06/09/16 10:44:58 /TZZfxh1
「モーパッサン短篇選」を読んだ。
その総数300篇あまりとも言われる文豪の手になる短篇からのセレクション。
当然、なぜあの作がなぜ無いのかという意見もあろうが、
(自分としては「オルラ」がセレクトされていないのが不満)
モーパッサンの多彩な作品を味合うための入門書としては適していると言い得る。
ホラータッチの「水の上」と「山の宿」の鬼気迫る描写は正に圧巻。
ただし、結末の意外性(オチ)が特色のひとつとされるモーパッサン作品ではあるが、
ミステリに耽溺したヲタ(この事は決して誉められたものではない)には、
物足りない面もあるやもしれぬ。
人生における様々な断面を短い頁数の中に活写したモーパッサン短篇作品の妙味を
理解出来ないアホなミスヲタに対して私は声を大にして言いたい、
「オチばかり求めるのであれば、1日中寄席でも逝ってろや(w 」と。