社会派ミステリーといえば松本清張 第五巻at MYSTERY
社会派ミステリーといえば松本清張 第五巻 - 暇つぶし2ch900:名無しのオプ
08/03/13 01:45:57 QGaaLChB
書斎のアホ、コロンボ統一スレで、またボコボコになってますねww
惨めだなあwwww

901:七資産1970
08/03/13 02:53:56 IfuL+d8h
「密宗律仙教」
最後に犯罪行動が暴かれたんだろうか
とたまに気になる

902:901
08/03/13 03:06:12 IfuL+d8h
>>893
個人的には
新潮文庫「黒い画集」と初期短編集
短編の代表作多し

>>895
「黒革の手帳」は前半は面白かったな
後半は主役が没落していくから、ちょっと辛い

903:名無しのオプ
08/03/13 03:20:08 zJetNbbr
>>897
モデルがいたとしても
>隠田の行者
とは違うな。隠田の行者の如く貴顕に取り入ってどうこうという話じゃないから。
もっとはなはだ庶民的。

むしろそっち系では宮中にまで取り入った神政龍神会をモデルにした「神々の乱心」の方だ。

904:名無しのオプ
08/03/13 03:23:30 zJetNbbr
それに「密宗律仙教」は戦後の話なので、ますます戦前のあやしい新興宗教とは違う。

905:名無しのオプ
08/03/13 05:58:24 bwnQM+N9
だから、作家はモロに素材をそのまま使わない。
国家神道や教派神道の資料をしこたま収集してたから
取捨選択していろいろ使う。
俳句を素材にした短編が話題になってたが、そこに出てたエロ宗匠が歯科医
という設定なのもそう。しかし実際は西東三鬼はホモでおんなっけなし。
そうゆうふうに、いろいろ混ぜてもとのものをわからなくして書く。
下田歌子に取り入ろうが、巫女を篭絡しようが、
根は一緒で、色と欲、これにつきる。

906:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/03/13 22:16:08 oZ8satjB
>>899のシマソウに関する認識がおかしい。
占星術や斜め屋敷は刊行当時から売れゆきは悪くなかった。
そもそも本人が語っているとおり、シマソウが敬愛するミステリ作家は松本清張ではなく
鮎川哲也なのは有名な話で、シマソウと清張先生の活躍がだぶる時期はあったものの、
志向も大きく異なるし、お互いにさほど強く意識する存在ではなかったのではないか。

907:名無しのオプ
08/03/14 06:39:51 8z/zFNKm
>>906
占星術や斜め屋敷は刊行当時から売れ行きは悪くなかったって、
どこに書いてあるデータだよ。
出典を書いてみろよ。
まあ、どうせ答えられないことが明白だが。
島田荘司本人が売れなかったって、エッセイに書いているじゃないか。
売れていたら、御手洗シリーズの長編が長期間書かせてもらえない、
なんて事はなかっただろう。
それに島田荘司は、松本清張の大ファンだぞ(『涙流るるままに』インタビュー記事他)。
意識していなかったら、『奇想、天を動かす』のような社会派と本格の融合を目指した作品や、
『Yの構図』みたいな社会派を書けるわけないだろう。

それにしても書斎って、ミステリのことを本当になんにも知らないんだね。


しかし・・・「お互いに」って・・・晩年の清張が島田荘司を意識しなければならない
理由も必然性もなんもないぞ・・・
意識する存在ではなかったなんてこと言葉にする必要すらそもそもないようなこと
でねえのかとw

908:名無しのオプ
08/03/14 06:40:41 8z/zFNKm
>>906
占星術や斜め屋敷は刊行当時から売れ行きは悪くなかったって、
どこに書いてあるデータだよ。
出典を書いてみろよ。
まあ、どうせ答えられないことが明白だが。
島田荘司本人が売れなかったって、エッセイに書いているじゃないか。
売れていたら、御手洗シリーズの長編が長期間書かせてもらえない、
なんて事はなかっただろう。
それに島田荘司は、松本清張の大ファンだぞ(『涙流るるままに』インタビュー記事他)。
意識していなかったら、『奇想、天を動かす』のような社会派と本格の融合を目指した作品や、
『Yの構図』みたいな社会派を書けるわけないだろう。

909:名無しのオプ
08/03/14 07:09:16 i39vtHqh
推理小説はどの程度売れたら売れ行きが良いとみなすのか
そういう基本的な所で共通認識がないとゴチャゴチャ言ったって仕方ない。

