『読みました』報告・国内編Part.5at MYSTERY
『読みました』報告・国内編Part.5 - 暇つぶし2ch479:名無しのオプ
09/01/14 19:35:42 yq7U8ZwT
>>478
そうか?
初心者からすら嫌われているぞ?

480:名無しのオプ
09/01/14 20:03:23 iaU6BV9E
からすらくんだけでしょ、嫌ったりなじったりしてるんは

481:名無しのオプ
09/01/14 21:26:12 Y4btAIiv
>>478>>479
初心者にもせいぜい3日もすればバレるw
たいがいしょーもない自演で自爆w

482:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/01/15 03:39:18 zlVize6L
「ゴールデンスランバー」伊坂幸太郎(新潮社)

地元出身の総理大臣の来訪に沸く仙台。しかし、総理夫妻の車に
突如爆弾が放たれる。パニックを起こす群衆。だが陰謀はまだ終わらない。
事件の前から“犯人捜し”は始まっていたのだ。総理暗殺の汚名を
着せられた青年青柳雅春の絶望的な逃亡劇が始まる―。

伊坂の旦那はミステリーじゃない気がして読んだこと無かったけど、
本書は出た当初から評判が良く、しかもこのミス1位になったんで読んだ。

序盤に最初の疑問が浮かぶ。即ち、この構成は必要か?
これは最後まで読んである程度納得した。でも、序盤はもっと
短くて済む気が。
内容にリーダビリティはあるのですいすい読み進める。で、次の疑問。
こういう巻き込まれ型って自分は好きだが、このミス1位になる程
突き抜けたものが本書にあるのか?
情緒的な部分で評価されたのかなあ。ラブホの行とか最終部とかの。
その辺はまあ巧いと思ったけども。

でも主人公は恵まれ過ぎだな。ペルセウス並に次々助っ人が出てくる。
後、花火師との出会いやヒッチハイクの行は不自然だった。

一応アヒ鴨ロッカーくらいは読もうと思うとる。

483:名無しのオプ
09/01/15 22:13:05 BL71ENr8
2008年のベストミステリを投票で決める「2chが選ぶこのミステリーがすごい!」スレ
投票締め切りまであと5日です。まだ未投票の方は、ぜひ参加してください。
スレリンク(mystery板)

【以下のルールを守ってください】
・投票スレの>>1-3は無視してください。
・対象は奥付表記で2007年11月~2008年10月の期間内に発行された広義のミステリー作品。
・6作品以内で順位をつけて投票すること。
・必ずしも6作挙げる必要はなく、1作でも投票可とするが、上記のように順位はつけること。
・1位=10点、2位=9点~6位=5点で集計。
・国内作品と海外作品は別々に投票する。
・一行以上の総評必須(ネタバレ禁止)
・投票期間は12月8日~1月20日まで

今年のこのミス、本ミスなどのランキングです。参考にしてください
国内編 スレリンク(mystery板:267-270番)
海外編 スレリンク(mystery板:271-278番)

484:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/01/17 01:57:37 czDzh1fA
「相棒」五十嵐貴久(PHP研究所)

時は幕末。窮地の幕府を救うため大政奉還を実行すべく薩摩の実力者
西郷吉之助との会談に向かった将軍慶喜。しかし、その途路
慶喜の乗った籠が何者かによって狙撃される。大政奉還に反対する
勢力の仕業とみた老中達は犯人を突き止めるため佐幕、倒幕それぞれに
顔が利く2人の人物に捜査を命じるのだが……。

幕末タイムリミット・ミステリー。年末いくつかの書評で目にしたのだが、
土方歳三と坂本龍馬のコンビが探偵役という奇抜な設定のみに
焦点が当てられているようで、肝心のミステリー部分がどうなのか
良く判らず、確かめたくなって読んだ。

結論から言えば大したミステリーじゃ無かった。歴史小説としても
描写が細かい訳じゃなくイマイチ。ただ大雑把に物語としてみれば
結構面白かったかな。終盤の展開も割とわくわくしたし。

そういや、森雅裕にも同じコンビの作品があったよねえ?
いつか読み比べてみよう。

485:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/01/17 02:55:57 czDzh1fA
「黒百合」多島斗志之(東京創元社)

夏休みに関西の父の友人浅木を訪ねた中学生進。浅木家の息子一彦と
池で遊んでいた時、彼らは一人の少女と出会う。その後3人は
毎日の様に一緒の時間を過ごし、友情を育んでいく。やがて訪れる
別れを意識せぬまま―。

本作は読む際に最新の注意が必要なんですの。何せ、一読したくらいじゃ
内容が理解出来ないというシロモノで、下手すると総スカンを食うとか。
ゴドクでコドクになることだけは避けたいもんざます。あ、オデは
とっくに孤立してるか! ってやかましいわwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww

閑話休題。230ページと短いし、文章も読みやすく綺麗な印象。
ただ、ミステリーとしては程々にやられた感じで絶賛とまでいかないなぁ。
終盤に重大な事実が明かされるというアンフェアや(メル欄)が
スマートに思え無かったことを除いても、レッドヘリングがあからさま
だったので驚きの度合いはそこまで強く無かった。
その後あちこち観て補完したもののインパクトは変わらず。
ただ佳作には間違いなく分量も手頃だから文庫落ちしてから
キオスクで売れば良いと思うよ。

他気になった点は、(メル欄2)かな。

ツンデルデビュー作も早く読まないとなぁ。

486:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/01/17 20:20:00 uPmSuzBz
桜庭一樹「赤朽葉家の伝説」を読んだ。
昨年の文春4位、このミス2位、読みたいSFでも10位にランクインした作、
そんなこと以上に直木賞候補作(これで受賞して欲しかった)だが、
なんとなくここまで積読してしもうた作。
正直言うて、第1部の主人公万葉が赤朽葉家へ輿入れするまではスローテンポでやや退屈感
あり、失敗したかな、と思い始めた頃に「物語」は急激に動き出し、頁をめくる手ももどかしいぐらい
に作者の語りに惹き込まれてゆく感がある。
なんの取り柄もない女と自称する語り手赤朽葉瞳子だが、千里眼奥様こと祖母の万葉、
レディース上がりの天才漫画家の母毛毬に対する終始クールな視点を失わないのが落ち着いた
読み応えある大河小説足り得た因かと思う。
(映像化は無理かもしれぬが、毛毬役は全盛期の土屋アンナで決まり、
ちなみに成人後の孤独(瞳子の叔父)役は語呂合わせでなく劇団ひとりで決まりでしょ)
どうやら作者の分身はタレント的には毛毬だろうが、心情的には瞳子にあるやに思われる。
版元(東京創元社)の関係もあってか、第3部には被害者を探せ的なミステリ
(そう言えばテレビ番組でこの作者の自宅が紹介された時に書棚にパット・マガーがあったけ)の趣向もあり、第1部で万葉が「視た」飛ぶ男に関する謎解きがされる。
全体を通して描写力の確かさと作者の読書量の豊かさを想起させるが、
「百年の孤独」は勿論、「楡家の人びと」、この元ネタである「ブッデンブローク家の人びと」あたり
まで目を通しているのではなかろうか。
不満点としては、最後の最後の締め、「・・・・ほんとうにそうだとおもしろいんだけどな。」という
万葉の孫瞳子の独白で余韻を持たしてエンドして欲しかったこと、
蛇足と言わぬまでも、果たして以後のくだりは作者はどうしても書きたい部分だったのか?

487:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/01/18 11:47:58 MwBlXvUS
西村寿行「帰らざる復讐者」を読んだ。
既にブームも遠く過ぎ去ったものの、今でも暇つぶしに一気読みさせる面白さは備えている。
ただし、この手の作には付きものな極端な御都合主義(主人公の持論も含む)を許容出来得ると
しての話ではある。
父と妹を惨殺された帝大出青年医師がリベンジャーと化し、父の戦時中の過去が絡んで
いたと思われる事件の真相を追う・・・
ハードボイルドアクションと思いきや、前半謎解き小説風、しかも足で追う松本清張風な面白さ
あり、ただし、活躍時期がコンテンポラリーだった破天荒な大藪春彦作品を読み慣れた目には
主人公が凡過ぎて、物足らない感はあろう。
読書人なら、後に森村誠一作品で話題となったネタに、先行する作ではこれも話題となった
遠藤周作作品のテーストを加味した作だとわかるはずだ。

新藤兼人「シナリオの構成」を読んだ。
「エデンの東」を素材にした最終章「シナリオの構成技術」は原作小説からシナリオが生まれる
過程をミステリの謎解きが如く解明したものであり、読み応え十分。
この章のみでこの板で紹介する価値があろうかと思う。
ただしスキル論としてはこれでOKなのだが、シナリオ化により登場人物のキャラやストーリーそのものが変質してしまっている点に一切触れられていないのは疑問。
例えば、スタインベックの原作のキャルは映画版ナイーヴな印象も強いジェームス・ディーン
演じるキャルよりも、不良性を伴う悪のキャラに造型されているし(マーロン・ブランドの方が
イメージが近い)、稀代の悪女キャラとして設定されたアロン&キャル兄弟の母であるケイトが
キャルに金を貸したりして母の愛情を想起させるようなシーンがあっては極めて拙いのである。

488:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/01/23 00:03:18 B8bQUGza
「裁判員法廷」芦辺拓(文藝春秋)

裁判員制度をテーマにした本格中編集。“あなた”という二人称で
進行していく。芦辺の作品を読むのは3冊目だが、良い仕事してんなぁ
というのが素直な感想。自身も自負してるみたいだが、本格にこだわり
ながら社会性にも重きを置いた姿勢でいるのは好印象。
そこは元ブン屋ってことか。

収録作はどれもアリバイや現場の状況から犯人と目された被告人を
弁護士森江春策が助けだそうとするという筋。
ベストは最後の「自白」かな。鮮やかだった。でも順に読んでね。

一度は裁判員に選ばれてみたい。

489:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/01/24 23:34:56 GKLIPdqN
角田光代「森に眠る魚」を読んだ。
早大一文卒な直木賞をはじめとしたタイトルホルダーだが、
ミステリは書かないためミスオタには無縁な実力派作家の新刊である。
本作は都心の住宅地に住む様々なキャラの5人の主婦をメーンに置き、
子供たちのお受験を絡めた物語。
巧みな描写力により、日常を描きながらもサスペンスフルな作に仕上がっており、
一読巻を置かせぬものがある。
ラストはもう少し暗めの方がベターな感はあれど、前半の笑い含みの展開からサイコな展開さえ
期待させる後半の展開へのシフトチェンジは、なんとも見事としか言い様がない。
お受験ねたということもあって、文京区の凄惨な事件を想起する向きもあろうが、
作者はこの事件への高い関心は認めながらも、決してモデル小説としていない点には留意
しておきたい。(従ってこの方向性を期待すると外される)

490:あぼーん
あぼーん
あぼーん

491:あぼーん
あぼーん
あぼーん

492:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/01/30 23:41:06 1Iw7HSMA
「もう誘拐なんてしない」東川篤哉(文藝春秋)

下関に住む貧乏大学生翔太郎は先輩に半ば押し付けられた
たこ焼き屋のバイトで門司に遠征した時、何者かに追われていた
美少女を助ける。その少女・絵里花はヤクザの娘であり、父親の
監視から逃れたいのだと語る。事情を聞いた翔太郎は彼女の望みを
叶えてやるためにある犯罪を実行しようとするのだが……。

久しぶり2冊目。珍しく地方が舞台のミステリー。作者の持ち味である
コメディタッチな筆致には、時に余りのベタさに反応に困りながらも、
楽しめる。しかし、ミステリーとしては大したことない。がっかりした。
今更こんなネタ(だけ)で長編書いていいのか?

文庫書き下ろしでキオスクで売れば良いかも知れない。或いは
2時間ドラマにするとか。ついでにかしいかえんは遊園地でしょう。

493:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/01/30 23:45:56 1Iw7HSMA
「ジョーカー・ゲーム」柳広司(角川書店)

戦前の日本に創られたスパイ養成学校通称D機関。そこでは
選抜されたスパイ候補生達が魔王と仇名される怪人結城中佐に
厳しい訓練を受けていた。彼らはやがて密命を帯び世界各地で暗躍する。
連作スパイ短編集。

「はじまりの島」に刮目したものの、以降手を出しかねていたところ、
本作を読んだのはこのミス2位だったからともう一つ理由がある。
去年某テレビ番組を観ていたら本作が紹介されていたのだが、
そこでゲストの一人が「こういうものを読んでいると人間アホになる」
と言ってのけたのである! 何たる悪口! 何たる雑言!
晴天の霹靂とは正にこの事で、まさかまさか、白昼堂々公共の電波で
この様な無知と差別と偏見にまみれた汚らしい暴言が吐き散らかされよう
とは思いもしなかった小生は余りの衝撃に開いた口が塞がらず
畳が涎でベトベトになり年末を待たずに替えなければならなくなった
かも知れなかったくらいであった。

494:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/01/30 23:47:30 1Iw7HSMA
(続き)
観れば如何にも××××が原因で××出来ず、××を使って
何とか×××という×××を得ていると言った様な風体の輩である。
恐らく×××が××ない不満を勝手に××××のせいにして八当たり
したものと思われるが、誠にもって度し難い大馬鹿垂れの鎌足である。
こういう奴の存在は百害あって一利なしだと思う。
二度とテレビに出て欲しくない。

閑話休題。スパイものの方法論的に言って短編というスタイルは
難しいのでは思っていたが、中々頑張っている印象。ただ、
結城中佐のスパイ哲学は穿ち過ぎて破綻している様に思われる。
国家への忠誠心は必須でしょう。

ベストは「幽霊」。二重三重に組まれた真相が魅せる。盲点を衝いた
表題作も良い。「ロビンソン」は終盤の展開が都合良過ぎるし、
「××」は折角の不可能興味を(メル欄)が減じている様に感じた。

市川雷蔵の「陸軍中野学校」を観て本作と比較してみようかしら。

495:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/01/31 18:57:11 KSWvmhJz
山本博文監修「こんなに変わった歴史教科書」を読んだ。
教科書出版会社でもある東京書籍から刊行された、
1972年と2006年を中心に教科書を読み比べ、その差異のトピックを抽出した
歴史ミステリねた満載の本であり、それなり楽しめる。
新書・文庫でミステリばかり読み耽っている奴はこの程度の歴史常識はしっかりと押えて
おけという感がある。
この点で各項目の頁下段に記された「この時代(時代概観である)」「歴史年表」
「同時代の世界の動き」は学習に資するものがあろう。
歴史もミステリも愛好する俺には、有名な頼朝や信玄、尊氏の画像が全くの別人と判明したこと
(この過程の記述が正にミステリの謎解き)が特に面白いものがあった。
各人、心して読め!

496:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/02/01 15:36:50 bSWw6SC3
角田光代「空中庭園」を読んだ。
縁無き作家と思うていたが、前記した「森に眠る魚」の凄まじいまでのサスペンスに魅せられた。
直木賞受賞作ではあるが、非サスペンスの「対岸の彼女」は今ひとつという感があったが、
本作は首都郊外の大団地に住む一見平凡な一家の深層を抉って読ませるものがある。
連作形式だが、妻の視点で語られる表題作が一頭地を抜く面白さ、
母娘の思惑を描いて間断するところがない。
あとがきを石田衣良が書いているが、「パトリシア・ハイスミスのサスペンスのようだ」という指摘は
ツボを突いたものがあるかと思う。ただし、ラストの親子水入らず貸切状態の路線バスのシーン
を見ると、本作の評に「乾いた絶望」という表現を用いるのはいかがなものか。
それなりに家族相互の受容を描いたものとは理解出来ぬだろうか。
本作に描かれた京橋家はそんなに仲が悪い家族ではなく(むしろ良好な方かも)、
それぞれの駄目さ加減を認めたうえでの「明るい絶望」とでも評したいものがあるやに思う。

497:名無しのオプ
09/02/01 19:31:46 ebEgqMGM
うるせー!書斎よ、ここはお前のメモ帳じゃねえんだ、妄想は鶴ヶ峰公園の便所のカベでやれや、
いいかげんにしろよ、もう俺たちそろそろガマンの限界だぞ!

498:名無しのオプ
09/02/01 22:06:47 uc5h7gRN
どうしてボクチンが行くと、店員が迷惑そうな顔をするのか?

書斎馬人 著

499:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/02/05 23:11:42 jMLXDiVT
「狂犬は眠らない」ジェイムズ・グレイディ(早川書房)

CIA専用の精神病院通称<キャッスル>で精神科医が殺された。
死体を発見した5人の患者達はこのままでは自分達が容疑者にされる
と考え、独自に犯人を捕らえるべく病院から脱走する。しかし、
彼らはそれぞれ心に傷を負った病人であり、薬を服用しなければ
やがてはどうなるか判らない。果たして
間に合うのか?

バカミスアワード受賞作だっけ?
やたら分厚いから一瞬SFかと思った。設定が秀逸やね。究極の
デッドライン・サスペンス。しかもそれぞれが特異な弱点を
持っているという。

但しプロット自体は割と単純。本作の魅力は偏にキャラクターにある。
それでこの分量を見事に読ませるんだから凄い。久々のキャラ萌え小説の
収穫だ。

最後に、訳者のご冥福をお祈りします。
訳書では「脅える暗殺者」「逃げるが勝ち」等を読んだ覚えがあります。
頑張れば会えたかも知れなかったのになぁ。ちょっと後悔。

500:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/02/05 23:12:48 jMLXDiVT
すいません。スレ間違いました。

501:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/02/07 23:10:36 zvaZ1Ztm
広瀬正「T型フォード殺人事件」を読んだ。
表題作はSFオタには神的存在の作者によるレトロムード満載(野村萬斎ではない(w )のミステリ。
ただし、T型フォード車内を密室に見立てた謎解きは小技で全く面白くない。
SF作品にも見られるこの作者の悪い性向なのだが、序盤のクラシックカーねたも長過ぎて
うざったい。
他2編の収録作品に関しても簡単に講評しておこう。
「殺そうとした」
火サス・昼ドラレベルな作。サイドブレーキねただが、
このレベルのミステリでは今ではどうしょうもないという感あり。
「立体交差」
タイムトラベルねたを十八番とする作者らしい作で、まずまず楽しめる小品。
ただし、ミステリ風の逆転が存する作とはいえ、これはSFである。
ドームの存在、形は異なるがアジアシリーズ等、プロ野球好き・東京生まれジャイアンツ好きらしい
作者の予想のヒットはなかなかのものがある。
ただし長嶋の三冠王ってのが・・・

502:名無しのオプ
09/02/08 08:24:59 biuaTwOG
クロック城殺人事件

なんだよコレ…orz
久々に読むのが苦痛に感じた逸品

503:名無しのオプ
09/02/08 23:54:34 epl9+Z7x
アリスミラー城をオススメする

504:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/02/10 01:18:40 fC+zhX5j
「聖女の救済」東野圭吾(文藝春秋)

IT社長が自宅で毒殺された。しかし毒物は発見されず、
有力な容疑者であるはずの妻には鉄壁のアリバイがあった。
捜査に当たった草薙警部は容疑者に一目惚れしてしまい、
それを危惧した内海刑事は独断で湯川に助力を求める……。

何か「こんなトリックで長編を書き切るとは!?」的な前評判を
見かけたのですが、読んで納得。これは確かに短編のネタです。
それを長編に上手く溶け込ませているかと言えば……
まあまあ成功してますかね。タイトルの意味にも掛っていますし。
でも(メル欄)でしょう。

あと、某雑誌インタビューでの「複雑な筋よりも単純な筋を好んで書く」
という主旨の談話はどんなもんですかねえ。それしか書けないんじゃ
ないですかあクスクス。

505:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/02/10 01:34:27 fC+zhX5j
「図書館革命」有川浩(メディアワークス)

原発でテロ事件が起こり、類似した題材を扱ったことのある作家が
メディア良化委員会に狙われる。作家の身柄を保護した関東図書隊は、
この事態を利用して敵に打撃を与えようと目論む。

一応はシリーズ最終作(別冊は続いてるけど)。
結局、扱うテーマ(のいくつか)には共感しながらも、
ストーリーとキャラクターには共感出来ないという状況は最後まで
変わらなかった。あとがきで敢えて良化委員会側は描写しなかったとか
言い訳がましく書いてるのも頂けない。しかも理由は述べませんってw

でも、手塚兄と柴咲の掛け合いの場面は本書のハイライトであり
楽しめた。
乞食とか盲とか必要性があれば構わず使っていこうよの会でも
立ち上げたら支持するよ。

506:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/02/21 14:52:33 FFG2dIM/
清張スレのレス執筆用に東野圭吾「容疑者Xの献身」を再読。
時間を置いて読んでみると、ケイゴ作品中でも面白い謎解きミステリ
(刊行当時、本格ミステリか否かの議論があったが、この点は手がかりの呈示という面から
懐疑的にならざるを得ない)
かと思うが、登場人物が探偵と犯人を筆頭にして物語を進行させるための操り人形に
過ぎないというミステリの典型的な構成であり、やはり直木賞はどんなもんだったかというのが
正直な感想である。
例えば、元お水系バツ2・子蟻のヒロインのピュアさは不可思議、清張先生ならもっとリアルに
この手のウーマンのずるさ・賢さを書き上げたと思われ。

507:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/02/22 13:09:02 km1aGDHC
朱川湊人「花まんま」を読んだ。
ミステリちゅーか、ホラー作品集である。
表題作は直木賞受賞作。
リーインカーネーションを描いたコテコテなホラーなんだが、あっさりと受賞。
高橋克彦作品にしてもそうだが、ミステリやホラーに甘くSFには非常に厳しい直木賞、
果たしてこれで良いのか?
大好評につき(励ましのメールを多くありがとう。この糞BBSの場を借りてだがお礼を申し上げて
おく)、収録作品全話講評逝ってみよう!
・「トカビの夜」
病弱な朝鮮人の子が死んだ後に妖怪トカビ(正確な発音ではない旨が述べられている)と
なって登場するというファンタジックなストーリー、腐女子やファンタジーオタが読むにはOK
だが、大のオトナがこの世界観を許容して読むにはきついものもある。
・「妖精生物」
前収録作とは異なってファンタジックなタイトルに反してエロチックでグロな展開、
そして鬱エンドを迎える。
ヒロインの女の子が妖精生物から感じ取ったのはエクスタシーとしか考えられない。
一応、オトナの鑑賞にも堪え得る作かと思う。
・「摩訶不思議」
艶福家の叔父の死、その葬儀の怪現象を甥っ子の少年の眼を通して描いたユーモアたっぷり
の作。ただし、三人の愛人が仲良くなるという締めはやや安易で定番か。
・「花まんま」
リーインカネーションという実例としての報告も多い怪奇現象をそれなりにリアルに描いた作、
映画化もされたケイゴのヒット長編や高橋克彦作品を想起させるような作だが、
大阪弁が印象をぐっとソフトにしている。
加藤家と繁田家の交流が始まるなんていう安手なテレビドラマのような甘い締めにしなかった
のはグッドではある。

508:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/02/22 13:09:41 km1aGDHC
・「送りん婆」
タイトルは都市伝説的なエピを想起したのだが、ポスト送りん婆的立場にあった女性みさ子の
回想記、締めが凄み過ぎな感もあり、さほど面白い話とは思えず。
・「凍蝶」
大阪市街地という舞台から、謎の女性ミワの正体は物語途中で読めた。
丁寧に読むと、南国に棲息するはずの蝶の出現も当時からの温暖化の影響と見れば、
その消失以外(蝶の化身とされたミワの弟が死んだという明記はない)は怪奇現象が
これといって見当たらない作。
主人公の少年ミッちゃんことミチオは言うまでもなく被差別部落出身、
作者が巧くかわしながら書いているのがわかる。

509:名無しのオプ
09/02/22 15:56:19 uHUOrB7c
>>507
励ましのメール送りたいんで、メルアド教えてください。

510:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/02/28 23:00:03 ZezdYEkY
先日、久々に「容疑者Xの献身」を再読し、同年刊行で本格ミステリ大賞を巡り
接戦を演じた島田荘司「摩天楼の怪人」がふと気になり、本作も再読してみた。
会話態も多いとはいえ、NYの建築・歴史に関するシマソーの薀蓄が満載(本筋に直接には
関係しないもの、詳し過ぎるもの多)された600頁弱の大部なものだが、
ミステリ以外の部分(特にフェアな本格としてはNG作品と言い得るが)に力を注いでいる分、
逆に雑学的に楽しめるものがあった。
「暗闇坂の人喰いの木」あたりから発揮されて来た情景描写の巧みさも、
60年代のNY風景を描き出して申し分ないものがあるし、
本格の旗手シマソーには珍しいNYPDの刑事を主としたハードボイルドタッチの警察小説風の
趣向もそれなりに面白い。
ただし、初読時には薀蓄部分がうざく感じられ、終盤、次々と繰り出される読者置いてけぼり
状態なトンデモトリック開陳には唖然とさせられたものではある
(特にアクトレス2人のジョンまがいの射殺トリックは面白過ぎる、ガイシャの手の硝煙反応に
関するトリックは巧く書かれており、本来はこういう小技にこそ謎解きミステリの魅力はあるのでは
なかろうか。
(奇しくも本作中にも引用されているフレーズである「神は細部に宿る」ってやつである)
また、窓に映る怪人の姿(「怪人」と書いていないのがミソ)の無理やりトリックには思わず笑ってしまったが、まあ、シマソーはマジに書いているんだろうな。

511:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/02/28 23:00:55 ZezdYEkY
横溝御大、マエストロ鮎の後継と思うていたシマソーだが、本作は大乱歩的ユートピア願望が
前面に出た現代幻想小説という感が強く、この観点からなら楽しめるかと思う。
思うに、2005年はコテコテな謎解き長編ミステリ「容疑者Xの献身」が直木賞を受賞するという
日本ミステリ史上に特筆すべき年であったが、同時にミステリ界内部のトピックに過ぎないとはいえ、
90年代前半までは無冠とはいえ、その存在感で圭吾を圧倒していたシマソーが、
大作「摩天楼の怪人」を持ってしても、このミスではベスト10ランク外、文春では10位と
圭吾の「容疑者Xの献身」(共に1位を獲得)の前に大きく後塵を拝し、
ミスオタワールドたる本格ミステリ大賞でも僅差で敗れるという名実共に男性ミステリ作家の
第一人者が世代交代したエポックメーキングたる年だったと言い得る。

512:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/03/07 16:37:57 +esov19L
石持浅海「扉は閉ざされたまま」を読んだ。
ケーゴの「容疑者Xの献身」がヒットした同年に、
新書刊行ながらこのミス2位、文春5位と高い評価を受けた作である。
今読むと、最近はマスコミの話題に挙がらなくなって来たドナーカード等
臓器移植ネタが懐かしい感さえあり。
(問題点もあれど、制度的には定着して来たということか?)
作品としては、特異なものゆえ動機面を詳細に説明したいという意図があったのであろうが、
文庫化のさえ加筆された(解説より)最終章「前夜」が正に蛇足そのものと言い得るのが難か。
謎解きミステリは、装飾としての社会性は有りだとしても、
謎の解明ですぱっと終わるのがカタルシスなのだが、このジャンルの持ち味・魅力を消し去って
しまっている感があるのが何とも残念や。
犯人が名探偵のバージン(?)を破る覚悟(??)を決めるエンディングの方が良。
ケーゴ作品好きにも受けそうなリーダビリティと社会性もある作だが
大衆狙いな新書ミステリという刊行形態ゆえか、明らかに萌え目的なアホなミスオタ対象の
20代の美人JD(理科系院生)探偵というキャラは頂けない。
これならトーゴの湯川の方がまだ説得力があるわな。

513:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/03/15 17:33:00 BulXZE/M
久々に宮部みゆき「模倣犯」を再読してみた。
俺がミステリ板に堂々のデビューをした年に刊行されたベストセラー、映画化もされ、
ミステリ板でも話題にはなったのだが、「僕は実はモーホー犯なのれす」といったアホ
(当時からミステリ板にこの手のアホは多かったような)論外としても、辛口のレスが多かった
ものである。
劇場犯罪、猟奇犯罪等はソフトな現代版人情噺を得意とするみゆき向きの素材ではなかった
ということか。
語り口は定評があるみゆきだけに、初読時からボリュームのわりにサクサクと読めた感があったが、冷静に評価すればヘビーなテーマのわりに軽い印象という評にもなろうか。
ミステリ的には、ピース登場、つまらない「ひっかけ」による真相暴露という展開の後に、
もう一捻り欲しかった感もある。
単行本としては新世紀に入ってからの刊行だが、それ以前の雑誌連載を加筆して纏めたもの
だけに、ブロードバンド前時代、既に古さを感じさせるのが難か。
今ならPCや携帯を駆使したストーリー展開になるのであろう。
犯行のネットによる中継、極悪2ちゃんねらーの荷担あたりが考えられようか。

514: ◆XjFtIkbasQ
09/03/16 03:51:49 dEsOXQ/e
有栖川有栖『火村英生に捧げる犯罪』(2008、文藝春秋社)【6.5点】
佐藤雅美『物書同心居眠り紋蔵 白い息』(2005→2008、講談社文庫)【6点】
北村薫『街の灯』(2003→2006、文春文庫)【7点】
連城美紀彦『白光』(2002→2008、光文社文庫)【7.5点】
北村薫『冬のオペラ』(1996→2000、中公文庫)【7点】
西澤保彦『リドル・ロマンス 迷宮浪漫』(2003→2006、双葉文庫)【6点】
北村薫『盤上の敵』(1999→2002、講談社文庫)【8点】
若竹七海『ヴィラ・マグノリアの殺人』(1999→2002、光文社文庫)【7点】
恩田陸『ネバーランド』(2000→2003、集英社文庫)【7点】
似鳥鶏『理由あって冬に出る』(2007、創元文庫)【6.5点】
奥田英朗『邪魔』(上下、2001→2004、講談社文庫)【8.5点】
東川篤哉『密室の鍵貸します』(2002→2006、光文社文庫)【6.5点】

515:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/03/21 11:28:31 wV935yWd
「刑事事実認定―裁判例の総合的研究―」を読んだ。
開始が迫った裁判員制度においては、マスコミ等はもっぱらわかり易い量刑面の問題のみに
報道が偏向しているきらいがあるが、前段階となる事実認定の問題に関して書かれた著作で
ある。従前は、司法修習生のアンチョコ、実務家の参考書等として利用されていた本書だが、
最早、一般ピープルにも縁無き書とは言い得ないし、判例の検証を重ねて事実認定に
アプローチする様は、正に良質なミステリの謎解きを読むかの如き興趣に溢れていると言い得る。
しかし、全編を通じて思うのは、裁判による厳格(過ぎるような感も強い)な事実認定と
いわゆる一般ピープルの常識による判断の差が強く感じられることである。
例えば、「犯人の特定」の章における「板橋強制わいせつ事件」最高裁判決、
「強姦の成否」の章における被害者の反抗を著しく困難ならしめる程度の暴行脅迫にあたらない
(もしくは証明がない)として強姦の成立が否定された3事例等に、事実関係を読む程に判決に
疑問を感じざるを得ないのは、ひとり私のみであろうか?
また、ミステリも読む者としては、刑事事件における「アリバイに関する認定」のくだりも興味深い
ものがあった。
一読後思うのは、くだらないミステリを読み耽っている輩に対し「軽々しく『アリバイ』というワード」
を口にすな!心しておけ!」
ということだな。

516: ◆XjFtIkbasQ
09/03/22 19:10:14 +r2K6aSu
奥田英朗『最悪』(1999→講談社文庫、2002)【8.5点】

プーの若者・町工場長の親父・銀行職員の女の3人が、
どんどんどん底に落ちていく有様が圧巻。
細かいエピソードの積み重ねがおもしろかった!
個人的には『邪魔』よりも好き。



517:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/03/25 17:10:57 ODGoMlWC
「クラリネット症候群」乾くるみ(徳間書店)

中編集。「マリオネット症候群」は突如何者かに身体を乗っ取られた
少女の話だが、設定倒れの観あり。終盤ややツイストを訊かせるも
インパクトは弱い。

表題作は主人公が被る特異な障害に暗号を組み合わせたもの。
梗概の「……巨乳で童顔」まで読んで即手に取ったがそっち方面の
愉しみは無し。くそ。暗号ミステリーとしちゃ中々の物だと思った。
中盤のエロネタは、まあダジャレと見れば……。

518:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/03/28 15:26:16 MC4+fb9j
「退出ゲーム」初野晴(角川書店)

高校で吹奏楽部に所属する男女が主役の連作。面白かった。
良くできた青春ミステリーだと思う。
白眉は「クロスキューブ」かな。“ロジックで解けないパズル”
という謎の設定が魅力的で、その答えが舞台と見事に溶けている。
青春ミステリーの教科書のような作品。
表題作は変わった芝居対決の趣向が興味を引くくけれども、
ルールが曖昧で公平性を担保できているかは怪しいところ。
終盤のサプライズは評価するがベストではない。
最後の「エレファンツ・ブレス」は、序盤の珍妙な発明品から
後半は一転シリアスな社会派ドラマになっていき読み応えがあった。
色々とトリビアが増えたぽいのも○。

ただ最初の「結晶泥棒」は特殊な知識に寄りかかっていてイマイチだった。

「1/2の騎士」も読みたい。

519:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/04/04 18:53:45 39+BeUel
「橘外男ワンダーランド 人獣妖婚譚篇」を読んだ。
この作者の十八番とも言い得るテーマ作品集。
大好評な全話講評逝ってみよう!!
・「令嬢エミーラの日記」
エログロ濃厚な秘境もの。
解説でも触れられているが、実質的な主人公である凶暴なゴリラ以上に、
美貌のヒロイン(エミーラ)を含めた人間たちの醜さ・狂気が書き込まれた作。
尻切れトンボな感もあれど、今でも読むに値するのはこの辺にあろう。
・「怪人シプリアノ」
前半は実質主人公のシプリアノの人間離れした様が読ませどころ、
後半の官憲によるあっさりした残酷な解決法は今読むと凄いものがある。
(「天才バカボン」の乾いたギャグに通じるショッキングさあり)
・「陰獣トリステサ」
本書収録作品中最大のボリュームであり、「売りもの」な作なのだろうが、
ビッコの主人公の内面の苦悩等を書き込んだ分、小説として厚みは出たものの、
エンタメとしてはやや冗長に流れたきらいがあるのが残念。
もっとトリステサの怪奇性に焦点を絞り込んで書き込んでゆけばシャープな小品に
仕上がったかと思う。
結局、トリステサ=張り形の効能もありなんか?

520:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/04/04 18:54:29 39+BeUel
・「マトモッソ渓谷」
文字どおりの人獣そのものが登場する短めの秘境もの。軽く読み飛ばす程度でOKかと。
この作に関しては、前作とは逆にこのテーマでもっと書き込んで欲しかったものである。
ハガード風な読み応えある秘境冒険ものになったやもしれぬ。
・「女豹の博士」
このセレクションには異色の医療マッドサイエンティスト(?)もの、
医学知識が正確であれば、林博士の作品であってもおかしくはないテーストの作。
医療ものゆえグロはあれど、エロも期待すると完全に外される。
テーマは現代医学にも残る課題である「医学進歩のための犠牲」である。

このシリーズの編者は古本関係の著作でも知られた山下武氏だが、
ネタばれフリーで徹底して語った「解題」には非常な感興を覚えた。
(ネタどころか、ストーリーのアウトラインまで詳述してしまっている。
「陰獣トリステサ」に関する部分がボリュームに比較して短めなのが、
前記した私の評を裏付けるかのようでいて納得、納得。)

521:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/04/05 16:24:37 QF6ARKHT
岩本素白随筆集「東海道品川宿」を読んだ。
木山しょう平作品も再読中な俺だが、こちらの方はミステリという無粋な代物を好む
この板の連中には無縁な世界かと思う(w
素白翁の著書の方には、表題作の第9章相当部分が、紅楼としても知られた品川宿に
伝わる怪談の謎解きが書かれており、その上品にして素な文体を一読されたし。
永井荷風と比較した評が多く見受けられる素白作品だが、むしろ岡本綺堂好きに推したく思う。
両者の淡々としたストイックな語りは、かなり相通じるものあり。
しかし、この手のものを読むにつき、最近のミステリなどを読み狂っている人間が薄汚く見えて
さえ来るから不思議である。

522:名無しのオプ
09/04/05 16:37:18 627vZq6d
有川浩『図書館戦争』を読んだ。

近未来(異世界?)の日本での検閲官と図書館員の武力闘争を背景にした青春恋愛もの。

ダメだった。こういうのが好きな人もいるのだろうが俺はダメだ。
突飛な設定はともかくあまりにも描きっぷりが安っぽいし
本好きにとってはこんな題材の話をこんなふうに描かれてしまうと悲しくなる。

523:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/04/05 18:16:28 +G/IysJO
>>522
俺も「空の中」「海の底」とかその作者の作を読んでいるが、
明らかに板違いでは?
ミステリとしてつまらないのは当然かと思う。


524:書斎魔神は頭が悪いということの証明
09/04/05 19:16:35 b31pbqFs
521 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/04/05(日) 16:24:37 ID:QF6ARKHT
岩本素白随筆集「東海道品川宿」を読んだ。
木山しょう平作品も再読中な俺だが、こちらの方はミステリという無粋な代物を好む
この板の連中には無縁な世界かと思う(w

     ↑

523 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/04/05(日) 18:16:28 ID:+G/IysJO
明らかに板違いでは?

523 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/04/05(日) 18:16:28 ID:+G/IysJO
明らかに板違いでは?

523 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/04/05(日) 18:16:28 ID:+G/IysJO
明らかに板違いでは?

523 名前:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w :2009/04/05(日) 18:16:28 ID:+G/IysJO
明らかに板違いでは?

525:名無しのオプ
09/04/05 20:34:30 h46/Egse
本読みなら嫌いでなければいけないという圧力を感じる

526:名無しのオプ
09/04/05 20:56:03 YBYB91Cm
本読み
ほんよみ
ほにょみ
ポニョ

527:名無しのオプ
09/04/06 10:03:32 A92W8ix6
書斎に同意。
やはりミステリを徹底的に語るならネタばれは致し方ないね。
ローカルルールの理不尽さが改めて浮かび上がった格好だ。

528:名無しのオプ
09/04/06 10:07:25 DqlLaYKU
ルールに文句があるなら議論スレにいけ。
そしてきちんとコテつけて議論することだな。

529:名無しのオプ
09/04/06 16:08:38 A92W8ix6
ルールに関する議論はどんどん続けていくべき。
議論スレなどタコ壺なんだしね。

530:名無しのオプ
09/04/06 18:22:10 JqCBgci5
まあ削除依頼出すだけだけどね
書斎いい加減にしろ

531:名無しのオプ
09/04/06 19:08:44 BHpHoHYW
書斎にはまともな議論をする気がないことがわかったね。
横溝スレでスレ違い・板違いの話はやめろと言っているくせに
自分じゃそれを守れないような馬鹿の相手はムダだね。


532:名無しのオプ
09/04/06 19:21:57 eGLo7Ezr
レポお待ちしてます。

533:名無しのオプ
09/04/06 19:27:47 BHpHoHYW
というわけでネタバレルールについて議論したいのなら下記のスレで鳥付コテですること。
スレ違いのこのスレで何を言おうが一切無効。


ミステリー自治 その8
スレリンク(mystery板)l50


534:名無しのオプ
09/04/07 10:09:46 7HBCZuco
そんなルールはどこにも書いてないし、守る必要は全くないな。

535:名無しのオプ
09/04/07 13:46:07 VHnrv+Dx
■メール欄以外でのネタバレは禁止です。

というルールは板トップに明確に書いてあるから守る必要があるな。

既に決まっているルールに反対ならば、問題提起および議論という
手続きを経てルールの改正を行なうのが筋。

ローカルルールは守りたくないから守らない、では無法状態に
なってしまうからね。

536:名無しのオプ
09/04/07 16:18:20 7HBCZuco
ローカルルールより上のコテハン叩き禁止ルールには何も言わないなら説得力は皆無だわな。

537:名無しのオプ
09/04/07 16:26:12 VHnrv+Dx
ルールに上も下もない。ローカルルールもガイドラインも
どちらも守るべきなのは当り前。アホですか?

ローカルルールにもガイドラインにも違反していないコテを
叩いているスレがあるとしたら問題なので削除依頼すべき。

具体的にどのスレのことを指して「説得力は皆無」などと
いってるんだ? お前の妄想か?

