10/02/16 01:37:55 noGSbsBO
『検死審問ふたたび』
・前作以上に面白い、爆笑必至。ワイルドは邦訳作全部好き。
・前作に負けない出来。今まで訳されなかったのが不思議。ワイルドは残り全部訳してくれ。
『荒野のホームズ、西へ行く』
・去年の過小評価大賞。エンタメ小説として異様な完成度。
・エンタメの見本のような良シリーズの佳作
『麗しのオルタンス』
・ひたすらお馬鹿なメタフィクション。全編が悪ふざけで構成されており、
全編通してニヤニヤしながら(時には爆笑しながら)読める。
・一歩間違えれば寒くなるのを超絶技巧で支えた怪作。
『災厄の紳士』
・フーダニット名人の技巧ぶりは本作でも健在
『騙し絵』
・遊び心に乾杯!
『ユダヤ警官同盟』
・歴史改変もので、チェス小説でもある。このミス3位。
前半がやや冗長。ミステリとしては、はっきり言ってつまらなかったが、
チェスをポイントとするハードボイルドなストーリーは楽しかった。
・ダメ男小説として楽しんだ
『解雇手当』
・スウィアジンスキーって変な作家!
・「メアリーケイト」は見掛け倒しだったが、これはスピード感があって読ませるサスペンス
『泥棒が一ダース』
・昨年度の断トツ。早川書房の現代短篇の名手たちシリーズ