910:名無しのオプ
08/03/14 07:42:50 DauoPraZ
島田さんってもう60歳なんだ。三浦元社長が61歳か。
団塊の世代って劇場型とか知的ゲームとか
破滅的大団円とかいろいろやってくれる。

911:名無しのオプ
08/03/14 07:48:29 dJMrpoQs
久々に姿を見せた三浦氏が老けてたのには驚いたよね。(まあ61なら当然だが)
ハンサムで怪しい青年実業家の面影はなく普通の初老のオッサンでしかなかった。

912:名無しのオプ
08/03/14 08:01:02 bPHId9sL
>>911
いや逮捕前からちょくちょくテレビに出てただろ

913:名無しのオプ
08/03/14 17:42:13 QK3Viyqg
907および908についてはこちら↓

スレリンク(mog2板:207番)

914: ◆loJQLuOWNY
08/03/14 22:19:06 22zRzwKv
>>906
> 占星術や斜め屋敷は刊行当時から売れゆきは悪くなかった。
『占星』『斜め』が当時のミステリ界で大きく注目されたのは確かです。
特に『斜め』は当時の若いミステリマニアから熱狂的支持を受け、平成新本格を生む直接の原動力となりますた。

ただ島荘自身によると、商業ベースとしては明らかに「売れなかった」様です。
『斜め』『死者』と立て続けに売れず、今後が危うい程に出版社や担当者との関係がまずくなった為、次作(『寝台特急はやぶさ1/60秒の壁』)ではカッパ担当者の言うがままに吉敷のキャラクター(ファッションモデル並の長身美形)を決定。
島荘本人は「こんなヤシ、捜査一課にいるわけ無いだろww」と思いながら書いたそうで、この作品は、売れずに行き詰まった中年作家の自嘲がプロロークになってます。

> 鮎川哲也なのは有名な話
敬愛とか愛読した作家は複数いるんでしょうが、作品を読んで気付いた(敢えて元ネタとして使ってる)のは、清張と高木彬光ですね。

> お互いにさほど強く意識する存在ではなかった
社会派的舞台に敢えて本格風トリックを持ち込む姿勢が非常に清張的だな、と思ったので、清張先生の感想が聞きたかったなあ、と考えました。

915:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/03/14 22:25:04 37puOY//
>お互いにさほど強く意識する存在ではなかったのではないか。
ということ。
世代的にシマソウが清張作品の読者だったのは当然だが、「作家」として強烈に意識していたとは
思えない。徹底したトリックへの拘りを見てもわかるとおり、シマソウの「作家」として理想は
やっぱり鮎川哲也なんである。
また、清張サイドから見れば、「シマソウというミステリ作家がいる」という程度の認識であろう。

作者本人の期待度を満たしたかはともかく、占星術や斜め屋敷が講談社ノベルスとして
売れ行きが悪くなかったのは事実である。
これはその後、文庫化もされロングセラーとなったことを見ても自明。
御手洗シリーズ全体を見ると、「暗闇坂の人喰いの木」あたりまでは新刊時ハードカバー
平積みになるほどの人気であった。

916:名無しのオプ
08/03/14 22:50:33 nA/i9mIb
あーあ、書斎がまた根拠のないことを言い出したよ。


917:名無しのオプ
08/03/15 00:24:36 tCcVuqL6
>>916
ほっとけ。いつものことだ。

918:名無しのオプ
08/03/15 10:08:01 2G14Z0gL
部落差別について雑誌に書いたり、座談会をかなり行っているのに、
まったく単行本化されてないのは、
なにか理由があるのかもしれない。
出自を語っているんではないだろうか。

919:名無しのオプ
08/03/15 10:16:51 T7eJ1oTo
いちいち、単行本になってない・再版されないのはなぜとか興味本位で憶測するのは
下司の勘ぐりという奴で、書斎魔神以下の破廉恥さ。

920:名無しのオプ
08/03/15 21:03:37 D94/Pr6y
>>915
>>お互いにさほど強く意識する存在ではなかったのではないか。
>ということ。
>世代的にシマソウが清張作品の読者だったのは当然だが、「作家」として強烈に意識していたとは
>思えない。徹底したトリックへの拘りを見てもわかるとおり、シマソウの「作家」として理想は
>やっぱり鮎川哲也なんである。
>また、清張サイドから見れば、「シマソウというミステリ作家がいる」という程度の認識であろう。

