防が警察実務に関する薀蓄をまじえて書き込まれており、
通常の捜査小説とは異なる警察小説の面白さにも富む。
解説を現代の国民作家(?)とも言えるみゆきが、またしても担当しているが、
「童顔」「美男ではないが整っている」「切れ長な目」「髭はないが、武者人形(注 ゴリラではない)の容貌を思わせる」・・・と明記されている水木警部補を、「・・既にしていかりやさん以外の人には
見えなくなっていました。先に小説を読んでいたら、どんな俳優さんをイメージしたかしら?
と想像してみることさえできないほど、あまりにもピタリとはまっていました」
と評しているが、
ドラマの出来云々の評価とは別に、長さんがいかにメーキャップした力演だったとしても
これは無いでしょ(w
また、本シリーズに対して、本格ミステリーというワードを使用し評価しているのも不用意に過ぎる。
みゆきよ、解説業はやめて、ミステリでも書いてろや(w
犯人ばれ、犯人捕縛後の物語のため、フーダニットや警察小説的な集団捜査の面白さは
放棄されており、更に物語メーンとなる舞台が取調室という限定された空間のため、
アリバイトリック破りに多いトラベルミステリの面白さも活かせない。
これだけ制約された設定中で、それなりに面白いミステリに仕上げてしまう著者の力量には感服
せざるを得ないものはある。

776:名無しのオプ
09/06/28 16:53:21 eIeNXzQi
さっ、次の話題行ってみよー

777:名無しのオプ
09/06/29 21:39:55 36uEEErp
さて、したらば行って有益な議論をみてこようっと♪

778:名無しのオプ
09/06/29 23:23:49 3bLGI35f
>>770>>769のことを言ってるんだろ。
自分のことを棚に上げて、何がヒントだよw

ってかageだったら釣りだとか、面白い理屈だなこいつw

779:名無しのオプ
09/06/30 00:34:52 ZvD1xBIO
>>769のどこが読後感擁護なんだろうか……

780:名無しのオプ
09/06/30 23:16:28 upuIrHIl
読後感を書いたりスレの流れをチェックしたり、忙しいお方だねw
そんなことしてる暇に、本をきっちり読み込めばいいのに

781:名無しのオプ
09/06/30 23:28:00 UYeDqfyv
それができたらこんなところで他人の意見をコピペしただけの「報告」「論考」
なんていううすらみっともない真似をする人間に堕ちていないよw

782:名無しのオプ
09/06/30 23:51:54 wMQElJ2j
そうやってレスしてる時点で俺に釣られてるんですけどねwwwww
本当に抵抗したかったら無視して感想書き続けろよwwwwwwwwwwww
レスしてる時点でお前らも俺と同類のスレ荒らしなんだよwwwwwwwwwww

783:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/07/04 11:51:59 ltM0hqhl
笹沢左保「招かれざる客」を読んだ。久々の再読ゆえ楽しめた。
長編デビュー作のせいか、前半は後の独自のリリカルな笹沢調の語りはまだなく、
週刊誌のレポート引用とこれを敷衍する形での警察の尋問調書により、
商産省(言うまでもなく通産省がモデルであろう)組合のスパイ事件に端を発する連続殺人事件
の顛末が描かれる。初読時は官僚機構の矛盾・腐敗を告発する清張風社会派ミステリかと
思いきや、この方向へは行かず、後半は事件の再調査に関する
倉田警部補(「霧に溶ける」にも登場)の特別上申書の内容紹介という形で、
郵便ネタの暗号トリック、アルコールネタの時間トリック、ドライアイスネタの
凶器トリック等々が、次々に明らかにされてゆく謎解きミステリ主眼の展開で楽し、
また、後半は若干、悲劇含みな笹沢タッチである。
創り過ぎた暗号トリックは興ざめの感もあれど、時間トリックやドライアイスネタのトリックは今読んでも非常に面白いものがあり、
更には、ヒロイン=犯人の過去が明らかになり、妊娠にもトリックがあると来れば、
正に謎解きは満載だ。(注 野村萬斎ではない(w )
倉田が事件の再調査を決意するきっかけが非常に偶然性に富んだものであること、
妊娠トリックに関するヒロインの判断が、今ひとつ納得がゆかないものがあること、
(子供のためにも養女になる手があったのでは?)
ラストが笹沢作品にしては、あっさりとし過ぎていて余韻か欠くこと等不満点はあり、
全体評価としては、トリック満載でムーディな「霧に溶ける」よりは落ちるものの
読んでおいて損は無い作と言い得る。著者が遭った交通事故の詳細も書かれた
付録のエッセイ「青春飛行」も、紋次郎の作者の人生観・人間観を覗い見れる感があって非常に興味深いものがあった。
事件の細かい経緯よりも、
美人のお酌でご機嫌なキャメラマン(具体的なシーンは無い)、親切な果物屋の少女等の
瑣末なシーンは鮮明に記憶に残っていたのが妙に面白い。

784:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/07/05 10:17:49 qNAH9CPl
横溝正史「迷宮の扉」を読んだ。
いかに御大の作とはいえジュブナイルと偏見を持つなかれ。
当時の厨房に謎解きミステリの面白さを伝えるべく書かれた御大入魂の1作と言い得る。
意外なドンデン返しが可能となるに至る仕掛け等、本格ミステリとしてはどうかと思われる点も
見受けられるものの、理屈っぽくなり過ぎないように、海神館、竜神館、そしてこの2館が
退場後(?)に登場する双玉荘とそこに集う多彩な人々の群像劇の展開と館ものの興趣も満載で
楽しめる作に仕上がっている。もっと書き込めば成人向き作品としても十分に通用したネタでは
なかろうかと思う。
しかし、ジュブナイルであり、登場する2少年たちは常に物語の中心にいるにもかかわらず、
影が薄く、読んでわかるとおりの末路・・・凄過ぎるぞ、御大・・・
また、コバルトの影響で髪の毛が青色に変色ってのは、果たしてトンデモなのか、科学的なのか。
更には、本筋には関係しない点とはいえ、
竜太郎の身長は1メートル90センチ、60近い老婦人の五百子が1メートル80センチ
(「日本の女としてはずいぶん背の高いほうである」と記されているが、現代でさえ「ずいぶん」
どころではないのでは。西洋人モデル並の背高婆でしょ)
これって御大が、10センチ勘違いしてないだろうか?
当時で1メートル80センチの長身のおのこ、1メートル70センチの背高婆なら、わからぬでもない。
他には短編2作を収録。
「片耳の男」は、ルパンものを想起させる暗号ネタで軽く読ませる作だが、
強引過ぎる謎解きで出来栄えは感心しない。
「動かぬ時計」は、「かいやぐら物語」のような作もあるとはいえ、
御大には珍しいスーパーナチュラルを示唆したオチの作、真相の全てを語らないことにより
かえって淡い余韻を残すという本格ミステリ作家らしからぬ巧い語りが活きている小品だ。

785:名無しのオプ
09/07/06 22:46:18 tJjb8yf9
書斎の独壇場だね。読後感のアホが雰囲気を壊さねばいいが。

786:名無しのオプ
09/07/07 00:17:15 PJh/iTQU
>>785
いや、既に君達書斎魔神応援団がぶち壊してるから、これ以上壊れようがないよ。

787:名無しのオプ
09/07/07 00:20:54 2pVzhdOS
ID:cLyZfRUUは相変わらずまめにチェックしに来てるんだな
ミス板の警察乙w

788:名無しのオプ
09/07/07 04:39:30 lKvWit+Y
>>787
同意。書斎アンチが荒らしであることが証明されたね。

789:名無しのオプ
09/07/07 06:38:13 rABIAbRz
ID:cLyZfRUUって誰?

790:名無しのオプ
09/07/07 20:20:31 2DEW1m1c
>>789
誰かが読後感を批判するレスを書くと、どこからともなく現われて
書斎批判に軌道修正(笑)するお方w

見ていても面白いけど、からかうとなお楽しいよ。

791:名無しのオプ
09/07/07 22:28:57 2pVzhdOS
じゃあ定期的に読後感を叩いて、反応を楽しむかw

792:名無しのオプ
09/07/07 22:42:41 86g1peI+
>>790
え?
あれって書斎批判にもっていこうとしてる?

「おまえら書斎はスルーしてるんだろ?だったら読後感もスルーしてくれよぉ。」
って言ってるだけだと思ってたw

793:名無しのオプ
09/07/08 12:08:12 LMbM/S8X
あの騒動は読後感叩きスレがすぐ落ちたことで、正体がはっきりしたじゃん

794:名無しのオプ
09/07/10 12:16:56 VYMjlDEq
というか790と791で荒らすのが目的だと自白してるじゃないか。

795:名無しのオプ
09/07/10 16:32:16 8RxcURK2
書斎アンチが一人しかいないと信じ込んでる時点でおかしいしね

796:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/07/11 11:04:43 7ADplx2C
有栖川有栖「46番目の密室」を読んだ。
おなじみ名探偵火村英生と作家アリスコンビの記念すべき第1作である。
エル大好きなアリスがジョン風の密室殺人を真っ向から取り上げている。
日本のジョンとの異名があるミステリ作家が密室状態の地下室で殺害され、
更に書斎にはもう一人の死体がハケーン!され・・
ひとつは名探偵コナンでおなじみ物理的トリック(小技)であっさりと解明されて
ガクーリながら、もうひとつは暖炉の煙突を利用したジョン風のトリックで結構読ませるものあり。
更には、作家アリスの推理による外れトリックも強引な点はあるがトンデモで面白い
(これには2つの煙突が利用される)。
コンビデビュー作ということもあってか、本筋に無関係な火村の自分語りが少し長く感じられるのは
難だし、執筆されていたという46番目の密室の内容が結局最後まで明らかにされないという
不満は存するものの、「うほっ!」絡みの犯行動機なんかも意外で、適当なボリュームで楽しめる
本格ミステリに仕上がっているとは言える。

797:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/07/11 11:05:34 7ADplx2C
笹沢左保「遥かなりわが愛を」を読んだ。
坊主頭でダンディな伊勢波邦彦警部登場の一編。
この作者の昭和50年代前半を代表するミステリ(アリバイ崩しもの)であるとされるが、
高野長英ネタに関する薀蓄そのものは面白いものの、事件との関連付けが強引に過ぎて非常に
白ける感あり。
そもそもの事件の発端となる伊勢波警部の投書からして、到底、プロの歴史家を納得させられる
ような内容とは思えないアホなねらー級レベルなのだ。
そして、さすがに大学の先生(犯人)でもここまでの奇人(ちゅーか、キティ)はいないでしょ、
そもそもこんなに極端に客観性を欠く姿勢だと学者としてのポジションを築くことが無理かと思う。
主人公の警部自身が犯人のアリバイ証言者になるという設定は謎解きミステリとしては
非常に魅力的なのだが、俺レベルの読み手になると、第一発見者(?)が旅館で飼われていた
大型犬という記述で、ある程度の筋が読めてしまうのが残念、ゆえに当然の如く、「逝ってよし!」作品と言わざるを得ないのだ。
デビュー当時の昭和30年代の作品、傑作「霧に溶ける」等に顕著なムーディで暗い叙情性は
薄くなり、(初期の作者であれば犯人とガイシャの若い頃のカットバックシーン等をまじえて
その悲劇性を殊更に強調したのではないか)
その分、警察の捜査活動に不自然さは感じられるもののゲーム性を強調した
謎解きミステリらしい創り物の面白さを意図している点に作風の変遷を感じさせるものがある。
(これが晩年の「取調室」シリーズ等になると、もっとリアル志向になっているのが面白い)

798:名無しのオプ
09/07/11 11:07:44 hWVyGS9/
なんでこんなウソつくんだろ

799:名無しのオプ
09/07/11 11:37:44 QKKC8w4h
>>795
>書斎アンチが一人しかいないと信じ込んでる

どこをどう読めばそんな結論が出てくるんだよ。
相変わらず強烈な読解力だなw

海外スレでも失笑されてたみたいだけど、もう休んだら?

800:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/07/12 11:03:36 HJGrqH42
有栖川有栖「マジックミラー」を読んだ。
90年代初期に書かれた作だけに、ワープロ、公衆電話等がごく自然に登場するのが、
中途半端に古さを感じさせる。
(清張先生描く昭和30年代、笹沢作品の昭和40年代などは既に「三丁目の夕日」的レトロの範疇
であり、これはこれでOKなのだが)
この作者には珍しいノンキャラ長編であり、主人公のミステリ作家はアリスであってはいけない
理由が最後まで読むとわかる仕掛けになっている。
読ませどころはダイナミックなアリバイトリック2つであり、まずまずの出来ながら、それ以上の本作
の売りはジョンの「密室講義」の向こうを張った「アリバイトリック講義」か。
やや紙数の制約もあったのか、読んでいてわかり辛い面があるのが難か。
また、思わせぶりなタイトルに関する説明も一応作中には記されているものの、
謎解きそのもののポイントにはなっていないのが、やや気にかかる。


801:名無しのオプ
09/07/13 20:29:19 9RQFS6Ej
さ、したらば行こうっと

802:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/07/18 18:19:44 3bp1qKab
有栖川有栖「英国庭園の謎」を読んだ。
例によって、収録作品それぞれに趣向を凝らし、それなりに楽しめる作品集ではあるのだが、
解説を担当した喜国雅彦が絶賛する程の出来には思えず。
特に表題作が、雰囲気は良いのだが地味ネタ過ぎるのがウィークポイントだ。
久々に大好評だった全話講評逝ってみよう!!
・「雨天決行」
足跡ネタと傘ネタで、なかなか読ませる推理が展開され面白い。
・「竜胆紅一の疑惑」
熱狂的な読者心理に着目し、面白く読ませる一編。
犯人の行く末が気にかかるが、火付けは江戸時代からの重罪ゆえ、火村も見逃すわけにはいかないということか・・・
・「三つの日付」
偶然性が強過ぎ、重なり過ぎで出来は今ひとつな作。
海外祭日ネタの薀蓄で落すお遊びは短編ならではではあるが。
・「完璧な遺書」
殺人隠蔽のための遺書偽造ネタ、穴が多い犯行なのは読んでいてもわかるが、
ワープロという小道具に時代を感じる。ただし、トリック及びその陥穽そのものは
Pcのワープロソフトでも同様で古びてはいない。
・「ジャバウオッキー」
アリス好きなアリスによる暗号ネタだが、サイコミステリとして読んだ方が面白く、
短い中に意外にスリリングな展開を味わえよう。
こういう御時世ゆえ、妙に臨場感があるのが恐いものあり。
96年の作ながら、携帯やMO等を早くも作中に小道具として取り入れているのも良し。
・「英国庭園の謎」
前記したとおり、表題作である本作が「売り」のはずなのだが、メーンの暗号ネタが凝り過ぎ、
地味過ぎ。この作者らしく、作品に彩りを添える英国庭園薀蓄等はそれなりに面白く、
英国庭園を模した舞台もミステリとして雰囲気良しなのだが、
いかんせん、ミステリ部分の魅力が弱いのが難。

803:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/07/19 20:18:07 z0lphS7a
新田次郎「富士山頂」を読んだ。
新田作品全体、あるいは新田作品中の富士山ネタに限定しても地味な印象の作だが、
映画化作品が裕次郎特集(27回忌)としてテレ朝でオンエアされたのは記憶に新しいところだ。
これを見る限りでは、富士山レーダー建設に携わった人々(気象庁職員、重電メーカーや
建設会社のエンジニア、ヘリ操縦士、馬方等々)の熱い情熱を描いた文句無しの冒険物語と
思えるが、勿論、この要素はあるにしても原作は気象庁OBの作家らしい官庁間の確執、駆引き、
これに絡んだ業者の暗躍等のドロドロも描いたリアルな作で、この面も読み応えあり。
映画は相当に脚色されているため、原作も読む価値は十分にあると言い得る。
映画だけ見て、「富士山頂オウム鳴く!」とか、つまらないジョークをのたもうているアホにこそ、
突き付けて読ませたい。
目についた異なる点を簡単に列挙しておくと、
・原作の主人公は明らかに作者をモデルにしたと思われる(自身で私小説と言われても
仕方ないと記している)気象庁測器課長葛木であり、彼を中心に物語が展開する。
映画と異なり副業として作家という設定、ラストは専業作家となるための退職だが、
映画の方が左遷というシビアなものである。
映画的には「この道、一本に賭ける」(ゆえに原作の葛木のような最終的な逃げ道というか、
ポジティヴな転身の道は無い)という方が大衆受けすると考えられたのであろう。
なお、原作では上司の村岡部長は仙台へ左遷されてしまう。
・映画の主人公に設定された裕ちゃん演じる梅原技師は原作ではチームリーダーではなく
脇役のひとりに過ぎない。
研究熱心で硬派なキャラ設定ゆえ、映画向き。裕次郎向きと思われ主人公に脚色されたか。
・原作では富士山レーダー建設に携わるのは摂津電機と東成建設だが、映画はタイアップ
の件もあってか、三菱電機と大成建設と諸に実名の会社である。
これは逆の場合が多いことを思うと面白い。
・映画にも浜田光夫扮する富士山測候所職員が過酷な勤務状況を語る短いシークエンス
が存するが、原作では葛木がフルボッコ口撃状態。

804:名無しのオプ
09/07/19 21:14:35 2ZPSFaWG
>>796-797


739 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2009/06/07(日) 13:00:47 ID:IXhnDr8+
>嫌がらせとしか言いようがない長文の連発投入。



805:名無しのオプ
09/07/19 21:15:32 2ZPSFaWG
735 名前:名無しのオプ[] 投稿日:2009/06/07(日) 11:30:54 ID:IXhnDr8+
>書斎魔神は自分でブログでもやれや。
>目障りだから2ちゃんから出て行け。

806:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/07/20 20:35:32 etz8Qqwj
新田次郎「孤高の人」を読んだ。
実在した日本山岳史上における異能(単独行オンリー)のアルピニスト加藤文太郎の生涯を
描き切ったボリューム感溢れる作である。
とにかく面白いし、頁をめくる指先は止まらない感があるのだが・・・
大衆小説らしいいかにもな悪役キャラ(影村課長)の設定、
登場人物の心象に入れ込むあまりに創り過ぎた部分、
強調し過ぎなスーパーナチュラル(物語の締めとなる虫の知らせ等)等々に
不満が残らないでもない。
読ませどころである山岳シーンが、戦前の物語であることを忘れさせるぐらいの迫力に満ちたもの
であるだけに、尚更にこの欠陥が眼に付いてしまうということもあるのであろう。
著者の代表作というにとどまらず、山岳冒険小説として一流の作であり、
富士山測候所勤務歴まであるこの著者でなければ書けない作であることは十二分に
理解しているつもりではあるが、主人公が実在の人物であることもあり、
吉村昭風に淡々と事実の記述を優先した筆致であれば、より読後の感銘も大きかったような気
もするのだ。
「これぞ創りもの」と言うた感があるミステリに読み耽っている軟弱なオタ連中にこそ、
突き付けて読ませたい作であり、人生は雪山の如き厳しいもの(つまり遭難も有り得る)という
シビアな現実に眼を見開いて欲しいものである。

807:名無しのオプ
09/07/20 23:08:26 UU8yJ9Fa
「都筑道夫の読ホリデイ」を読んだ。
同じ版元から刊行された「都筑道夫ポケミス全解説」が重版されるほど
売れたため、急遽、刊行された大部のエッセイ集。
読んだ本の感想と身辺雑記が一体となった書評エッセイとでもいうべき
スタイルのもので、豊富な知識に裏打ちされた薀蓄と小説技術に対する
一貫した批評的な視点で、どの回をとっても読ませるのはさすが。
「○○を読んだ」という当スレでもお馴染みのフレーズが頻出するが、
事情で読み終わらなかった場合には、正直にその旨が明記されており、
当然のことながら、読んだふりをして誤魔化したような記述は一箇所も
ないのである。
日がな一日、パソコンに向かって掲示板荒らしを繰り返す精神の病んだ
人物にこそ、つきつけて読ませたい充実の一冊といえるだろう。

808:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/07/29 22:11:57 oArkqoGF
「猿丸幻視行」井沢元彦(講談社)

貧乏学生明はとある製薬会社に誘われて新薬の被験者となる。
その新薬とは過去に遡り、特定の人物の意識下に入り込むという
作用があるものだった。明は明治の国文学者折口信夫の意識に潜り込み、
彼と共に猿丸大夫に纏わる謎を説き明かしていく。

デビュー作です。しかもあの「占星術のマジック」を破っての乱歩賞!
期待に胸を膨らませて読みました。
猿丸大夫、折口信夫という、はっきり言って歴史の中でも
巷で話題になりにくい人にスポットを当て、しかも暗号ミステリー。
こりゃ相当取っ付きにくいんじゃないかと危惧していましたが、
そんなことはなく、するすると入り込めました。資料に基づいて
論理が展開されるので安心して読めます。更に資料に基づいて
反論がなされ、もう無理なんじゃないのと思わせといて、しっかりと
再反論をするという、たまらん構成。特に猿丸と人麻呂に関する
謎の真相は論理のアクロバットと言って良いと思います。
暗号もよく練り込まれており感服しました。
後半横溝風になるのも○。順序逆だけど三津田を連想した。

ただ、現代のパートは要らないんじゃないかと……タイムスリップの
仕組みは某映画と同じ感じですね。

歴史ミステリーとして暗号ミステリーとしても傑作だと思います。

809:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/07/31 20:19:34 S2sOPDz6
「神国崩壊 探偵府と四つの綺譚」獅子宮敏彦(原書房)