538:名無しのオプ
09/04/07 18:16:46 Lgg4gZuw
まだその頭のおかしい理屈くりかえしてるだけなのな
ほんといい加減あきらめろって

自治で議題にする価値もないだろ

539:名無しのオプ
09/04/07 18:29:40 7HBCZuco
ダブルスタンダードが問題なんだよ。

540:名無しのオプ
09/04/07 18:46:36 clTZxGkv
さあ、レポをw

541:名無しのオプ
09/04/07 19:13:25 U22FBW0r
つか、そもそも書斎魔神は全然ハンドルを固定していないんだから
「コテハン叩き禁止ルール」なんてまるで関係ねーじゃん。

ハンドルを入れている時だけはコテハンだ、などと弁解していたけど
入れている時と入れてない時があるって時点でコテハンじゃねーし。

542:名無しのオプ
09/04/07 21:11:09 tS8yZsAv
そそ。書斎(=ミステリ板住人)が都合でハンドルをつけたり消したりする卑劣漢ってのは
数年に及ぶ数々のID自爆で明らかなんだし、この期に及んでまーだ「コテハン叩きは禁止」とか言ってるのか。

自分では「IDは2ちゃんなら偶然かぶる」とか弁解するけど、「書斎暇人の弁護をしてスレ住人を罵倒し、
書斎暇人にとって都合の良いルールばかりこねくりまわす匿名」ばかりが、その書斎当人とIDがかぶるのは
偶然とはいえないだろう。何度も重なるのは“偶然”じゃなくて”必然”(同一人物)なのだ。

ミステリ読みなら分かる簡単な理屈。現場にいつも同じ人物の同じ痕跡が残るのを「偶然ですよ」で通せるわけなかろうて。
どこから見たって真っ黒じゃねーのwww

543:名無しのオプ
09/04/07 22:48:31 VqalrWNV
削除依頼スレ見ればわかるように
ネタバレレスもコテ叩きレスも削除依頼が出されているぞ。
ただ不思議なことにそのコテ叩き削除の依頼を出した人は
「コテ叩きはルール違反」と言っている人間とは明らかに別人なんだよな。

コテ叩きがどうの、だからネタバレOKだのとアホなこと言う前にまずすることをしたらどうだ?


544:名無しのオプ
09/04/07 23:06:22 qcD4HjNl
そろそろスレ違いでスレを伸ばすのはやめようね。

545:名無しのオプ
09/04/08 07:47:34 wU6dlSVH
ネタばれは重要議論項目ということ。

546:名無しのオプ
09/04/08 11:38:01 2zRUhZVa
ネタバレで語ることの95%までは、ネタバレしなくても語れる。
要点を隠して読んだ人にだけ判るような書き方をすればいい話。

まあ、5%ぐらいはどうしても要点を隠さずに語れないことも
あるかもしれないが、そんな時はメール欄を使えば済む。

いまのミステリー板のルールは、とても良く出来てると思うよ。

それで上手く語れないというのは、要点をぼかした書き方をする
能力も、メール欄を活用する能力もないおそろしく知能の低い人
ぐらいで、もちろんミステリー読みにそういう人は少ないから、
現行ルールを変えろなどという声は、ほとんど起こっていない。

つまりネタバレは「重要議論項目」でもなんでもない。要するに
(メール欄)こそが結論ということですよ。

547:名無しのオプ
09/04/08 22:28:56 xzVR1tlp
この野郎!!!!!!!!!!!!!

548:名無しのオプ
09/04/09 00:02:02 i9kcGJ6C
>>546
その(546のメール欄)ですが、
そいつのネタバレレス自身メール欄を活用すればすむ程度のものなんですよね。
現行ルール内じゃ収まりきれないがためにネタバレになったというものじゃないのが痛いw


549:名無しのオプ
09/04/09 00:07:08 lfqorOcy
横断歩道も歩道橋も設置されているのに

「向こうに渡れない!!!!!!」
「車の通行を遮断すべき!!!!」

と泣き喚いているガキみたいなもんだなw

550:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/04/11 21:28:42 PnQiqVhW
木山しょう平「長春五馬路(ウーマロ)」
先日、木山作品はミスオタには無縁と書いたが、庶民の様を描き間断するところがない氏の作に
触れず、読み捨てなミステリに耽溺しているのは、極めてむなしい行為とは思わぬだろうか?
2作しかない長編のうち、日本軍、国民党、ロシア軍、中国共産党と支配者が変遷し、
大混乱状態にあった敗戦時の満州を必死で生き抜く主人公(当然、作者が投影されている)の姿
を飄々、かつ、リアルに描いた本作を冒険小説的要素を持った作として紹介しておく。
各人、心して読め!!
しかし、この主人公、戦争未亡人や娼婦たちに「おじさん」と慕われ、
露天商仲間の中国娘(未亡人)と親しくなり、旧知の中国婦人とアバンチュールを試み、
旅先で出会ったロシア娘のおマンコを鑑賞する機会に恵まれ、
終いには16歳の中国人メイドとニャンニャンの仲になるという、
この「方面」での恵まれぶりを見ると、ウーマロでの食うや食わず明日をも知れない露天商暮らしも
どこか牧歌的にさえ見えるから不思議である。
だが、これも主人公=作者(?)の人柄ゆえか、歪んだ精神性持った輩が多いねらーならば、
このような状況下にあっては、石持て追われるのみであろうに。

551:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/04/18 11:41:38 hQk3Tc1h
「橘外男ワンダーランド 幻想・伝奇小説篇」を読んだ。
単独スレを立てて語りたいぐらいの独自の魅力がある作家なのだが、
純然たるミステリを書いていないため、このスレ住人には馴染みが薄いのが残念。
本作品集には女性探偵が活躍する作が収録されているため、ここに紹介しておく。
各人、心して読め!
・「ウニデス潮流の彼方」
行間がぎっしりな文章、先が見える展開にもかかわらず150頁以上を一気に読ませてしまう
語りの巧さ、筆力はこの作者ならではか。
ただし、いくら伝奇小説とはいえ、ローマ帝国の末裔が未発見の大陸に存在し、
大渦巻きにのまれたドイツ駆逐艦が漂着するというトンデモ設定を許せるかどうかでしょ。
少しくどいきらいはあれど、古代ローマに関する薀蓄はまずまず興味深いものあり。
・「グリュックスブルグ王室異聞」
王室が絡んだ宝石盗難事件を巡り美貌の女性探偵が大活躍する作だが、
謎解きミステリとしての興趣は薄く、探偵活劇という趣が濃い作なのが、
この板のトップコテである俺としては残念な感あり。
まあ、女探偵と盗賊一味の列車内の駆引き等、活劇ものとしてはそれなりに楽しめはする。
・「ナリン殿下への回想」
直木賞受賞作品だが、この巻に収録されたのが不可解な感さえある普通小説である。
作者を想起させる貿易商兼作家と某国の王子(美男)との交流を描いた作だが、
今読む限り、たいして面白い作ではない。

552:名無しのオプ
09/04/18 13:06:06 cMf0pGI4
まあ、なんだかんだ言っても書斎がこの板の看板コテでありトップコテであることを自負するのも当然かな。
これだけ幅広く読書し、かつ批評できる香具師は皆無なんだからね。

553:ファン
09/04/18 13:38:32 NNJXHEqL
毎週、書斎の感想を読むのが楽しみだよ。

554:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/04/19 19:03:01 crNdID6F
「橘外男ワンダーランド ユーモア小説篇」を読んだ。
これは思わぬ当たりであった。
怪奇・幻想・伝奇小説のイメージが強い作者だが、編者である山下武氏が解題で指摘する、
この作者の本領はユーモア小説にあるというのも頷けるような、
現代では希少となった大人の鑑賞に堪え得る面白いユーモア小説が収録されている。
例によって大好評な全話講評逝ってみようか!
・「男色物語」
男色ものは耽美、ダークとなりがちなものが多い中、本作は抱腹絶倒な明るいユーモア小説に
仕上がっているのがいい。
どこまで事実かわからぬものの、作者を想起させる主人公の旧制中学時代の愉快・痛快な
男色性春生活が描かれる。
・「桃色機密室闖入記」
本作が、一応、スパイ小説として把握出来るため、この板でこの作品集を取り上げることが
出来たことは幸いであった。
ただし、ただし謀略の細かい顛末等、全て謎に終わるのではあるが。
ユーモア小説としての出来は中程度といった可も無く、不可も無くといったところか。

555:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/04/19 19:03:46 crNdID6F
・「葛根湯」
風邪薬の葛根湯をネタにした軽いコント、あるいは、落語風の作であるが、たいして面白い作では
ない。
・「雷嫌い」
雷から逃げ回る主人公の姿が笑える一篇。やや饒舌過ぎる文体が難か。
・「或る千万長者と文士の物語」
収録作品中最大のボリュームで読み応え満点のユーモア小説の傑作である。
この手の作では遠藤周作「おバカさん」、井上ひさし「モッキンポット師の後始末」等の
著名な作にも劣らない面白さというてよい。
主人公の雇い主である三田谷商店のぼーっとした若旦那、スウさんこと雄さんの実態が見えて
来る終盤にはミステリ的興趣が無いでもない。
主人公の元部下の混血美人(アイリス)と雄さんとの絡みのくだりを期待したが、
こちらの展開が無いのがちと残念(元ネタ(実話)も無いゆえか?)

556:名無しのオプ
09/04/20 05:07:43 gzCVG7un
書斎かわいいよ書斎

557:名無しのオプ
09/04/20 15:57:01 GIew6Jwp
最早書斎の独壇場だね。
読後感など足元にも及ばないよ。

558:名無しのオプ
09/04/20 17:48:32 EQ2qUGgA
くだらないねぇ。中学生でも書けるような文章で何言ってるんだかw
60歳近い初老の男が便所の落書き2ちゃんねるで名を上げたいっての?
その一方ではいい年した老人がアニメ・ゆうこりん・ガッキーと気持ち悪いw
いっそのこと「書斎☆自演乙☆魔神」とでも改名したらどうだい爺さんw

559:名無しのオプ
09/04/20 19:01:09 V6/s3OTA
読後感 ◆VkkhTVc0Ugってまだ論評書いてるのかw

「Y」のメインの謎すらきちんと読解できていなかったお方が
いくら語ってくれても、参考にする気も起きんわ。

560:名無しのオプ
09/04/20 22:52:49 EDPfxf8o
あんたも相当な粘着だなw

561:名無しのオプ
09/04/20 23:09:57 REXet/Up
馬は小心者だから自分以外のコテハンの存在が許せないんだろ

562:名無しのオプ
09/04/20 23:14:39 dukHZoYP
読後感は最近、作品の粗探しばっかりしてる印象

563:名無しのオプ
09/04/21 00:15:18 FSmekOjW
>>559 >>562
本人がそれで幸せなら、それでいいだろ

564:名無しのオプ
09/04/21 20:18:25 akWCeSUE
書斎のイメージが悪いのは書斎本人の言動よりも>>552のような
自演を疑われるようなタイミングで歯の浮くような追従書いてる金魚の糞のせいだな。
故意にそれを狙っているのか計らずも結果的にそうなってしまうのかは知らないが。

565:名無しのオプ
09/04/22 07:37:45 ij27V+fw
ってか読後感がイタかったのは、誤読そのものじゃなくて、
自分の方が誤読してるのに相手を未読呼ばわりして
馬鹿にしてたことだからな

566:名無しのオプ
09/04/22 11:25:53 fXL/3fBr
>>564
その他にもミステリーじゃない本をミステリーだと強弁するうえに
「お前らミスヲタはこういう本を読んでないだろw」
といわんぱかりの罵声を飛ばしてくる痛い行為も笑われているよ。
でもそういう奴に限って実際はミステリー以外の本を殆ど読んでいないんだよねw

>>565
それ、書斎じゃんw
主人公の性別を間違えていたり書名そのものを間違えていたりと
あり得ないような誤読ばっかり。

567:名無しのオプ
09/04/22 19:34:48 yM+GxXWR
>>565
だね。
自業自得。

568:名無しのオプ
09/04/22 20:19:22 ra4r/mQM
読後感のデタラメぶりが俎上に上がってきたね。
本人のためにもいいことだよ。

569:名無しのオプ
09/04/22 20:44:32 vb9zQ/O/
気が済んだら巣に帰ってね

570:名無しのオプ
09/04/22 21:17:17 fipYneBF
名前欄は表示されない設定だから籠手
いることに全然気付かなかった

571:名無しのオプ
09/04/22 23:55:08 ij27V+fw
>>566
書斎って奴はよく知らないが、まあいずれにしろ
他人を馬鹿にしようとして実は自分の方が馬鹿だった…
ってパターンは救いようがないな

まともな人間なら、別に少々間違いを犯したって
そんなに嫌われはしないからな
本人の人格の問題だ

572:名無しのオプ
09/04/23 03:51:15 qAHkG3hE
よく知らないとかw
散々ここに書き込んでるのに嫌でも目に入るだろw

読後感のことでそこまで粘着するほど誤読や他人を馬鹿にする行為を
憎むのなら、書斎に対してはその何倍も憤ってなきゃおかしいのに
まる無視の上よく知らないとかわざとらしいにも程がある

573:名無しのオプ
09/04/23 06:59:31 b7oiMz4h
>散々ここに書き込んでるのに

出た、決めつけ厨w

574:名無しのオプ
09/04/23 08:47:19 qAHkG3hE
え? 書斎が散々ここに書き込んでるのは俺の決めつけですか?w

575:名無しのオプ
09/04/23 09:48:48 87qFYdjD
>>574
そのなんとか魔神とかいうコテのレスなんか見たことないよ。
専ブラってとても便利。

576:名無しのオプ
09/04/23 11:13:39 uwV8Jiqi
よく知らない書斎は専ブラではじくけど
文句をつけまくっている読後感は専ブラではじいていないとは不思議だな。

577:名無しのオプ
09/04/23 21:36:19 b7oiMz4h
>>574
主語くらいきちんと書けよ阿呆w

ま、仮に「散々ここに書き込んでる」の主語が書斎とするなら、
逆にお前は>>571が普段ここに来ていると
決めつけてることになるんだがな

いずれにしろ、想像だけで勝手に物事を決めつけるなよ園児w

578:名無しのオプ
09/04/23 21:51:25 4qTjBv0S
強引に書斎との比較論を持ち出して、無理から読後感を弁護しようとしてるやつは、何が目的なんだろうね。 (・∀・)ニヤニヤ
何をどう言い繕っても、読後感が他人を馬鹿にしようとして自分が恥をかいたという事実は消せないのに。

579:名無しのオプ
09/04/23 21:56:27 pNJ/2Iod
強引に読後感との比較論を持ち出して、無理から書斎を弁護しようとしてるやつは、何が目的なんだろうね。 (・∀・)ニヤニヤ
何をどう言い繕っても、書斎が他人を馬鹿にしようとして自分が恥をかいたという事実は消せないのに。

入れ替えても全く無理なく文章が成り立つなw

580:名無しのオプ
09/04/23 23:50:46 jDyhAaj6
>>579
頭悪いな、お前w
>>571は書斎に対してはニュートラルな立場だけど、
>>572は読後感を弁護してるだろ。
入れ替えたら、全然成立しないぞ。

なんでそう事実をねじ曲げてまで
無理に読後感を弁護したいのかな?