嘘もここまで来ると壮絶なものがあるな。
吉敷シリーズやノンシリーズのいくつ、それに本人のエッセイを読めば、
島田荘司が松本清張を強烈に意識していることはすぐにわかる。
御手洗もののトリックなんか、鮎川よりも高木彬光の方を意識しているだろう。
某作品なんか、高木考案トリックをそのまま使っている。
「徹底したトリック」以外の部分にこだわった力作も、『夏、19歳の肖像』『火刑都市』等、
いくらでも出てくる。
鮎川哲也を意識していないとは言わないが、それだけでないのは本人の著作やコメントを見れば一目瞭然。
『龍臥亭事件』くらい読んでみたらどうだ?

921:名無しのオプ
08/03/15 21:05:16 D94/Pr6y
>作者本人の期待度を満たしたかはともかく、占星術や斜め屋敷が講談社ノベルスとして
>売れ行きが悪くなかったのは事実である。
>これはその後、文庫化もされロングセラーとなったことを見ても自明。
>御手洗シリーズ全体を見ると、「暗闇坂の人喰いの木」あたりまでは新刊時ハードカバー
>平積みになるほどの人気であった。

最初は「刊行当時から売れ行きは悪くなかった」と書いておきながら、その自説の証拠は文庫化の事実だけかい。
島田荘司が広く読まれるようになったのは、吉敷シリーズが売れたから。
本人のエッセイを読まなくても、作品の執筆数を見れば一目瞭然。
御手洗ものが広く読まれるようになったのは、『東西ミステリーベスト100』等で再評価されたから。
御手洗の三作目『御手洗潔の挨拶』は1987年で、『斜め屋敷』から5年後。
長編に限定すると『異邦の騎士』は1988年で、『斜め屋敷』から6年後。
売れ行きが悪くなかったら、三作目がこんなに遅れるわけないだろう。
『異邦の騎士』は『占星術』より前に書き上がっていたんだからな。
おまけに何をどう見ていたのかは知らないが、占星術の講談社ノベルス化は1985年で、占星術自体の発売は1981年だ。
書斎のいう島田荘司の刊行当時というのは、1985年以降のことらしいな。
ついでに書けば、それなりの本屋なら『眩暈』『アトポス』『御手洗潔のメロディ』他も平積みされていたが、
それは何らかの理由で本屋に行けなかったから知らないのか?

922:名無しのオプ
08/03/15 21:08:34 AZIjDg8n
920-921はコピペ。
スレリンク(tubo板:377-378番)

「何らかの理由で」は「刑務所に入って」の改竄だね。

923:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/03/15 22:33:25 3xuceUyL
>>914
降板まで検討されたということは、新書ミステリ(講談社ノベルス)としての商業ベース面でも
最悪ということ?
当時の書店(大・中・小に渡る)での状況や事情通の話を想起すると、なんかすっきりしない気は
する。
後の旧作文庫化や分厚いハードカバーでの新刊は、吉敷シリーズによる商業ベース面での
挽回ゆえか?

後の新本格の作家たちと同様、やはりシマソウの場合のナンバー1に敬愛するのは
鮎川哲也でしょ。
ネタに高木君というのはなるほど感があり、作風も近い感じがある。
余談だが、高木作品でもおなじみ「銀河」が廃止になったね。

>清張先生の感想が聞きたかったなあ、と考えました。
これは、
>清張サイドから見れば、「シマソウというミステリ作家がいる」という程度の認識であろう。
でしょ。勿論、名前も知らないってことは無いと思うが(w

924: ◆loJQLuOWNY
08/03/15 22:39:45 /uIe71Gf
レス作ってる間に>920-921さんに先越されちゃいましたが・・・

下のリストで見ると解り易いですが、
URLリンク(www.geocities.co.jp)
81年デビューの島荘は、84年の『寝台』以降、急激な量産体制に入ります。
ココから考えると島荘が目に見えて売れ出したのは、確かに『寝台』以降なのが伺えます。
(『占星』の講談社ノベルス化も85年)
『占星』『斜め』が発表時点ではそれほど売れなかったとしても、2~3年後にはロングセラーの仲間入りしたと言えそうですね。

それ以前の「売れなかった」というソースは本人談だけなので、増刷ペースでも検証しない限り、実際どの程度だったのかハッキリしません。
少なくとも本人の狙った程には売れてなかったということでしょうね。