中原を制する華王朝の都で、皇帝に次ぐ実力者であった藩王が殺された。
藩王は禁書“コウライレンジャ”の在りかを突き止めたと
宣言したばかりだったという。
留学先の西方から戻ったばかりの貴族の青年利春は、父の後を継ぎ
探偵府の長となるため助手たちと共に事件解決を目指し禁書を繙く―。

入れ子式の連作短編集。
「砂楼に登りし者たち」はあまり感心しなかった記憶があるが、
本作は良かった。

ベストは「輦の誕生」。孤島が舞台のCCであるが見事にやられた。
前例が無い訳では無いと思うが、現に解らなかったのだから挙げる。
次点は表題作。デビュー作だけあってアイディアに唸った。
残りの2つもダイナミックな謎が展開し真相もショボくない。
お薦め。

810:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/08/10 17:28:54 VmigjfCq
「幽霊から愛をこめて」赤川次郎(集英社)

人里離れた山中に佇む山水学園の生徒が、帰寮途中の林の中で殺された。
一緒にいた生徒は幽霊を見たと話す。
折しも、学園に転校してきた令子は、警官である父が止めるのも聞かず
事件の調査にのめり込んでいく。

幽霊、見立て殺人、謎の廃屋、ドッペルゲンガー等々如何にも本格っぽい
道具立てが次々に出てきて期待させられるけど、実際は本格というより
サスペンス。正直意外性はそんなにない。まあ、コバルト文庫としちゃ
良い出来かな。おっさんとフォーリンラブしないしw。

811:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/08/10 21:20:01 VmigjfCq
「リバース」北國浩二(原書房)

美しい恋人をイケメン外科医に寝取られたフリーターのバンドマン省吾。
彼は偶然出会った予知能力のある女性から、元恋人が殺されると聞かされ、
必死に彼女を守ろうと動くが、周囲からはストーカーと非難され、
信頼を失っていく。
それでも諦めず、元恋人と外科医を尾け回す省吾だったが……。

これは美談だ。それをディック・フランシス風に仕立てた感じ。
本格でもありハードボイルドでもある。

最初は、主人公の見切りの早さに違和感を持ったけど、読み進める内に
それが正しいように錯覚してしまう。あいつとか酷いもんな。
告訴しろよと思う。
それに引き替え、あの人たちの心の美しさよ。282ページのセリフとか
泣いたよ。心の中で。一瞬。

ミステリーとしても秀逸で、一つ一つに分けると然程では無くても、
それが重なり合っていくと読み応えがある。

あ~、でももやもやするなぁ~。あいつマジ告訴しろよ。本当うぜー。
あいつ絶対イジメとかしてたぜ。間違いない。

812:名無しのオプ
09/08/11 01:36:38 mqYr3pAz
>>810 うわー懐かしいw

813: ◆uZnNxKvE6RBI
09/08/14 03:00:47 6qnJxTql
二階堂黎人編『新・本格推理』(2009、光文社文庫)【7点】
奥田英朗『町長選挙』(2006→2009、文春文庫)【7.5点】
荻原浩『明日の記憶』(2004→2007、光文社文庫)【8点】
逢坂剛『恩はあだで返せ』(2004→2007、集英社文庫)【6点】
真保裕一『誘拐の果実(上下)』(2002→2005、集英社文庫)【8.5点】
内田康夫『贄門島(上下)』(2003→2006、文春文庫)【7点】

814: ◆uZnNxKvE6RBI
09/08/16 20:46:52 PJU6yBi2
歌野晶午『密室殺人ゲーム2.0』(講談社ノベルス、2009)【8点】

ゲーマー五人が密室殺人を競い合う前作の続篇。連作短篇集。
「相当な悪魔」を除くと、各短篇の出来は前作よりやや落ちるが、
五人のイカれた掛け合いは楽しい。ただ、前作のネタバレ満載でもあり、
前作は絶対に読んでおいた方がよい。

815:名無しのオプ
09/08/18 05:20:33 R0D8jT0d
少女 湊かなえ

まぁサクサクっと読めたけど、ミステリーではないよね

816:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/08/29 20:39:06 Q7jB/tyP
藤森益弘「ロードショーが待ち遠しい 早川龍雄氏の華麗な映画宣伝術」を読んだ。
意外に知られざる映画宣伝の裏側を綴った(すなわち謎解き)好読物と言い得る。
「パブリシティ」と「アドバタイジング」(訳としては一般的には両方「宣伝」とするしかないが)
の相異等がわかり、非常に興味深いものあり。
ただし、ワーナー映画宣伝マンの聞き語り担当に広告会社出身の作家(京大卒)を起用というのは良いのだが、著者の自分語り(映画の話題に絡めてではあるが)が目に付き過ぎる感があるのは、頂けないものがある。
(あとがきによれば、単行本刊行時の加筆らしいが、「より総合的で重畳的な論考」にするという
趣旨は果たされていないように見える。)
早川氏の江戸っ子で歯切れよい語り(「あとがき」より)を読者へ伝える意味でも、
志ん生師匠の「びんぼう自慢」の如く、筆者には「語り部」に徹して欲しかったものである。
本書中では、早川氏の上司であり名コンビでもあった佐藤正二氏も、
映画好きには気になる存在だ。次は是非にもこの人の自分語りを書いて欲しいものである。

817:真・読書仮面
09/08/29 21:45:40 JuVKYd93
読んでいない、読んでいない…

818:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/05 23:11:57 +ZtdAFu/
大野芳「特務艦『宗谷』の昭和史」を読んだ。
ロシア発注(これは不知の意外な事実であった)の貨物船として建造、
時局の変化により結局引き渡されず、
以後は、特務艦「宗谷」として改造→引き揚げ船→灯台補給船→南極観測船→巡視船と
数奇の運命を辿った船舶に関連した時代と人間を描き切った読み応えあるノンフィクションで
ある。小説ではないため宗谷が擬人化されているわけではないが、この宗谷は辿った経路こそ
正に冒険そのものと言い得よう。
小説化すれば、アリステア・マクリーンの傑作海洋冒険小説「女王陛下のユリシーズ号」に
匹敵するものになるかと思ったのだが、これは宗谷がその名を一番馳せた南極観測船時代の
第6章に入ると、むしろ「ケイン号の叛乱」(あれほど逝っているキャラはいないものの)になって
しまう恐れがあるかなと考えが変わったものである。
とにかく、南極観測隊派遣に至る裏事情の金、学閥、人間関係等を巡るドロドロに
萎えるものあり。これこそノンフィクションの面白さゆえなのであろうが。
この辺の生臭いエピも活かして小説化となると、吉村昭&新田次郎の両先生ぐらいしか思い
浮かばず、共に故人、良素材があっても書けそうなタマが見当たらないといったところか。
戦記ものを得意とする著者の手によるものであり、終戦記念日がある8月を念頭に置いて
刊行された関係もあるのか、軍艦時代の第2~4章で背景となる戦況が詳細に
書き込まれ過ぎている感もあり、いささか(注 イササカ先生ではない(w )読み辛い感も
あるのがやや難か。
時代背景に関する記述は、必要最小限に絞込み全体的なボリュームを300頁強程度に抑えれば
コンパクトでよりベターな作になったと思われだ。

819:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/05 23:12:47 +ZtdAFu/
丸谷才一「横しぐれ」を読んだ。
長編でもミステリの「匂い」がある作を書く作家の作品集。
表題作は、国文学者である主人公の亡父(医師)とその友人(高校教師)が旅先で出会ったのは
あの著名な漂白の歌人であったのかを文献と聞き取りをまじえて追及してゆく歴史ミステリ仕立ての作と見せて・・・別な面の意外な過去の事実が浮かび上がって来るが、
実はそれは意外ではなかったのだという展開。
池内紀氏の解説を読めば、伏線を張られていたのがばっちし(この言葉好きである)だったのが
わかるはず。
ミステリの手法で文学を書くことを可能であることを示した良き実例と言い得る。
余談ながら、タイトルに掲げられた横しぐれ(季語?)に関する作者の薀蓄も非常に楽しく、
面白く読ませるあたりに、軽く文学の「凄味」といったものさえ感じさせる。
各人、心して読め!!

820:名無しのオプ
09/09/05 23:26:22 gvADTZq8
読んでない、読んでない……

821:名無しのオプ
09/09/06 00:17:32 ClB4TrhI
>>820
土曜日でさえ、この時間にしか論考できない書斎さんの激務と労苦に
思いを馳せろ!!!!!!!!

822:名無しのオプ
09/09/06 00:22:59 eIsY+Llj
818
冒険小説っぽいから小説にしたら良かった

819
ミステリーっぽかった。解説もそういってる


それだけのことを書くのに何偉そうなこと言ってんの?

823: ◆uZnNxKvE6RBI
09/09/07 08:02:31 8oPFUiRw
耳目「通信制警察」(『小説推理』8月号、2009)【6点】

第31回小説推理新人賞受賞作。
短篇+あわせ技のショートショート数篇という、変わった構成の新人賞。
まあ、つまらなくはないですが・・・

奇態な筆名、特徴的な容貌(写真)、ふざけた「受賞のことば」、
すべてをあわせてヘンな受賞作。


824:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/09/07 23:17:09 K1v08ioP
「死者の威嚇」小杉健治(講談社)

関東大震災において虐殺された朝鮮人の遺体発掘を目指す市民団体に
所属している葉山亜希子は、東北からやってきた宗田という男と知り合う。
宗田は朝鮮人虐殺事件に違った観点から注目しており、亜希子は
次第に彼と親密になっていく。しかし、ある時を境に宗田は行方不明
となり、やがて死体が発見される。亜希子は独自に事件の解明に
乗り出すのだが……。

本格というより、私立探偵ものという感じかな。
過去と現代の犯罪が無理なく絡み合っていて、中々の佳作。
ただ、犯人の動機付けが若干弱いかなと思う。

これ、本格として、フェアに仕立てられたはずなんだけどなあ。
「偽証」の時も思ったけど、小杉さんはもうちょっと腰を据えて
書いて欲しいな。

ていうか、弁護士作家じゃないんだね。失礼しました。

825:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/12 11:30:52 Uko3MSDJ
歌野晶午「長い家の殺人」を読んだ。
作中に比喩で登場するベルリンの壁が存在していた頃に書かれた作であり、
今読むと「時代」を感じさせるものあり、
マリファナ浸りの反社会的・反倫理的な探偵キャラは、いかにも世紀末的である。
人魂に関する薀蓄も紹介されるが、大槻教授のプラズマ説が衆知になる前でもある。
従って、第2の殺人のトリックに使用されるのも、まだカセットテープレコーダー、
レコードも健在だったりする。
さて、本格ミステリとしてはシマソウの賛辞(「ミステリー史上に残ってしかるべき大胆なアイデア、
ミステリーの原点」)が、読者にはかえって仇になったか、彼氏の斜め屋敷級のトンデモ大トリック
を期待すると外される。
かなり強引な壁作りトリック(ペンキ塗りたてで人払いするという小ネタは面白いものの)、
しかも、連続殺人に2回同じトリックが使える状況設定というのには、
やはり無理を感じざるを得ない。
本筋ではないが、学生バンドメンバーによる青春群像劇めいたシーンもわざとらしく鼻につく感
あり、この辺は創りものに徹して高評価だった後年の「葉桜の・・・」あたりと比べると、
若書きの感は拭えないものがある。
シマソウ大好きな作者なのに、次作「白い家の殺人」も同様だが、怪奇性を強調出来る舞台
設定(ガイシャの亡霊目撃を思わせるシーン等もあり)でありながら、この点は軽く流し、
合理的な推理に徹する方向に行くのは「スタイル」とでも称すべきものであろうが、
怪奇探偵小説好きな筆者にはちと残念な感あり。

