08/03/05 22:53:37 5f7aCelw
さっきリロードした時点で>>792までしか把握出来ず、今、>>793を読んだ。
>・何かあらすじとかシノプシスを読んでるような強引な場面展開
>(五巻十巻と続く長編物の構想を一気に説明された感じ)
この辺は、おおむね同感。
>島田荘司の御手洗物での石岡君を思わせるドタバタ講談口調
>(ウケ狙い表現が連続かつ過剰で、読んでてクラクラする)
俺もシマソウは読むが、石岡のような口調というのは???
美大出らしいレトリックに富んだ濃い文体のシマソウに対し、清張先生の文体はこのデビュー作
からして淡々とした筆致という感があるのだが。
そもそも「西郷札」から具体的にシマソウの何という作品における石岡を想起したのであろうか。
>やたら唐突に差し挟まれるベタで古臭い「愛の嵐」的メロドラマ
>(明治に書かれた覚書の忠実な訳のはずなのに、何この脱線ロマンスw)
この「愛の嵐」はシャーロット・ランプリングではなく、田中美佐子の方だね(w
面白い 指摘だが、この義理の兄妹によるメロドラマこそ、ストーリーに不可欠な動機部分と
なってはいるゆえ、物語上は脱線ではないね。