清張スレなのに島荘ネタ引っ張ってゴメンナサイです (^^;

925:名無しのオプ
08/03/15 23:19:38 k90EpsM1
ほんと いい加減 スレ違い
そろそろ流れを変えてくださいませ

926: ◆loJQLuOWNY
08/03/15 23:43:43 /uIe71Gf
島荘ネタ、取り敢えずオイラはココまでということで (^^;

> 新書ミステリ(講談社ノベルス)としての商業ベース面でも最悪ということ?
最悪だったかどうかはともかく、『死者』以降、講談社で続けて出版する話はもう無かった様に思えます。
実際、ようやく2年後(85年)に出た講談社ノベルスでの次作『殺人ダイヤル~』は新聞連載をまとめた物ですし。
結局講談社は、島荘が『異邦』(88年)で御手洗物を本格的に再開するまで、カッパ他に一番オイシイ所(軽めのトラベルミステリー等)をほとんど持ってかれちゃってますね。

> ネタに高木君というのはなるほど感があり、作風も近い感じ
清張や高木を愛読したという島荘発言は事実として嘘じゃないんでしょうが、狙って強調してる営業トーク的な感じも受けます。
その時々の自作の展開に合わせて強調してる感じでしょうか。
清張は間に合いませんでしたが、高木は後に実際に会って思い切りヨイショしてますね。

927: ◆loJQLuOWNY
08/03/15 23:47:53 /uIe71Gf
>>786
> あれだけ売れた『古代史疑』『古代探求』が復刊されないのはなぜか?
> 文庫にすらはいらなかった

この辺↓の問題でしょうか??

URLリンク(s04.megalodon.jp)
> 松本清張さんが堂々と、
> ”魏志倭人伝の内容はいい加減なもので、著者陳寿の創作に負うところが多い”
> と中央公論というエリート誌で連載
> それならば私も、ということでしょうか、以後続々と、魏志倭人伝の読み方を適当に按配した、間違った方向の、邪馬台国探し歴史本の花盛り、という現象を生み出したと思われる

> 魏志倭人伝は、著者の陳寿が、五行説に基づきまた、先行史書、魏略をハサミとノリで切り張りし、倭国の見聞を適当に創作した、とする

> 倭人伝内の数値記述自体を疑う立場が存在する。
> 例えば下記の方たちである。
> 白鳥庫吉 中国人は、三を基礎として五、七という奇数を以ってする推算法をとる。
> 松本清張 白鳥の説は卓見、倭人伝の里数日数はまことにナンセンスなもの。

> ”女王の都は「宮室、楼館、城柵厳かに設け、常に人あり、兵を持して守衛す」
> という中国風の表現をしているが、3世紀前半の弥生時代の日本国内に、このようなものがあるわけはない。”
> と決め付けられています。

> 1989年3月、吉野ヶ里遺跡の復元報道について松本先生から電話がかかって来た時の言葉が忘れられない。
> 「先生ネェ、丸ビルでも高さ20メートルですョ。物見やぐらの復原10メートルは高すぎませんか」云々”
> 吉野ヶ里は、銅器製造工場ではないか、というご意見をお持ちになられたようですが、復元が、「宮室、楼館、城柵厳かに設け・・・」の魏志倭人伝の記事のイメージ的になるのに、松本清張さんは反対であった感じです。

928:名無しのオプ
08/03/15 23:53:35 kfKiEFqn
壁と話すのやめろや、書斎、いいかげん うざい

スレ違いだ、もうやめろ。

929:名無しのオプ
08/03/16 00:09:49 5BECTxjg
松本清張の作品は読んだことがありません。
お薦めはなんでしょうか?

ネット等からの情報でなんとなく候補に挙げているのは、
 けものみち
 わるいやつら
 黒革の手帖
 ゼロの焦点
 霧の旗
 波の塔
てなとこです。
上の作品でなにかコメントあれば教えていただけないでしょうか?
それ以外のお薦めもあれば教えて下さい。

930:七資産1970
08/03/16 04:08:15 ljckfhqR
私の場合は
いきなり長編はきついかも、と思ったので短編集から始めた

「黒い画集」「死の枝」「別冊黒い画集」「影の車」とか
手に入りやすいと思うけど


931:930
08/03/16 04:32:18 ljckfhqR
黒革の手帖・・・「前半は」悪女ぶりが冴える
わるいやつら・・・女を利用するつもりがふりまわされてる
ゼロの焦点・・・名作だが時代設定を考えないと平凡に感じるかも
霧の旗・・・復讐を図る登場人物をどう思うかで評価が別れるかな
けものみち・・・ラストが強烈

