08/11/19 02:47:36 JTlZqDUE
ポーのピムの続編は既出のとおりヴェルヌも書いてるが(しっかりネモ船長も登場させてる)、
ラヴクラフトや他の作家も後に書いてる。
こういう作品・作家のファンの作家が、その影響を受けて創作したものをパスティーシュと言って、
ホームズなんかは山のようにあって、新旧いろんな推理作家が書いてる。
ラヴクラフトのピム物を含むクトゥルフ神話も、いろんな作家がパスティーシュを書いてて、
パスティーシュからパスティーシュが生まれてと続いていくうちに、元作品とは別物になってるものも。
ガッチャマンも元を辿ればオペラ座の怪人とか。
ポーの作品は推理小説のバイブル的存在で、その後の推理・怪奇・SF小説作家に大きな影響を与え、
日本の江戸川乱歩の名前が、エドガー・アラン・ポーをもじったというのは有名。
ルルーは黄色い部屋でもポーの事を書いてるし、
幻覚をピムから取ってるのも、偉大な先人ポーに対してのオマージュだと思う。
この時代、オマージュやら勝手にコラボやらが多くて、
ルルーと同時代の超有名作家が1909年に、勝手にその有名作品中で
ルルー作品の登場人物をコラボってしまったので、ルルーとの仲が険悪になったらしい。