04/12/13 22:52:31 Nt7ydhG+
ちくま文庫から出てる久生十蘭の短編集がやたら面白かった。
収録作は「黒い手帳」「湖畔」「月光と硫酸」「海豹島」「墓地展望亭」
「地底獣国」「予言」「母子像」「虹の橋」「ハムレット」「刺客」など。
続いて長編「魔都」、時代ミステリ「顎十郎捕物帳」あたりを読もうかと
思ったのだけど、短編が上手い作家は長編が下手だったりするし、
時代ミステリは取っ付き難そうなので、二の足を踏んでいます。
「黒い手帳」や「ハムレット」で得られた感動と同質のものを
「魔都」や「顎十郎」にも求め得るのでしょうか?