826:名無しのオプ
09/09/13 09:26:51 yNk4BVDw
書斎は速読術を身につけているんだろうな。

827:名無しのオプ
09/09/13 09:33:52 rU00sRql
読まなくても自称「論考」が書ける、スゴ技の速読術。

828:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/13 11:30:15 OP7vN13j
横山秀夫「第三の時効」を読んだ。
「陰の季節」「動機」「顔 FACE」と読んで、自分としては見切った作家である。
テレビドラマ化もされ、評判になった作品集ゆえ今回手に取ってみたが、
やはり、先の判断は正しかったと言わざるを得ないものがある。
国際商科大学卒で地方紙のブンヤ上がりという著者の経歴は非常に気にかかるところだ。
一応、収録作品全話講評逝ってみよう!!
・「沈黙のアリバイ」
パシリが屈強な主犯とその愛人をばらし(肝心の犯行の詳細は記されていない)、
アリバイの件で刑事を脅迫していたというのがあまりに無理な展開である。
やり手の一班係長の過去エピもうざく、テンポを悪くしている感の方が強い。
・「第三の時効」
法律的にはこのタイトルは有り得ないのだが、
それはともかくとして、時効完成(?)した途端の急展開等が御都合主義過ぎる。
主人公の刑事は子蟻ワケ蟻気な女と所帯を持ったうえに、
殺人犯の娘となったJCを引き取るつもりなんだろうか?
あまりに読者のハッピーエンド症候群に配慮し過ぎた無理ある締めと言わざるを得ない。
クール過ぎる公安上がりの二班係長のキャラは警察ものとして異色で面白いだけに残念だ。
・「囚人のジレンマ」
経済学でもおなじみなタームをタイトルに持って来て期待させるものの、
これは深い意味はなく終わっているのは残念だが、
捜査一課長の視点から、捜査一~三班の活動を描いてそれなりに面白くは読んだ。

829:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/13 11:31:51 OP7vN13j
・「密室の抜け穴」
容疑者がマンション内から消えた(?)
後の現実の事件を想起させる展開。
警察ものとしては、捜査一課と暴対課の対立等が面白いが、
犯人に内通する悪徳警官ものとして書いた方が、もっと読ませるものになったかと思う。
・「ペルソナの微笑」
これはかなり創り過ぎたエピで白け、御都合主義と偶然性に満ちた展開で萎えるものあり。
最後もホシは落ちてないのでは?
・「モノクロームの反転」
反射光ネタ(黒が白く見える)は面白い。だが、チューリップは人情噺としてはOKだとしても、
事件に関する証拠能力どころか、証拠力も皆無でしょ。
対照的な班長に率いられる一斑と三班の競合する捜査という設定も興趣は惹くものの、
締めが強引なのが難だ。

830:名無しのオプ
09/09/13 17:15:44 uhLSm92d
落書きは短めにお願いしたい。

831:名無しのオプ
09/09/13 19:02:04 yNk4BVDw
まっとうな論考だろ。
見る目がないねえ。

832:名無しのオプ
09/09/13 19:08:33 rU00sRql
見る目がある方に解説をお願いしたいw

833:名無しのオプ
09/09/13 21:29:49 wXnyV5KX
あれがないこれがないって「作者が意図してない部分」を並べ立ててるだけじゃん
読んでなくてもネットでどんな話かわかれば誰でも言えることやってるだけ

くだらね


834:名無しのオプ
09/09/13 21:31:35 MJfCtRpa
>>825-826>>828-829>>831
自演名無しで「まっとうな論考だろ」と言わなきゃ、そう思わせられないのかい?情けないねぇ。

速読で感想書くなんて無理無理。
速読は「効率的な飛ばし読み」なんだからw

835:名無しのオプ
09/09/19 00:27:23 aumGSnlQ
「fの魔弾」柄刀一(光文社文庫)

柄刀さん得意の密室もの。
新ユダの窓と言うだけあって、現場の状況や、法廷場面が出る所などは、
カーの作品のニューヴァージョンというかんじ。
なるほど、H・M卿が、犯人はユダの窓から出入りしたと言った様に、
まだ在ったのですね、ユダの窓が。
私的には、カーの作品より優れていると思え楽しめました。
只ひとつ、密室以外のあるトリックが、土屋隆夫さんのある作品のメイン
トリックと全く同じなのが気になりました。
柄刀さん、この作品読んでいないのかな?(メール欄)

836:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/19 18:44:09 yDu6lO/d
浜尾四郎「殺人鬼」を久々に再読。
資産家秋川一家を巡る連続殺人に名探偵藤原が挑む。
「戦前の日本探偵小説中、随一といってよい本格物の一大収穫」と創元は言うが、
まず「蒼井雄(注 優ではない(w )は?」という感あり。
この点は置くとしても、
大乱歩の認識も本格ミステリの傑作というものなのだが、
探偵しか知らない事実、後出しの事実等が多く、到底、フェアな謎解きミステリとは言い難く、
犯人パターン(「黄色い部屋の謎」のバリエーションと思われ)も見方によっては意外性のみを
意図した反則技と言い得る。
この作者は、上流階級(男爵家)の生まれ、お堅い法曹出身というキャリアにもかかわらず、
短編では異常心理やエログロな要素も多い(殊更に煽情的ではない)が、
本作はこの志向も散りばめ、過去の因縁話も絡めて描く、謎解き仕立てのサスペンス・ミステリ
(館もの)というのが実態かと思う。(この点は春陽での初読時にも同感であった)
相当に古い作でまずまずのボリュームを有しながら、会話文を主体にしたこなれた文章で
一気に読ませるのは、さすがとは言える。
不満を言えば、もう少し情景描写を入れ、作品の雰囲気を盛り上げる配慮があっても良かったようには思う。

837:名無しのオプ
09/09/19 23:11:50 CV38L9JI
京極夏彦の『うぶめの夏』を読みました

有名な魍魎の匳を読む準備として読みましたが、疲れました

ストーリー、世界観等は良いのですが、読みにくいです
嫌がらせかと思う程です

ミステリー好きで年間200冊は読みますが、これほど読みにくいのは初めてです。魍魎は買ってしまいましたが読みません。

838:名無しのオプ
09/09/19 23:42:48 yaGHMpoQ
書斎魔神の「読書感想文」を読んだ

駄作だった

839:名無しのオプ
09/09/19 23:56:36 kuBSAQJ6
>>838
論考と言え!!!!!

840:名無しのオプ
09/09/20 08:57:14 2Q/fPonZ
>>838
あれは「感想文」にさえなっていないでしょ。

小学校高学年の国語の授業で、感想文を書いて提出しなければならない時に
あんなの出したら、名前の横に大きく“×”が付けられて、
その下に「きちんと書いて再提出すること」って赤ペンでかかれちゃいますよw

841:名無しのオプ
09/09/20 09:49:06 kmo1Zh+t
読後感に比べれば一億倍マシ。

842:名無しのオプ
09/09/20 09:54:33 U74B2xkb
他人と比べてどうするw
書斎が沈黙しているのに、名無しの支持者ってお節介なんだなwww

843:名無しのオプ
09/09/20 09:56:07 kmo1Zh+t
書斎ばかり誹謗中傷されるからな。
もっと劣悪なコテハンが居ついているのに誰も指摘しないのは不公平だわな。

844:名無しのオプ
09/09/20 11:46:28 +fEsQnaT
悠々と論考したいのに、支持者がひっかきまわすw

845:名無しのオプ
09/09/20 12:02:38 kmo1Zh+t
アンチは本スレにまで出張って荒らすくらいなら、最悪板でのシカト祭りwとやらをやめたらどうだ。
本当は構って欲しくて仕方がないんだろ。

846:名無しのオプ
09/09/20 12:13:27 i1KEAVCF
↑名無しの書斎が構ってくれと泣き言を言ってます。

847:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/20 17:57:45 PLrPQMlS
白川義和「国連安保理と日本」を読んだ。
一橋大卒な中堅記者の手になる200頁足らずの新書だが、
北鮮問題で話題となることが多い国連安全保障理事会の実態と問題点を描いて
読む者の興味を逸らさず一気読みさせる。
国連全般に関して書かれた著作は多いが、意外に安保理に絞ったものは少ないので、
この意味でも貴重である。
ミスオタには、政治(特に国際政治)・経済問題に暗く、
いまだに国連をウルトラマンの如き正義の味方やと思うているようなアホも多い。
また、総会と安保理事会の権限の区別、事務局との関連等に誤った理解をしている者も
多数見受けられる。
本書では著者が見聞・取材にもとづく事例に即して、安保理の機能と実態がすっきりと
理解出来るようになっているので、各人、心して読め。
全体を通じて、国際政治の舞台における安保理常任理事国のメリットを痛感させられるものがあり、
第5章で記される日本の常任入り工作の失敗(2005年)は惜しまれる。
あれ以後、経済状況の悪化もあって、日本の常任入りという話題がすっかり下火になってしまった感あり。
ミャンマーのサイクロン被害(2008年)に関する支援・援助拒否に関して、
ミステリファンとしては、
仏等の安保理事国を悪い警官、国連事務総長を良い警官に喩えた国連研究専門家のエピが
面白く思えた。

848:名無しのオプ
09/09/20 19:53:21 52KY7Dca
常に未読の新刊のストックが2,3冊は無いと落ち着かない。

849:名無しのオプ
09/09/21 06:21:42 fEeJGMUY
さすが書斎、カヴァーするジャンルが違うね。

850:名無しのオプ
09/09/21 10:29:47 EaLg7wmb
削除人さんからのメッセージです。
スレリンク(saku板:171番)


851:名無しのオプ
09/09/21 19:01:27 IhLHsqIg
>>840
だって浜尾を過去に読んでいると言っているくせに
蒼井を読んだとほざいたときにこのバカ書斎なにを言ったと思う?w

852:名無しのオプ
09/09/21 21:55:55 20KIgCPu
>717 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 投稿日:2009/05/24(日) 20:31:27 ID:r0O5itKa
>蒼井雄「瀬戸内海の惨劇」を読んだ。
>戦前では唯一本格ミステリ長編の書き手と言うてよい作者の「船富家の惨劇」以外では
>唯一の完成長編である。

>戦前では唯一本格ミステリ長編の書き手と言うてよい作者
>戦前では唯一本格ミステリ長編の書き手と言うてよい作者
>戦前では唯一本格ミステリ長編の書き手と言うてよい作者
>戦前では唯一本格ミステリ長編の書き手と言うてよい作者

笑った。

853:名無しのオプ
09/09/22 00:27:25 XfWZvCh4
>>849
同意。板違いの本の感想をでっちあげる書斎は荒らしだね。

>>852
書斎ってやっぱりバカだなw

854:850
09/09/22 08:56:33 KlzRFtbe
追記:
某コテハン(もどき)にどうしても意見したくなったらこちら↓
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)

855:名無しのオプ
09/09/22 12:02:48 HTbLpqUH
名探偵藤原って誰?浜尾作品にそんな探偵出たっけ?