個人的な感想なので、他の方は意見が違うかも

932:名無しのオプ
08/03/16 07:43:15 TfX+p/FZ
古代史疑、古代探求、などが再刊されないのは単純に売れないから。
出版社の基準はただ単に売れるか売れないかだけ。
「昭和史発掘」や「象徴の設計」などは文庫新装版で再刊されてるのは
売れてるから。
そんなことより、雑誌で一年以上も連載されてその後一度も単行本に
なっていない、「狩猟」と「東風西風」を読んで見たい。

933:名無しのオプ
08/03/16 07:49:02 6/8d0YPE
単に作者本人が失敗作だと考えてたんじゃないの。わざわざ単行本にすることもない、と。

934:名無しのオプ
08/03/16 08:33:15 fEjWPwnN
>>923
>後の新本格の作家たちと同様、やはりシマソウの場合のナンバー1に敬愛するのは?
>鮎川哲也でしょ。?

せっかくこのスレで様々なデータを入手したのに一切無視、
何の根拠も示すことができず思い込みだけで突っ走る書斎のダメっぷりには腹を抱えて笑ったwww

935:名無しのオプ
08/03/16 18:02:39 ithbHP75
934についてはこちら↓

スレリンク(mog2板:214番)

936:名無しのオプ
08/03/16 18:23:26 6/8d0YPE
URLリンク(d.hatena.ne.jp)

このブログで紹介されているアメリカ人の論文(翻訳)に『点と線』のタイトルが引き合いに出されている。
かなり長文だが中ほどに出てくる。
原文はアメリカ人向けに書かれたのだろうから、あちらでもそれなりに知られているのかもしれない。

937:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/03/16 19:39:35 pGLATyNf
イラストレーターのみうらじゅんが、松本清張の愛読者(時代小説はのぞくそうだ)
という記事を読んだが、意外感がある。
彼氏のイメージ的には、大乱歩や久作(注 嶋田ではない(w )ならわかる気がするが。
高校生の頃に「ゼロの焦点」をホラー小説のような感じで、ドキドキしながら読み、
「黒い福音」「小説帝銀事件」等、渋いのも読んだそうだから、結構な清張好き。
思えば、昔から清張作品ばかりを読み耽る者は多いが、ミステリの読者には珍しく
不思議にオタのイメージはない。

938: ◆loJQLuOWNY
08/03/16 22:34:32 gmwH8D3M
『古代史疑』、やっぱ売れないのかな
今ならかえってトンデモぽくて面白そうな
論争幕開けの書として有名だけど、現物見たコト無いなあ

>>936
あまりに全文が長いので、「松本清張」「点と線」の部分だけハイライト表示してみますた↓
(ちょうどページの真ん中くらい)
URLリンク(72.14.235.104)

沖縄とか基地の有るトコは、リアル『黒地の絵』だなあ・・・(゚⊿゚)

939:名無しのオプ
08/03/17 17:05:43 cGim2zAC
そう。
清張先生は戦後のアメリカ軍のあれこれは書いてるけど
沖縄にはさほど関心を持ってなかったようだ。表面的には。

940:名無しのオプ
08/03/17 19:40:59 TY4KPr7g
スレリンク(sf板:858番)

伊佐坂先生ではない(w )


941:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/03/18 21:57:17 BcpPE6Sy
清張ミステリ好きなら「極秘資金」という経済ミステリがお薦め。
経済誌記者出身の新人作家の手になるものだが、M資金まがいの騒動が非常に
面白く描かれている。

942:名無しのオプ
08/03/19 16:21:32 v+cNSpWx
スレリンク(sf板:858番)

伊佐坂先生ではない(w )


943:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/03/19 21:39:07 FgAUPkZH
先に紹介した文春新書の今月の新刊「松本清張への召集令状」は買いである。
徴兵の件の他、意外に後輩の作家(水上勉等)に親切だった清張先生とかのエピもあり。


944: ◆loJQLuOWNY
08/03/19 22:59:07 l3xRc4IB
「八代市日奈久温泉センター、40年の歴史に幕…09年に再オープン」
URLリンク(s02.megalodon.jp)
画像:URLリンク(kyushu.yomiuri.co.jp)
> 日奈久温泉センターは1967年7月に完成
> 新施設は、昔あった「本湯」をイメージにしたもの