581:名無しのオプ
09/04/23 23:54:46 eCtCGGaF
>>580
必死になって読後感氏を叩きたいのはわかったが
まず落ち着いて>>578-579をよく読んでから投稿しなさい。

582:名無しのオプ
09/04/24 01:13:27 eAR5DhbB
>>581
もうわかったから、早く巣にお帰りください。

583:名無しのオプ
09/04/24 02:29:14 LPw4FId0
>>577
お前はどんだけ阿呆なんだ?
普段来ていようがいまいが普通気付くだろうが
何せここ最近書き込んでいなかった読後感をわざわざ持ち出して
叩く位だから読後感の最後の書き込み(>>518)は確認してるわけだよな?
ならそれ以降何度も書き込んでいる書斎に気付かないはずはない

そして書斎はお前が読後感をしつこく叩いていることと同種の行いを
何度もしている
お前が何ヶ月も前のことをしつこく持ち出して読後感を叩けば叩くほど、
今現在同じことを繰り返している書斎をスルーしている不自然さが
際立つだけ

それを皆に皮肉られてんのに全く解ってないようだね
つか、>>580で「名前だけで叩いてます」って白状しちゃってるしなw

584:名無しのオプ
09/04/24 08:22:25 U+okjMm5
ま、読後感も書斎も、両方誉められたもんじゃないけどねw

こうしていちいち書斎も一緒に批判しておかないと、
>>583みたいな勘違いクンがしゃしゃり出てきて
書斎擁護だととんちんかんに騒ぎ出すから、
始末に負えないやねw

585:名無しのオプ
09/04/24 09:23:37 XZ8+d1YB
>>582
筋違いの叩き方を指摘されて逆ギレですか?

しかし読後感の叩き方があまりにも不自然だということを指摘されると途端に馬脚を現すねw

586:名無しのオプ
09/04/24 12:30:49 5jsMavSb
581は具体的には何も指摘してないからね
そりゃ実のあるレスは誰も返せないでしょ

587:名無しのオプ
09/04/24 16:31:53 on6q/olT
そうか具体的に言われないと理解できないのか。
ゆとりなんてレベルの話じゃないなw

588:名無しのオプ
09/04/24 17:01:28 5jsMavSb
出た、馬鹿理論w

589:名無しのオプ
09/04/24 17:05:13 on6q/olT
よしよし、悔しかったんだね。
他人の感想にケチつける前にまず自分が読解力を身につけようねw

590:名無しのオプ
09/04/24 18:46:57 LPw4FId0
最初は書斎なんてよく知らない(その癖専ブラで弾いているw)と言い、
次にニュートラルな立場と言い、その後誉められたもんじゃないと言う

言い分もIDもコロコロ変わる奴を誰が支持する

591:書斎☆自演乙☆魔神
09/04/24 20:46:20 XF7bf/kQ
>>552
ちょっと誉め過ぎだぞw
顔から火を吹きそうだ(#^.^#)
>>553
期待して待ってろよ(^_-)-☆
>>556
馬鹿者!
独立独歩のニッポン男子に向かって可愛いとは何だ(-_-#)
>>557
うむ。
今日はジャン・ポール・サルトルの「嘔吐」を読んだ。
今から自分自身の存在を確かめるため、
左手にナイフを突き立ててみようかと思うのだが・・・
痛いの嫌だし血も見たくなし(>_<)
無かったことにして「アルトナの幽閉者」を読もうφ(.. )

592:名無しのオプ
09/04/24 23:07:08 JQG3rP6m
このスレで書斎以外のやつを批判するレスは
全部書斎から矛先を逸らすための工作だと

   マジで

信じてる電波がいて、軽いカルチャーショックだわ。

593:誰でしょう?
09/04/24 23:21:00 Gfm4MUh9
つまり…

書斎魔神も読後感も、「対象を貶める事を書けば、良く読み考えた立派な論文だと思ってもらえる」と勘違いしてる要注意コテハンであり、
そんな痛い方々が二人もやって来ているこのスレは、とてつもなく恐ろしいスレだ。

という事ですか…!

594:名無しのオプ
09/04/24 23:27:25 eAR5DhbB
>>585
もう貴方の勝ちでいいですよ。
確かに私は、書斎を弁護するために無理に読後感を叩いていました。
貴方の言うことは、全部無条件で正しいです。

だから、早く巣にお帰りください。

595:名無しのオプ
09/04/24 23:43:58 LPw4FId0
>>592
行為を批判するなら書斎をスルーするのはどう考えてもおかしいからね
質でも量でも書斎のが酷いから
その証拠に読後感を批判してる奴は昔のことを何度も持ち出して
そればかりを思い出した様に言い立ててるし

596:名無しのオプ
09/04/24 23:49:49 hhmIAp8q
>行為を批判するなら書斎をスルーするのはどう考えてもおかしいからね

駐禁切符切られた大阪のオバハンが
「なんでアタシばっかり取り締まるの! 他にもやってる人いるやん!」
とわけのわからない理屈で逆ギレする姿を思いうかべたw

597:名無しのオプ
09/04/24 23:58:25 Gx5Mpsgo
こいつ何かおもしろいなw > ID:LPw4FId0
言い分もIDも違ったら、普通は別人だと判断するもんだけどw

そこに同一人物だという前提を勝手に持ち出して
「発言がコロコロ変わる」とか言い出すに至っては、
ID:LPw4FId0は頭がおかしいとしか思えないなw

自分の言ってることが支離滅裂だという自覚すら無いっぽい


598:名無しのオプ
09/04/24 23:59:21 5jsMavSb
確かに発言もIDも違えば、そりゃ別人だよなw

599:名無しのオプ
09/04/25 00:01:32 Gx5Mpsgo
>>598
まあ、好きなように暴れさせとけばいいかもね

600:名無しのオプ
09/04/25 00:13:02 cLyZfRUU
>>596
だからずっと昔の読後感のことを何度も叩いてる癖に
直近の書斎をスルーするのは何でだよ?

お前がやってることは一年前の駐禁を思い出す度に切符取ってるようなもん
今正に駐禁してる奴をスルーしてな

IDも言い分も違うのに、レスを付けてくるのは何故だろうな?
知らないはずの書斎を専ブラで弾いて嫌いな読後感のレスを
しっかり読んでいる理由も合わせて教えてくれ

601:名無しのオプ
09/04/25 00:18:03 Jlz86eI5
うわ、また来たw

602:名無しのオプ
09/04/25 00:30:09 E1CvY6/A
>IDも言い分も違うのに、レスを付けてくるのは何故だろうな?

こいつはきっと掲示板に来るのは初めてなんだろうな。
誰かと一対一で話したきゃ、どっか他に行けばいいのに。

603:名無しのオプ
09/04/25 04:35:25 MqhbIlR+
必死でID切り替えたり複数回線使う前に
叩きやりたきゃ最悪板に行け。

604:名無しのオプ
09/04/25 06:25:21 JwB3rxgJ
>>583
・読後感を叩くやつは、必ず読後感の最後の書き込みを読んでいる
・あるスレである書き込みを読んだやつは、必ずそのスレのそれ以降の書き込みを全て読んでいる

自分でおかしいことを書いているという自覚がないなら、お前はリアル池沼。
他人が自分の想定した行動原理通りに動かないと叩くって、どんだけ頭悪いんだよお前。

605:名無しのオプ
09/04/25 10:25:13 cLyZfRUU
>>604
>・読後感を叩くやつは、必ず読後感の最後の書き込みを読んでいる

>>559で「読後感 ◆VkkhTVc0Ugってまだ論評書いてるのかw」と
書き込みの頻度について言及している以上、
読後感の最後の書き込みをチェックしているのは当然
さもなければデタラメを書いてることになる

>・あるスレである書き込みを読んだやつは、必ずそのスレの
それ以降の書き込みを全て読んでいる

>>559で読後感の書き込みの頻度を問題にしている以上、
最新のレスまでチェックしていなきゃいけないはずだし、
それなら>>518から>>559の間に8回も書き込んでいる書斎に
全く気付かないはずがない

606:名無しのオプ
09/04/25 10:47:43 Jlz86eI5
また来たこいつキモイ

607:名無しのオプ
09/04/25 13:02:07 UhggdDQn
>>592 >>597
でも電波なんてみんなそんな感じでしょ
あまり叩かずに、次は何言い出すかROMりながらヲチするが吉

608:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/04/25 15:39:59 Xs5uY0u0
三津田信三「山魔の如き嗤うもの」を読んだ。
最新の文春ミステリーベスト10の第7位、このミス第8位にランクインした作。
本作と同様に怪奇幻想作家の刀城言耶が探偵役を勤める前年の「首無の如き祟るもの」は
それぞれ6位と5位であったから、
年度による差異を考慮しても、やや評価ダウン気味ながら、むしろ謎解きミステリとしては
山魔>首無という感あり。
シリーズ作品の特色である鼻に付く感があるオーバー過ぎるオカルティズムの強調と
相次ぐ怪奇現象の謎解きがあっけ無さ過ぎるのは両作共通ながら、
「首無・・」が強引なまでの物理的トリック(タイトルの首無しトリックが典型)で白けさせる面が
多いのに対して、時代性(昭和20年代)と山間僻地というローカリティを巧く活かした
心理的なトンデモ成り済ましトリックが冴えており、この部分だけでもミステリとして楽しめるもの
となっておる。
ただし、最後の頁までドンデン返しを繰り返す前作と比較すれば、終盤は肝心の締めの部分で
怪奇に逃げたのは頂けないものあり。
(そっくり従兄弟ネタでもう一捻り期待していたのだが)
極端な偶然性に頼った展開があるとはいえ、登場人物の言動を整理しながら丁寧に読んでゆくと
疑問点が生じ、読者なりの推理を展開してゆける楽しみも備えた作ではある。
(真相にたどりつけるかは別問題ではあるが)
だが、「首無し・・」の講評でも述べたとおり、読者無視な狙ってやっている読み難い登場人物名
と地名はなんとかならないものか、怪奇な雰囲気作りというだけではメリットは少ないかと思う。


609:名無しのオプ
09/04/25 16:26:19 JwB3rxgJ
>>605
お前の言う「当然」「はず」は、全然当然でもはずでもないぞ。
ものごとを筋道立てて考えることすらできないなら、もう無理に喋るな。

610:名無しのオプ
09/04/25 17:06:41 cLyZfRUU
>>609
なら、どういう根拠で
「読後感 ◆VkkhTVc0Ugってまだ論評書いてるのかw」
と判断したのか示してくれ

611:名無しのオプ
09/04/25 17:15:03 wywZ6sax
>>602
>こいつはきっと掲示板に来るのは初めてなんだろうな。

>>605を読むと、専ブラや検索すら知らない情弱みたいだしね

612:名無しのオプ
09/04/25 17:39:32 cLyZfRUU
専ブラや検索を使ったのなら行為そのものではなく「読後感」という
コテハンを叩きたかっただけということになるけど
自分から言ってくれるとはね

613:名無しのオプ
09/04/25 18:08:59 uqyoODct
>>16
>ただ一方的な逃走劇が展開されるのみで、事件の裏に隠された陰謀などは藪の中のまま。
>あまりの投げっぱなしぶりに開いた口がふさがらない。
今更だけどあれってあまりに巨大な見えない敵との戦いなんだからほとんど問題ない
読解力なさすぎだろ

614:書斎☆自演乙☆魔神
09/04/25 18:26:32 e/yeKo9s
>>608
ストーリィの大まかな流れを明かしちまったら、
これからその本を読もうとする者の興味を増すどころか逆に半減してしまうだろう。
どんでん返しの有無まで言及して半分ネタバレだよ。
ネタバレ前提の感想文としても全く面白くないね。
ただ粗筋をなぞってるだけで何の感動も伝わって来ない。
60手前の大の男にしてはあまりにもお粗末、下手くそな感想文だ。

615:名無しのオプ
09/04/25 18:30:08 by9zfIxm
>>614
迷惑だからスルーしろ
もうウザいよ

616:名無しのオプ
09/04/25 18:49:55 e/yeKo9s
>>608
このミスで何位にランクインしたかなど検索すれば誰でもわかること。
いちいち紹介することじゃない。そんな駄文で「講評」とは笑えるな。
Amazonでレビュー書いてる人たちの方がよっぽどマシだわ。
便所の落書き2ちゃんねるでコテハンやってる自意識過剰の気違いなんて
所詮こんなもんかと呆れ果てたよ。
自己顕示欲ばかり馬鹿でかいくせに文才がからっきしとは何たる愚劣。笑止!

