09/12/20 17:40:35 2M/N17Fx
>>58
それはパルプコミックの頃からの伝統というかなんというか…らしい。>その場の話の流れや盛り上がりを重視
そういうパルプコミックの一つ「キャプテン・フューチャー」の創元版5巻で鏡明の解説にこんなのが書いてあった。
「先に述べたが、ヒーローパルプのヒーロー達は過去を持たない。(中略)冒険を繰り返しながら、毎回彼らの内面は白紙に戻る。」
こうしたパルプ雑誌の時代のころ、すでにシナリオライターが一つの作品に複数いるのが普通で、権利は出版社にあるシステムなので、
どうしてもライター一人一人の頭の中では連続性があっても、実際の作品では個々のエピソードがバラバラになりやすいんだと。
キャプテン・フューチャーの場合は、それでもハミルトンが大半を書いているのでまだ続きものとしても読めなくもないが、
別の人が書いた話(「異次元侵攻軍~」「フューチャーメン暗殺~」「小惑星要塞~」の三篇)はやや違和感があるんだよな。
(特に「小惑星要塞を粉砕せよ!」は、時系列的にかなり前にさかのぼらないとつじつまが合わない。)