08/05/04 16:09:50
ヤンキーとしての自分を確立してしまうと、カール・ユングのいうペルソナをかぶってしまうことになります。
人は、それぞれ役割という仮面をかぶって生きていて、多くの人は、ありのままの自分自身より、
仮面の方を自分を大切にしてしまっています。
尾田栄一郎さんのマンガ「ワンピース」にニコ・ロビンというクールな女性が出てきますが、
彼女のそのような人間性は、幼いときの辛い体験によって、
自分を抑えてしまっているために形作られているものです。
仲間から嫌われるのを恐れ、嫌われるより死を選んだニコ・ロビンは
41巻では、初めて
「生きたいっ!!!」「私も一緒に海へ連れて行ってっ!!!」
と本音で叫びます。
おそらく、木下 優樹菜さんの場合も同様でしょう。
本来の彼女は内面もかわいい女性なのに、そのような自分を抑え、
突っ張る自分を無意識に演じてきたのでしょう。
それが、人気が出て、「かわいい」という新しい正のストロークを繰り返し受けるとこで、
鏡面効果で偽りの自分が崩れ、本来の自分が現れてきて、
突っ張ることができなくなったのではないかと私は思っています。
それは自分の子供を見てもよくわかります。
怒りながら抑え付けて正しさの枠にはめ込もうとした子供は、
いざという決断のときに一歩引きます。
褒めて可能性を信じて育てた子供は、
いざという決断のときに、自分の信じることを選ぶことができます。
あまりかまわないで育てた子供は、決断をせずに流れるようになります。
今子育て中の親御さんは、ぜひお子さんの可能性を信じて、
たくさん正のストロークを与えてあげてください。