617:名無しのオプ
09/04/25 18:54:55 e/yeKo9s
>>615
すまなかった。
言いたいこと言ったんで、もう消えますよ。

618:名無しのオプ
09/04/25 18:55:55 uqyoODct
>ID:e/yeKo9s
>>614
>>616

619:名無しのオプ
09/04/25 19:04:39 fRskGoxq
ID:LPw4FId0=ID:cLyZfRUUはずっと
誰に何を言いたいの?

620:名無しのオプ
09/04/25 19:27:08 Jlz86eI5
>>619
わかんないw
自分に話し掛ける人は全部同一人物だと思い込んでるみたいだから、
誰とも会話が成立してないんだよねw

621:名無しのオプ
09/04/25 19:41:00 cLyZfRUU
>>609が根拠を示してくれるのを待ってるんだけど?
言いっ放しで逃げてばかりじゃ会話が成立するはずがないわな

622:名無しのオプ
09/04/25 20:03:58 0Iu5EqiJ
「読後感」でレス抽出すると一発でわかるけど、ご本人の最後の
書き込みは>>518

で、名無しの書斎魔神による>>557の読後感叩きのレスがあって
>>559という流れ

>>559>>518以前まで遡って読後感が書き込んでいるのを確認
しているわけでは全然なくて、>>517で名前が出てるのを受けて
「まだいたの」とレスしたに過ぎない。

こう考えて何か不自然な点があるかね?

623:名無しのオプ
09/04/25 21:03:00 JwB3rxgJ
>>622
>こう考えて何か不自然な点があるかね?

全然ないよなw
それは俺も>>604で指摘してるんだけどね。意味のある反論が返ってこなかったよw

なぜか>>605は、レスってのは必ずある起点から順を追ってあるいは遡って
くまなく目を通していかなければならないルールがあると思い込んでるんだよねw
さらに、誰かの批判を書くときは、あらかじめそうやってくまなく調べた情報を元に
より悪質性の高い人間がいないかをチェックして、もしいたらまずそっちを
叩かなきゃならないってルールもあるらしい。
で、皆がきっちりそのルールを守らないと気にくわないらしく、意味不明のことを口走って
ケンカを売ってくる。

もう何をどう説明してやっても、どうせ理解できるだけの知能もないみたいだから、
酒飲みながらこいつの暴れっぷりを楽しんで見てますw ヽ(´ー`)ノ

624:名無しのオプ
09/04/25 21:17:31 cLyZfRUU
>>623
行為を問題にするならそれが当然

とにかく読後感というコテハンのみを叩きたいのなら、
>>557を鵜呑みにして確認もせずに昔のことを蒸し返したり
するんだろうけど

で、書斎を専ブラで弾いて読後感はそうしてない理由はまだ?

625:名無しのオプ
09/04/25 21:21:10 Ac0r2ivQ
出た、「当然」w!

こいつたまんねーよww

626:名無しのオプ
09/04/25 21:34:17 0Iu5EqiJ
読後感のみを叩いた人 >>559
書斎は知らないといった人 >>571
専ブラで魔神をNGにしている人 >>575

これがすべて同一人物という前提で話をしているようなんだが
何を根拠にそう判断しているんだ????

IDも違うし普通に別の人だと思うんだが。

627:名無しのオプ
09/04/25 21:52:38 cLyZfRUU
少なくとも下の2つは同一人物だと思うが(会話が成立してるし)、
百歩譲って別人だったとしてもそれぞれについての不審点は
依然としてあるわけで、それにきちんと答えて貰わないと

628:名無しのオプ
09/04/25 21:57:19 6ph1I+BF
>>605
おまえさー
読後感はべつに頻度が高いことを叩かれてるわけじゃないぞ?

あとおまえ、そもそも「頻度」の意味わかってる?
「まだ評論書いてる」という表現は、頻度については一切触れてないぞ?

なあ、その読解力でミステリ読むのはキツくないか?

629:名無しのオプ
09/04/25 21:58:52 0Iu5EqiJ
同一人物だという前提が間違っているなら、そもそも「不審点」など
存在しないのでは?

それぞれの人がそれぞれの意見を言っているだけじゃん。

630:名無しのオプ
09/04/25 22:06:16 cLyZfRUU
書斎という存在を無視した上でね

631:名無しのオプ
09/04/25 22:21:20 0Iu5EqiJ
しつこい人だね。

別の人の発言をくっつけて読んでるから
書斎は知らないといいながらNGワードに入れ、なおかつ読後感を叩く
というおかしな人物像が勝手に出来上がってるだけだろうが。

>>575は書斎をNGにしている
>>571は書斎は知らないといっているが発言内容はまともだ
>>559は書斎に触れずに読後感を叩いているが、読後感を叩く人は
同時に書斎も叩かなくてはならないなどというルールはない

例によって、書斎が自演で他のコテを叩いているのかもしれないが、
書斎がクズのような荒らしなのは当然だから触れなかっただけかも
しれない。つか、>>559のあとに書斎の尻馬レス>>568があるから
おそらく後者でしょ。

ひとつひとつの発言に「不審点」など、どこにもないだろが。

632:名無しのオプ
09/04/25 22:23:30 Wm/kt1IS
>>630
ねー、頻度の意味はわかってるの? 教えてよ! o(^ー^)oワクワク

633:名無しのオプ
09/04/25 22:25:06 JwB3rxgJ
>>626
彼の脳内では、>>600で言及してる

>IDも言い分も違うのに、レスを付けてくるのは何故だろうな?

が根拠なんだそうだ。なぜ根拠になるのか、我々には理解できないけどw
>>602も指摘してるけど、掲示板ではべつに誰が誰にレスをつけてもいいし、
またそれがごく普通に行われてるということを、彼の知能じゃ理解できなかったみたい。

俺にも

>で、書斎を専ブラで弾いて読後感はそうしてない理由はまだ?

なんていう意味不明のことを聞いてきてるんだけど、俺に聞かれてもねえ…って感じです。

634:名無しのオプ
09/04/25 22:31:17 QYNVyp8/
一人だか複数だか知らんが要するに

書斎はおろか読書の感想なんかどうでもいい
読後感を叩きたい

という荒らしが粘着しているということはよく分かった。

読後感叩きもそいつを構っている奴も最悪板にスレ立ててそこに篭ってろ。

635:名無しのオプ
09/04/25 23:38:45 5E1SHe12
誰が荒らしか、言ってること見りゃすぐわかるだろ
あと、IDの色

誰彼構わず噛みついるネンチャク馬鹿をどうにかしろ

636:名無しのオプ
09/04/25 23:49:25 0Iu5EqiJ
名無しの書斎以外に「とにかく読後感を叩きたい」なんて奴は
いないだろ。

俺の印象では
読後感は「ややうざい空気コテ」
書斎魔神は「死ぬほどうざい荒らしコテ」

>>19>>21が大方の住人の実感なんじゃないの。

書斎は称賛されないまでも積極的には排斥されていない読後感が
妬ましくてたまらないようで、名無しで叩きまくっているけれど
そんなの見ればすぐわかるしな。

637:名無しのオプ
09/04/25 23:50:10 cLyZfRUU
ネンチャク馬鹿っていうのはずっと昔の他スレの過ちをいつまでも
蒸し返して叩く奴のことです

638:名無しのオプ
09/04/25 23:55:56 cLyZfRUU
>>631
>>559のあとに書斎の尻馬レス>>568があるから」後者とは
言えないでしょ
前者っぽいとも言えるしそれだけで確定出来ない

639:名無しのオプ
09/04/26 00:06:13 ZRbmCqHF
読後感叩きの中身が書斎だろうが違おうが関係ない
ただのクズ荒らしであることには間違いないよ

640:名無しのオプ
09/04/26 00:15:21 UyW3gU6v
「ずっと昔の他スレの過ち」って、読後感は読みましたスレでしか
見たことないんだが? 「Yの悲劇」を誤読したのはむろん海外編
だろうが、ここが国内だからって「他スレ」は無理があるだろ。

読後感は概ねごく平凡な感想、たまにおかしな読み方して筋違いの
いちゃもん、という感じだから、>>559のように言われても、まあ
仕方ないんじゃねーの。

わざわざコテつけてチョンボしたなら覚えられてて当り前だ。

仮に>>559が書斎の自演の叩きレスだったとしても(奴さんは過去
ログを保存するスキルも記憶する能力もないから可能性は限りなく
低いと思うが)、「だから何?」って話だし。

641:名無しのオプ
09/04/26 00:22:32 yGQy3P6n
書斎叩きも読後感叩きもスレ違いだよ
ここは国内のミステリーを読んで、その感想を書くところだ

642:名無しのオプ
09/04/26 00:25:15 j02IN7hY
>>634
このままじゃ勝手に脳内完結で「俺は偉いこいつら負け犬」で終わってしまう
もっとじっくりとレスして敗者であることを分からせよう

643:名無しのオプ
09/04/26 00:26:17 UyW3gU6v
なんでこんな意味のない煽り合いになってるのかよく判らんが
単なる叩きはともかくとしても、書かれた感想についての意見
を言うのも別にええやろ。

644:名無しのオプ
09/04/26 00:34:29 dMaTLrhZ
もうウザイから、よそでやってくれ。
端から見てても、>>592と同じ感想しか浮かばん。
何を無駄にムキになってんだか。

645:名無しのオプ
09/04/26 00:40:42 xZ4Wixlm
「読後感がYの悲劇で云々」ていうのは他所でも1、2度
見たことあるけどスルーされてたから、今回も相手にしなきゃ
良かったんじゃないか

書斎かどうかは知らんが異常なアンチなんだろうな

646:名無しのオプ
09/04/26 00:54:10 tg2RKtYQ
>言い分もIDもコロコロ変わる奴を誰が支持する
>言い分もIDもコロコロ変わる奴を誰が支持する
>言い分もIDもコロコロ変わる奴を誰が支持する
>言い分もIDもコロコロ変わる奴を誰が支持する

今年一番ワロタ

647:名無しのオプ
09/04/26 04:36:35 Pdi9bQUh
要するにあれだろ?
書斎叩きなら誰でも同じ意見だからスルーされるけど
書斎を無視して読後感だけ叩けば

(釣れる)

と踏んだだけの荒らしなんだろ?
ゴミは巣に帰れ。

648:名無しのオプ
09/04/26 07:39:50 Zkx4rs5+
↑また馬鹿が変なこと口走って、話を混ぜっ返してるな
釣りとか工作とか陰謀とか、想像だけで人を叩くのはもういいかげんにしろクズ

649:名無しのオプ
09/04/26 12:39:13 47hDuKRz
スレが伸びてると思ったら何この流れ?
とりあえず読後感乙って言っとけばいいのか?

650:名無しのオプ
09/04/26 12:48:46 xZ4Wixlm
書斎乙じゃない

651:名無しのオプ
09/04/26 13:03:46 vZFMgOV4
>>649
その発想はなかったけど…たしかに有り得るなw
でないと、ああまで必死に書斎叩きに
持っていこうとしてたのが、説明つかない

あと、読解力も読後感並みだったしw

652:名無しのオプ
09/04/26 21:47:55 rGPfEyl2
えーと、このスレって「『読みました』報告・国内編」ということでいいんだよね。
『ディスコ探偵水曜日』読みました。
このタイトルって『文学探偵サーズディ』のパロかなあ。
ところどころ大笑いできたので、よかったといえばよかったのですが、内容はよくわかりませんでした。
激賞している人もいるので、面白い人にはたまらないのかも知れないけど(豊崎とか)。
舞城は今まで読んできたので、出たらまた読むと思います。すぐには読まないけど。

653:名無しのオプ
09/04/26 22:39:21 g03W/yKp
>>647
その可能性もないとはいわんけど、中身が書斎の可能性も相当高いぞ。
書斎を無視して読後感氏のみを叩きたがることで得するのは奴だけだし
必死で回線切り替えて一人で会話しているのも奴の手口そのものだw

654:名無しのオプ
09/04/26 23:07:33 dMaTLrhZ
>>653
お前もいいかげんしつこいな。失せろ。
お前も書斎も読後感もこのスレには邪魔。

655:名無しのオプ
09/04/27 02:21:56 SG0EHpef
>>653
ただ困ったことに、そのミエミエの工作もある程度続けていると
ID:UyW3gU6vみたいに騙されてしまう人が出て来ちゃうんだよね
粗筋荒らしの時みたく
だからスルーが一番なんだけど

656:名無しのオプ
09/04/27 10:57:19 l6zsQHYX
ID:cLyZfRUUご苦労様です。

657:名無しのオプ
09/04/27 11:11:56 iOxRdTUG
俺は>>647に賛成。
ただし書斎本人も便乗しているのは確実だな。

まあ何にせよ書斎叩きですらスレ違いなんだから読後感叩きもこのスレですべきじゃない。
なのに延々と叩きを続けるうえになぜか同調する単発IDがわらわらとわいているというのは
誰が見ても複数回線&回線切り替え乱用の自演だよね。
ちなみに本人は「別の意見だ」と言ってるけどあんなのは大同小異、
というか別人を装っていると見るのがこれまた自然。

これ以上読後感叩きを続けたいなら最悪板にスレでも立ててそこでやってろというのが俺の意見。

658:名無しのオプ
09/04/27 12:27:35 MI87UVXu
>>653 → >>655 → >>657
たしかにミエミエの手口だなw

659:名無しのオプ
09/04/27 16:30:48 +pzrAI9r
読後感叩いてる奴が今なに言ってるかみりゃこいつの目的が荒らしだってわかるだろ
いいからバカは放置しろよ