856:名無しのオプ
09/09/22 12:38:16 zl9DT6fT
「ググっただけ」の「読んだふり」だからしょうがないよw

857:名無しのオプ
09/09/22 13:12:05 QqpfwAo9
実際に読まずしてあれだけの書評は書けないわな。

858:名無しのオプ
09/09/22 16:23:47 h7Bi8mN4
>>856
自分では読まないくせに実際に読んだ人の感想文をパクッて
適当に改竄するのが奴のいつもの手口だからね。
そのときうっかり元の文にあった探偵の名前を消してしまって
慌ててうろ覚えの名前を書いたというのが事実だろうな。

もしあれで本当に読んだと主張するなら
あれは再読までしたw小説の探偵の名前を間違えるような
粗末な記憶力の持ち主だと自分で認めたことになるしね。

859:名無しのオプ
09/09/22 16:31:13 uJOc+Vzh
「読んでない」から「浜尾が戦前に本格長篇を書いてることを知らない」
「シリーズ探偵・藤枝の名前もうろ覚え」というなら、まだ話は分るが
「読んでいる」のに「浜尾の業績も探偵の名前も覚えていない」のでは
「単なる痴呆」ということになるが。

自分で自分を痴呆だと喧伝して何がしたいのか。
痴呆の書いた「論考」が素晴らしいはずもない。

860:名無しのオプ
09/09/22 16:59:47 /YPkprPQ
いざというときはうろ覚えは校正係が訂正するからいいんだよ。
2ちゃんは書き捨て。書斎はその辺は割り切っているよ。

861:名無しのオプ
09/09/22 17:30:46 RU5Bph8t
オツムの足らん人格障害者は無視していきましょう

862:名無しのオプ
09/09/22 19:39:35 Jp/mupzN
>>859
そういう言い方すると頭の悪い馬は
2ちゃんは書き捨てだの下書きだの校正係が校正するだのと
意味不明な言い訳をしてくるだろうけど、
登場人物の名前や性別というレベルの間違いは下書き以前の問題だし
ましてやそんなものを公に晒して平気でいられるのは頭のおかしい証拠になる。
しかも馬は自身

スレリンク(mystery板:956番)
>956 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w 投稿日:2009/09/07(月) 19:33:18 ID:MQEkdSDM
>まあ単なる記憶違いか脱字であろうが、
>>生者と死者読んだけどこれすごい傑作じゃん
>>旧創元推理文庫版のタイトルは『生者と死者と』ですから
>>>>894さんは間違いであるとはいえないんですよね。
>どこが間違いではないと強弁するつもりなのか?
>助詞の有無で意味が異なって来てしまう。

といように固有名詞については厳格であるべきだと主張している。
こういう奴に「下書き」「書き捨て」「校正係が」という言い訳は絶対に許されない。

863:名無しのオプ
09/09/22 20:34:46 /YPkprPQ
不勉強な者の間違いと大家のうろ覚えは大違い。
単なる比較でモノを考えるバカの典型。

864:名無しのオプ
09/09/22 20:41:02 VLzt2aOz
書斎のロジックは素晴らしいね。

865:名無しのオプ
09/09/22 20:43:07 krnW5Tcc
うろ覚えの知識しか持ってない大家ww

866:名無しのオプ
09/09/22 20:44:48 Jp/mupzN
>>862に追記。
あとあのバカ馬は自分はプロの書き手だ大家だだから間違いは許されるなどと弁解してくるだろうけど
それなら尚更「下書き」「書き捨て」「校正係が」という言い訳は絶対に許されない。
素人、アマチュアならまだ「仕方がない」ですむけどね。
もし馬が名なしでその手の自己弁護をしてくるようなら
自分自身が最底辺だということを認めることになるだろうな。

867:名無しのオプ
09/09/22 20:49:47 Jp/mupzN
>>865
しかも読み終えたばかりの本でそれだからね。

868:名無しのオプ
09/09/22 21:43:44 /YPkprPQ
屁理屈はもういいよ。
書斎の間違いは訂正を前提にしたもの。実際アンチが訂正するんだから、2ちゃんでも全く問題ない。

869:名無しのオプ
09/09/22 21:48:22 Jp/mupzN
敗北宣言が出たね。
じゃご褒美に今回はかまってあげよう。

所詮馬は間違いだらけの駄目な文しか書けず
我々に間違いを指摘され(つまり指導を受け)る必要がある。
そのためには2ちゃんから離れるわけにはいかず
当然己のサイト、ブログなどというものが立てられない。

そういう結論がでましたw

870:名無しのオプ
09/09/22 21:54:00 lavOK9Bq
♪ファイト!闘う書斎さんの唄を 闘わないアンチが笑うだろう。

871:名無しのオプ
09/09/22 21:55:35 uJOc+Vzh
書斎魔神の「論考」はうろ覚えで書かれていて、アンチに間違いを
指摘されることが前提なのか。

なるほど、シカト祭りをされたら途端に狼狽える訳だな。アンチに
教えてもらわないと、どこが間違いなのかも分らないんだから。

872:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/22 21:58:36 SrkScqow
相変わらず馬鹿のひとつ憶えで、引用も論証もせずに他者の論考を剽窃と騒ぎ立てる白痴は
論外としても、
>「戦前の日本探偵小説中、随一といってよい本格物の一大収穫」と創元は言うが、
「殺人鬼」に対するこの創元のキャッチフレーズはスルー状態とは情け無い。
ねらーが権威に弱くてどうする(w


873:名無しのオプ
09/09/22 22:05:39 kSpL8irw
今日はかまってもらえてよかったな。

874:名無しのオプ
09/09/22 22:06:15 Jp/mupzN
それが添削してもらう側のいう言葉かよ?
まずは>>852への弁明と
「藤原」の件について正式な謝罪と訂正、
そしてお前のうろ覚えの妄言の訂正をしてくれている人間に対して
丁寧に礼を述べるのが人間としてするべきことだなアホ馬くん。
名なしで自己弁護する暇があったらするべきことはしろ。


875:名無しのオプ
09/09/22 22:55:28 Jp/mupzN
一応アホに指導してやるか。
ID:/YPkprPQで懇願してきたことだし、今日は特別な。

> >「戦前の日本探偵小説中、随一といってよい本格物の一大収穫」と創元は言うが、
> 「殺人鬼」に対するこの創元のキャッチフレーズはスルー状態とは情け無い。
> ねらーが権威に弱くてどうする(w


ずいいち 【随一】
(1) 同類中での第一番。
(2) さきがけ。最初のもの。

同じ浜尾の『博士邸の怪事件』のほうが『殺人鬼』より先に世に出ているようだし
この場合の「随一」は(1)と取るべきだろう。
つまりその「創元のキャッチフレーズ」wを言い換えれば
「戦前の日本探偵小説中、ナンバー1といってよい本格物の一大収穫」
ということになるがそれが何か?

ひょっとしてアホ馬は随一=唯一だと思っていたのかな?


876:名無しのオプ
09/09/23 07:56:22 ZJCFYt5W
やり取りが続いているね。
殺伐としたやり取りこそ2ちゃんには相応しい。

877:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/23 08:24:09 5uT+M9gj
>>875は創元が蒼井作品をスルーした理由には全くなっていない見当違いな痛いレスである(w
本来であれば「戦前では蒼井雄の『船富家の惨劇』と並んで・・・」とするのが妥当。
現に創元は「船富家・・」に関して「長編アリバイ物の古典」「トラベル・ミステリの原型とも
いうべき蒼井雄の雄編」と高く評しているわけである。
もし、本格の正道はフーダニットと解するのであれば、横溝は認めるが鮎川は認めないという
暴論に達するものである。

878:名無しのオプ
09/09/23 09:27:19 3y1LemSU
そのとおりだ!!!!!

879:名無しのオプ
09/09/23 09:28:24 rBwbyCgj
やはり随一=唯一だと思い込んでいたしいw
それを指摘されて悔しかったのか朝からまたバカなことを言い出しているよw

そして今度は「並んで」かい?
言うにことかいて「キャッチフレーズ」には高く評価したものをズラズラ並べ立てないといけない、
だとさ。
ならば短編無視して大阪圭吉の名前も加えないとなあw

完全バカだなうろ覚え大家書斎ってw


880:名無しのオプ
09/09/23 09:42:32 rBwbyCgj
修正
短編無視して→短編無視しないで



ところでこれはどうした?

>717 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 投稿日:2009/05/24(日) 20:31:27 ID:r0O5itKa
>蒼井雄「瀬戸内海の惨劇」を読んだ。
>戦前では唯一本格ミステリ長編の書き手と言うてよい作者の「船富家の惨劇」以外では
>唯一の完成長編である。

お前こそ
浜尾四郎を「スルーした理由には全くなっていない見当違いな痛いレス(w」
なんかせずにきちんと弁明しろようろ覚え大家君w


881:名無しのオプ
09/09/23 10:25:44 3IQzykih
30分以上反論(未満の屁理屈)がないってことで、もういいんじゃないですか。
最悪板見てみると、スルー祭りとかに対して
「かまってくれ!かまってくれ!」って「アンチ」にまで泣きついてる無様さだし。
罵倒でも何でもいいからレスもらえればOKみたいなところが見て取れる。
白痴は無視して先行きましょ。

882:名無しのオプ
09/09/23 10:49:56 I5JJbluz
?つきには構わないでいきましょう

883:名無しのオプ
09/09/23 11:20:33 ZJCFYt5W
>>881
書斎が基本一日に一回しか書き込まないことは最早周知のこと。
30分くらい待てないでどうする。常識外れだよ。

884:名無しのオプ
09/09/23 11:32:25 rBwbyCgj
>>881
「唯一」について何の弁明もできなかったというだけじゃなく
877で更に自分の発言がいかに不適切であったことを強調しているくらいですからね。
しかも名無しでそれを肯定しているくらいですから
今回も馬の大敗ということでお終いですね。

885:名無しのオプ
09/09/23 12:13:03 ZJCFYt5W
結論は書斎が反論するまで待てよ。
そのくらいの余裕もないとは、勝ち逃げを急いでいると勘ぐられてもしょうがないぞ。

886:名無しのオプ
09/09/23 12:25:24 rBwbyCgj
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)