2泊3日の旅レシピ - 松本清張にこだわる
URLリンク(s02.megalodon.jp)
> 「屈折回路」に登場する八代・日奈久温泉は歌人種田山頭火も愛した。
> 清張と山頭火の情景描写を比べてみるのも面白い。

「屈折回路」は読んだこと無いけど、日奈久温泉は初期短編でも出てきたと記憶。
新施設出来たら一度行ってみたいッス (^^

945:七資産1970
08/03/19 23:47:32 fuP9hARx
書籍のネット通販を検索していたら

4月 「火の虚舟」 筑摩書房 が出るようなんだけど
これってシリーズ化されるのかな ?

5月には 「神と野獣の日」が出る (再販される ?) ようなんだけど

946:945
08/03/19 23:49:06 fuP9hARx
5月に出る 「神と野獣の日」 のほうは角川文庫みたいなんだけどね


947:名無しのオプ
08/03/20 11:13:03 zglJg494
へー、神と野獣の日か。
前読んだときは寝る前に冒頭だけと思って読み始め、あまりの面白さに
結局最後まで一気に読んでしまったおぼえがある。

最近はちくまとか河出から絶版になっていたものが刊行されていてうれしい限りですね。

948:名無しのオプ
08/03/20 11:20:15 Rt0INnC7
「赤い氷河期」ってどうなんでしょ?
HIVネタの近未来ものらしいけど清張がその話で懸念したほどにはHIVは猛威を振るってない。
アフリカなど局地的な所以外は。
それで読むのを躊躇してるんだが。

949:名無しのオプ
08/03/20 11:28:36 zglJg494
「赤い氷河期」個人的にはあまり面白くなかったですね。

950:名無しのオプ
08/03/20 11:52:43 KjtAROkT
今週のサライに先生や横溝の特集があってたのしい。
小説の舞台も50年前なら風情もあったんだろうがなあ。

951:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/03/20 21:35:48 lGg87NlG
「神と野獣の日」は角川文庫なら復刊ということになる。
あのラストの不安感は正に悪夢そのもの・・・
読みたいが入手出来ないとの声もあったので、この機会に清張SFを堪能して欲しいものである。

952:名無しのオプ
08/03/21 06:36:29 2PgAtKSw
若干スレ違いかもだが、高度経済成長以前の日本はのんびりしてたんだなぁと思う。
「眼の壁」の冒頭で、会計課長が短期資金の手当てに奔走するシーンがあるが、会計課員たち
は課長の奔走を尻目に6時をすぎるとみんな帰ってしまう。

従業員5000人を超える電機会社の本社が、6時をすぎたばかりなのに会計課以外
明かりが付いていないというのも今では考えられない。

953:名無しのオプ
08/03/21 07:09:28 L5zAf5ok
そんなことないって。昭和20年代は労働時間も長かったし、賃金は
安かった。 失業者対策のドカタの日当は254円、ニコヨンと呼ばれてた。
うちの父親が中央市場に勤めてたが、月二回の市場の定休日しか休みが
なかった。別に日本中みんなそうだったから、辛いとは思わなかった、
らしいよ。
フィクションは効果を高めるためにそうゆう風俗描写もする。
トリックも状況も虚構なんだから、描写も虚構ということ。

954:名無しのオプ
08/03/21 07:42:03 eUrVICFs
>>952
オイルショックの頃まではそんな感じじゃなかったかな。
私の父親もそれなりに大手の社員だったけど帰宅は夜7を過ぎるようなことは
めったになかったと記憶している。
週休二日が普及した代わりに勤務時間が9―5時が、9―6時になし崩し的に伸びたこと
(昼休み1時間は労働時間とみなさないことにされた)
80年代以降サービス残業が慣行化してしまって(他社がやるならうちもやるってかんじ)
などによりサラリーマンは長時間会社に縛りつけられることになった。

955:名無しのオプ
08/03/21 08:16:22 wiBQ0azz
ニコヨンて240円でしょ?

