07/04/12 01:50:35 gIbjezPp
「汚れた街のシンデレラ」ジェフリー・ディーヴァー(早川書房)
レンタルビデオ店で働くルーンは得意客の老人ケリーの元へテープを
回収に向かう。彼は同じ作品を何度も借りる変わった客だった。
アパートの彼の部屋に着いたルーンが目にしたのは忙しく動き回る
警官達と血にまみれたケリーの死体だった……。事件には大金が
絡んでいると睨んだルーンは独り占めにするべく行動を開始する。
骸骨みたいな顔してやがる。
レンタル店で働くヒロインというのは珍しいけど後は可もなく
不可もなく……。ちょっとした叙述トリックがあったのにはやや驚き。
総じて悪い出来ではないものの特に次が読みたいとは思わず。
ロマンスは雰囲気で誤魔化してるけど雑だった。
ま、この作家はすぐに埋もれてしまっていることだろうな、ウム。