10/01/10 05:52:13 QechcW0D
このところのシリーズものの異常な発刊ペースもその延長線上の問題かも知れないです。
昔(?)は年に2冊くらい出れば十分だった。
ところがいまは3ヶ月に1冊とかのペースを求められる。
元々筆の早い人はいい。
でもそうじゃない人にまで可能な限りそのペースで書くよう強要されてる。
何人ものアシスタントがついて書かれてる週刊少年漫画じゃないんだから
一人の人間がそんなハイペースで“良い物語”を書けるわけがない。
仕方ないから結局作家は構成もそこそこに、推敲も入念にできないままとりあえず“キャラを動かす”ことだけをやる。
出版社が物語を欠かせる気がないんじゃないかって扱いの人が少なからず居るような感じです。
出版社としてはキャラと設定で売ってるつもりだから半年や一年も経つと
物語が読みたくてこの作品についているわけじゃない多くのキャラ買いの客が逃げてしまう!
という判断でキャラを出すためにハイペースで本を出させる。
キノなんか年に1冊しか出ないのに続けられてるし、
銃姫なんて2年も空いた上に全10巻だったはずのものを11巻に増やして更に10・11巻同時刊行という形での出版がされてる。
それに比べて、いまのシリーズもので年単位のブランクを空けても出版社に干されない作家ってどれだけ居るのかなぁ。
なんだか一部の作家以外の大多数の作家が可哀想に思えてきます。