660:名無しのオプ
09/04/27 20:18:43 +rE9zxol
>>592でFAだな
それにしても読後感氏って言ってる人初めて見たw>>653


661:名無しのオプ
09/04/27 20:22:47 +rE9zxol
おっと間違えた
592じゃなくて644だった

662:名無しのオプ
09/04/27 21:19:31 SG0EHpef
このスレだけでも3度言われてますけど

663:名無しのオプ
09/04/27 22:10:52 UT6v7ePo
これで読後感さんがちゃんとしたレビュアーであることが理解できたようだな
前スレで駄作赤朽葉家の素晴らしいレビューをボロクソに叩いたバカどもは反省しろ

664:名無しのオプ
09/04/27 22:45:27 l6zsQHYX
>>658
本人は、自分で自分の手口の解説しちゃってることに
全然気づいてないみたいだから、そっとしておいてあげるべきかもね。

665:名無しのオプ
09/04/28 00:08:42 C3ann2PE
「警官の血」佐々木譲
すっごい面白い!というわけではないのに、読むのが止められなかった。
親子三代に渡る警察官の年代記。こういうのって途中(2代目)が弛むんだけど、この小説はその部分が一番緊張感があったかも。
べたな例えだけど、ウッズ「警察署長」が面白く読めた人にはお勧め。マルケス「百年の孤独」が楽しめた人にもお勧め。

666:名無しのオプ
09/04/28 11:02:07 sNUTV51f
>>657
それが最終結論だね。
以後読後感叩きの荒らしは放置ということで。


667:名無しのオプ
09/04/28 11:21:18 sMC14zbH
じゃ気分なおしに読後感のレビューで良レビューだったのを挙げようか

668:名無しのオプ
09/04/28 14:36:24 l1ZjEsWY
いやだよ
読後感も馬も目糞鼻糞じゃねえかw

669:名無しのオプ
09/04/28 18:14:58 sMC14zbH
また来たか

670:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/04/28 18:49:12 pdJ/ErUi
「月光ゲーム」有栖川有栖(東京創元社)

夏の合宿でキャンプ場にやってきた東都大学推理研のメンバーだが、
突如山が噴火したため他の2グループと共にキャンプ場に
閉じ込められてしまう。救助が来るまで協力して生き延びようとする
彼らに殺人鬼の魔の手が伸びる―。

かなり昔に「双頭の悪魔」を読んで以来これに及ばないのが確かならと
読まずにいたが、そうでもないと聞いて読んでみるもそうでもあった。

論理にこだわる姿勢や推理ゲーム等の趣向も良いけれど、
やはり小粒感は否めない。新本格には論理だけでなく、
論理のアクロバットを見せて欲しいと思ったのであった。

追伸 「白い恐怖」がCCとは知らなかった。いつか観よう。

671:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/04/28 19:02:15 pdJ/ErUi
「疑心 隠蔽捜査3」今野敏(新潮社)

アメリカ大統領来日に際し方面警備本部長に異例の任命を受けた竜崎。
その裏にある思惑を勘繰りながらも任務を全うしようと努める
竜崎だったが、秘書として付けられた女性キャリアにえも言われぬ
胸の高鳴りを覚える。
果たしてこのときめきの正体は?
そして竜崎はテロリストの脅威から大統領を守れるのか?

キャラ萌え警察小説シリーズ3作目。
でも今回はイマイチ萌えられなかった。粗筋からも判る通り本作の目玉は
朴念仁竜崎の恋にあるのだが、それを可愛いと萌えられるか、
イラネと思うかは読み手次第であるところ、自分は残念ながら後者だった。

竜崎にはもっとこう社会のDQNとの対決を望みたい。2巻の
対PTAみたく。今回も監視カメラ問題で人権派とやり合う場面が
あるものの、どうも盛り上がりに欠けた。テロに対する
日米の危機感の違いを出来る限り近付けようと竜崎の奮闘は良かったけど。

敏さんあまり急がずじっくり仕上げて欲しい。

672:名無しのオプ
09/04/28 19:56:52 f6r83eD2
おれには読後感スレでもないのに
「じゃ気分なおしに読後感のレビューで良レビューだったのを挙げようか」
とか言ってるID:sMC14zbHの方が頭がおかしいようにしか見えない

673:名無しのオプ
09/04/29 02:57:01 C/jdRk3y
粘着がバカなだけで読後感が駄目なのはみんなが認めるとこだからな

674:名無しのオプ
09/04/29 12:25:55 e2Q8XJMC
読後感も恐ろしいまでの鉄面皮だな。
これだけ叩かれて平気で長文書き込んでくるとはね。

675:名無しのオプ
09/04/29 12:39:07 LAJMfLWf
アホ書斎ほどではない

676:名無しのオプ
09/04/29 13:06:25 3zGfyRop
>>674
妥当性が無いのを良く解ってるからでしょ
いちゃもんを一貫してスルーする姿勢は良いと思うよ

677:名無しのオプ
09/04/29 13:46:10 ypDWxsPN
読後感の感想文を読んで首をひねることはあっても、感心したことは
ほとんどないが、発狂荒らしの当て擦りレスに対してハンドル入れた
書き込みで完全スルーしている態度は高く評価している。

678:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/04/29 15:28:54 aGW92/tb
橘外男傑作集「青白き裸女群像・他」をやっとこさ読むことが出来た。
清張先生の「砂の器」でも知られる業病に関する極端な差別的描写
(と受け取られても仕方ないか)のため絶版状態になっている長編である。
本書には表題作の他に「陰獣トリステサ」「妖花イレーネ」の2作を収録。
トリステサに関しては、先に橘外男ワンダーランド・シリーズ「人獣妖婚譚篇」にも収録されて
おり、そこで論じているゆえ、該当レスの論考を参照されたい。
・「青白き裸女群像」
天刑病者(作中で使用されるワード)の集団に拉致・監禁・暴行される美女談という凄惨な前半、
中盤以降は捜査担当のパリ警視庁メイニャール警視が偶然にもアルカッツョン市警察を訪れ、
そこで怪盗フーケの供述調書を目にしたところか、俄然、アクティブな集団警察捜査小説と化す
のは意外であった。この意味では本作は橘作品には珍しいミステリである。
あっけ無い結末、前半の展開からは考えられないような明るめのエンディング等には、
かえって意外性を感じてまう。
天刑病に侵されて20数年経て帰還した娘に対する父親をはじめとする家族の姿勢
(虐待やネグレクトするわけではないが)絶望のヒロイン(?)には酷いものの、
実にさもありなんというリアルさを感じさせるのが、
満州もの等でも見せたこの作者のシビアな人間観をかいま見せて印象的でもある。
澁澤先生の解説でも触れられている本作を日本を舞台に改作した「地底の美肉」も
是非読んでみたく思うが、アマゾン見たらバカ高い・・・
・「妖花イレーネ」
テーマは怪奇色が濃い人造人間もので、SFミステリと言うてもよい内容なのだが、
物語構成は、「青白き・・・」と同様にブエノスアイレス警視庁第二捜査課長が主人公の警察小説、
となっている。終盤では壮絶なアクションシーンまであり、意外にもハッピーエンディングと言うて
よい結末を迎える。

上記2作共に言い知れぬ絶望感が漂うトリステサとの落差が大きい。
まあ、あの話はどう処理しても明るくは締められないものがあるが。

679:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/05/02 18:35:13 t9atgm7y
中空麻奈「早わかりサブプライム不況 『100年に一度の金融危機の構造と実相』」を読んだ。
アホなミスオタが最も苦手とする経済書だが、グローバルな視点に立てば、
今、喫緊に解かれるべき最大の「ミステリ」とは何かと思えば、
それは今回の大不況のトリガーとなったサブプライム問題を始めとする金融問題に他ならないと
言い得よう。
さすれば、本書をこの板で論じることは必ずしも板違いとは言い得ないのではないか?
本書は、世に多く出回っている、いずれも字数・頁数を費やした教条主義が匂う不況ネタ本や
単なる現状ルポの類とは一線を画した外資系金融機関若手管理職(慶応経済卒)の手になる
サブプライムの仕組みから金融大不況の構造を簡略、かつ、平易に論じた読書人にとっての
必読書と言い得るかと思う。
本来であれば、専門の問題もあろうが、中谷巌先生、竹中平蔵先生あたりがこの手の書を
記すべきなのであろうが、優秀な実務家である著者だからこそ、ここまでわかり易く纏めて本書の
内容を呈示出来たとも思える。
勝間和代嬢の著書が話題の昨今だが、同じく経済の第一線にいる女性実務家の書であれば、
まず本書を手に取るべきではなかろうか。
図表を多く、的確に掲載し、予備校本を思わすような平易な文体がたまらん。
ポイントのひとつとしては、サブプライムがあればプライムも存するということ、今回のグローバルな
大不況は、信用的には無問題なはずのプライム部分にまで値崩れが生じた点にあるのがわかる。
(著者が言うところの「価格の機能不全」、この辺は今流行りの行動経済学の観点からも専門家に
分析して欲しいところではある)
サブプライムとは別なトピックではあるが、リーマンやAIG破綻の因となった
信用リスクの売り手=プロテクションの買い手、逆もまた真なりなCDSの仕組みも
平易に解説されていて興味深い。
読後に痛感するのは、これほどのカレントなネタがありながら、
面白い経済ミステリをモノに出来ないミステリ作家の不甲斐なさである。

680:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/05/03 11:40:33 TDlFTCpy
塩澤実信「ベストセラー作家の運命を決めた一冊」を読んだ。
10人の作家が取り上げられているが、阿佐田哲也、シバリョウ、梶原一騎以外の7人は
全てミステリ作家(頁順だと、圭吾、清張先生、森村誠一、大藪春彦、山風、大乱歩、みゆき)
なので、この板で紹介しておく。
阿佐田氏以外の9人は漫画原作者の梶原氏も含めて自分にはおなじみの作家連であり、
著者が各作家の運命を決めたとしている1冊も勿論全て読んでいる。
このためか、全体的には既知な話題ばかりという感あり、
「野獣死すべし」が純文学雑誌(「文学界」)に掲載される直前までいったという話は
記憶に無かったが。
また、引用部分が多過ぎる(「火車」を論じた部分など完全ネタばれ気味)のも非常に
気にかかるものがある。

681:名無しのオプ
09/05/03 22:42:39 CE3BHnuN
おすすめの警察小説はありますか

682:名無しのオプ
09/05/03 23:43:33 iM2aU76W
>>681

> おすすめの警察小説はありますか
警察署長
クリスマスのフロスト

683:名無しのオプ
09/05/05 07:43:30 azi6JGOO
>>681
スレチ

684:名無しのオプ
09/05/05 11:41:47 jV6t8w4m
>>676
妥当性がないのは、読後感自身の煽りの方だろ。

自分の方が誤読してるのに、他人を貶そうとして
「未読王乙」
とか、馬鹿すぎるw まともに読めてないのはお前だろ、と。

言い訳の余地もないほど明白に自分の方が悪いから、
しかたなくスルーしてるだけ。

685:名無しのオプ
09/05/05 11:59:35 8J44Eyj8
>>684
粘着はいい加減迷惑なんだよ。

ミステリ板の読後感を叩くスレ
スレリンク(tubo板)l50
       ↑
立ててやったからこっちでやれ。

686:名無しのオプ
09/05/05 12:08:07 8J44Eyj8
>>681
その手の質問はこっちでするほうがいいよ。
もう997まで行ってるからすぐ次スレが立つだろうけど。

好みにあいそうなミステリを紹介しあうスレ 7
スレリンク(mystery板)l50

687:名無しのオプ
09/05/05 16:55:37 VoyO3uhs
本当に立ててやんのw
キモ

688:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/05/05 17:39:09 SgKqNGf9
大倉崇裕「福家警部補の挨拶」を読んだ。
フーダニットにしても、謎解き主眼の倒叙ミステリ(本作品集はこれ)にしても偶然性に
頼った要素が強い程つまらないものになるが、その典型例とも言い得る。
偶然や後出しの手がかりが多過ぎで、いかにプロ作家の手になるものとはいえ、
東京創元社のようなミステリの老舗から出すべき本だったのか大きな疑問を抱かざるを得ない
ものがあった。
久々に大好評な収録作品全話講評逝ってみよう!!
・「最後の一冊」
本への血痕の付着具合への着眼という面白い細部は存するものの、
犯行当日がたまたま蒸し暑い雨の日ゆえだったゆえ解決という展開そのものに萎えるし、
更にこれに偶然性がいくつか積み重ねる(たまたまその日に入手、たまたまな故障等)のだから
これはかなわない。
そもそもガイシャの侵入経路をどうするかにつき念頭に無いのもどんなものか?
・「オッカムの剃刀」
収録作品中では最大のボリュームの作で、最近NHKのドラマ化もあり。
(残念ながら、事件解決のキーマンとなる美しきナッキー演じるJDは原作には登場しない)
解決部分は刑事コロンボの「逆転の構図」ねた。
だが、煙草の箱とライターの関係性は事前に読者に見せておくべきものであり、
決め手である以上、アンフェアの批判は免れ得ないものがある。
本家(コロンボ)の良作は、何気なく手がかりを見せるのが非常に巧いのだ。
(例えば「ビデオテープの証言」における招待状)

689:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/05/05 17:39:56 SgKqNGf9
・「愛情のシナリオ」
これも偶然性に頼り過ぎた解決が頂けない。(たまたまこぼした、たまたま切らしていた等)
まあ、携帯の件はしっかりと書けている方だが、
・「月の雫」
コロンボ「別れのワイン」ネタに「祝砲の晩歌」ネタも少々。
すなわち、本作もたまたまの陽気、たまたま忘れた、たまたま見た等
タイトルに冠された作中に登場する酒の名称でもある月の雫、実際の月の雫=月光が決まり手
になるのはロマンティックな感はあり。

