07/03/04 11:47:12 Y45gpi8H
ジョン・ブラックバーン「闇に葬れ」を読んだ。
あとがきにもあるとおり、70年代の創元推理文庫以来、
久々の変化球(?)得意なブラックバーン登場である。
後半の展開は、ミステリではないどころかB級SF映画
(人喰いアミーバシリーズあたりのテーストを想起されたい)の世界そのもの、
この辺を面白がれるか否かで、本作に限らずブラックバーン作品の良き読者(?)に
なれるかが決するかと思う。
最近のDQNが多いこの板の住人には、むしろ最適な読物として一読を薦めておきたい(w
しかし、文庫刊行時にも思うたのだが、結構、通俗的なメーンストーリーであるのに
読み難い文章なのは、やはり原文に問題があるのであろうか。
(時代も訳者も変ったというのにである)