08/09/08 20:34:10 j4bm+c4/
確かに怖いって難しいね。
自分にとって怖い本ってのは、一定レベルのリアリティを保ちながら、得体の知れない現象の起きる怖さ。
最近、ホラー大賞をとった「夜市」を読んで 恒川光太郎にハマり、既刊3冊立て続けに読んだ。
めちゃ面白いとは思うのだが、ただ怖くないんだな、これが。
あまりにもつくりすぎるというか、ホラーじゃなくてファンタジーだなと思う。
逆に、「黒い家」に代表されるサイコ物も、面白いとは思いつつ、怖いと思ったことがない。
災厄の原因が人間だった場合、反撃すればどうにかなるんでないの、と思ってしまう。
思い返してみると自分が怖いと思った小説って「リング」や鈴木光司の初期の短編とかが最後かな。
リングもシリーズんなっちゃった「らせん」以後は、なんじゃこりゃの展開だし、
最近、鈴木光司の新作の短編集を読んでも全然怖くなかったんだけどね。