08/03/05 22:24:57 SDv/Iotl
「西郷札」の感想
・何かあらすじとかシノプシスを読んでるような強引な場面展開
(五巻十巻と続く長編物の構想を一気に説明された感じ)
・島田荘司の御手洗物での石岡君を思わせるドタバタ講談口調
(ウケ狙い表現が連続かつ過剰で、読んでてクラクラする)
・やたら唐突に差し挟まれるベタで古臭い「愛の嵐」的メロドラマ
(明治に書かれた覚書の忠実な訳のはずなのに、何この脱線ロマンスw)
職場の同僚に読み聞かせて反応を見ながら書き上げたとは聞いてましたが・・・
なんかもう、清張先生が鉛筆ペロペロ舐めながら大学ノートにノリノリで書きまくってる姿が目に浮かんで離れない「爆笑怪作」ですたw
ただ、とにかく文章が異様に読みづらく、読了するのに一時間も掛かり非常に疲れました。
また結末が非常に解り難いのが難点ですが、本当は三等ではなく一等入選のはずだったという話(>>647)が頷けるほど、実はラストの処理が非常に秀逸ですね (^^
>>624
長いしネタバレ(?)なので↓に書いてみました。
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