956:名無しのオプ
08/03/21 10:06:24 jG0gAXgn
>>952
当時の大手企業なんてそんな感じでしたよ。
なんせオフィスに冷暖房がまったくないわけですから、残業なんてとんでもない
というか、残業という概念がそもそもなかったような……
でも、土曜日は仕事があったな。帰りは麻雀。
あと、職種によっては徹夜もしていたと思う。勿論、タダ働き。

957:名無しのオプ
08/03/22 08:04:07 MZ93Yapm
先週「江部利満氏の憂鬱」とかなんとかいう映画見た。
これ1963年だから45年前だよな。
当時のサラリーマンの悲哀がよく出てておもしろかった。
月給13000円くらいだったんだって。
貸本が10円。 セイチョウー54歳。脂の乗り切ってた頃でしょ。

958:名無しのオプ
08/03/22 08:14:04 NS7eDz2A
清張の経歴の植字工・印刷画工そして広告図案の仕事って
現在で言えばDTPオペとかグラフィックデザイナーに類するもので
InDesignとかIllustratorやPhotoshopを使ってパソコンでやってる。
現代化して泥臭さはなくなったようでもきつさではさほど変わらないようだが。
かなりの数の清張作品に出てくる印刷業ネタは昔のそういう世界が分かって面白い。

959:名無しのオプ
08/03/22 08:19:12 NS7eDz2A
「壁の青草」という作品で主人公の少年受刑者が刑務所内で印刷の仕事をしている、
で斜めの罫線をどうやって組もうか悩んだといっている。
現在のDTPなら表組みなどはたやすいだろうが、活字を組み合わせて組んでいた頃は
確かにどうやって組んでいたのか、なかなか手間だったろうなと推測される。

960:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/03/22 22:15:00 9lM0Vbos
何度読んでも「老春」が笑える。
清張先生は必ずしも「笑い」を意図していないのであろうが、
本作を読むと、清張作品はユーモアが無いという批評には「?」となる。
およそユーモア小説とは縁が無さそうな吉村昭先生にも「亭主の家出」という作が
あるように、清張先生にも1作でいいのでユーモア小説(長編)を試みて欲しかった。

961:名無しのオプ
08/03/22 23:47:12 SL4bIoSi
何個か前にも同じような投稿がありますが、私も松本清張先生の本を読んでみようと思いまして
とりあえず題名だけ知っていた点と線を買ってきて読みはじめました。
他に清張作品を初めて読むならとりあえずこれは読んでおいたほうがいいという作品を5冊くらい教えて下さい。
よろしくお願いします。

962:名無しのオプ
08/03/23 09:33:31 ssGkMgOI
初めて読んだのは黒い画集で、長編では波の塔でした。
今は「絢爛たる流離」が一番好きです。

963:名無しのオプ
08/03/23 11:42:08 DxUNIV2I
まずは短編からだよね。エッセンスが詰まっていて何を読んでも面白いと思う。

個人的には潜在光景をお勧めします。あのラストは鳥肌が立った。

964:名無しのオプ
08/03/23 12:45:54 W4IiYgEo
俺は長編から読んだな。中学生の頃だ。
しかも「点と線」じゃなかった。
社会派にしてトラベルミステリー?の元祖としてそういう作品があるとは
何かで知っていたが、単に家になかったから。
最初に読んだのは家にあった「Dの複合」だったと思う。
で、ずいぶん変わったアイディアを考えつく人だなあと思った。
後はまあボチボチと。

965:七資産1970
08/03/23 15:53:38 XgqokbBd
新潮の短編集
代表作がわりと揃っている

966:名無しのオプ
08/03/23 22:28:22 Pys/0y9e
>>962
「絢爛たる流離」がお勧めということですね。
ありがとうございます。

>>963
短編集&「潜在光景」ですね。了解しました。
ありがとうございます。

>>964
最初に読まれた「Dの複合」がお勧めということでしょうか?
ありがとうございます。

>>965
新潮の短編集ですね。了解しました。
ありがとうございます。


「点と線」読了しました。
松本清張作品には社会派ミステリーという冠が付いていて
そのイメージから敷居の高さを感じて読むのを躊躇っておりましたが
思いのほか読みやすかったです。
皆さんがお勧めしてくれた本を読んでみます。


967:書斎魔神 ◆AhysOwpt/w
08/03/23 22:55:19 rwB3enfS
毛嫌いせずに時代小説(短編に限ってもいい)も読んで欲しい。
新潮文庫の傑作短編集収録作品、「無宿人別帳」「彩色江戸切絵図」「紅刷り江戸噂」・・・
いずれも面白い作が目白押しだ。


968:名無しのオプ
08/03/24 12:02:01 yVj+cs9C
また記念館行きたくなってきた。


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