887:名無しのオプ
09/09/23 15:40:24 ZJCFYt5W
2ちゃんから出て行った香具師の言うことなど関係ない。
言いたいことがあるなら2ちゃんで言えばいいのに、それをしない卑怯者なんだからな。

888:名無しのオプ
09/09/23 15:59:57 gDjfIjp0
「アンチ」に訂正してもらわないと、読んだばかりの本の探偵の名前も忘れ感想もまともに書けないとは
書斎ってかなり知能が低いんだな

889:名無しのオプ
09/09/23 16:19:10 PnXD3tD7
775:書斎魔神◆AhysOwpt/w :2009/06/28(日) 16:24:09 ID:iTSL2aTz
笹沢左保「取調室 静かなる決闘」を読んだ。


静かなる「決闘」じゃなくて「死闘」だろww
うろ覚えの大家さんよww

890:名無しのオプ
09/09/23 16:23:58 d4fk9k02
>>888
かなりとかそんなレベルじゃないよ。
「無茶苦茶」若しくは「救いようがないぐらい」知能が低い。

891:名無しのオプ
09/09/23 16:24:01 gDjfIjp0
読んだばかりの本のタイトルすら忘れるとは
書斎は相当のアホだということは明白だね

892:名無しのオプ
09/09/23 16:28:04 gDjfIjp0
>>890
そうだね
訂正しよう
書斎は救いがたいほどのアホだ

893:名無しのオプ
09/09/23 16:53:17 PnXD3tD7
ホックスレから

522:書斎魔神◆AhysOwpt/w :2009/01/23(金) 22:01:22 ID:YeIJteRm
2ちゃんにはまだ掲載していなかった「サイモン・アークの事件簿Ⅰ」の全話講評をお届けしよう。
俺の論考の愛読者の方には掲載が遅れたことにつき深く陳謝しておきたい。
では全話講評逝ってみよう!





・「狼男を撃ったおのこ」


翻訳小説の題名に「おのこ」なんて言葉を使うかよww
正確な題名は「狼男を撃った男」。
うろ覚えでも普通こんな間違えしないぞww
流石に「うろ覚えの大家」は間違え方のスケールが桁外れだなww

894:名無しのオプ
09/09/23 16:58:36 2K8F0sbs
>>891
何しろ浜尾四郎の存在すら覚えていられずに

> 717 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 投稿日:2009/05/24(日) 20:31:27 ID:r0O5itKa
> 蒼井雄「瀬戸内海の惨劇」を読んだ。
> 戦前では唯一本格ミステリ長編の書き手と言うてよい作者の「船富家の惨劇」以外では
> 唯一の完成長編である。

なんて書くくらいだものなあ。
そのくせ他のスレじゃ>>862にあるとおり
ただの一字たりとも間違いを許さないと言っているからなほ笑える。


>>886
同意w

895:名無しのオプ
09/09/23 17:03:07 gDjfIjp0
>>893
ネタとしてもつまんないね
むしろいい年して幼稚でキモイ

896:名無しのオプ
09/09/23 17:16:14 uDU2slD9
次々に間違いを指摘するアンチの厳しい指導によって
書斎さんの論考が完成形に近づきつつあるね。

先は遠いけど頑張って!

897:名無しのオプ
09/09/23 18:58:45 gDjfIjp0
「論考」=「小学生の感想文以下」と言う意味ですか?

898:名無しのオプ
09/09/23 21:04:22 X5EUt72g
誰かの「自称」論考と、他の人の真面目な論考を一緒にしちゃ可哀そうだと思う。

899:名無しのオプ
09/09/23 23:35:41 kj6iSFwl
つまりアンチに指導してもらわないと論考(w)1つ
完成させる事ができないのかよw大した大家さんだw

900:名無しのオプ
09/09/23 23:47:21 LcXCYhu9
で、「唯一」についての言い訳マダー?


901:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/24 00:01:13 JiGUEu0X
>>879はアホか(w
>言うにことかいて「キャッチフレーズ」には高く評価したものをズラズラ並べ立てないといけない
ズラズラどころか、「船富家の惨劇」オンリーやろ。
戦前の本格ミステリ(長編)を語る場合に「殺人鬼」のみを持ち上げて、船富家をスルーするような
キャッチフレーズは問題有りと言わざるを得ない。
また、「殺人鬼」の評において、本格とはいえ短編作家である大阪圭吉の並列するなどは、
場を心得ない見当違いも甚だしいものがあると言い得る。

俺の論考中に明記したとおり、「殺人鬼」という作の実態は、世評とは異なり本格ミステリという
よりは、サスペンス・ミステリという内容にふさわしいものがある。
淡々と展開し過ぎている感はあるが、「船富家の惨劇」の方が本格ミステリという形容にふさわしい
ものがあるやに思う。

既に読了報告とそれに対する応答の範囲を逸脱しつつあるゆえ、
以後は、リンク先で
スレリンク(mystery板)

各人、心して来い!

902:名無しのオプ
09/09/24 00:11:47 v05eKdgt
>戦前の本格ミステリ(長編)を語る場合に「殺人鬼」のみを持ち上げて、船富家をスルーするような
>キャッチフレーズは問題有りと言わざるを得ない。

だから浜尾四郎の存在そのものを無視して

>717 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w [] 投稿日:2009/05/24(日) 20:31:27 ID:r0O5itKa
>蒼井雄「瀬戸内海の惨劇」を読んだ。
>戦前では唯一本格ミステリ長編の書き手と言うてよい作者の「船富家の惨劇」以外では
>唯一の完成長編である。

と言ったわけか。
言い訳にもなっていないなw

>戦前の本格ミステリ(長編)を語る場合に

戦前の本格ミステリーを語る場合に短編をスルーするのはOKだとさ。
お前の勝手で区切るなバーカw

>俺の論考中に明記したとおり、「殺人鬼」という作の実態は、世評とは異なり本格ミステリという
>よりは、サスペンス・ミステリという内容にふさわしいものがある。
          ↑
>365 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w 投稿日:2009/01/04(日) 20:07:24 ID:/u0hGB8P
>プロの版元(創元や早川)の判断さえ否定ってことでもある。

さあまたまた矛盾が出てきたよ。
これはどう添削してほしいのかな?

903:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/24 00:28:12 7X4j3n0l
>>902
今後は雑談スレでいくらでも相手になってやるが、
お前、添削とか意気がっているが、大坂圭吉どころか、
浜尾四郎も蒼井雄も読んでない荒らしだろ?(w

「殺人鬼」は戦前の本格ミステリ長編(前記したとおり、俺の評価は異なる)とされており、
この作の評において並列する作品としては長編を挙げるのが当然である。

まあ、創元の探偵小説全集と国書あたりの大坂作品集ぐらいは常備して、
雑談スレで正面から勝負して来いや(w
なお、既に誘導済みでもあり、雑談スレに来ないようなら自動的に荒らし目的の他板住人認定しておくね☆


904:名無しのオプ
09/09/24 00:44:05 7gG7/CDT
追い詰められるとすぐに他のスレに逃げようとするのは書斎の悪いクセだな。
ついでに相手を勝手に未読扱いするのも頭の悪い証拠。
よっぽど自分の未読が暴かれていることが悔しいんだな、
他人をそう罵倒すれば同じように悔しがると思っているんだろう。

>>879の言いたいことが分からないからってアホ扱いはだめだめw
浜尾四郎の「キャッチフレーズ」(これもアホな表現w)に
いちいち蒼井雄を引き合いに出さなきゃならんのか
という皮肉として大阪圭吉の名前を挙げられていることなんて明白じゃないかw
それにもともと創元は「随一」という言葉を使うことで蒼井を無視しているわけじゃないことは明白だけど
お前は違うよな、
「唯一」ということで浜尾四郎を完全否定しているんだものな。
お前一匹が浜尾四郎を本格派と認めないならってそれを創元に押し付けるなよw

ま、正面から「唯一」「藤原」等、未読の証拠を突きつけられて言い逃れができないアホウ君、
独りでそのニセ雑談所に逃げたければどうぞ。
誰も止めないし追わないからw

905:名無しのオプ
09/09/24 00:51:18 7gG7/CDT
あああと
> 大坂圭吉どころか、

大「阪」圭吉ね。

>956 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w 投稿日:2009/09/07(月) 19:33:18 ID:MQEkdSDM
>まあ単なる記憶違いか脱字であろうが、
>>生者と死者読んだけどこれすごい傑作じゃん
>>旧創元推理文庫版のタイトルは『生者と死者と』ですから
>>>>894さんは間違いであるとはいえないんですよね。
>どこが間違いではないと強弁するつもりなのか?
>助詞の有無で意味が異なって来てしまう。

自分の言ったことくらい責任もって自分で守ろうね
唯一のうろ覚え大家クン。


>まあ、創元の探偵小説全集と国書あたりの大坂作品集ぐらいは常備して

創元推理文庫から2冊刊行されていることを知らなかったんだね。
勉強になったね。


906:名無しのオプ
09/09/24 00:53:44 JiEGpJFZ
>創元の探偵小説全集と国書あたりの大坂作品集ぐらいは常備して

創元からも国書からも「大坂」なんて人の本は出てないんだが?

タイトル「生者と死者と」を「生者と死者」と書いただけの人を
口を極めて罵った奴が、著者名表記を間違えるとはねえ。

まあ、ググって名前を出してるだけで実際には読んでいないから
肝心なところで間違えるのはいつものことか。

以上、「アンチ」からの添削指導でしたw

907:名無しのオプ
09/09/24 00:55:37 JiEGpJFZ
あ、かぶった。

今日はかまってもらえてよかったね。未読馬クンw

908:名無しのオプ
09/09/24 01:56:40 XSsuhMoe
休みから戻ってきたら、アホ書斎が相変わらずデタラメなことを言っているな。

>839 名前: 書斎魔神 ◆AhysOwpt/w 投稿日: 2008/01/03(木) 22:07:06 ID:5fsUfHqf
>浜尾四郎『博士邸の怪事件他一編』を読んだ。
(中略)
>相続ネタに着眼した点(本作に描かれたような件は、旧民法では戸主制度等が存するため
>現行法よりも複雑なケースであったらしい)は、いかにもこの作者らしいものはあるが、
>戦前の長編本格ミステリの一大収穫とも言い得る『殺人鬼』ぐらい書けていればともかくとして、
>犯行現場であざとい偶然性が連続、トリックもトンデモ科学まがいの展開では、怪奇やファースの
>装飾を施さないこの作者の作風ではエンタメとして苦しいものがある。
(以下略)

この時点で蒼井作品を知らなかったこと自体がアホ。
日本ミステリの歴史をまるで知っていないことがわかる。
1年ちょっとで以前の評価に触れることなく見解を変えることがアホ。
「戦前の長編本格ミステリの一代収穫」が
「本格ミステリというよりは、サスペンス・ミステリという内容にふさわしい」に
見解が変わるなんて、どんな読み方をしているんだよ。
中身を読まずに、粗筋と解説と他人の感想文をつなぎ合わせて「論考」を書くから、こんな惨めなことになる。

