07/07/14 01:09:07 Tl9BmzRW
キャロル・オコンネル『クリスマスに少女は還る』
(1999、創元推理文庫)【7点】
クリスマスを間近に控えた片田舎の町で、少女二人が姿を消した。
これまでにも断続的に起こった幼女失踪事件の再現か?
15年前に双子の妹が失踪し死体で発見されていた。
その兄で現在は警官のルージュも捜査に当たることになったが・・・
これまで何度も読みかけて挫折していた本書をようやく読了。
決してつまらなくはないのだが、どうにも展開がおそくてノれなかった。
ルージュや少年少女たちが事件を通して成長していく部分は、物語的には
必要だが、事件のサスペンスやテンポを殺いでしまったようにも思う。
あるムックを読んだら「書評家泣かせ」「ちょっとでもしゃべったらネタを割ってしまう」
とあったが、どこがそうなんだろう??
ひょっとしたら自分、重要な真相を読み落としてるのかも・・