07/01/28 00:25:04 J00sD3LJ
深谷忠記『阿蘇・雲仙逆転の殺人』(光文社文庫)【6点】
伊良湖岬ほか太平洋岸で発見された女の切断死体。
捜査過程で浮かんだ容疑者の男には鉄壁のアリバイがあった。
本当に男の犯行なのか?また遺体に結び付けられていた紐の意味は?
九州・本州を股にかけるアリバイ・トリックといえば聞こえはいいが、
真相は(メール①)。真犯人の(②)を考えてもあのトリックはどうかなあ。
あんなことしなくてももっと安全かつ確実に殺せたのでは。
・・・という疑問はあるが、意表をついたトリックであることは確か。
壮と美緒の探偵シリーズはバカミスっぽいのが多いなあ(深谷は全部そう?)。
楽しめるか投げ捨てるかは読者によって分かれそう。