909:名無しのオプ
09/09/24 02:16:11 AwhvkLBt
結局話せば話すほどロクに本なんか読んでなくて、
他所からパクってきたのを適当に繋ぎ合わせてるだけてのが
ハッキリするだけなんだよなぁ。まぁ絶望的に頭が悪いから
しょーがないんだろーけど。

910:名無しのオプ
09/09/24 06:24:33 qDvwttJe
ここでごちゃごちゃ書くヤシは荒らし。文句があるなら雑談スレで論陣張ればいい。

911:名無しのオプ
09/09/24 09:02:10 2FC1lQ66
お前らうろ覚え大家に踊らされてるぞ、原点に戻りましょう。

もともとはあのバカ馬が浜尾四郎という大物を知らずに
蒼井雄について「戦前唯一の本格長編を書いた」と発言したことが最初。
それを突っこまれて笑われて、それが悔しかったから馬は

 > >「戦前の日本探偵小説中、随一といってよい本格物の一大収穫」と創元は言うが、
 > 「殺人鬼」に対するこの創元のキャッチフレーズはスルー状態とは情け無い。
 > ねらーが権威に弱くてどうする(w

つまり「俺ばかり責めるが創元だって蒼井のこと忘れてたじゃないか」
と言い出した。

912:名無しのオプ
09/09/24 09:02:35 2FC1lQ66
しかし今度は「お前は唯一と随一の違いが判っていない」と痛恨の一撃を喰らったから
「浜尾と蒼井は同格だ」「『殺人鬼』は本格とは認めない」
などと馬自身の個人的な思い込みを持ち出して話を逸らし始めた。
判りやすく表現すると馬は「俺はこう思い込んでいるのにどうしてお前らは創元に突っ込まないのだ」
と言い換えた。

   なんで我々がうろ覚え馬に同調して東京創元社に突っ込まなけりゃならんのだw

一般の見解は『殺人鬼』>>>『』なんだから東京創元社の一文は間違っていないし
我々も作品を読んだうえでこの一般見解に納得している。

   だから俺たちが突っ込む必要はないんだよw

そして創元は「随一の」という言葉で他の戦前本格長編作品の存在を表現している以上
浜尾作品の「キャッチフレーズw」にそれ以外の作品名なんか挙げる必要はない。

   「キャッチフレーズw」は評論じゃないんだぜ、判ってる?

東京創元社の一文と同じ見解に達するのが「権威主義」という思考方法は
既成の概念に何でも反対するのがカッコイイと思い込む中学生の短絡思考そのもの。

   もっと大人になれよ未読馬w

913:名無しのオプ
09/09/24 09:09:26 2FC1lQ66
>>904
 > 追い詰められるとすぐに他のスレに逃げようとするのは書斎の悪いクセだな。
 > ついでに相手を勝手に未読扱いするのも頭の悪い証拠。

俺たちが馬を未読だと断定できるのは、馬を支持する人間すら「うろ覚え」と言うほどの
既読ならあり得ないような間違いを多発するからなんですよね。
書名人名はおろか登場人物の性別まで間違えるという、信じられないレベルの間違いを。

でも馬が誰かを未読と断定する根拠はといえば、
その相手が単に自分と異なる意見を持つからという、あまりにも薄弱なもの。
異論があるというだけで相手を未読と罵倒して片付けようとするところに
未読大家うろ覚え君のあせりが垣間見られます。

それにここがスレ違いというなら馬は最初から自分で移動すべきでした。
自分が不利だと感じると他スレに移ろうというのは要するに
これまでの自分のまずい発言を切り捨てるつもりであることが明白なんですよ。

うろ覚え大家はこれまでの発言を無かったことにして適当なことを言い
我々にはコピペ等の手間を掛けさせようというただの嫌がらせ行為。
ついでにあの乱立雑談スレを事実上の本スレにしてしまおうという醜い企みもあるんでしょうね。

914:名無しのオプ
09/09/24 09:11:39 JiEGpJFZ
アンチの具体的かつ論理的な指導によって、その場しのぎで矛盾した
レスを書き込む書斎魔神のデタラメぶりが浮き彫りになっているね。

915:名無しのオプ
09/09/24 09:19:44 0BIqabEg
宮部みゆき「火車」を今までぶっ続けで読み終えた俺が通りますよっと
…眠い。本返すのは明日にしよう

感想をあらすじ交えて書くのはここの住民に対して無粋な行為なんだろうけど一応…

親戚(はとこ的な)に頼まれ、失踪した婚約者を休職中の刑事さんが探し回る訳なんだけど
足取りがつかめない&失踪事件解決の鍵を握ってるであろう人物も全く姿を表さない
主人公を取り巻く状況も進みつつ下がるつつ…気付けば残りのページが薄い…
おいこんなんでまとまるのかよ!と心配しつつ読んでいく…
で、ラスト。事件解決な訳なんだが、この終わり方…そりゃ残りページ少ない訳だと納得
その一方でこういう終わり方が一番なんだろうなぁ、と。なぜか「老兵は死なず、ただ黙して消え去るのみ」のフレーズを思い出しました
登場人物達の孤独を背負って歩いてる姿に心が引き込まれ
いつの間にか自分の孤独の重みを感じながら一緒に歩いている。そんな気分にさせる物語でした

読み終えた後、いい年してしばらく動悸が止まらなかった…やましい事でもあるんだろうなぁ…

916:名無しのオプ
09/09/24 09:36:48 0BIqabEg
書き込んだ後に気付いた…
ここってもしかして、スレタイ通りには機能してない?
>>915は何か場違いなレスだよな…

917:名無しのオプ
09/09/24 09:39:01 vEftGQKm
他の連中こそ荒らしだから気にしないでいいよ

918:名無しのオプ
09/09/24 09:46:44 ZHwwTQ3t
書斎も相手してる連中もいい加減うぜえんだよ。

よく目ん玉見開いて、スレタイを理解したらとっとと出ていけ!


919:名無しのオプ
09/09/24 11:22:33 qDvwttJe
アンチが荒らしだということが明らかになったね。

920:名無しのオプ
09/09/24 13:55:55 QtPX4F5F
火車はいまだに良さがあまりわからない。
いや、確かに面白いっちゃ面白いけどなんでそこまで評価が高いのか。
叩かれまくってるけど、直木賞のナベジュンや黒岩とほぼ同意見w

921:名無しのオプ
09/09/24 16:32:34 3Niaw10T
荒らしであることが明らかになったうろ覚え大家こと書斎魔神
彼についての話は以後ここで行うことにしましょう。
もちろんうろ覚え大家自身の珍反論も大歓迎。

URLリンク(jbbs.livedoor.jp)

922:名無しのオプ
09/09/24 20:08:35 IAtN85ge
「荒らし」の「アンチ」に校正してもらう「うろ覚えの大家」w

923:名無しのオプ
09/09/24 20:21:12 ZYC3W1tP
追い詰められるとすぐに他のスレに逃げようとするのは書斎の悪いクセだな。
ついでに相手を勝手に未読扱いするのも頭の悪い証拠。
よっぽど自分の未読が暴かれていることが悔しいんだな、
他人をそう罵倒すれば同じように悔しがると思っているんだろう。

>>879の言いたいことが分からないからってアホ扱いはだめだめw
浜尾四郎の「キャッチフレーズ」(これもアホな表現w)に
いちいち蒼井雄を引き合いに出さなきゃならんのか
という皮肉として大阪圭吉の名前を挙げられていることなんて明白じゃないかw
それにもともと創元は「随一」という言葉を使うことで蒼井を無視しているわけじゃないことは明白だけど
お前は違うよな、
「唯一」ということで浜尾四郎を完全否定しているんだものな。
お前一匹が浜尾四郎を本格派と認めないならってそれを創元に押し付けるなよw

あああと
> 大坂圭吉どころか、
大「阪」圭吉ね。

>956 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w 投稿日:2009/09/07(月) 19:33:18 ID:MQEkdSDM
>まあ単なる記憶違いか脱字であろうが、
>>生者と死者読んだけどこれすごい傑作じゃん
>>旧創元推理文庫版のタイトルは『生者と死者と』ですから
>>>>894さんは間違いであるとはいえないんですよね。
>どこが間違いではないと強弁するつもりなのか?
>助詞の有無で意味が異なって来てしまう。

自分の言ったことくらい責任もって自分で守ろうね
唯一のうろ覚え大家クン。

>まあ、創元の探偵小説全集と国書あたりの大坂作品集ぐらいは常備して
創元推理文庫から2冊刊行されていることを知らなかったんだね。
勉強になったね。

924:名無しのオプ
09/09/24 20:30:44 lOGCD+Bz
>>923
おまえは、本当にスレタイの日本語が読めないのか?
ウザイんだよ、ボケが。


925:名無しのオプ
09/09/25 11:21:21 1bzqBV/o
>>924
雑談所にコピペしようとしてここにコピペしたアホ=書斎の仕業。

926:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/09/26 15:27:26 xtAWMH/x
丸谷才一「輝く日の宮」を読んだ。
作者はミステリにも造詣が深い現代純文学作家である。
かねてから、いずれ本格的なミステリを書いて欲しく思うているのだが、
ヒロイン(19世紀文学の研究者)は、少女時代には父親(日本生活文化史の研究者)から、
推理作家になるかと思われていたようなミステリ好きなキャラという設定、
この作者の長編中では最もミステリしている作(歴史ミステリの要素あり)で、
幻の「輝く日の宮」の章(「桐壺」の次章とする説が多い)を主体にして、
源氏物語の謎解きをメーンにした作であり、源氏オタなどにはたまらない薀蓄が満載の作でもある。
ただし、俺自身の興味対象から言えば、作中に登場するシンポジウムのテーマである
日本の幽霊ネタを御霊伝説等の観点から、より深く掘り下げて欲しかった感あり。
(物語はこのシンポで、源氏物語に死霊・生霊の話が多い点が話題であがったことから、
一気呵成に源氏ネタへと脱線(?)してゆく)
ヒロイン安佐子=紫式部、恋人のアクア会社重役(後に社長)長良=道長の「見立て」
だよね。

927:名無しのオプ
09/09/26 20:27:55 j9k0kIzJ
>>925
>>924はうろ覚え大家に対するレスなんだから
間違ったことは言っていないぞw

928:名無しのオプ
09/09/26 22:02:46 r4yK0Pcs
書斎の読む小説は格調があるね。

929:名無しのオプ
09/09/26 22:24:22 K/4vCj8U
文章には品がないけどな。

930:名無しのオプ
09/09/26 22:33:39 j9k0kIzJ
そもそもうろ覚え大家は本を読まないからなあ。
「格調のある」小説を読んだ人間には格調があるとは言えないし。

それにしても928の言い方って、うろ覚え大家を讃えているようで実は貶しているんだよね。
褒める対象が奴が読んだということにしている小説「だけ」だというところがね。

931:名無しのオプ
09/09/27 01:18:46 Nr71Mcs4
スルーで

932:名無しのオプ
09/09/28 11:26:14 hXO7dFt/
輝く日の宮なんてとっくの昔に読んだが、別に格調高いなんて
もんでもないが?
未読の奴はあれが「格調がある」なんて思えるんだね

933:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/09/29 20:16:52 MvVkB6KX
「数学的帰納の殺人」草上仁(早川書房)

ある宗教団体のメンバーが本拠地であった孤島から一斉に姿を消した。
そして20年後。写真記者梅川勝子は死んだ旧友を参った際、
奇妙なものを手に入れ、過去の事件の真相を究明しようとするが……。

タイトルからガチガチのパズラーかと期待して読んだ(裏表紙や
帯でも本格論理とあったし)が、とんだ羊肉狗肉。巻き込まれ型
サスペンスであった。
論理はストーリーの端々に出てくることはあっても、事件の全容を
解き明かす有効なツールとは成り得ておらず、本格味は
暗号や犯罪のシステムを解明する時に感じられる程度であった。

作者も編集部もこれを本格・パズラーだと捉えているのなら、
不幸なことになると思う。特に後者の罪、軽からず。

934:新参
09/10/07 23:02:26 f/v3wpVt
後読感って言う位なんだから
内容の解説は有難いけど、それこそ後読感を聞いてみたい

…もしかして…スレ違?

