10/01/10 05:21:57 QechcW0D
>>101
自分で書いて自分で納得言ったという半ば独り言だったんだが、誰かのお役に立てるとは。
どういたしまして。
>>118
前スレにちょうどいいものがあるので引用
うぶちんこと冲方丁がある作品のあとがきに残した認識がなかなか興味深いと思うので、ここに丸々引用してみる。
(前略)
しかし昨今、特にライトノベルのメディ展開の現場で、“原作者がいなくても続きが作れる”といった発言を
しばしば耳にするようになりました。これは危険なことです。若い作家たちがいつの間にか、原作者とは名ばかりの、
他メディアにネタを提供するだけの企画屋もどき扱い、権利は企業のもの、安易な二次商品生産ジャンルの
ルーチンワーカー担っていた、ということになりかねません。何のために作家になったのか意味不明です。
小説業界の偉大なパイオニアたちから、そら見ろ、だから若い連中は、と大いに誹られないためには?
小説がそもそも何のための媒体か、忘れないようにするしかありません。
書き手の方でも同じ危機意識をもってる人はいないわけではないんだよなぁ。
いまのラノベに多いのは作家じゃなく、冲方が言うところの企画屋。
巧い文章や構成は作れないけれどキャラや設定だけは客が取れそうなものを作れる。
編集側でも段々とそういった人気が出そうなキャラやセカイが書ける人を重視し始めてるとも思う。
でもデビュー当初から既に一線で活躍している人並の文章が書ける新人なんて万に一人くらいしか出てこない。
しかし作家を養成するとなると腰を据えて長い目で見ないといけない。
だけどライバル社からも続々新作・新人が出てくる。
だからドンドン企画屋に小説を書かせて、そこで生まれたネタだけを頂戴して使い捨てていく・・・。
これをしょうがない事として許容するか、出版社仕事しろよ何のための編集だよ、と捉えるか。