07/03/28 00:14:03 N9V9ggbA
金田一東京ものの中では、「吸血蛾」は「幽霊男」と同様に都会を舞台にした御大の
怪奇・猟奇趣味がミステリとして成功した作である。
寵児は現在ではテレビ化を妨げていると思われるある種の
トンデモトリック(小技だが)等の駄目っぷりを楽しめるか否かの方に属する作であり、
「魔女の暦」は、洒落たタッチがどうにも金田一シリーズらしくなく、由利先生シリーズ
にあった方が違和感が無い作、そこそこ読める程度といったところか。
まあ、この辺の評価は動かないところでしょ。