935:名無しのオプ
09/10/07 23:05:29 f/v3wpVt
後・読、逆だね…orz

936:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/10/10 15:41:10 U92y71fW
上野昂志「紙上で夢みる現代大衆小説論」を読んだ。
「小説より面白い文芸評論集 大幅増補し復刻なる!」のキャッチフレーズが
「おい、おい言うに事欠いて・・・」という感が強い。
60~70年代の誰もが知るエンタメ作家に関する論考だが、長いだけの2ちゃんレスポンスレベルという印象である。
横溝御大、大乱歩、大藪ハリー、山フー等、ミステリ作家が多く取り上げられているが、
各作家の論考に関して共通するのは、一部作品語りに多くの紙数を費やし過ぎて、
その作家の全体像に迫り得るものとなっていない不満が大きい。
いずれも長期に渡り活躍した作家ゆえ、60~70年代あたりに時期を限定するなりして、
論考を試みるべきであった。
本論(作家・作品論)280頁強中、山田風太郎に3章70頁強と全体の4分の1程度を割いている
のも、筆者の個人的な強い思い入れは伝わるものの、
(「稀にみる天才であり、彼に比肩し得るのは戦前の夢野久作ぐらい・・・」と語り、
(風太郎と比較した場合)、シバリョウの文章はリズムの平坦さにうんざりしてしまう、
と正に絶賛状態)
1冊の本としての論考における構成上のバランスは欠いていると言わざるを得ない。
他の作家の章では、横溝御大の戦後の長編は戦前の作品群とは異なり、
怪奇浪漫性は装飾に過ぎない(筆者は個人的には戦前の作が好みらしい)という指摘も
2ちゃんではおなじみな言説だし、筒井康隆のヒット作「家族八景」をファンの贔屓の引き倒しと
評し、「こんな薄手の家族心理といったものを深刻そうに書くなどというのは、
まったくもって筒井康隆らしからぬ振舞いだ。私小説のパロディのつもりかもしれないが、
これではパロディにもならない。・・・」としている部分など、スリリングなSFサスペンス小説として
の面白さという観点が皆無なうえに、私小説云々の指摘は全くの方向違いとしか思えぬ。

937:名無しのオプ
09/10/10 16:08:37 flhbWOUs
>>934
それは無理ってものだ
なぜなら彼は誤読漢だから

938:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/10/11 16:22:43 8M0/e2Kt
浜尾四郎「殺人小説集」を読んだ。
このバージョンはレアものである。
やはりこの手の「もの」は新古書店よりも一般の古書店の方がゲットし易い感あり、
余談ながら、馴染みのショップ(店主がちょい不気味なのが難か・・・)で入手。
最早、恒例(注 高齢ではない(w )となった収録作品全話講評逝ってみよう!!
・「彼が殺したか」
大乱歩風のサドマゾねたで落すのだが、無実の人間の処刑という展開にこそ法律家である
この作者の力点がありそうである。ただし、短編にしてはボリューム感がある作だが。
格別に面白い作とは思えぬ。
・「死者の権利」
犯罪の成立3要件のうち、違法性や責任性をネタにした作は多いが、
構成要件該当性ネタ(「殺し」はあったが殺人罪でなく傷害致死罪に見せかけるトリック、
ゆえに刑罰が大きく異なる)はいかにもこの作者らしい。
ミステリ的にはリベンジのシニカルな結末が読ませどころか。
・「悪魔の弟子」
「うほっ」なムード、タイトルにある「悪魔」こと手記の名宛人である検事が直接には登場
しないという凝った設定が光り、シニカルな結末が読ませる。
・「殺された天一坊」
大岡越前ネタだが、シリアスにしてシビアなタッチな傑作。
法による統治の正当性の問題を抉って間断するところがなく、
著名な大岡裁判の数々をシニカルに解釈してゆくくだり、(このクライマックスが「天一坊事件」と
言える)が、非常に面白いうえに凄味さえ感じさせるものがある。
・「島原絵巻」
創元は浜尾集から本作を落すべきではなかった。
石井輝男作品を想起させるような迫力溢れる残酷犯罪劇だ。
締めの一文「最後にわれわれ人間には、平生は考えられぬ位の残虐性が多分にある、という事
である」、法律家であるこの作者らしい実感であろう。

939:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/10/11 16:24:32 8M0/e2Kt
・「正義」
オチが見え気味(本人でなく弟というのが多少凝っているが)、
偶然性が強過ぎる作であり、出来はいまひとつである。
Let justice be done though heaven fall.
最後のこのフレーズのみ印象に残る。
・「探偵小説作家の死」
シリアスなタッチが多いこの作者の短編にしては、入れ子構造を意図した遊び心に富んだ作。
その分、創りものめいた展開(同居する師弟関係にある2人のミステリ作家がお互いに殺人計画を
執筆しているとか)が目立つものの、思わせぶりなラストまで一気に読ませる面白さはある。
・「黄昏の告白」
臨終時の告白と意外な真相を迫力ある筆致で描き切った作。
これも悲劇的なラストまで一気読みさせる、
・「夢の殺人」
夢遊病による殺人ってのは反則技とも言えるのだが、S・S好きなこの作者ゆえ、
そんな事は百も承知なのか、ラストでどんでん返しありがあり、それなりに楽しめるお。
・「彼は誰を殺したか」
後半に「死者の権利」と似た構成要件ネタ(自動車を使用した殺人を業務上過失致死に
見せかける)もあるが、偶然性が強過ぎる設定(ガイシャと犯人が朝の散歩で毎日会う等)で
出来は今ひとつである。
・「有り得る場合」
事実に対する多重視点の面白さを狙った作。
思うに法律家でありながら、この作者は犯人捕縛という勧善懲悪に拘泥しないのは良し。
これが作風の幅を意外に広くしている因であろう。

940:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/10/12 20:06:38 dv1DqH+z
黒羽英二「十五号車の男」を読んだ。
ミステリのコーナーでなく純文学のコーナーに在庫しているショップもある作品集だが、
読了してみて、この判断にもなるほど感あり。
ゆえに年末の年間ベストミステリ選出で本作品集がどう評価されるか楽しみではある。
早速、大好評収録作品全話講評逝ってみようか!
・「月の光」
偶然、夜行列車内で乗り合わせた男が主人公に語りだした奇妙な思い出話・・・
なるほど、「押絵と旅する男」の作者大乱歩の嗜好に合いそうな作で、
高評価したのもうなずけるものがある。
月光が降り注ぐ深夜の夜光列車内の幻想的なイメージは強烈な魅力に溢れ、
あらためて「ルナティック」というワードを想起させるものあり。
ただし、過去の事件の謎解きが鮮明でないため、ミステリとしては問題有りなのであろう。
・「十五号車の男」
いかにも「ミステリ」といったタイトルの表題作なのだが、通勤電車内での座席確保のトラブルから、
主人公がフルボッコにされるシーンに、やや幻想風味(混雑している車内にもかかわrず、
トラブルの相手と2人きりのような感覚に囚われる)がある点を除き、これといった事件は
何も起こらない話なのである。
屈辱を晴らすために主人公がストーカーと化すシーンから、何らかの事件への発展(復讐殺人、返り討ち殺人等々)を期待するミスオタも多かろうが、
同じ長距離通勤者であるターゲットに共感さえ抱き始めるという展開が非常に面白い。
あえて分類すれば、今も活きる現代的な視点に富んだ純文学であり、
老舗雑誌「三田文学」に掲載されたのもうなずけるものあり。
前半、通勤車中の暇つぶしのため主人公が車窓から見える工場ウォッチングを試みるシーンには
近年の工場萌えブームを大きく先取りした感があったり、
作者の見聞ないしは伝聞が元ネタなのか、車内トラブルを紹介したエピの部分も妙にリアルで
面白い。

941:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/10/12 20:08:39 dv1DqH+z
(「十五号車の男」に関する感想)
本作を読むことが出来たのは非常な収穫であったと言い得る。

・「幽霊軽便鉄道」
タイトルのまんまな廃線跡地巡りネタの怪談。
零落した温泉場の風景描写は読ませるものがあるにしても、21世紀にこの話を書いても仕方
なかろう。
・「カンダンケルボ」
亡父の戦時中の任地シンガポールへ、その縁の場所を巡る(観光旅行もまじえるが)私小説風味
が強く出た作。作者が老成(2006年)してから書かれた作だけに、観光小説の趣もあり、
重く感傷的に成り過ぎず、飄々とした語り口で巧く読ませるものあり。
・「古い電車」
孤独な老人の死という哀しい結末を迎えるファンタジックな風味が強い作だが、
こういう作を読み慣れた者にとっては特筆すべきものは見当たらない。
・「母里」
廃線跡地巡りネタに亡母への慕情を絡めた怪談。
メーンテーマはありがちな感が強く、印象は薄い作だ。
・「子生」
これは廃線跡地巡りに子が無い孤独な定年退職者の姿をまじえて描いた私小説風作。
表立った怪奇現象を描かず、合理的な解釈も可能ならしめた展開で成功している。
・「成田」
これも廃線跡地ネタだが、今流行りの「鉄子」ネタまで取り入れているのが、作家としての
尽きぬ意欲を感じさせ、一人称の語りで巧く読ませる小品に仕上がっている。

942:名無しのオプ
09/10/12 22:35:10 O0ufAskI


943:名無しのオプ
09/10/12 23:29:00 nyafQWp8
>>937
読後感氏が“誤読漢”なら書斎魔神氏は“無読漢”だねw

944:名無しのオプ
09/10/13 06:55:07 6PeH0vSq
未読姦だな

945:名無しのオプ
09/10/13 14:24:00 ZwC5x9um
>>937
うまいこと言うなぁ、と自演してみる


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