思うに、コロンボオタの同人誌に掲載され、オタ同士が元ネタどうこうと盛り上があっているので
あればどうこう言うべきものではないと思うが、一般ミステリファン対象となると上記したような
出来ではしょうもない感あり。
「コロンボ的設定を換骨奪胎した本格ミステリ」とか安易に書いている解説も感心せず、
本格ミステリとは通常フーダニットを指すものであり、
「倒叙スタイルを取りながら謎解きの興趣を主眼とした」あたりの表現が妥当である。

690:名無しのオプ
09/05/05 22:18:24 dtqBwU6y
>>685
バカが釣られたか

691:名無しのオプ
09/05/05 22:55:35 WTqqkQ4X
読後感叩きは荒らし目的であったことを自白。

692:名無しのオプ
09/05/06 12:29:33 +bckJHpL
いやこれまでの経緯を見るに読後感に対する批判はまっとうかつ正当だわな。

693:名無しのオプ
09/05/06 12:33:39 Rm9hNez0
>>692
名無しで書いても無視はされたくないかわいそうな書斎w

694:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/05/06 12:34:21 ARGJSOXK
「バイオ探偵の事件簿」藤本大三郎(講談社)

バイオケミストリーを研究している冴えない大学教授がお節介な妻
と共に数々の事件に挑む連作短編集。
てっきりクレイグ・ケネディー的科学探偵ものかと思いきや……。
10数年後の「探偵ガリレオ」の短編の持つ弱点を最初から
回避している点に注目。一つ一つの話は伏線が無かったりして、
決して大したものじゃないが、科学者作家が作風についてこういう
冷静な分析をしているのは面白い。

ベストは「ワンマン教授殺人事件」が伏線をサボらずに書かれていれば
出来たであろうもの。

695:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/05/06 12:43:54 ARGJSOXK
「灰色の季節―ギョライ先生探偵ノート―」梶龍雄(光風社出版)

戦時下の東京下町を舞台に、ギョライというあだ名を持つ科学教師と
彼を慕う優等生正彦が生徒達に振りかかる怪事件に挑む連作短編集。
正直ミステリーとしては、そこまで凄いものは無い。この時代の雰囲気と
相まり具合を見るべきか。
ベストは「おふくろは霊媒」が伏線をサボらずに書かれていれば
出来たであろうもの。

696:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/05/06 22:26:43 InidBpy7
小鷹信光「私のペイパーバック ポケットの中の25セントの宇宙」を読んだ。
ハードボイルド翻訳の名手として知られた著者が、ペイパーバック収集のマニアであることも
知ってはいたが、ここまで病膏盲に入る状態にあったとは・・・
次々に繰り出されるペイパーバック収集談は、著者と同じ嗜好性があるか、
最低でも原書を読む習慣(それもペイパーバックは読み捨てとか思うていない者に限る)が無いと、
やや読むにキツイものは無いでもない。
しかし、さすがにこの業界の長老のひとりだけあって、余談として語られる大藪春彦盗作問題
の例ひとつ見ても面白いエピ、薀蓄は多い。
盗作されたと言われるフランク・ケイン作品を掲載した「マンハント」の当時の
編集長や翻訳者への取材のうえ、「大藪春彦の英語力はスゴい。二年後に出た翻訳とそっくりな
日本語で小説を書いたことが実証されたということは、山下訳に負けない翻訳能力の持ち主
だったということである」と逆に持ち上げている面白さ。
翻訳者(山下氏)に大乱歩が「穏便にしてやってくれ」と言うていた証言も紹介されており、
思えば、大乱歩、大藪氏、小鷹氏・・・全て早稲田(w
勿論、本筋のペイパーバックねたの話題でも
表裏で一枚絵の表紙をラップアラウンドということ、エロが目を惹くペイパーバックの表紙だが
SEXシーン、乳首はNGなこと(そう言えばそうだ)等々、本好きであれば興味深い話題は満載だ。
だが、123頁右上掲載の表紙(カーター・ブラウン作品)は、
仮想モデルはオードリー・ヘップバーンには見えないのだが?
137頁口絵解説には 、未訳作品ながら、これゆえ扱いを大きくした旨記されているが・・・
とにかく、人によって「読む」にはきつい部分があっても、「見る」には楽しさ溢れる本でもあり、
改めて現在のペイパーバック表紙の味気無さを実感させるものがある。

697:名無しのオプ
09/05/07 13:11:49 jnusunYO
原寮の「そして夜は蘇る」読了
…チャンドラーリスペクトは置いといても、なんぼなんでも沢崎の台詞はいちいちキザすぎてイラッとくる
まぁ恐らくは他人をイラッとさせるのが彼というキャラクターなのだろうが……
にしてもちょいとなぁ……
地の文は非常に好みなだけに残念


物語は中の中で特に感想もなく……
多分一週間もすれば完全に内容は忘れてるだろう

698:名無しのオプ
09/05/16 12:39:29 ry6OZ6kl
山下卓の「ノーサイドじゃ終わらない」読了
乙一のブログで紹介されてるのを見かけて買っただけだが、久々のヒットだった。
最近珍しいど真ん中の青春群像。十五年ぶりに再会する高校時代のラグビー部のチームメイトとのほろ苦い軋轢があり、昔のオンナとの苦い
記憶があり、新しい若いオンナとの恋があり。
でも、ミステリーとしてのどんでん返しも二重三重にある。
高校の旧友達との会話にはいろいろ考えさせられるものがあった。
体育会の男たちが昔の青春に決別し、オトナの青春に切り出す、
雰囲気が自分の年齢をシンクロしてぐっと来た。
ラグビーというスポーツのモチーフもうまく生かされている。
もしかして、著者はラグビーほんとにやってた人かな。


699:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/05/16 20:18:50 2Rg0eHR2
「滝口康彦士道小説傑作選集2 拝領妻始末」を読んだ。
80年代まで相当数の作品が文庫化されていた滝口作品だが、絶版・品切れが多いのが無念や。
口当たりが良いハッピーエンド症候群が目立つ最近の時代小説とは一線を画した重厚
(だが文章は非常に読み易い)な作品集である。
従って、妖怪や怪人が跋扈する伝奇小説(アホなミスオタ好み)や正義の剣士が悪を叩き斬ると
いった単純明快な剣豪小説(単なるアホの好み)を好む向きにはおよそ無縁な作品集とも
言い得る。
収録作品14編全てが悲劇と言うてよく、(「上意討ち心得」のみはハッピーエンディングに持って
ゆける展開なのだが、作者は単純にそうはしない徹底さ)、中期・後期の藤沢周平作品の如き
爽快感・情感は存しないし、作者の九州の作家仲間であった白石一郎作品よりもダーク感は
殊更に強い。
表題作は映画化もされたが、拝領妻ねたという基本設定のみ使用したものであり、
後半のバトルは映画オリジナルであり、これを期待すると完全に外される。
他の収録作品では「切腹」も映画化されているが、こちらはわりと忠実な映像化であり、
滝口作品のムードを伝えるにはこの作品の方が適切である。

700:名無しのオプ
09/05/16 21:24:28 nzfeGm8k
URLリンク(jbbs.livedoor.jp)

したらばは荒らしに厳しいそうですね

アホ呼ばわりされたり自演で叩かれたりが今後も続くようならば
避難も選択肢に入れた方がいいかもしれません

701:名無しのオプ
09/05/17 00:48:49 pxdmiZqs
>>699
だからよ、

〉アホなミスオタ好み

とか、

〉単なるアホの好み

とか、他人を貶める言葉を入れないと「論考」はできないのか?って聞いてんのよ。
それだから、あちこちのスレで住人が脱出したり「アンチ」になったりするんだろうが。

702:名無しのオプ
09/05/17 01:31:25 fdYBAvFE
>>674
まあ、鳥つけずにさんざん書き込んでるからね
誰かが読後感を批判すると、書斎叩きに持ち込もうとする名無しがすぐに現れるw

703:名無しのオプ
09/05/17 10:52:03 IbqM3Bz2
以上
わざと各スレで書斎を構って荒らしている小学生の自演でしたw

704:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/05/17 16:52:49 CN2gKz6E
金森重樹「借金の底なし沼で知ったお金の味」を読んだ。
書店によってはビジネス書あるいはノンフィクションのコーナーで売れ行き好調な本である。
サブタイトルには「25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記」とあるが、
これを「現代(的)冒険」と言わずして何であろうか。
ゆえにあえてこの板で紹介する次第である。
ただし、著者(東大、しかも法学部卒にこんなタイプがいることは驚き以外の何物でもないが)
が巨額な借金を負うくだりに至るまでは、やや自己語り(自身の人生哲学)が多いのは残念、
読んでいて退屈である。
後半は、俄然、、著者の目を通じた世の中における金を巡るカラクリと攻防が語られ、
切実、かつ、スリリングですらある。
商品取引相場で著者を食い物にしたH氏やその背後にいて著者を借金漬けにしたと思われる
H氏への恨みつらみが全く感じられないのは、最終的に著者が「勝者」足り得たからであろう。
一点気にかかった記述は、
「時効は、債務者が自分の債務を認める「承認」をした場合には、中断されて、
またそこから進んでゆくのですが、・・・」というくだり。
これは時効制度では例外的な「停止」でしょ。
この場合(「中断」)は、起算点に戻ってカウントし直すことになる。
(つまり当初から数え直し、この分、時効の完成を遅らせる効果がある)

705:名無しのオプ
09/05/20 22:01:11 vs1W5+mk
>>703
読後感を批判するレスが出てきたとき、「ここは人を批判するスレじゃない」と言うならまだしも、
「読後感を叩くなら書斎を叩け」なんて言う奴、本人じゃなければ完全に頭おかしいだろw

706:名無しのオプ
09/05/20 22:54:07 EgDUjcvT
以上
「書斎を叩け」とは誰も言っていないのに言ったと主張する幼稚園児の自演でしたw

707:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/05/20 23:41:13 9RodS466
「ふり向けば霧」笹沢左保(祥伝社)

かつて裏切った愛人とその恋人の密会を襲って逃亡していた芙美子は、
13年ぶりに東京に戻る途中の機内で思わぬ人物に遭遇する。それは、
自分が襲った女の夫だった待彦であった。動揺する芙美子に
待彦は意外にも救いのを手をさしのべる。共に暮らし時効の成立を待つ内
芙美子は彼を愛する様になるが、やがて殺人が起き待彦に容疑がかかる。
果たして二人の運命は……。

久々某スレからのセレクト。
本格というよりサスペンスですね。読んでいてずっとバレバレやのう
と思っていたのですが、ラストでびっくり!
しかしこりゃ解るわけないですって!
見事なバカミスと言って良いでしょう。こんなことまず有り得ない。
ただそこに目を瞑れば(w)、カチッと嵌る感覚を楽しめます。

それから大元帥閣下は本作について「地の文の虚偽」がある
と仰っておられますが、個人的には前後のニュアンスから判断して
ギリギリセーフかなと思います。

708:読後感 ◆VkkhTVc0Ug
09/05/20 23:55:10 9RodS466
「花の旅夜の旅」皆川博子(講談社)

新人賞を獲ったきり鳴かず飛ばずの作家鏡に突如雑誌連載依頼が舞い込む。
“花の旅”という企画に連動して花に関する短編をということだった。
鏡は取材旅行に同行しつつ短編を書いていくが、メンバーの一人が
謎の死を遂げる。その死に関して鏡が書いた短編と奇妙な類似点
が浮かび上がる―。

昭和54年にぃ、フラッシュ、バーーーック!
……すいません。もう二度とやりません。
閑話休題。皆川ミステリーは2作目かな。
作中作と作家の日記が交互に挿入されて進んでいく。ただ展開を追って
楽しめば良いのかなと思っていたところ、ラストでびっくり!(またか)
なるほど、そういうことか! と膝を打った(大作家は腰だがw)。
中々の着想なり。ちょっと文章が先走るきらいがあるけど、
変格作家として時々読みたい。

ちなみに本作にはほぼ同時期の某作品の影響が見られると思う。

709:名無しのオプ
09/05/23 07:20:01 VsYKRA2I
ID:cLyZfRUUがいちいち反応してくるのが笑えるw
ずっとこのスレチェックしてるんだろうね。

710:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
09/05/23 09:07:12 ZeyVFhVh
蒼井雄「船富家の惨劇」を久々に再読。
言うまでもないが、「フラガール」のヒロインを演じた蒼井優ちゃんではなく(w、
いわんや、篤姫こと宮崎あおいちゃんが書いたミステリではない(w
すなわち、このように思うた奴は間違いなくアホと言い得る。
今回は鉄道トリックの部分を丁寧に見てみた。
なるほど戦後にこの手のミステリのマエストロと化す鮎が入れ揚げたのがわかる出来であるが、
戦前には煩雑過ぎて一般受けしなかったのも納得。
(エアプレーンねたにはワロタが、思えば戦後に鮎や森村誠一も使っているわな)
古い作ゆえ、なかなかに格調ある文体でこの作者の特色である風景描写(南紀)も存分に発揮
されており、この点での読み応えは十分。
しかし、謎解きミステリの悲しさ、宿命ゆえか、ドロドロした人間模様がドラマとして書き込まれて
おらず「小説」としてテーストが薄いのは否めず、
なにしろ文学であればヒロインのポジションに来る船富由貴子などは直接登場するシーンは皆無
なのである。
また、犯人キャラをクローズアップすれば、ピカレスクロマンとも成り得る素材だけに残念でもある。
ただし、Aの引き立て役とはいえ颯爽と登場するわりに犯人がわからない探偵Nはしょーもなさ
過ぎて、かえって不自然ではある。


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